Phone Arenaは12日(現地時間)、iOS 9においては、「タッチ予測」機能が実装される可能性が新たに指摘されたと伝えています。
今回、「iOS」に関するドキュメントを公開しているアップルの公式サービス「iOS Developer Library」上において、新たにiOS 9に ”ユーザーが次にディスプレイのどこをタッチするかを予測する” 機能が実装される可能性を示唆する一文が発見されました。
こうした機能が組み込まれるメリットとしては、事前にタッチされる箇所を予測して内部処理を進めておくことで、より遅延の少ないタッチレスポンスとそれに伴う全体的な動作の高速化の実現が期待されるとのことです。
Apple to reduce touch latency is predicting where users will move their fingers and are calling it “touch prediction.” That’s insane.
— Adam Debreczeni (@heyadam) 2015, 6月 9
タッチ予測により、タッチレスポンスの向上が期待される
なお、どのような方法でタッチ予測を行うかについての記述やヒントは確認されませんでした。使用される頻度の高い機能が配置されているエリアを ”タッチ予測エリア” として内部処理的に設定したり、あるいは機械学習的にユーザーの癖を学習するなどの方法も予測されてはいますが、残念ながら現時点ではどれも憶測にすぎません。
既に大幅な刷新が図られることが公式に予告されるiOS 9ですが(過去記事)、どうやらまだまだ ”隠し球” が用意されているようです。仮に実際にタッチ予測機能が搭載されるとして、バッテリーライフにどの程度の影響を及ぼすのかは大いに気になるところ。続報に期待です。
ソーシャルシェア
著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
コメント投稿