『彼岸島 48日後…』管理人の感想です。最新話の内容(ネタバレ)を含みますので、読む場合は自己責任でお願いします。
ハァ…ハァ…夜になった…今こそ、あの塔(たぶん通天閣)に居ると思われる、雅のクソヤロウをぶっ倒すときだ!行くぞオオオオオオオオオオオオ!!!
トッタットンッ
すげェ…まるで足に羽根が生えているような、驚異的なジャンプ力!その上不安定な屋根の上、瓦屋根の家だろうとトッタットンッというやわらかい着地…下でウロチョロしてる吸血鬼どもはまったく気づかねェ!明さんすげェ…すげェよ!
…しかし、屋根を使って進むには限界がある。大都会なんだから、高いビルだって存在するはず。今みたいに軽快にトッタットンッと進めない場合だって…そ、そうか!そのためのひっかけロープ!
ザンッ
無駄がなさすぎる。明さんといえば、無駄しかなさそうな行動をするけど実際は理にかなった行動をしていることで有名だけど、今回はもう、誰が見ても無駄がねェ!彼岸島で培ったクライマー技術、そして隠し刀を使って瞬時に吸血鬼を切り落とすその強さ残忍さ。もはや敵なし!
…しかし、いちいち右腕の義手をはめるのめんどくさそうだから、義手は幸恵に渡しておいたほうがいいんじゃ…登る途中で外して吸血鬼を斬って、そのあとまたはめてってめんどくさくないですか!?…いや違う、義手は雅のヤロウと戦うときのためにとっているんだ!雅のヤロウが明さんの右腕を見て「な、なぜ貴様は右腕が生えているッ!」と驚くはずだ!そのスキを狙って…
ほとんど音を立てずに進む明さん。この調子なら、すぐ塔にたどり着くだろう…ん?…あぶない!
なんだ、ヤシの木か
あぶねェ!吸血鬼どもは塔からサーチライトを照らしていたんだった!でもさすが明さん、見つかる寸前で影になる部分に逃げ込んでセーフ。ちょっとだけ出てしまったけど、誰がどう見てもヤシの木にしか見えねェ。まったく違和感感じねェぜ!
しかし、塔に近づく分、サーチライトには十分気をつけなければ…ん?
ヤシの木!?そんなバカな!明さんより大きいヤシの木を持ったヤツがいたなんて…って違う!あ、あれはヤシの木じゃねェ!暗くて見えねェが、アレは…なんだ?こう、喉まで出掛かってるけど出てこないもどかしさのあるデザイン、F○?ドラ○エ?モン○ン?ポケ○ン?ガンダム○91?
オオオオ
な、なんだこいつは…なんだこいつはァ!…ちくしょう!くそでけェ邪鬼じゃねェか!まるで、ナナフシのような、ゲジゲジのような身体をしてやがる!ほとんど骨だけの気持ちわりィ邪鬼じゃねェか!…そしてとにかくでけェ!
しかしなんだろうか、今まででてきた邪鬼と違って、肉がないせいか…こう、ソッチに興味なさそうな感じがするのは…不感症そうな体つきしてるのは…
ほかの邪鬼だったら、こんな地面をバァァン、建物なんてバァァンと簡単に破壊しちまうパワーを持っていたけど、この邪鬼、明らかに貧弱そうだ。不感症そうだ。…あれ、もしかしてこいつ、弱いんじゃないのか!?
明さん!こいつたぶん弱いですよ!ササッと倒して進んじゃいましょう!…あ、倒したら、ほかの吸血鬼どもに侵入者が来たってバレてしまう…ちくしょう、今は見つからないように、ゆっくり進まなくては…
ちくしょう、「彼岸島 48日後…」第3巻が7月6日に発売されちまう!表紙は…エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛
彼岸島 最後の47日間(16)<完> (ヤンマガKCスペシャル) 松本 光司 講談社 2014-09-05 |
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