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Engadget 例大祭:RICOH THETAブースで全天球動画+VRの楽しさ体感。スタッフ謹製「VRカエルお面」も - Engadget Japanese


当日は参加者多数となったガジェット好きのお祭りEngadget 例大祭より、RICOH THETA(リコー シータ)ブースの様子をお届けします。

RICOH THETAは手軽に静止画と動画の全天球撮影が可能な、ユニークなカメラ。ブースでは現行モデルTHETA m15をはじめとするタッチ&トライコーナーに加え、全天球写真の楽しさを味わえるOculus Riftやスタッフ手作りのカエル型スマホVRビューアーとの連携など、カメラ本体にも負けないユニークな展示で話題を集めていました。

Engadget 例大祭 RICOH THETAブース

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18 枚




本誌でも何度か紹介しているTHETAは、1回のシャッターで上下左右の視野すべてを撮影できる「全天球カメラ」。棒状の本体の前面と背面に魚眼タイプのレンズを備えた形状により、一般的なカメラではほぼ撮影不可能な、ユニークな写真や動画が手軽に撮影できるのが特徴です。



さらに撮影だけでなく、全天球写真の鑑賞方法も手軽さを追求したもの。本体がWi-Fi転送に対応するため、iOSかAndroid機、Windows、Macのどれかがあれば、専用アプリを経由して、自分で視点を操作しながらの写真確認がその場でも可能です。



加えて専用Webサイトへのアップロードを経由することで、Webで作品を公開することも簡単です。サンプルとして、Engadget 例大祭の屋上ステージで参加者と撮影した写真を掲載いたしました。視点はマウスクリックからのドラッグ、あるいはタッチからのドラッグで自由に動かせるので、ぜひいろいろな角度からご覧ください。

Engadget例大祭 屋上ステージ - Spherical Image - RICOH THETA

専門的な話になりますが、撮影場所である3331 Arts Choyodaの屋上は網が張られています。こうした直線的な構造物を有する風景は、魚眼レンズを搭載したカメラ (THETAも含まれます)では歪みが強く見えることから、苦手とする被写体です。

ですが、ビューアーを介した状態では、視点に応じて綺麗に歪みが補正されていることがわかると思います。このあたりの補正技術はリコーの写真に対するノウハウが詰め込まれたもの。手軽なだけではない、THETAの魅力の一つです。

Engadget例大祭 屋上ブース03 - Spherical Image - RICOH THETA



さてブースの中心となったのは、こうしたTHETAの魅力を体験できるタッチ&トライコーナーです。目玉となったのは、THETAで撮影した全天球写真や動画のサンプルをOculus Riftで楽しむ展示。



VRヘッドセットは自らの頭の向きで視点を変えられる機器なので、そもそも全天球写真や動画との相性は抜群に良い組み合わせ。そのため、一時期はOculus Riftを入手した開発者の間でTHETAが注目され、ちょっとしたブームになったこともあったほどです。



今回はOculus Rift DK2を接続したMacBook Pro Retina 15インチで体験できるシステムに加え、より手軽なシステムとしてスマートフォン+スマホ用VRビューワーを組み合わせたシステムも用意していました。

ただしユニークなのが、スタッフの手によりカスタマイズされたスマホ用VRビューワー。タイトル写真のように折り紙(あるいはポリゴンモデル)風のカエル顔になっていたのです。



ここで読者の多くは「なぜカエル?」と思うでしょうが、これはTHETAのロゴがカエルの目に見えるのでは? というアイデアなどから来ています。
もともとTHETAロゴは、これは数学や物理学で角度を表現する文字ギリシャ文字のシータ Θ から取られたデザインですが、このカエルお面VRヘッドセットを見ていると、なるほど違和感がありません。

実際のデモでは、これを被った人が体験のために首をいろいろな角度に振るわけで、そのデモ効果は抜群。離れたところにいる家族連れの方が、子供が興味を示したので見てみた、という光景も。



ちなみにこのカスタマイズ、外観だけでなく、内部の側もしっかりと緑に塗装され、頭部への固定バンドも緑色を選択するなど、地味に手間を掛けた仕上がり。リコーのキャラクターを知る参加者からは、「こんなところも、細かいところまで凝るリコーらしい」という評価も聞こえました。



VR体験をした来場者の中には、全天球写真の面白さに興味を持ち、次にTHETA本体の小ささなどを見て感心する姿も。個人的にも初めてTHETAで遊んだときの驚きを思い起こさせる、楽しい展示でした。



さてブースでは、VR体験以外にも、プロモーションビデオ上映やAndroidタブレットによるサンプル写真ビューアー体験、本体とオプションパーツの展示なども実施。また6月30日締め切りとなる開発者向けコンテスト『RICOH THETA デベロッパーズコンテスト』の告知などを実施していました。 コンテストに関しての詳細はリンク先を参照ください。



なおTHETAはライブ会場でも、avex所属のガールズダンス&ヴォーカルユニット『Pirzmmy☆』(プリズミー)と異色コラボを組んでライブイベントを開催しました。ライブ後にはPirzmmy☆メンバーによるVR体験やブーススタッフとの記念撮影が行われるなど、楽しい雰囲気になっていたのが印象的です。
このライブイベントは全編動画を含めて別記事で紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。

動画:Prizmmy☆の全天球カメラRICOH THETAライブ。ステージから「即出し投影」
Engadget 例大祭:RICOH THETAブースで全天球動画+VRの楽しさ体感。スタッフ謹製「VRカエルお面」も

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