ジョジョリオン #044 ウルトラジャンプ2015年07月号 感想(アルキメデス先生絶頂す)
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連載50回記念センターカラーの歴史大河浪漫漫画『アド・アストラ-スキピオとハンニバル-』で何故か唐突なヤマジュンパロディ。
左側の画像が今月号の一コマ、右側の画像が山川純一作『教育実習生絶頂す』の一場面。
アド・アストラはたまにちょっとしたギャグっぽい描写のある漫画ではありますが、これは不意打ちってレベルじゃあねーぞ。
ジョジョリオンでの定助の本名バレも月まで吹っ飛ぶ衝撃的な場面でした、個人的には。
それでは気を取り直して、今月号のジョジョリオンの感想です。よろしくお願い申し上げます。 - #044 what is my name ?
- さっきはヤマジュンパロディで度肝を抜かれたものの、ジョジョリオンもかなりの急展開。謎のフルーツ置いてけぼりです。
- 作並カレラ
- 幼少時からスタンド能力で金を盗んで成長したら、こんな人間になりますよ的な小悪党です。
ンドゥールのように殺人も抵抗なくやるような極悪でもなければ、花京院のように内向的になっているでもないリアルなダメ人間。
スタンド使いという人種は良くも悪くも、常人の理解を遥かに超えた存在だと思っていたのですが
こと作並カレラに関しては、その斜め下をぶっちぎりまくりです。登場直後からここまで株下がりっぱなしなキャラも珍しい。
カレラのスタンド能力は、他人が触ったところからその人の毛を伸ばす能力でした。
先月号の焼鳥屋のオヤジに起きた出来事を素直にそのまま受け止めていれば良かったのですね。
ラブ・デラックスと違って、自分の髪の毛は伸ばせないようですし戦闘向きでは無さそうです。
毛を生やすことで、相手の足跡とか追うには便利かもしれません。 - 空条仗世文
- 定助の本名。見事にジョジョでした。空条+仗助+ジョセフな感じで名前だけでもキメラっぷりが凄いです。
ジョセフミという響きの名前からして、八部世界でのジョセフに何か因んでいそうでもあります。
東方家の家系図を見る限り、ジョセフには兄弟姉妹が何人かいたようなので仗世文はそっちの血統かもしれません。
ここまで意味深な名前していて仗世文はジョニィと血縁関係ありませんでしたってオチは勘弁です。
仗世文時代の定助の姿は、4部仗助にかなり近い感じです。服装も。けど、髪の毛はそれなりに自重しています。
と言いますか、顔つき的にはいっしょに写っている吉良の方がよっぽど定助似です。
カレラちゃんよく定助が仗世文だと分かったもんです。仗世文が好きって点は本当かも知れません。 - 仗世文を世間から隠したのは吉良の知恵
- 夜露のような岩人間の一族達に吉良と仗世文、さらにカレラも命を狙われていたという事でしょうか。
吉良、仗世文、カレラの三人でつるんで東方家の家系とか壁の目の事とか色々と嗅ぎまわっていたようです。
また仗世文がカレラのスタンド能力を知っていたはず的な描写からして、二人はお互いのケツの穴を見せ合うぐらいの
親密な関係性ではあった模様。となるとカレラの方も仗世文の元々のスタンド能力を知っているのかもしれません。
だとすると今のS&Wの能力を見られたら、吉良が混ざってるという事がカレラにばれてしまいます。
シャボン玉を飛ばすこと自体は、吉良のスタンド能力から混ざってきた特徴のはずです。
今後、追手とのスタンドバトルにでも突入しようもんなら、定助はかなりの窮地に立つでしょう。
と言いますか、追手側が岩人間の一族だったら定助の顔見た瞬間、吉良+仗世文に気付きかねません。 - 追手の兄弟
- 一つの町に長期滞在できないと言っていたり、岩っぽい肌質をしていたりと夜露や愛唱と同じ一族っぽい新手です。
ほとんど双子レベルにそっくりな兄弟です。この兄弟にしろ常秀、仗世文に到るまで側頭部は剃りあげるのが流行のようです。
カレラが焼き鳥とパチンコ好きな事を念頭に追手の兄弟が動いていることから、追手の兄弟側は
吉良や仗世文に関する情報も持ちあわせている可能性もあります。吉良がグリンピースとワサビマニアな事も多分知ってる。
ジョジョリオンの物語の核心に迫りそうな情報が小出しにされていてヤキモキしますが
それに輪をかけるかのようなカレラのダメ人間描写が読者だけでなく定助の神経を逆撫でします。
先月号だけでなく今月号でも「君とは恋愛関係じゃなかったし、今後もならない」とたっぷり言っちゃってます。
女の子が自分のことを「好き」だと言ってるのに、この返しはなかなか普通は出てきません。
慎重に言葉を選んでいかなければならない状況の定助にここまで言わせるカレラのダメ人間オーラが凄まじすぎるのかしら。
お近づきになりたくない度合いでは神谷教育実習生(↓)に負けるとも劣らない雰囲気です作並カレラは。
基本的に露出度高いジョジョキャラの中でも、さらに露出度高い方ですし、彼女。
以上、仗世文という初流乃もびっくりな当て字に私も思わず絶頂しそうな感想でした。ありがとうございました。