厚生労働省が所管する公的医療保険「協会けんぽ」の業務用パソコンが、
ウイルス感染している疑いがあると発表されました。
画像:【協会けんぽ】
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/
17日の午後に報じられたもの。
「協会けんぽ」には中小企業の社員約3600万人が加入していますが、システムと繋がっている業
務用パソコン4台にウイルス感染の疑いが見つかったとのこと。
先に日本年金機構のパソコンが個人情報を大流出させた事件を受け、厚生労働省が所管する団体
にシステム点検を指示した結果、今回の件が判明。
現在のところ、個人情報の流出は確認されていないと説明しています。
また内規では、各パソコンにセキュリティ用の使用パスワードを設定するよう義務付けていましたが、
これを守っていないパソコンもありました。
全国健康保険協会の端末における外部との不審な通信について
平成27年06月17日
当協会において、4台の職員端末が外部との不審な通信を行っていたことが、6月16日に判明しました。
現時点において、個人情報を含む情報の漏えいは確認されておりませんが、既に全てのインターネットとの接続を遮断した上、事実関係の詳細の確認を行っております。
今後、詳細な事実関係を確認次第、公表させていただきます。
同省の関連団体ではすでに、公的医療保険「健康保険組合」、国立医薬品食品衛生研究所のパソ
コンがマルウェア(ウイルスを含む悪意のあるソフトウェア)に感染し、国立研究開発法人国立精神・
神経医療研究センターでも感染の疑いがあると発表されています。
年金機構の問題から想定内ですが、結構ずさんですね・・
点検しなかったら、この先、重要な個人情報が外部に駄々漏れしていたかもしれません。