『ヤングマガジンサード』連載、「コードブラック 速弾きのルルーシュ」の1巻です。
今月初旬に出たもののなかなか見つからなかったこのコミックス。それもそのハズ、4コマ漫画のコミックス等で使われる ちょっと大きいサイズだったのね。いつものサイズとばかり思ってましたよ。
それとコードギアス関連の漫画と言えば今までKADOKAWA系の出版社ばかりだったものが、今回初めて(知る限りでは)講談社から出たのも珍しいです。

この漫画は『コードギアス　CODE BLACK in ASHFORD』というプライズと一番くじで展開された企画をコミカライズしたもの。詳しくはここをご覧ください。下チチが見えるカレンもそのまま漫画になってます。
アッシュフォード学園の文化祭でミレイ会長の独断のもと、バンド大会が行われることになった。妹のナナリーに好かれる以外は興味を示さないルルーシュでしたが、負けず嫌いの性格がアダとなってしまいます。

スザクから「できないからやりたくないんだ」と言われたことにカチンときたルルーシュ。売り言葉に買い言葉な流れで出場することを断言してしまいます。が、当然 ギターなんて弾けやしません。いや、それ以上の問題で
　へー、ギターって木でできているんだ
　弦は6本あって、ピックという物で弾くものなんだな
と、ギターそのものを知らなかった様子。おーい ルルーシュ、君の一般常識は一体どーなってるんだよ!?　あ、ここでのルルーシュは戦いなど全くしません。普通の高校生な立場です。

練習し始めたものの弾きづらいったらありゃしない。付属のDVDを見ても正面からすぎて どの指がどこを押さえているのかわかりません。

何度やっても上手くいかないことに挫折しかけます。そこにナナリーが来て「楽しみにしている」と言われたからには止めることなどできません！　もう一度 基本に戻ってギター入門書を見てみれば、見た通りに構えていたので左右逆だったことにようやく気付いたルルーシュだったとさ！
おーい ルルーシュ、君の知能は一体どーなってるんだよ!?　

構え方はわかった。けれど指の動きなどがどうしても上手くいかない。ドラムのスザクや ベースのカレンも初心者でありながら それなりやっているというのに…
再び挫折しかけたルルーシュですが以外なところに光明が！　C.C.がギターを弾けたのだ。それもけっこう上手く。頭を下げて教えを乞いたら「腹から声を出してみろ」となぜかイキナリ腹を殴られる!?　「フフフ　知らなかった　まさかこんな近くにいたとは」と謎の言葉を吐いて教えることを誓うのでした。
C.C.はいったい何をしようというのだ？　それは翌日にわかるのでした。

エエエェェェ(´Д`)ェェェエエエ
C.C.が目指していたのは演歌だった！　ルルーシュを演歌の大会に出すというのだ。なぜと聞かれてもそういう設定なんだからしょうがない。おーい C.C.、君の性格は一体どーなってしまったんだよ!?　

律儀に演歌を歌うルルーシュでしたが やはり目指すべきはここでないと、改めてギターの習いを乞います。それで機嫌を損ねたC.C.は、米軍の教官風にルルーシュを厳しく鍛えます！

　セイウチみたいな声しやがって この童貞坊やが!!
　今日はケツでミルクが飲めるようになるまでシゴいてやる
　ジジイのファックの方がまだ気合入ってるぞ!!
　そんな握力では マラは握れてもギターの弦は押さえられん
と、イメージと大きく異なる発言の連発に驚くやら笑うやら…
おーい C.C.、君の発言 グッジョブ！！　
これ、ゆかなさんの声で言ってもらえませんかね？　銀魂だって男女逆転の話にて、銀さん役の戸松さんが「キン○マ」と言ってましたし。

こんな特訓の甲斐あって、練習を始めて10日目にして遂に(ようやく)Fコードを弾けるようになりました。
「ついにFが我が手中に！　この勝負勝った…!!」
と喜ぶルルーシュ。でもあと20日で全てを弾けるようになるのかは誰にもわからない…

この漫画のルルーシュはナナリーのためならバカになれる役。C.C.もそうですが いつもと全く違うのでギャップを楽しんでください。