現在放送中の連続テレビ小説「まれ」(NHK)に出演中の俳優・柳楽優弥(25)が、撮影現場ではとても低姿勢でスタッフの評判も良いという。
さらに最近の柳楽は「どんなに小さい役でも、面白かったらやります!」(NHK関係者の談話)と芝居意欲にも燃えている様子で、このまま“朝ドラ効果”に乗れば再ブレイクは必至のようで・・・?→ starblog
※「この物語はフィクションである」とは思えません。柳楽優弥といえば2002年に芸能界入り後、初オーディションでいきなり是枝裕和監督(53)の目に留まり主演に抜擢された映画「誰も知らない」(2004年、撮影時は12歳)で「第57回カンヌ国際映画祭」の最優秀主演男優賞を受賞したことで知られる。同賞の受賞は日本人初の快挙であっただけでなく、14歳での受賞が史上最年少であったことからも大きな反響を呼び、柳楽を一躍スターダムへとのし上げた。
だが役者としてまだ右も左も分からなかったと思われる柳楽への“カンヌ受賞”は、それにより得た喜びの大きさ以上の負担や苦しみ(プレッシャー)を彼に与えた可能性もある。そうしたストレスが原因かは不明だが、柳楽が18歳の時(2008年)には薬物を大量に服用し、救急車で運ばれる騒動を起こしたこともあった。
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(※自殺ではないときっぱり)
その後も2009年に“激太り”が注目されたか思えば、ドラマ「LADY〜最後の犯罪プロファイル〜」(TBS系、2011年1月期。柳楽の出演は第4〜5話)に出演した際には役作りのため25kg減量したことも話題になった。若き“カンヌ俳優”の苦悩がうかがえるが、年齢を重ねるとともに近年はマイペースで役者の道を歩み続けようとの決心がついてきたようにも思われる。
2011年10月18日発売「フラッシュ」には柳楽が東京・表参道にある比較的リーズナブルな居酒屋で働く様子を報じられたが、これは映画関係者によると、柳楽が「演技の幅を広げ、今後さらに役者として上を目指すために、社会勉強の一環として事務所公認でアルバイトをして」いたものだという。幼少期から芸能事務所に所属していた柳楽からすれば、普通の仕事(というと語弊があるかもしれませんが)を実体験することが役者としての厚みにつながると考えたのかも。
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(※この経験が今に生きているかも)
そして2012年には初舞台となる「海辺のカフカ」(2012年5月3日〜5月20日:埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール、6月21日〜24日:大阪・シアターBRAVA!)で主演を務めたほか、2013年には主演映画「ゆるせない、逢いたい」(2013年11月16日公開)を含む3本の映画や、スペシャルドラマ「ガリレオXX 内海薫最後の事件 愚弄ぶ」(フジテレビ系、2013年6月22日、主演・柴咲コウの相棒刑事役、平均視聴率15.3%)に出演したことでも注目を集めた。
柳楽はその後も順調に俳優業をこなしており、現在は連続テレビ小説「まれ」(NHK、2015年上半期)で女優・土屋太鳳(20)演じるヒロイン・希が修業するフランス菓子店の息子・池畑大輔役を好演している。彼はその撮影現場でも謙虚な姿勢で臨んでいるようで、スタッフの評判はいいようで・・・?
(以下引用)「現場にも、頭を下げてあいさつしながら入ってきますし、昔に比べるとかなり丸くなっている印象ですね。
親しいスタッフには『結婚して子どももいるから、覚悟が違いますよ』と話していました。(後略)」(ドラマスタッフ)
(引用元:日刊サイゾー)
柳楽は2010年1月に女優・豊田エリー(26)と結婚し、2010年10月に第一子となる女児が誕生したことで知られる。柳楽にとって彼女の支えや子供ができたことも俳優業を続けるうえで大きい出来事だったのかもしれないですし、“カンヌ俳優”であることにおごることなく、謙虚で真剣に役に向き合う姿勢は現場のスタッフにも好印象のようだ。
実はそんな柳楽に姿勢の変化に目を付けたのが、映画監督の福田雄一(46)だという。福田氏といえば人気ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズ(テレビ東京系、2011年、2012年、主演・山田孝之)で脚本・演出を担当するなどコメディ作品に定評があることで知られるが、柳楽の地上波初主演ドラマとなった「アオイホノオ」(テレビ東京系、2014年7月期)に彼を起用したのが福田監督だったようで・・・?
(以下引用)「(前略)監督は彼の多面性を、お気に入りの山田孝之クンと同じように評価しているようです。コメディからシリアスな役までできる俳優さんは貴重ですからね。
この“朝ドラ効果”で再ブレークするのは必至ですよ。実際、年内のスケジュールはすべて埋まってるそうです。ギャラも、今なら1本50万円と破格ですからね」(芸能事務所関係者)
(引用元:日刊サイゾー)
「アオイホノオ」は漫画家・島本和彦(54)の自伝的作品をもとにした群像劇だが(現在も漫画は連載中)、福田氏の要求した脚本・演出に見事に応えたと思われる、まるで舞台でも観ているかのような柳楽の迫真の演技に驚かされた。柳楽は喜怒哀楽の激しい漫画家を夢見る主人公・焔モユル役を、豊かな感情表現や時にコミカルで時に激しい動きで演じ、あんなにも振り切った演技のできる俳優だったことを恥ずかしながら初めて知った。
同作では脇役陣の安田顕(41)、ムロツヨシ(39)、中村倫也(28)、佐藤二朗(46)ら名バイプレイヤーも期待通りの怪演を披露し、ヒロインの山本美月(23)や黒島結菜(18)も学生役らしいハツラツとした演技を存分に発揮した。さらにモチーフとなった実在の人物が実際に登場するなどのこだわりや、当時の(舞台となった)大阪を思わせる空気感なども丁寧に作られていた印象があったほか、同じシーンではないものの柳楽の妻・豊田エリーも“チョイ役”で出演する粋な計らいもあるなど、深夜ではもったいないくらいの出来だったように思う。
「アオイホノオ」での演技が評価されたかはわからないが、柳楽は今年すでにドラマ「まっしろ」(TBS系、2015年1月期)に出演したほか、現在は先述の朝ドラ「まれ」(NHK)に出演中で、今後も主演映画「合葬」(2015年9月26日公開予定、瀬戸康史とのW主演)の公開が控えるなど引っ張りだこの状態となっている。いま各作品に真摯に向き合っていると思われる柳楽に次なる代表作(主演作)が舞い降り、“二度ブレイクした男”と呼ばれる日が来ることに期待したいと思う。
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