『彼岸島 48日後…』管理人の感想です。最新話の内容（ネタバレ）を含みますので、読む場合は自己責任でお願いします。
ハハハハハ アハハハハ
ちくしょう！雅のヤロウが大阪のシンボル、通天閣の上にいやがるのか！そして高いところから見下ろして笑ってやがるのか…！…そう雅のヤロウを想像しちまったら怒りがこみ上げてきやがった！ちくしょう雅のヤロウぜってェ許さねェ！
待ってろ雅のヤロウ！今から明さんがそこまで行くからな！せいぜい通天閣で串かつでも喰って待ってろ！通天閣から見える大阪の街並みをしっかりと目に焼き付けておけよ！大阪観光をしっかり楽しんでおけよ！てめェの首は大阪湾の海底深くに沈めてやるからなァ！
ハァ…ハァ…もう少しで雅のヤロウまでたどり着くと思うと、緊張してくるな…今までと違って頼れる仲間、明さんの友達はいねェけど…
おい幸恵ェ！それを言っちゃいけねェ！明さんの友達は…ケンちゃん、ポン、冷さん、師匠、田中さん、斧神、そして心の置き所だった隊長…。もうみんないねェ、雅というクソヤロウに関わったせいで、みんな…。ユキや西山、そして加藤とかいうバカタレは無事だろうか…。
ちくしょう、悲しくなるからその話はしてほしくなかった！明さんのことが好きなんか知らねェが、そのネタを振るなよ幸恵ェ…え？新田さんの息子・翔が明さんの友達になってあげる…？…うっ、ううううううううう！うれしいこと言ってくれるじゃねェか！新田さん、あなたの息子は素晴らしい子だ！天国へ行っても誇れる、素晴らしい息子だ！
…だが、今は緊迫した状況だ。明さんの友達になってあげると言うのはともかく、明さんんい抱きつこうとするのはよくねェな。明さんに甘えるのはもっと後にし…
パァァン
危ねェ！狙撃きやがった！みんな隠れるんだ！ワァァァァ
…ちくしょう、もし翔が明さんに抱きつかなかったら…翔が重くなかったら、今ごろ明さんの頭を銃弾が貫いていた…ちくしょう危ねェ！翔、お前のおかげで助かった！やはり新田さんの息子、ほかの人間どもとは違って何か持ってるな！
…どうやら狙撃、通天閣から撃たれたみてェだ。さすがに危険すぎる…夜になるまで待ったほうがいいな。どこか休めるところで待機して、夜になったら闇にまぎれて行こう。…ちょうど定食屋みてェな休憩できる場所を見つけた。あとはここでゆっくり休めば…
…ハ！？おいちょっと待て幸恵ェ…笑顔で明さんに向かって「救世主様も人間なんですね」って…いい加減にしろ明さんは立派な人間じゃろう！なんだよビッチのくせに！明さんにちょっと媚売ってるんじゃねェのか！明さんの心の中にはなァ、隊長がいるんだ！てめェの入る隙間はねェ！…だが、今の明さんには友達がいねェ。…悔しいけど、明さんのひと時の休憩場所になれるのは、もう幸恵と翔しかいねェんだ。…岩田？あんなくせェヤロウじゃあ明さん休まるわけねェだろ！
人間の金山が邪鬼に襲われるというちょっとしたハプニングもあったけど、被害最小限で夜まで無事生き延びられた。さあ、ここから明さんの出番だ！あとは通天閣に近づいて、登れば…
ちょっと待ってくれ明さん！そのロープ…まさか通天閣の側面から登る気ですか！？エレベーターや階段使わないんですか！？いくらなんでもそれは…
…いや、明さんはかつて巨大ゴミ箱みてェなところを小刀のみで登るほどのクライマーだ。ある意味、山神だ。エレベーターや階段みてェな吸血鬼が見張りしてそうなところに行くよりも、多少危険を冒してでも鉄骨を登ったほうが安全だということか…。
さあ、これからそのニヤケクソ顔の雅を絶望顔にしてやるぜェ！篤さんや師匠、そして斬ったのは明さんだけど隊長の分もここで晴らしてやるぜェ！
ちくしょう、「彼岸島 48日後…」第2巻が発売されちまった！
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