『週刊漫画ゴラク』連載、「極!!男塾」の第32話
「仏」の文字が完成すると成仏してしまう武蔵の秘剣『即身成仏』が炸裂。あと ひと書きされたら桃とて死は免れないだろう。そんな状況に置かれながら桃は死の恐怖よりも違和感を感じていた。武蔵の二刀流は確かに間違いなく受けていたハズ。なのにどうして胸に文字が刻まれたのだ？
その疑問はすぐにわかりました。武蔵が自ら手の内を明かしたのです。

傷をつけたのは両肩から伸びた二本の腕、というか触手だったのです。宮本武蔵という名前に日本人だと思いがちですが、ここんとこはさすがに宇宙人。先端が毒針になっており、「仏」の文字が完成すると致死量分の毒に達するというわけです。
ここからは触手を隠すことなく 二刀流ならぬ四刀流で桃を攻め立てる！　けれど桃とて みすみすやられる腕ではない。ことごとくかわします。ならばと武蔵は触手を一気に10本へと増加！　その物量作戦にはさすがの桃も対処できず、遂に「仏」が完成してしまいました。

あぁこれで桃は死んでしまうのか!?　うろたえる富樫たちに伊達は一喝！
　うろたえるんじゃねえ　奴の名を忘れたか…!!
　奴こそは男塾一号生筆頭　剣 桃太郎

桃は「仏」の文字に沿って刃を深く突き立てた！　傷口を深くえぐって毒を抜くつもりだ。その行為ｉ以前 富樫が「闘」の文字を刻んだ「血闘援」を思い出さずにはいられない！　「仏」からおびただしい出血とともに息も絶え絶えの桃。しかし武蔵はこの程度ではまだ毒は抜けないという。ならばと気合一発「哈ーーっ!!」と力を込めれば血が爆発的に噴き出した！

血を浴びて怯んだ隙に桃の刀が一閃！　触手が切り落とされてこれでもう使えまい。
　俺の人生 もう闘いで死ぬ事は無いと思っていた
　だが貴様のお陰でいい死に場所が出来たぜ…!!
「いい死に場所が出来そうだ」ではなく「出来たぜ」と言い切ってることから桃はここで死ぬ気なのか!?　男塾30周年において一つの区切りが出来てしまいそうで辛い…　つづく