米Oculus VRは11日(現地時間)、”製品版” の「Oculus Rift」を2016年第1四半期に発売することを発表しました。この発表は、数日後に開幕を控える「E3 2015」に先駆けて開催した、プレカンファレンスイベントにおいて行われました。
今回は詳細なスペックや価格については言及されませんでしたが、E3 2015の期間中により多くの詳細が開示されるものと思われます。なお、明らかにされた情報としては、高性能な「有機ELディスプレイ」(※解像度不明)を採用し、装着感は非常に快適なものに仕上げられているということぐらいでした。
そのほか、バーチャル3Dサウンドにも対応しますが、これは主に ”ソフトウェア側の処理” によって実現されることになるため、実際に使用するヘッドフォンが3Dサラウンド再生能力を保有している必要はないとのこと。また、VRゲーム用のコントローラーとして、「Xbox One」のコントローラーが同梱されることになるようです。
さらに、イベントの中では、米マイクロソフト幹部として知られるフィル・スペンサー氏も壇上に登場。「Windows 10」がOculus Riftを正式にサポートしていることを明言しており、Oculus Riftが普及するための土台は整えられつつあることを印象付けています。
しかし、Oculus Riftが初めて世界にお披露目されてから、はや数年。米Facebookによる買収などの紆余曲折を経て、ついに発売まであと僅かという段階にまで辿り着きました。今年のE3からは目が離せそうにありません。
[WCCFtech]
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
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