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春雨「春雨に・・・ご用なのですか?」【艦これ】|エレファント速報:SSまとめブログ

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春雨「春雨に・・・ご用なのですか?」【艦これ】

1: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/09(火) 00:12:39.62 ID:bVMoS6I70

過去作 ※続きではないです

村雨「スタンバイオーケーよ♪」【艦これ】

夕立「提督さん、ご用事はなぁに?」【艦これ】



3: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/09(火) 00:16:58.21 ID:bVMoS6I70

提督「ふぅ、AL作戦も一段落だ」

  「とはいえ、ウチは空母が赤城しかいないからMI作戦には参加できないんだけど」ハハハ

  「さて、これからは遠征班に資材の回復を頑張ってもらわないと」

コンコン

提督「ん? どうぞ」

春雨「失礼します」ガチャ

提督(聞かない声だな。AL作戦攻略時に配属された艦がいるとは聞いたが、彼女か?)

春雨「白露型駆逐艦五番艦の春雨です」

提督「春雨? スープの具か?」

春雨「そうそう、温かくて美味しそう……ってその春雨とは違います!」

提督「いいノリツッコミじゃないか」



4: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/09(火) 00:22:27.52 ID:bVMoS6I70

提督(しかし……)

春雨「村雨姉さんや夕立姉さん達と共に、第二駆逐隊として海を駆け巡りました!」

提督(綺麗なピンクの髪と瞳、透き通るような白い肌、駆逐艦らしい幼さを残した貌立ち……)

春雨「これでも輸送や護衛任務は、少し得意なんです。はい!」

提督(そして弾けんばかりの笑顔)

  「可愛い……」

春雨「えっ」

提督「あ、いや! それより丁度いいところに来てくれた。ウチは今資材が少なくて、輸送任務等の遠征に当たれる人材が欲しかったところだ」

  「早速だが、当たってくれるか?」

春雨「あ、はい! 頑張ります!」

提督(うっかり心の声を漏らしてしまった。しかし、初対面でこうも可愛いと思える艦娘に出会ったのは初めてだ……)

春雨(今、司令官に可愛いって言われたような……気のせいだよね?)



5: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/09(火) 00:28:58.51 ID:bVMoS6I70

白露「あー! 春雨、一番に発見!」

春雨「白露姉さん!?」

時雨「春雨、久しぶりだね」

村雨「えっ、春雨? 本当に?」

夕立「本当だー! 久しぶりっぽい!」

春雨「時雨姉さん、村雨姉さん、夕立姉さん……」ウルッ

提督「……そうだな。次の任務は旗艦を由良にして、残り五隻を白露、時雨、村雨、夕立、春雨に任せるか」

白露「えっ!? 帰って来たばっかなのにまた輸送任m……もががっ!?」

時雨「白露は黙ってようね」

提督「春雨に色々教えてやれ。山ほどあるだろう話ついでにな」

春雨「司令官……」

村雨「提督、ありがとう」

夕立「春雨、行こう! 由良にも合わせるっぽい!」グイッ

春雨「わわっ!」



6: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/09(火) 00:34:30.07 ID:bVMoS6I70

春雨「作戦完了、艦隊帰投です。はい」

提督「ご苦労様」

  「さて、資材もある程度溜まったし、春雨の練度も上がって来た」

  「そろそろ、戦闘海域に出してみようと思うんだが」

春雨「……はい。けど、司令官の為に私、頑張ります!」

提督「っ! あ、あぁ……頼む」

  (なんて健気なんだ! そんなこと言われると、逆に戦闘なんかさせたくなくなるじゃないか! でも練度を上げて改造してやりたいし!)

春雨(司令官、何だか視線を逸らしてるような……もしかして、私が弱いから怒ってるのかな!? よ、よーし、司令官に嫌われないよう、頑張らないと!)



7: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/09(火) 00:40:33.21 ID:bVMoS6I70

春雨「砲戦、始めます!」ズドォン!

提督「……」ハラハラ

イ級「イー!?」ドガァン!

春雨「や、やった!」

提督「よし!」

ホ級「ホー!」ドゥン!

春雨「きゃあ!? や、やめてぇー!」

提督「な!? コイツよくも!」ガタッ!

  (あ、けど攻撃受けてしゃがんでる春雨も可愛いかも)

春雨「ま、まだ、護衛任務は続行できます!」

提督(メチャクチャいい子だ……)

大淀「提督、オーバーな一喜一憂はやめてください。不気味です」

提督「……コホン」



8: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/09(火) 00:47:36.88 ID:bVMoS6I70

春雨「少し疲れてしまいました……はい……」

提督「ご苦労様。しばらく出撃はないからゆっくり休んでくれ」

春雨「はい……あの」

提督「何だ?」

春雨「すみません、迷惑をかけてしまって……」

  「今は弱いかもしれませんけど、頑張ってお役に立ちますから……」

提督「……別に迷惑とは思ってないぞ?」

春雨「え?」

提督「始めは誰も練度は低い。それを一々気にしてるようだったら、艦隊の指揮官なんて出来ないよ」

春雨「で、でも、司令官は私が弱いから怒ってるんじゃ……」

提督「俺がか? いつ怒った?」

春雨「い、いえ……」

提督「怒ってないから、安心して今は入渠するんだ」

春雨「はい」



9: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/09(火) 00:51:33.55 ID:bVMoS6I70

提督「……ぐあああああああ!」

  「俺はバカか! 何で春雨に心配かけてたんだ! そして何故気付かなかった! 言え! 何でだ!」

  「ってか、何で春雨は怒ってると勘違いしてたんだ? そんなに仏頂面か?」

  「はぁ……春雨、大丈夫かな? 入渠で治るとはいえ、やはり心配だ」


春雨「司令官、怒ってないって言ってたけど……」チャポン

  「優しくしてくれるし、私のこと気にかけてくれてる」

  「本当は、気を使って怒ってないって言っただけなのかも。それなら、私失礼だったかな」

  「頑張って、任務をこなせるようにならないと!」ザパァ!



10: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/09(火) 00:54:11.32 ID:bVMoS6I70

提督「前から気になっていたんだが、春雨の持っているそれは何だ?」

春雨「これですか? 飯盒です」

提督「飯盒? にしては随分大きいな」

春雨「これで輸送部隊の全員分のご飯が炊けるんですよ! 今も丁度ご飯が……」カパッ

提督「……ん?」

春雨「し、司令官……ご飯が、なくなってます」ウルウル


提督「鎮守府内にいる艦娘全員に次ぐ! 赤城を捕まえて執務室に連れてこい! 砲撃や爆撃も許可する!」



11: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/09(火) 00:57:00.69 ID:bVMoS6I70

提督「改造、おめでとう。春雨」

春雨「ありがとうございます! これで、輸送任務が捗ります!」

提督「艤装にドラム缶が付いたのか。輸送任務が好きな春雨らしいな」

春雨「はい! 輸送や護衛は大切です」

提督「春雨に秘書艦をやってもらおうと思ったんだが、輸送任務が好きなら仕方ないな」

春雨「……」グイッ

提督「ん?」

春雨「秘書艦、やりたいです」

提督「おお、そうか! それなら、是非頼む!」

春雨「は、はい!」パァァァ

提督(笑顔が眩しい)



15: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/11(木) 22:53:13.40 ID:DoB2xaTd0

春雨「司令官。私、工廠に行ってきますね」

提督「……」カキカキ

春雨「司令官? あ、あの。司令官?」

提督「……」ペラッ、カキカキ

春雨「忙しいのかしら? う、うん。私も頑張ろう」

提督(春雨と二人きり……メチャクチャ緊張する)←耳に入ってないだけ



16: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/11(木) 23:00:18.32 ID:DoB2xaTd0

◇0時

春雨「午前0時です。あの、日付が変わりましたね」

提督「そうだな。これから一日、時報の役目を頼めるか?」

春雨「はい。でも、具体的には何をすればいいんですか?」

提督「ただ、時間を知らせてくれればいい」

春雨「そ、そうですか」

提督「具体的な役割は俺もよくは分からないし、気楽にやってくれればいい」

春雨「が、頑張ります」

提督(可愛い)



17: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/11(木) 23:04:52.50 ID:DoB2xaTd0

◇1時

春雨「マルヒトマルマル。司令官、真夜中です。はい」

提督「ああ。静かだな」

春雨「流石に川内さんも寝ているでしょうしね」

提督「……いや、違うな」

春雨「え?」

提督「川内なら外を走っている頃だ。鎮守府にいないから静かっていうだけ」

春雨「は、はぁ……」

<ヤセンダー!

提督「あ、帰って来た」



18: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/11(木) 23:11:15.42 ID:DoB2xaTd0

◇2時

春雨「マルフタマルマル。丑三つ時ですね」

提督「怖くないか?」

春雨「少し……いえ! 怖くなんかないです」

提督「そうか」

春雨「はい!」

提督「ところで、今テレビでホラー映画を」ピッ

春雨「きゃあああああ!?」

提督「ははは、スマンスマン」ピッ

春雨「し、司令官、意地悪です……」

提督(怯える春雨も可愛い)



19: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/11(木) 23:17:33.57 ID:DoB2xaTd0

◇3時

春雨「マルサンマルマル。ふあああ……」

提督「大丈夫か?」

春雨「ううっ、ごめんなさい。気を付けます」

提督「いや、夜更かしは慣れてないとキツイからな。眠ければそこのソファーで寝るといい」

春雨「いえ、大丈夫です! 眠くなんかないです!」



21: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/11(木) 23:23:12.76 ID:DoB2xaTd0

◇4時

春雨「マルヨンマルマル。ねっ、眠く……」

提督「春雨?」

春雨「だっ、大丈夫! 眠くなんかないです、はい!」

提督(健気だなぁ)

春雨「そ、そういえば、村雨姉さんは夜にワインを飲んでいました。私も、飲めば少しは」

提督「待て。春雨にはまだ早いからジュースにしなさい」

春雨「私、子供じゃないです!」

提督「じゃあ一口だけだぞ」トクトク

春雨「い、頂きます……っ!?」

提督「ほら、渋いだけだろう? ジュースで口直ししておけ」

春雨「うぅぅ……すみません」

提督「人には好みがあるからな。春雨がワインを好きになるのもまだ先ってことだ」グイッ

春雨「あ……は、はい」

  (今のか、間接キス……だよね?///)



22: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/11(木) 23:27:11.10 ID:DoB2xaTd0

◇5時
春雨「マルゴーマルマル。司令官、朝になってしまいました。おはようございます」

提督「おはよう、春雨。今日一日もよろしくな」

春雨「はい!」

提督「眠かったらいつでも言うんだぞ?」

春雨「も、もう大丈夫ですってば!」

提督(10回ぐらいウトウトしていたんだけどな)



23: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/11(木) 23:30:56.50 ID:DoB2xaTd0

◇6時

春雨「マルロクマルマル。朝ご飯、春雨が作ってもいいでしょうか?」

提督「おお、じゃあ頼めるか?」

春雨「はい! 作ります!」

提督「春雨の料理は美味いからな。楽しみだ」

  「……うああああ! 一瞬、夫婦っぽいと思ってしまった! バカか俺は!///」


春雨「……こういうのって、何だか夫婦みたいだなぁ、なんて」

  「し、司令官相手にそんなこと考えちゃダメだよね!///」



24: ◆pG/vw.lNn6:2015/06/11(木) 23:36:52.72 ID:DoB2xaTd0

◇7時

春雨「マルナナマルマル。朝ご飯は麻婆はる――」

提督「!?」

春雨「――嘘です。和定食にしてみました。どうぞ」

提督「お、おう。それじゃ、頂きます」パクッ

春雨「……」ドキドキ

提督「……うん、今日も美味い」

春雨「本当ですか?」

提督「ああ。焼き鮭の塩加減も絶妙だ」

春雨「
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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年06月13日 23:23
      • あぁ^~春雨かわいすぎるんじゃぁ^~
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年06月13日 23:49
      • 誰か壁殴り代行の番号教えてくれ。
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年06月13日 23:51
      • いや、本当可愛いね。白露型はなんであんな可愛いん?頭撫でたいわぁ

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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