Business Weekly Taiwanは17日(現地時間)、サプライヤー側の生産歩留まりによっては、「iPhone 7」にはデュアルカメラモジュールが採用されることになる見込みであると伝えています。
画像はHuawei「Honor 6 Plus」のもの
Business Weekly Taiwanによると、台湾AltekのCEOザイアル・ウェン氏によって、アップルが少なくとも3年間に渡ってデュアルカメラモジュールの開発に取り組んできたことが明らかにされたとのこと。なお、Altekはこれまでに台湾HTCやHuaweiに対してデュアルカメラモジュールを提供してきたことで知られています。
また、今回ウェン氏は、iPhone 7においてデュアルレンズ構造が実装されることになるかどうかは、サプライヤー側の生産歩留まりにかかっていることを指摘し、この歩留まりの低さゆえに「iPhone 6s」世代での採用は見送られたとしています。
さらに、現時点では「optical axis deveation(光軸偏向)」と呼ばれる不具合がデュアルカメラモジュールに発生しているものの、アップルが先日買収したイスラエル企業LinX(過去記事)の技術によって解決される見込みであることも明らかにされました。
画像は「HTC One (M8)」のもの
そのほか、「iPhone 6」および「iPhone 6 Plus」に使用される光学レンズのおよそ80%を供給する台湾Larganがレンズの製造能力を倍増させたことを最近になって発表しており、ウェン氏によると、これもデュアルカメラモジュールに要求されるレンズ供給量を満たすための施策と考えられるとのことです。
なお、過去には「iPhone 6s」にデュアルカメラ構造が採用される可能性を指摘する情報も伝えられています(過去記事)。
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
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