血液1滴「がん診断」できる画期的な方法が発見されたと報じられています。

画像:【がん細胞】
がん細胞
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17日、昭和大学江東豊洲病院(東京都)や医療機器会社「マイテック」(兵庫県)などからなる研究チーム

は、わずか血液1滴から3分で「がん診断」ができる方法を発見したと発表。

従来のがんは初期の場合、小さくて画像検査では発見しにくく、また血液検査でもがんになると増

える物質を調べる方法はありましたが、同様に検出されにくいという難点がありました。

研究チームでは2013年、マイティック社が開発した特殊な金属チップに血液を付着させ、がんが免疫

に攻撃されたときに溶け出る「ヌクレオソーム」という物質を収集し、これにレーザーを当て、検出量

によって「がん」を診断する方法を開発

さらに研究を進め、紫外線を当てて蛍光顕微鏡で観察すると「ヌクレオソーム」が多量に含まれるが

ん患者の血液は発光することを突き止めました

画像:【光る「がん」患者の血液】
光る「がん」患者の血液
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検査対象となった計20人の患者について、全員間違いなく、がん患者かそうでないかを判別することがで

きる結果が得られ、初期のがんでも検出できたとのこと。

さらに「ヌクレオソーム」は血液以外の体液にも含まれるため、人間のたんや尿からもがん検出がで

きる可能性があるとしています。

この方法だと健康診断のときに採取される血液を利用することでお手軽に判断でき、わずか1滴で3分

以内に診断可能。

1年以内に臨床への採用を目指しています。

実用化されたら、がん医療が大きく変わりますね。

期待したいと思います。