ケガした渡辺議員の携帯　3階で紛失も1階で発見の不審

　労働者派遣法改正の審議を巡って、6月12日に行われた衆院厚生労働委員会が大荒れとなった。自民党の渡辺博道委員長（64）は入室を阻止しようとした野党議員ともみ合いになり、首に手を掛けられるなどして、全治2週間の頸椎（けいつい）捻挫を負ったと訴えている

　騒動後、渡辺氏は首にコルセットを巻いた姿で登場し、記者団に診断書を示し、「首に手を掛けた人もいるし、後ろで蹴飛ばした人もいる」と説明。さらに、もみ合いの混乱の中、携帯電話も紛失したと主張しており、「言論の府としてあるまじきことだ。懲罰を求めたい」と述べた

　騒動に注目が集まる中、携帯電話が紛失したことについてあまり触れられないが、自民党の桜田義孝衆議院議員が6月14日に渡辺氏の携帯電話が見つかったことをFacebookで報告。しかし、携帯電話は騒動の起きた国会議事堂3階の厚労委員階室前で紛失したはずが、国会議事堂1階の自動販売機の下から見つかったと説明としており、「…不思議なこともあるものですね…」と不審がる。窃盗の可能性もあると見ているのか、「なお、渡辺議員の携帯は証拠品としてラップでくるみ指紋などを保管したまま、業務に使用中です」と明かしている。

　自民党の佐藤正久参議院議員も自身のツイッターで渡辺氏の携帯が見つかったことを報告しているが、1階で見つかるという不審な点から「取り囲まれた際に取られた可能性も否定できない。連絡遮断が狙い?」との見解を述べている。

http://yukan-news.ameba.jp/20150615-105/