物流大手・佐川急便の梱包資材などを手がける「佐川印刷」(京都府日向市)の元役員が、

巨額の会社資金不正に流用していた疑いがあると報じられています。

画像:【佐川印刷】
佐川印刷
http://www.spcom.co.jp/index.html

25日、同社は社内調査の結果、60代の財務や経理を担当していた元役員が昨年4月までの4年間

でグループ会社の資金約80億円を不正に流用していた疑いがあると発表。

同日、京都地検は元役員の自宅や関係先を家宅捜索しました。

元役員は流用を認め、シンガポールでの自動車レースの運営や、京都府内のゴルフ場の買収、モンゴ

ルの金融機関の増資などに充てていたと説明。

現在、連絡が取れず、行方不明になっているとのことです。

ただこの事件については謎も多く、

単なる不正流用事件というには巨額過ぎるし、登場人物は京都経済界の名士や海外在住のモータースポーツ業界の著名人など多彩。
流出の経緯や資金の流れには不可解なことが多く、事件の奥は深い。

とはいえこれだけの規模の会社で、財務や経理は社内外でチェックをしているはずなのに、発覚の今年1月まで、5年近くも表面化しなかったのはなぜか。

不正流用のうちの60億円以上は、2人の「京都の著名人向け」で、なんらかの“しがらみ”による融資と思われ、そこに関与した人物は誰なのか。

要は、元財務担当役員が、私利私欲で犯した横領事件で片付けるには無理がある。

例えば、京都府のゴルフ場買収資金で7億2000万円が供出されているが、流出先の投資会社代表は、呉服やホテルを経営していた京都の名門の御曹司である。

また、54億円を拠出していた知人の会社は、シンガポールでサーキット場を建設中に頓挫し、投資資金は焦げ付いた。

内部調査に時間をかけ過ぎた結果、元役員は海外に脱出。
54億円不正流出先の会社経営者と行動をともにしている可能性が高いという。


(引用元:http://news.livedoor.com/article/detail/10081748/)

と不可解な点を挙げるジャーナリストもいます。

これだけの巨額だと穴埋め補てんは望めず、後の祭りですね。