戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://japanese.engadget.com/2015/06/18/1-3m-26cm-26cm/?ncid=rss_truncated


身長1.3mの完全自動変形バンブルビー、タカラトミーが発表。26cm版は市販予定 (動画) - Engadget Japanese



現在開催中の東京おもちゃショー 2015より。タカラトミーがトランスフォーマー生誕30周年を記念したイベントで、完全自動変形するロボット2モデルを公開しました。ロボット時身長が約1.3mの『バンブルビー クォーター』(写真左)と、同26.5cmの『バンブルビー ツーオー』(右:台上に乗っています)の2機です。

中でもツーオーは、登場時期などは未定ながらも将来の市販化を視野に入れたモデル。キャラモチーフはシリーズアニメ最新作『トランスフォーマー アドベンチャー』の主役キャラ、バンブルビーです。続きにはそれぞれの変形動画もありますので、ぜひご覧ください。

タカラトミー 完全自動変形 バンブルビー 2モデル

すべての写真を見る

21 枚










この2機の開発は、タカラトミーのトランスフォーマーチームに加え、ロボット用OS『V-Sido』を擁するアスラテック、変形ロボットを手がけるBRAVE ROBOTICS(ブレイブロボティクス)との共同プロジェクトによるもの。



V-Sido OSと聞いてピンと来た方もいるでしょうが、これら2台は、実際に遠隔操作での操縦が可能な、本格的なロボット。ビークル(車両)モードでの走行に加え、ロボットモードでの2足歩行や車輪での走行、クォーターに関してはマニピュレーターによる人間との握手なども可能です。

なお、2モデルの名前の由来は、クォーターが劇中設定身長のおよそ4分の1となるためで、ツーオーは身長が20cm台なので、という説明がありました。



自動変形を可能とした秘密の一つは、多くのサーボモーターです。クォーターは75個、ツーオーは21個を搭載します。とくにツーオーは、本体の大きさを考えるとかなりの高密度と言えそうです。

ちなみに気になった方もいるでしょうが、クォーターに関しては、変形機構や基本となるフレームを見ていると、同じく3社共同の変形ロボット開発プロジェクトである『ジェイダイト・ライド』との共通点が多そうな印象です。

発表会場では、まずクォーターがビークルモードで登場し、人の手を借りずにトランスフォーム。続いてステージ上に掛けられた幕が取り払われると、中からツーオーが登場、やはり人の手を借りずにトランスフォームし、動き回るといった趣向でした。



バンブルビーは、アニメシリーズ最新作『トランスフォーマー アドベンチャー』における、オートボット(サイバトロン)軍の主役キャラ。原作となるアニメシリーズでも主役級でしたが、映画版では完全に主役として位置づけられたことで、以降のシリーズでは定例的にメインを張っています。

トランスフォーマーはシリーズごとにキャラクターを別の形でデザインしなおすため、同じキャラ名でもいくつかのデザインがあります。今回の2機は、上述したようにアニメ最新作『トランスフォーマー アドベンチャー』仕様。なので顔の表情などは、例の「ちょいドヤ顔兄ちゃん」風でした。



なお、3社のプロジェクトはまだ進行途中で、2017年には身長3.5m級の、おそらく『~ハーフ』となりそうなモデルを開発予定。さらに将来的には、設定中での実物大、つまりビーグル時には人間が搭乗可能なモデルの開発も視野に向けて動いているとのこと。こちらもツーオーの製品化と並んで楽しみなニュースでしょう。





昨今の変形ロボット玩具は技術の進歩によって、劇中に匹敵するような複雑な変形システムや造形を実現していますが、一方で変形動作の難度が高くなったり、パーツの差し替えなど複雑な作業が必要になるといった弊害も見られることがあります。

完全自動変形ロボットは、将来的にコストや安全性、耐久性などが解消できれば、こうした欠点を解消して、小さな子供でも変形遊びでワクワクできる可能性を持った分野。昨今とてつもない勢いでハイテク化が加速する玩具の、現時点での到達点のひとつとも呼べそうなモデルです。

身長1.3mの完全自動変形バンブルビー、タカラトミーが発表。26cm版は市販予定 (動画)

0 コメント