NTTドコモは、OSにAndroidを採用したフィーチャーフォン AQUOS ケータイ SH-06G を6月26日に発売します。タッチパネル非対応、十字キーとダイヤルパッドによる従来のUIを維持しますが、LINEのフル機能を利用できる点などが特徴です。
Android OSを搭載したフィーチャーフォン、いわゆる『ガラホ』としてはKDDIのAQUOS Kが先駆けですが、今回ドコモから登場する SH-06GもAndroid OSを搭載しつつ、フィーチャーフォンの操作性を引き継ぎます。例えば十字キー左右で発着信履歴表示、決定キー+0で自局番号表示など。
なおドコモは『ガラホ』という表現を使用していません。
フィーチャーフォン用部品の調達が難しくなるなか、フィーチャーフォンのスマホOS化の流れは避けられない状況です。
ガラケーから『ガラホ』へ。静かに移行する2015年
SH-06Gの主な仕様は、3.4インチqHDディスプレイ、1410mAhのバッテリー容量、500万画素リアカメラ(インカメラ非搭載)など。その他、防水、ワンセグ、GPS、赤外線通信、Bluetooth 4.0に対応。本体サイズは112 x 51 x 16.5mm、質量120g台。カラーはブラック、ブルーグリーン、ホワイトの3色です。
LTEやWi-Fi、おサイフケータイには非対応です。
Android OSを搭載するメリットとして、キャリアメールを置き換える勢いで普及したメッセージアプリ LINE のフル機能(スタンプや無料通話、リアルタイム通知)を利用できる点。
なおWi-FiやLTEに非対応のため、LINE通話の品質には不安が残ります。またGoogle Playの認証を受けておらず、Google Playストアからアプリをダウンロードして使うことができないため、利用できるAndroidアプリは通常のスマートフォンに比べてかなり限られます。このため、中身はAndroidですが、ユーザーの視点では従来のフィーチャーフォンから大きな変化はありません。
ダイヤルキー部分に静電式センサーを配置した『タッチクルーザーEX』により、ノートPCのタッチパッド風のジェスチャー操作が可能。ポインタを自由な方向に動かしたり、WEBページのスクロール操作やピンチイン、ピンチアウト操作ができます。
AQUOSケータイ SH-06Gは6月26日(金)発売予定です。