バーチャル・リアリティー用ポルノが現実を凌駕するかのような体験や、触ると揺れる超リアルなオッパイの再現など、エロい方面での活躍も大いに期待されている「Oculus Rift」。

では、専用コントローラーの「Oculus Touch」はどうなのでしょうか？

Oculus社は、VRゴーグル「Rift」をあらゆるジャンルで活用してほしいと願っているため、ポルノ産業で使われることもOKとしています。しかし、本来の用途としては店頭に置いたり、仮想空間上でソーシャル・ネットワーキングを楽しむ「Oculus Home」と呼ばれるVRシステムの中心に「Rift」を持っていきたいのが本音のようです。

以前サンフランシスコで開催された「Oculus Rift」のイベントにて、ブレンダン・イリーブCEOに「Rift」のポルノ方面での用途について聞いてみたところ、

私たちの店にはバーチャル・ポルノは置きません。そこは健全な環境で素晴らしいゲームが買える場所になります。親御さんたちからは、13歳以上が「ゲームを買いに来る店」だと信頼してもらえるよう、力を注ぎます。

確かに、「Oculus Rift」はそもそもゲームのために作られたであろう機器なので、おっしゃることはごもっともです。

では、例えば性描写の含まれるゲームだったらどうなのでしょうか？　『ウィッチャー3 ワイルドハント』にはセックス・シーンがふんだんに取り入れられていますし、『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズにも毎回お色気シーンがあります。

リリースする国の文化や決まり事に対応して、自主的に規制する場合もありますが、エッチなシーンがあるからといって、ゲームが純粋なポルノになってしまうという訳ではありません。

一応イリーブCEOは「Steamのガイドラインに沿うつもりだ」とおっしゃっています。

私たちは、まだその問題について様々なことを検討しなくてはなりません。性描写や規制については、Steamが行っているのと似たものにしていきます。私たちは健全で清く正しいビジネスをしていくつもりです。

そしてもう一つ。左右の手で1機ずつ操作するコントローラー、「Oculus Touch」は、ポルノにも使えるものなのでしょうか？　開発時にポルノで使われる可能性は想定していなかったのでしょうか？　

タッチ、タッチ、そこにタッチ

イリーブCEOは、笑いながらこう答えたそうです。

ははは、「Oculus Touch」はテレビゲームのために作られたんですよ。

そ、そうですか......。

しかし、これから先「Oculus Touch」に対応したエロゲーが出てこないとも限りません。『USB ONACON』という珍コントローラーも存在することですし、今後新たなコントローラーが生まれる可能性もあるのです。

その日を夢見て、ムラムラしておくとしましょう！　

トップ画像：Kotaku UK
Oculus Touch Controller Built For Games, Not VR Porn［Kotaku］

（岡本玄介）