春雨「春雨に・・・ご用なのですか?」【艦これ】
過去作 ※続きではないです
村雨「スタンバイオーケーよ♪」【艦これ】
夕立「提督さん、ご用事はなぁに?」【艦これ】
提督「ふぅ、AL作戦も一段落だ」
「とはいえ、ウチは空母が赤城しかいないからMI作戦には参加できないんだけど」ハハハ
「さて、これからは遠征班に資材の回復を頑張ってもらわないと」
コンコン
提督「ん? どうぞ」
春雨「失礼します」ガチャ
提督(聞かない声だな。AL作戦攻略時に配属された艦がいるとは聞いたが、彼女か?)
春雨「白露型駆逐艦五番艦の春雨です」
提督「春雨? スープの具か?」
春雨「そうそう、温かくて美味しそう……ってその春雨とは違います!」
提督「いいノリツッコミじゃないか」
提督(しかし……)
春雨「村雨姉さんや夕立姉さん達と共に、第二駆逐隊として海を駆け巡りました!」
提督(綺麗なピンクの髪と瞳、透き通るような白い肌、駆逐艦らしい幼さを残した貌立ち……)
春雨「これでも輸送や護衛任務は、少し得意なんです。はい!」
提督(そして弾けんばかりの笑顔)
「可愛い……」
春雨「えっ」
提督「あ、いや! それより丁度いいところに来てくれた。ウチは今資材が少なくて、輸送任務等の遠征に当たれる人材が欲しかったところだ」
「早速だが、当たってくれるか?」
春雨「あ、はい! 頑張ります!」
提督(うっかり心の声を漏らしてしまった。しかし、初対面でこうも可愛いと思える艦娘に出会ったのは初めてだ……)
春雨(今、司令官に可愛いって言われたような……気のせいだよね?)
白露「あー! 春雨、一番に発見!」
春雨「白露姉さん!?」
時雨「春雨、久しぶりだね」
村雨「えっ、春雨? 本当に?」
夕立「本当だー! 久しぶりっぽい!」
春雨「時雨姉さん、村雨姉さん、夕立姉さん……」ウルッ
提督「……そうだな。次の任務は旗艦を由良にして、残り五隻を白露、時雨、村雨、夕立、春雨に任せるか」
白露「えっ!? 帰って来たばっかなのにまた輸送任m……もががっ!?」
時雨「白露は黙ってようね」
提督「春雨に色々教えてやれ。山ほどあるだろう話ついでにな」
春雨「司令官……」
村雨「提督、ありがとう」
夕立「春雨、行こう! 由良にも合わせるっぽい!」グイッ
春雨「わわっ!」
春雨「作戦完了、艦隊帰投です。はい」
提督「ご苦労様」
「さて、資材もある程度溜まったし、春雨の練度も上がって来た」
「そろそろ、戦闘海域に出してみようと思うんだが」
春雨「……はい。けど、司令官の為に私、頑張ります!」
提督「っ! あ、あぁ……頼む」
(なんて健気なんだ! そんなこと言われると、逆に戦闘なんかさせたくなくなるじゃないか! でも練度を上げて改造してやりたいし!)
春雨(司令官、何だか視線を逸らしてるような……もしかして、私が弱いから怒ってるのかな!? よ、よーし、司令官に嫌われないよう、頑張らないと!)
春雨「砲戦、始めます!」ズドォン!
提督「……」ハラハラ
イ級「イー!?」ドガァン!
春雨「や、やった!」
提督「よし!」
ホ級「ホー!」ドゥン!
春雨「きゃあ!? や、やめてぇー!」
提督「な!? コイツよくも!」ガタッ!
(あ、けど攻撃受けてしゃがんでる春雨も可愛いかも)
春雨「ま、まだ、護衛任務は続行できます!」
提督(メチャクチャいい子だ……)
大淀「提督、オーバーな一喜一憂はやめてください。不気味です」
提督「……コホン」
春雨「少し疲れてしまいました……はい……」
提督「ご苦労様。しばらく出撃はないからゆっくり休んでくれ」
春雨「はい……あの」
提督「何だ?」
春雨「すみません、迷惑をかけてしまって……」
「今は弱いかもしれませんけど、頑張ってお役に立ちますから……」
提督「……別に迷惑とは思ってないぞ?」
春雨「え?」
提督「始めは誰も練度は低い。それを一々気にしてるようだったら、艦隊の指揮官なんて出来ないよ」
春雨「で、でも、司令官は私が弱いから怒ってるんじゃ……」
提督「俺がか? いつ怒った?」
春雨「い、いえ……」
提督「怒ってないから、安心して今は入渠するんだ」
春雨「はい」
提督「……ぐあああああああ!」
「俺はバカか! 何で春雨に心配かけてたんだ! そして何故気付かなかった! 言え! 何でだ!」
「ってか、何で春雨は怒ってると勘違いしてたんだ? そんなに仏頂面か?」
「はぁ……春雨、大丈夫かな? 入渠で治るとはいえ、やはり心配だ」
春雨「司令官、怒ってないって言ってたけど……」チャポン
「優しくしてくれるし、私のこと気にかけてくれてる」
「本当は、気を使って怒ってないって言っただけなのかも。それなら、私失礼だったかな」
「頑張って、任務をこなせるようにならないと!」ザパァ!
提督「前から気になっていたんだが、春雨の持っているそれは何だ?」
春雨「これですか? 飯盒です」
提督「飯盒? にしては随分大きいな」
春雨「これで輸送部隊の全員分のご飯が炊けるんですよ! 今も丁度ご飯が……」カパッ
提督「……ん?」
春雨「し、司令官……ご飯が、なくなってます」ウルウル
提督「鎮守府内にいる艦娘全員に次ぐ! 赤城を捕まえて執務室に連れてこい! 砲撃や爆撃も許可する!」
提督「改造、おめでとう。春雨」
春雨「ありがとうございます! これで、輸送任務が捗ります!」
提督「艤装にドラム缶が付いたのか。輸送任務が好きな春雨らしいな」
春雨「はい! 輸送や護衛は大切です」
提督「春雨に秘書艦をやってもらおうと思ったんだが、輸送任務が好きなら仕方ないな」
春雨「……」グイッ
提督「ん?」
春雨「秘書艦、やりたいです」
提督「おお、そうか! それなら、是非頼む!」
春雨「は、はい!」パァァァ
提督(笑顔が眩しい)
春雨「司令官。私、工廠に行ってきますね」
提督「……」カキカキ
春雨「司令官? あ、あの。司令官?」
提督「……」ペラッ、カキカキ
春雨「忙しいのかしら? う、うん。私も頑張ろう」
提督(春雨と二人きり……メチャクチャ緊張する)←耳に入ってないだけ
◇0時
春雨「午前0時です。あの、日付が変わりましたね」
提督「そうだな。これから一日、時報の役目を頼めるか?」
春雨「はい。でも、具体的には何をすればいいんですか?」
提督「ただ、時間を知らせてくれればいい」
春雨「そ、そうですか」
提督「具体的な役割は俺もよくは分からないし、気楽にやってくれればいい」
春雨「が、頑張ります」
提督(可愛い)
◇1時
春雨「マルヒトマルマル。司令官、真夜中です。はい」
提督「ああ。静かだな」
春雨「流石に川内さんも寝ているでしょうしね」
提督「……いや、違うな」
春雨「え?」
提督「川内なら外を走っている頃だ。鎮守府にいないから静かっていうだけ」
春雨「は、はぁ……」
<ヤセンダー!
提督「あ、帰って来た」
◇2時
春雨「マルフタマルマル。丑三つ時ですね」
提督「怖くないか?」
春雨「少し……いえ! 怖くなんかないです」
提督「そうか」
春雨「はい!」
提督「ところで、今テレビでホラー映画を」ピッ
春雨「きゃあああああ!?」
提督「ははは、スマンスマン」ピッ
春雨「し、司令官、意地悪です……」
提督(怯える春雨も可愛い)
◇3時
春雨「マルサンマルマル。ふあああ……」
提督「大丈夫か?」
春雨「ううっ、ごめんなさい。気を付けます」
提督「いや、夜更かしは慣れてないとキツイからな。眠ければそこのソファーで寝るといい」
春雨「いえ、大丈夫です! 眠くなんかないです!」
◇4時
春雨「マルヨンマルマル。ねっ、眠く……」
提督「春雨?」
春雨「だっ、大丈夫! 眠くなんかないです、はい!」
提督(健気だなぁ)
春雨「そ、そういえば、村雨姉さんは夜にワインを飲んでいました。私も、飲めば少しは」
提督「待て。春雨にはまだ早いからジュースにしなさい」
春雨「私、子供じゃないです!」
提督「じゃあ一口だけだぞ」トクトク
春雨「い、頂きます……っ!?」
提督「ほら、渋いだけだろう? ジュースで口直ししておけ」
春雨「うぅぅ……すみません」
提督「人には好みがあるからな。春雨がワインを好きになるのもまだ先ってことだ」グイッ
春雨「あ……は、はい」
(今のか、間接キス……だよね?///)
◇5時
春雨「マルゴーマルマル。司令官、朝になってしまいました。おはようございます」
提督「おはよう、春雨。今日一日もよろしくな」
春雨「はい!」
提督「眠かったらいつでも言うんだぞ?」
春雨「も、もう大丈夫ですってば!」
提督(10回ぐらいウトウトしていたんだけどな)
◇6時
春雨「マルロクマルマル。朝ご飯、春雨が作ってもいいでしょうか?」
提督「おお、じゃあ頼めるか?」
春雨「はい! 作ります!」
提督「春雨の料理は美味いからな。楽しみだ」
「……うああああ! 一瞬、夫婦っぽいと思ってしまった! バカか俺は!///」
春雨「……こういうのって、何だか夫婦みたいだなぁ、なんて」
「し、司令官相手にそんなこと考えちゃダメだよね!///」
◇7時
春雨「マルナナマルマル。朝ご飯は麻婆はる――」
提督「!?」
春雨「――嘘です。和定食にしてみました。どうぞ」
提督「お、おう。それじゃ、頂きます」パクッ
春雨「……」ドキドキ
提督「……うん、今日も美味い」
春雨「本当ですか?」
提督「ああ。焼き鮭の塩加減も絶妙だ」
春雨「
コメント一覧
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- 2015年06月13日 23:23
- あぁ^~春雨かわいすぎるんじゃぁ^~
-
- 2015年06月13日 23:49
- 誰か壁殴り代行の番号教えてくれ。
-
- 2015年06月13日 23:51
- いや、本当可愛いね。白露型はなんであんな可愛いん?頭撫でたいわぁ
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