ルルーシュ「黒の騎士団内でけいおんというアニメが流行っている」
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1:SS速報:2009/12/11(金) 20:59:00.43 ID:lu2sBQ/y0
ルルーシュ「らしいんだ」
玉城「……!!」
C.C.「なんだ、それは」
ルルーシュ「さあ、分からん」
C.C.「アニメが流行る、なんて馬鹿馬鹿しい。
小学校じゃあるまいし」
ルルーシュ「そうだな……玉城、何かしらないか?」
玉城「えっ!? し、知らねえよ!?
知らない知らない!!」
ルルーシュ「…………そうか」
5:SS速報:2009/12/11(金) 21:06:34.23 ID:lu2sBQ/y0
C.C.「そもそも今はそんなことを言っている場合ではないだろう」
ルルーシュ「ああ。天子の拉致は無事成功した……
あとは合流地点でイカルガに乗り込めば」
C.C.「ああ」
玉城「……」ドキドキ
ルルーシュ「玉城、ついてこい。天子の様子を見に行く」
玉城「お、おう……分かったよ」
6:SS速報:2009/12/11(金) 21:13:24.05 ID:lu2sBQ/y0
ルルーシュ達は天子とオデュッセウスの結婚式に乱入し天子を誘拐、
現在はトラックで逃走中である(R2第9~10話)。
ルルーシュは玉城を運転席から後ろのコンテナへと連れ出した。
ルルーシュ「玉城……お前、知っているんだな」
玉城「しっ、知らねえって……」
ルルーシュ「隠さなくともいい。別に、罰を与えようというわけではないのだからな。
他のヤツラに玉城がチクったとも言わない」
玉城「で、でも……」
ルルーシュ「早く言え。けいおんとは何だ? どういうアニメなんだ?」
玉城「……ゼロはよぉ、俺の親友だけどよ……親友にも言えねえことがあんだよ……
怒られるからとか、そういう理由じゃなくて……わかってくれよぉ」
8:SS速報:2009/12/11(金) 21:18:56.05 ID:lu2sBQ/y0
ルルーシュ「ふっ、そうか……せっかく役職をくれてやろうと思ったのに」
玉城「えっ?」
ルルーシュ「お前がそういう非協力的な態度をとるのなら、
考え直さざるをえないな……」
玉城「えっ……おい」
ルルーシュ「お前は私の親友だと思っていたが……じゃ」
玉城「ま、待ってくれ! ゼロ……」
ルルーシュ「…………」
玉城「……み、見せてやるから……けいおん……」
ルルーシュ「ほう」
玉城「そ、その代わり、怒ったり取り上げたりしないでくれよ……
他に見てるやつもいっぱいいるけど、そいつらも見逃してやってくれよ」
ルルーシュ「それは見てから判断することだ」
玉城「……わ、わぁったよ……」
10:SS速報:2009/12/11(金) 21:24:17.70 ID:lu2sBQ/y0
玉城はポータブルDVDプレイヤーを取り出した。
ルルーシュ「さあ、早く再生しろ」
玉城「…………」ぽちっとな
唯『わぁー遅刻遅刻ー』
憂『おねえちゃーん』
唯『高校生になりましたっ』
ルルーシュ「…………ほう」
玉城(……よかった、とりあえず引かずに見てくれてるみたいだ)
ルルーシュ「……女の子向けのアニメか?」
玉城「え? いやぁ、女の子はあまり見ないんじゃねぇ?」
11:SS速報:2009/12/11(金) 21:28:51.02 ID:lu2sBQ/y0
ルルーシュ「そうなのか? 出てくるのが女の子ばかりじゃないか」
玉城「うーん……でも、そういうアニメとは方向性が違うんだよ」
ルルーシュ「舞台も女子高みたいだし……これじゃ男が出ないんじゃないか?」
玉城「いやいや、これに男は出ねえよ」
ルルーシュ「なに? この手の作品なら、かっこいい男が登場して、
主人公と恋仲になるものだろ……
ああ、生徒同士じゃなくて生徒と教師の恋愛とかか」
澪『綺麗な先生だったなー』
律『ああ』
玉城「ああ、この先生が部活の顧問になるんだよ」
ルルーシュ「それじゃあ本当に恋愛が成立しないじゃないか」
13:SS速報:2009/12/11(金) 21:34:26.42 ID:lu2sBQ/y0
玉城「だからー、恋愛はないんだって」
ルルーシュ「ふむ……じゃあ真剣に部活動だけに励む物語か」
玉城「そういうのともちょっと違う」
ルルーシュ「意味が分からん……どういうアニメなんだ」
玉城「いいから見てろって、心を無にして」
ルルーシュ「心を無に…………?」
和『唯?』
唯『せっかく高校に入ったんだもん、なんかしたいよね』
和『すれば?』
唯『でもなぁにしたらいいかわぁかんないんだよぉ~ぉ~』
ルルーシュ「…………」
玉城(おっ?)
15:SS速報:2009/12/11(金) 21:41:25.58 ID:lu2sBQ/y0
律『よしっ作戦会議開始!今月中に部員をあと一人獲得するために』
紬『いったい何を……』
澪『それをこれから考えるのさー』
ルルーシュ「なんだ……さっきから女の子が喋っているばかりだな……
盛り上がりに欠けるが、1話目ならこんなものなのか?」
唯『ほぉー……けい、おんがくかぁ』
ルルーシュ「………………」
唯『ごめんなさい、軽い気持ちで入部するなんて書いたから……
期待させるだけさせて……なんて謝ったらいいかぁぁぁぁぁあ』
ルルーシュ「!!」ガタッ
玉城「びくっ」
16:SS速報:2009/12/11(金) 21:47:11.07 ID:lu2sBQ/y0
『プリーズドンセイイユーアーレイジー……♪』
ゼロ「終わりか」
玉城「どうだった? 面白かっただろ」
ゼロ「いや、別に面白くもなんともない。
なぜこれが流行っているのか理解に苦しむな」
玉城「なぁに言ってんだよ~、見入ってたクセに」
ゼロ「見入ってなどいない!」
玉城「一番可愛いのはりっちゃんだよな」
ゼロ「違うな、一番可愛いのはゆ……い……や、なんでもない」
玉城「ん~?」ニヤニヤ
ゼロ「なんだその顔は!」
玉城「いやぁ、ゼロもこういうの好きだったんだなぁ、って思ってよ」ニヤニヤ
C.C.『ゼロ、大変だ。橋がない』
20:SS速報:2009/12/11(金) 21:53:03.05 ID:lu2sBQ/y0
再び助手席に戻るルルーシュ。
ゼロ「予定通りに対応しろ。朝比奈!」
朝比奈『はいはーい』
朝比奈の直参仕様暁を筆頭にして、
崖に隠れていた暁が次々と飛び出してきた。
そして、トラックを追っていた中華の追撃部隊を撃破したのだった。
ゼロ「ふん、余裕だな」
玉城「おーい、ゼロぉ、2話も見るだろ~?」
C.C.「ニワ? なんだ?」
ゼロ「な、なんでもないっ! 玉城、引っ込んでろ!」
玉城「な、なんだよ~」
その後、ゼロたちはは無事にイカルガと合流した。
21:SS速報:2009/12/11(金) 21:57:23.30 ID:lu2sBQ/y0
イカルガのブリッジ。
ゼロ「蓬来島の状況は?」
ディート「インドからの援軍は、既に到着しております」
扇「あとは帰って合流するだけだが、天子様は……うわっ?」
ドカーン
日向「敵襲!? 先行のナイトメア部隊が、破壊されていきます!!」
扇「止まれ! 全軍停止だ!」
ゼロ(ここで敵か……くっ、蓬莱島に帰るまで、ゆっくりけいおんを見ようと思ったのに!!)
扇「……蓬莱島に帰るまで、ゆっくりけいおんを見ようと思ったのに…………」
ゼロ「ん?」
扇「あぁ、いや、なんでもない……」
23:SS速報:2009/12/11(金) 22:02:13.41 ID:lu2sBQ/y0
双葉「あれは……ナイトメア?」
扇「ズームだ! 早く!」
そこにいたのはご存じ星刻専用KMF神虎。
ゼロ「ふっ、敵は1機だけか……余裕だな。
朝比奈と千葉の部隊で囲んで叩け」
扇「ああ」
ゼロ「では、ここは任せた。私は用事がある」
扇「用事?」
ゼロ「ああ。ここで戦力を投入してきたということは、
あちらにもまだ策があるということ……だと思うから、
例の計画の準備をしておく」
扇「そうか、分かった。ここは任せてくれ!」
ゼロ「ああ。では」
25:SS速報:2009/12/11(金) 22:06:56.14 ID:lu2sBQ/y0
イカルガ、廊下。
ゼロ「玉城! 玉城はどこだ!」
玉城「どうしたんだよ、ゼロ。ブリッジにいたんじゃなかったのか?」
ゼロ「そんなことはどうでもいい。早く見せてくれ、その……けいおん、を」
玉城「ん~? なんだよ~、やっぱりハマったんじゃないかよ~」
ゼロ「ハマったわけじゃない!
ただ、リーダーとして部下たちが夢中になっている作品を
チェックする義務があるんだ!」
玉城「へいへい、じゃあそういうことにしといてやるよ」
玉城はDVDプレーヤーを取り出した。
ゼロ「常備してるのか」
玉城「ああ、いつでもりっちゃんの笑顔に会えるようにな。
2話では楽器を買うためにバイトするんだ……ぽちっとな」
ゼロ「話の先を言うな」
28:SS速報:2009/12/11(金) 22:13:08.64 ID:lu2sBQ/y0
『どきっどきがとまんなーい……フルスロットルなのわまーい……♪』
ゼロ「この曲は唯ちゃ……平沢唯が歌っていたのだな」
玉城「ああ、いい歌だろ? CD貸すぜ」
ゼロ「ああ。お前たちが普段どんな曲を聴いているのか
把握するためにもぜひ貸してもらおう」
律『今度の休みに、ギター見に行こうぜ! おー!』
玉城「やっぱりっちゃんは天使だよなぁ」
ゼロ「私の趣味ではないな……」
唯『みんなのためにも……早くうまくならなきゃ』
ゼロ「やはり唯だな」
33:SS速報:2009/12/11(金) 22:18:21.75 ID:lu2sBQ/y0
玉城「どうだ? 2話も面白かったろ?」
ゼロ「ああ……ただ女の子が喋ってるだけかと思っていたが、
話がテンポよく進んであまり退屈にはならないな」
玉城「だろ~……ん? なんか騒がしいな」
ゼロ「放っておけ。それより第3話を見せろ」
玉城「ああ、いいぜ。3話ではテスト勉強するんだ」
ゼロ「だから言うなって」
その頃、外では。
星刻「この神虎を甘く見たな!」
騎士団員「うわぁっ!」どかーん
騎士団員「ぐ、ぐあああっ!」ぼかーん
千葉「このおっ!」
星刻「道理なきものがほざくな!!」
千葉「ぐぁっ!」
35:SS速報:2009/12/11(金) 22:24:02.85 ID:lu2sBQ/y0
澪『痛い話はダメなんだぁ~』
ゼロ「この秋山澪という女はなんなんだ?
他人に暴力をふるっておきながら痛い話がダメとは、
自己中心的にも程がある」
玉城「俺も澪の良さはよく分かんねえな。
ディートハルトとか田中とかは澪派らしいけど」
ゼロ「そうか。ディートハルトと田中は減給だな」
唯『100点取っちゃったぁぁ!』
ゼロ「唯はやるときはやるんだな」
玉城「ああ、潜在能力は高いんだぜ」
ゼロ「うむ、それもまた魅力だな」
41:SS速報:2009/12/11(金) 22:30:11.88 ID:lu2sBQ/y0
ゼロ「ほう、4話は合宿回か」
玉城「水着も見られるぜ」
ゼロ「ほう、唯は子供のような体型なのだな」
玉城「5話ではついにさわ子先生が顧問になるんだ」
ゼロ「ビジュアル系というやつなのか」
その頃、外では。
カレン「星刻!!」
星刻「紅蓮可翔式……紅月カレンか!!」
カレン「やるねえ……でも私は黒の騎士団のエース!」
星刻「殺すのもやむなしだな」
カレン「やれるものならねぇ……え? エナジーが!」
42:SS速報:2009/12/11(金) 22:34:10.04 ID:lu2sBQ/y0
ゼロ「5話も面白かったぞ。さあ、早く6話を」
玉城「まあまあ、そう焦んなよ~。
つーか、どっぷりハマっちゃってんじゃねえか」
ゼロ「ふっ、私は平沢唯の行く末を見守りたいだけだ」
玉城「なんだそりゃ~。そうだ、6話はついにライブやるんだぜ」
ゼロ「なにっ。早く見せろ!」
玉城「落ち着けって~」
扇「ゼロ! こんなところにいたのか!!」
ゼロ「うわぁぉぅ!!」
玉城「な、なんだよ~、扇……」
扇「ずっと探してたんだぞ!
神虎一体に、暁もみんなやられてしまって……
紅蓮が捕まってしまったんだよ、カレンごと!
……って、そのDVDは」
玉城「けいおんだよ、けいおん」
44:SS速報:2009/12/11(金) 22:38:13.78 ID:bdqIp1+30
ルルはロリコンだからなw
46:SS速報:2009/12/11(金) 22:40:12.17 ID:lu2sBQ/y0
扇「た、玉城……けいおんがゼロにばれたら……!」
玉城「いーんだよ、ゼロもけいおんにハマったみたいだからなー」
扇「なに? そうなのか、ゼロ」
ゼロ「い、いや、そんなことはない……」
玉城「なぁに言ってんだよ~、唯ちゃん一筋なんだろ~」
ゼロ「う、うるさい! ブリッジに行く!」
扇「なあ、本当なのかゼロ! けいおんにハマったって」
ゼロ「ちがうって言ってるだろ!」
扇「いや、でも玉城と一緒にけいおん見てたんだろ!」
ゼロ「あれは玉城が勧めるから仕方なく見ていただけだ!」
扇「ゼロは唯派なのか? 俺は断然、あずにゃん派なんだよ!」
ゼロ「ああそうかい」
扇「ああ、あずにゃんっていうのは8話くらいから出てくるんだけどな~」ペラペラ
ゼロ(ええい、こいつ鬱陶しいタイプのオタクかっ)
49:SS速報:2009/12/11(金) 22:47:18.59 ID:lu2sBQ/y0
ブリッジ。
ゼロ「状況は?」
ディート「どこに行っていたんですか、ゼロ!
状況は最悪ですよ……紅蓮は捕まり、
後方からは中華連邦の大部隊が」
扇「なあなあディートハルト、聞いてくれ!
実はゼロもけいお……むがっ」
ラクシャータ「けいお……何?」
ゼロ「ええい、余計なことを言うな!
なんでそんなにテンションが高いんだお前は」
ディート「扇さんのいいたいことは分かりました(笑)
しかし今はそれどころではありません。
どうしますか、ゼロ」
ゼロ「よし、では全速後退!
時間を稼ぎつつ例の場所まで行く」
杉山「ああ、わかった」
50:SS速報:2009/12/11(金) 22:53:04.46 ID:lu2sBQ/y0
ゼロ「藤堂は部隊の救出と、再編成の指揮を取れ!
イカルガは迂回しつつ、敵を引き付けろ!」
日向「了解!」
ゼロ「私は予定のポイントに着くまで、ちょっとやらねばならないことがある」
扇「あ~、続きを見るんだろ~。
どうせならでっかいテレビで見よう、そうすればみんなで……むがっ」
ゼロ「だから余計なことを言うな!
なぜオタクは人の話を聞かないんだ」
ディート「私もご一緒させていただきますよ、ゼロ」
田中「俺も」
杉山「あ、俺もいいか」
ゼロ「ああ、来い」
ラクシャータ「ちょっと待ちなさいよぅ、
そんなに人が抜けたらブリッジの指揮はどうするのよう」
ゼロ「大丈夫だ、中華軍も部隊の立て直しに忙しいはずだから、
しばらく敵は追ってこないだろう」
54:SS速報:2009/12/11(金) 23:00:06.27 ID:lu2sBQ/y0
イカルガ大映写室。
ゼロ「初めてこの映写室が役立つ時がきたな」
玉城「へえ、こんな部屋あったのか」
田中「画面でかいな~」
ゼロ「100インチの大画面に最新式の音響システムを完備してある。
さあ玉城、DVDを」
ディート「ちょっと待ってください。
ここはDVDよりブルーレイで見るべきでしょう」
そう言うとディートハルトは、ジャケットのポケットから
けいおんのブルーレイ全巻を取り出した。
ゼロ「お前も常備しているのか」
ディート「ええ。全ての巻を観賞用、観賞用予備、ディスプレイ用、保存用、布教用、
持ち運び用、持ち運び用予備のぶんまで購入してあります」
ゼロ「フッ……お前のけいおん熱も相当だな」
60:SS速報:2009/12/11(金) 23:10:09.59 ID:lu2sBQ/y0
田中→南で
玉城「さあ、6話再生だぜ~。ぽちっとな」
ゼロ「ついにライブか……感慨深いな」
南「うん、このへんは何度見ても面白いよな」
ディート「ちゃんとオチも付きますしね」
杉山「ああ、あれね~」
ゼロ「おいおい、言わないでくれよ~……
ん? 唯、声かれてるな」
ディート「前回の猛特訓が応えたんでしょうな」
扇「いや~、でも凄いよな、この演技!
わかるか、ゼロ! これいつもと同じ声優さんがやってるんだ!
こんな掠れた声出せるって凄いよ! うん!」
ゼロ「黙ってろ、唯の声が聞こえん」
63:SS速報:2009/12/11(金) 23:15:42.08 ID:lu2sBQ/y0
杉山「おっ、婦警さんのコスプレした和ちゃんはいつ見ても可愛いな」
ゼロ「うむ、確かになかなか……はっ、いかん!
私は唯派だ、唯派」
ディート「ふふっ、素直に楽しむのが一番ですよ」
律『はぁーどすこーいどすこーい!』
唯『どすこーいどすこいー!』
玉城「どすこーい!」
ゼロ「どすこいー! ……はっ」
ディート「そうです、そんな風にね」
ゼロ「今のは違う、玉城に釣られただけだっ。
ていうかライブはまだか」
南「あせるなよ、こういう日常の風景を眺めるのがけいおんってもんだ」
杉山「そうそう」
64:SS速報:2009/12/11(金) 23:22:32.68 ID:lu2sBQ/y0
ライブ
唯『みんな、澪ちゃんが練習してたの知ってるから!』
ゼロ「うむ、流石は唯……どんな状況でも優しい笑顔をふりまくというのは
なかなか出来ることではない!」
玉城「ほんとに唯ちゃんにゾッコンだな」
扇「うん、でもまああずにゃんが一番可愛いんだけどな!
ゼロもあずにゃんが出たら心変わりすると思うぜ、絶対!」
杉山「もう黙ってろ」
澪『君を見てると、いつもハートドキドキ……♪』
ゼロ「ついにライブが……ん? PVか?」
ディート「そうですね、PVというかイメージ映像というか」
ゼロ「なぜだ? なぜ、演奏しているところを流さない!」
65:SS速報:2009/12/11(金) 23:30:04.17 ID:lu2sBQ/y0
玉城「なんだよ、ゼロ」
ゼロ「おかしいだろう、軽音楽部のアニメで、
ライブの場面をイメージビデオでお茶を濁すのは!
しっかりと演奏するシーンを流すべきではないのか!」
ディート「落ち着いてください、ゼロ。
確かにこのシーンは賛否両論あります」
ゼロ「ならば私は否のほうだな!
今まで黙っていたが、やはり演奏シーンの少なさが気になっていたんだ。
演奏するシーンをごまかしごまかしでやってきていた!
しかし、ライブならやってくれるだろうと思っていたが……このザマだ!!
でも唯かわいい!!」
南「まあまあ、落ち着け。気持ちはわかるが」
玉城「そうかぁ~?
演奏シーンなんて別にいらないんじゃねえの?
いわゆる日常系ってやつだしさあ、女の子が可愛ければそれで」
ゼロ「それは甘えだ! 軽音部を題材にしている以上、
演奏シーンには力を入れなければならない!!」
杉山「固定観念にとらわれすぎだ、ゼロ」
68:SS速報:2009/12/11(金) 23:37:14.12 ID:lu2sBQ/y0
ゼロ「納得いかん! こんな茶番でごまかすなど……」
杉山「でもこれはこういう作風としてだなぁ」
南「そうだよ、別にごまかしってわけじゃない。
けいおんってのはこういうアニメなんだ」
扇「……」←こういう話になると黙る
ゼロ「……くそっ、はっきり言って失望したぞ……
ただ可愛いだけの手抜きアニメではないか……!」
玉城「ま、まあまあ……ほら、曲終わったぜ。
このあとが名場面なんだ」
ゼロ「名場面?」
澪『うわっ!』びたーん
ゼロ「………………見えないじゃないか」
玉城「見たいのかよ」
71:SS速報:2009/12/11(金) 23:46:34.91 ID:lu2sBQ/y0
ディート「では、次は7話を」
ゼロ「ああ」
玉城「次は確かクリスマス会だったな」
扇「ああ、ムギちゃんが可愛いんだよな!
マンボウの真似~ってさ!」
杉山「はいはい」
艦内放送『ゼロ! 予定通り天帝八十八領に到着いたしました!』
藤堂「ああ、ここにいたのか、ゼロ……
部隊の立て直しは……って、何を見ているんだ!?」
朝比奈「なっ、……アニメ?」
南(しまった……藤堂将軍にバレてしまった)
玉城(やっべえ、藤堂さんこーいうの五月蝿そうだよな……)
74:SS速報:2009/12/11(金) 23:54:00.04 ID:lu2sBQ/y0
藤堂「お前たち!! こんな大事なときにアニメなど……
しかもゼロまで一緒になって!
やる気はあるのか!? まったく……」
朝比奈「そうですよ。藤堂さん、もっと言ってやってください。
僕、あなたがたのこと本気で軽蔑しますよ」
藤堂「朝比奈の言うとおりだ。
お前たちは人として、戦士として最低な…………
さいていな…………」
澪『もう、お嫁に行けない……』
藤堂「…………」
朝比奈「藤堂さん?」
藤堂「…………」
朝比奈「なんで画面の前に座るんですか? 藤堂さん」
藤堂「これはなんというアニメだ?」
朝比奈「藤堂さああああああああああん!!」
80:SS速報:2009/12/12(土) 00:02:21.56 ID:c4IH+WhX0
ディート「いやぁ、まさか藤堂司令まで興味を抱かれるとは」
藤堂「いや、違う。ただ、この黒髪の乙女に心惹かれただけだ」
玉城「へえー、藤堂さんは澪派かぁー」
藤堂「ほほう、澪というのか……」
一発芸コーナー
サンタコスプレをする澪
澪『うう……』
藤堂「むっ、こんな破廉恥な……いやしかしこれもまたうむ」
朝比奈「藤堂さん! 目を覚ましてください!
こんなアニメに…………」
紬『マンボウの真似でした~』
朝比奈「……これはなんというアニメですか?」
ゼロ(ギアスより強力かもしれんな……)
85:SS速報:2009/12/12(土) 00:09:31.94 ID:c4IH+WhX0
杉山「いやあ、やっぱ7話もいいとこ多いよな」
南「そうそう、みんな可愛いわ」
藤堂「秋山澪……か」
朝比奈「ムギちゃん……」
ディート「では次は、8話ですね」
玉城「おっ、扇大歓喜だな!」
扇「そうそう、ついにあずにゃんが出てくるんだよ!!
藤堂司令もあずにゃんの可愛さにはやられますよ!!」
藤堂「あずにゃん……か。可愛らしい名前だな、期待しておこう」
朝比奈「ムギちゃんは出る?」
ゼロ「…………」
無線機『ゼロ、中華連邦の軍が攻めてきました! ブリタニア軍もいます!』
ゼロ「ブリタニア軍だと? シュナイゼルか?」
89:SS速報:2009/12/12(土) 00:16:25.54 ID:c4IH+WhX0
ゼロ「そうか、ラウンズまで……星刻も天子も見放されたか。
分かった、輻射障壁を展開しつつ……」
その時、玉城がゼロの無線機を奪い取った。
玉城「おいおいゼロ、みんなで楽しくけいおん見てるときに
仕事の話なんてしてんじゃねーよっ」
南「そうそう、現実に引き戻さないでくれよ」
ゼロ「えっ、ああ……悪かった」
藤堂「おい、早く8話を」
ディート「ああ、はい分かりました。再生ぽちっとな」
玉城「そうだ、またライブシーンあるぜ。
今度はイメージビデオじゃなくて、ちゃんとしたの」
ゼロ「おお、そうか。それは楽しみだな」
扇「あずにゃんも出るしな!」
ディート(ゼロ……まさか、飽きてきてる?)
90:SS速報:2009/12/12(土) 00:24:34.09 ID:c4IH+WhX0
扇「そう! これがあずにゃん!
中野梓ちゃんですよ」
藤堂「ほう、これがあずにゃんか」
扇「はい、彼女はとっても真面目っていうか!
そのせいで部活内の不和の元になったりもするんですけど!
でもそれがまた魅力っていうかそのあれですよつまり」
玉城「うーっせえよ、扇! 黙ってろ!」
唯『だからみなさんも、気軽に入部してください!』
ゼロ「おっ、やっとか……
唯が歌うのか」
扇「ああ! でもこのライブの見所は後ろの方で聴いてるあずにゃんなんだ!
背伸びしながら必死に見ようとしてるのがもうたまらないんだよ!!」
ゼロ「黙ってろ、聞こえん!」
藤堂「いい歌だな……癒される」
92:SS速報:2009/12/12(土) 00:28:48.43 ID:c4IH+WhX0
朝比奈「ええ……ホントに癒されますね」
藤堂「ああ、中華に来てから緊張続きだったからな……
たまにはこういうのもいいかも知れないな……。
ところでゼロ、外の状況はどうなってるんだ?」
ゼロ「ああ、実は」
玉城「やめろ、ゼロ!」
杉山「そうだよ、俺たちを現実に引き戻さないでくれ!!」
南「俺たちは今けいおんを見ているんだ!
そえをちゃんとわかってくれなきゃ困るよ」
ゼロ「ああ、すまん……」
扇「で、このあずにゃんがだなぁ……」ぺらぺら
ディート「じゃあ次、9話いきますよ」
藤堂「あとで7話から前のブルーレイも貸してくれ」
ディート「はい、布教用を貸して差し上げますよ」
93:SS速報:2009/12/12(土) 00:32:52.00 ID:c4IH+WhX0
ぶっ続けで9~11話まで視聴したゼロ達。
南「いやあ~、やっぱ最高だよな、けいおんは!」
杉山「京アニはいい仕事するよな!」
藤堂「秋山澪……嫁に欲しい」
朝比奈「ムギちゃん……」
扇「うん、あずにゃんが出てからさらに盛り上がってきたよな!」
ゼロ「そうか?」
扇「え?」
ゼロ「むしろ、中野梓が参加してから失速しているように思えるのだが」
扇「……」
玉城「……」
南「……」
杉山「……」
94:SS速報:2009/12/12(土) 00:40:06.25 ID:c4IH+WhX0
ゼロ(ん? なんだ、みんな黙ってしまって)
ディート(やはりこういう事態になってしまうか……
ゼロは冷静に物語を見極めている……
みんなでワイワイ言いながら見るのが楽しかったり、
藤堂鏡志朗や扇要のようにキャラ萌え目当てだったり、
そういう見方とは違う……そして不満が出る……)
ゼロ「だってそうだろう、
梓が出てきてから、9話、10話もなんだかグダグダの展開だったじゃないか。
退屈で見るのが苦痛になるほどだった。
9話も11話も、必要性が分からないシリアスを入れてきたしな。
私はアニメには詳しくないが、このタイプの作品で
シリアスを入れるのは逆効果なんじゃないか?
最初から最後までほのぼのを突き通すべきだと思うが。
スタッフロールを見て気づいたんだが、脚本家が違うんだな。
前半の話を書いていた脚本家がぜんぶ書いた方が良かったんじゃないか?」
ディート(でも空気は読んでください、ゼロ)
99:SS速報:2009/12/12(土) 00:47:22.92 ID:c4IH+WhX0
一同「……」
その時、轟音とともにイカルガが揺れた。
ゼロ「くっ……敵の攻撃か」
藤堂「なにっ、敵が来ていたのか?」
朝比奈「なぜもっと早く言ってくれなかったんだ、ゼロ!」
ゼロ「私はブリッジに行く! 最終回はお前たちで勝手に見てろ」
ディート「待ってください、ゼロ。
最終回はゼロのお好きな、前半の脚本家がお書きになった話ですよ」
ゼロ「なに……?」
ディート「それに、平沢唯が主人公らしくメインを張っています……
ライブもありますしね。唯好きならば、見ない手はありませんよ」
ゼロ「…………よし、では見よう! 見届けよう、平沢唯の晴れ姿を!」
藤堂「我々は出陣するぞ、ゼロ」
朝比奈「あとでネタばれするのはやめてくださいよ!」
ゼロ「ああ」
101:SS速報:2009/12/12(土) 00:53:14.56 ID:c4IH+WhX0
けいおん!第12話。
2度目の学園祭ライブを目前に控え、
唯は風邪でダウンしてしまう。
ゼロ「風邪を引いているじゃないか!
これではライブが出来ない……!」
杉山「たくあんのシーンは朝比奈さんに見せたかったなぁ」
ゼロ「そうだ、唯! 早く治すんだ!
そしてライブを……歌声をきかせてくれ!」
扇「あずにゃんにゃん! あずにゃんにゃんにゃん!」
ゼロ「ギターを忘れただと……?
なんという失態だ! 唯!」
玉城「俺はやっぱりっちゃんが一番だと思う」
ゼロ「おおっ、今度はころばなかった……!」
ディート「成長が見て取れますよね」
ゼロ「条件は全てクリアされた!!
さあ、見せてくれ唯!! 最後のライブを!!」
104:SS速報:2009/12/12(土) 00:59:26.15 ID:c4IH+WhX0
南「うっ、うううっ……ぐすっ」
玉城「やっぱいいよぉ……すげえ最終回だよぉ……」
杉山「だな……何度見ても泣いてしまうよ……」
ゼロ「ああ……前のぐだぐだっぷりが嘘のように素晴らしい話だった……
アニメとは、けいおんとは、こんなにも素晴らしいものだったのだな……」
とその時、またもイカルガが大きく揺さぶられた。
ドカンバキンと不吉な音も聞こえる。
ゼロ「どうやら本格的に危なくなってきたようだな……」
ディート「ゼロ、まだ番外編がございますが」
ゼロ「それを見るのはすべてが終わってからにしよう……!
けいおんを平和に見るために、まずは目の前にある敵を倒す!」
扇「ああ、そうだな!」
ゼロ「ディートハルト! お前はあの仕掛けの準備をしておけ」
ディート「分かりました」
105:SS速報:2009/12/12(土) 01:06:51.77 ID:c4IH+WhX0
イカルガ、ブリッジ。
ゼロ「大宦官に回線を開け!」
ラクシャータ「ゼロ! それに扇たちまで……どこに行ってたのよぉ」
日向「大宦官に通信回線、ひらきました!」
大宦官『ほう、ゼロ直々に……』
大宦官『敗北を認めるのかな?』
ゼロ「攻撃をやめる気はないのか……このままでは、天子も死ぬ!」
大宦官『天子などただのシステム』
ゼロ「残された民衆はどうなる!」
大宦官『ゼロ、君は道を歩くとき蟻を踏まないように気を付けて歩くのかね?』
大宦官『尻を拭いた紙は捨てるだろ? それと同じだよ』
大宦官『主や民などいくらでも湧いてくる』
大宦官『虫のようにな』
大宦官『ふぉふぉふぉふぉふぉ』
ゼロ「腐っている! 京都アニメーションも知らぬ官僚が!!」
C.C.「それを言うならノーブルオブリゲーションだろ。
ていうかどういう間違え方だ」
107:SS速報:2009/12/12(土) 01:12:43.20 ID:c4IH+WhX0
その頃、天子様が無謀にもイカルガの外へと飛び出していた。
天子「やめて! もうやめて、こんな戦い!」
星刻「天子様っ……!」
天子「おかしいわ、こんな、こんなの!」
大宦官「今だ、天子を撃てい」
星刻「持ってくれ神虎……!!
私の……私の命をくれてやる!!」
天子の前に馳せ参じ、襲い来る弾丸から天子を守ろうとする星刻。
しかし神虎のフーチ型ハーケンによる防御も完璧とは言えない。
星刻「誰か……!
誰でもいい、彼女を救ってくれぇっ!!」
ゼロ「分かった。聞き届けよう、その願い……」
109:SS速報:2009/12/12(土) 01:19:20.95 ID:c4IH+WhX0
着弾によって巻き起こった砂煙が消えた。
そこに立っていたのは、新型のKMFだった。
大宦官「なんだあのKMFは?」
大宦官「天子だけでなく、星刻も守ったと!?」
ゼロ「中華連邦、並びにブリタニアの諸君に問う。
まだこの私と、ゼロと戦うつもりだろうか」
そのKMFこそ新たなるゼロ専用機、蜃気楼であった。
漆黒のボディに金色のカラーリング、
そして、でかでかと平沢唯のイラストがペイントされていた。
ラクシャータ「ちょっと! 蜃気楼になに落書きしてんのよぉ!」
スザク「ルルーシュ……そこまで落ちぶれたとは……」
アーニャ「きもーい」
星刻「ゼロ……? なんだ、その変な機体は」
ゼロ「哀れだな星刻……同国人に裏切られ、たった独りの女も救えず、
けいおんすら知らないとは」
星刻「けいおん?」
113:SS速報:2009/12/12(土) 01:25:25.14 ID:c4IH+WhX0
ゼロ「だがこれで貴様が組むべき相手は私しかいないと分かったはず」
星刻「だからと言って家来になるつもりはない!」
ゼロ「当たり前だろう、君は国を率いる器だ。
救わねばならない……天子も、貴公も、
弱者たる中華連邦の人民全てにけいおんを広めるために!」
星刻「何を言っているのか少々理解できないが、
その恥ずかしいナイトメアでこの戦局を変えられると思っているのか」
ゼロ「いいや、戦局を左右するのは戦術ではなく、戦略だ」
星刻「?」
115:SS速報:2009/12/12(土) 01:30:37.78 ID:c4IH+WhX0
竜胆。
中華軍人『緊急入電! 上海市内で暴動が発生しました!』
中華軍人『上海だけではありません、北京、ビルマ、ジャカルタ、イスラマバード』
中華軍人『他14箇所で、同時多発的に人民が!』
大宦官「暴動だと? なぜ、このタイミングで……」
アヴァロン。
セシル「ゼロと大宦官との通信記録が流されたようですね」
カノン「通信……?」
シュナイゼル「出せるかい?」
蜃気楼平沢唯カスタム。
ゼロ「ふっ……天子のおかげで大宦官の悪役っぷりが極まったな」
星刻「全然かっこよくないということを自覚しろ」
116:SS速報:2009/12/12(土) 01:38:04.75 ID:c4IH+WhX0
ゼロ「そう、君のもう一つの策略……クーデターに合わせた人民蜂起!」
星刻「やめろ、話しかけるな。
私まで同類に見られるだろう」
玉城「一気に押し返せー!」
アヴァロン、ブリッジ。
士官「愚かな、ここで地上部隊を出すとは」
士官「空爆すれば、こちらの勝利です」
シュナイゼル「いや、撤退する。
国とは、領土でも体制でもない。人だよ。
民衆の支持を失った大宦官に、中華連邦を代表し、我が国に入る資格はない。
それに、私には平沢唯を傷つけることは出来ないからね」
カノン「はい?」
スザク「イエス、ユアハイネス……」
撤退していくブリタニア軍。
120:SS速報:2009/12/12(土) 01:46:30.96 ID:c4IH+WhX0
こうして中華連邦はブリタニア帝国の魔手からのがれ、
民をないがしろにして専横を極めていた大宦官は倒されたのであった。
数日後。
黒の騎士団と中華連邦革命団は会談の場を設けていた。
扇「いやあ、一件落着だな」
星刻「ああ、感謝している」
ディート「ゼロ。天子の婚姻が無効になったと、
世界中に喧伝する必要があります。
その場合、同時に日本人の誰かと結婚していただくのが
上策かと考えますが」
ゼロ「うむ」
天子「えっ……」
ゼロ「分かりやすすぎるが、妥当な手だ」
123:SS速報:2009/12/12(土) 01:51:30.13 ID:c4IH+WhX0
神楽耶「なりません!」
ディート「神楽耶さま、これは高度に政治的な問題で」
神楽耶「単純な恋の問題です! 政治で語ることではありません!」
C.C.「うん、そうだな」
ディート「我々は戦争をしているのですよ!?」
千葉「お前は黙っていろ」
ディート「お前!? 参謀に向かって……!
ゼロ、ご裁可を!!」
神楽耶「ゼロ様なら分かっていただけますよね!!」
ゼロ「それは……えーっと……
星刻は……どう思う?」
C.C.「このヘタレが」
星刻「私か……私は……既に永続調和の契りを結んだ身だ」
天子「星刻……」
星刻「そう、平沢憂ちゃんと」
129:SS速報:2009/12/12(土) 01:58:20.72 ID:c4IH+WhX0
神楽耶「…………」
C.C.「…………」
千葉「…………」
ゼロ「はっははははは!! まさか貴様もけいおんを見たとはな!!」
星刻「ああ、実を言うと蜃気楼を見た時から気になっていたんだ……
私の神虎にも憂ちゃんのペイントを施してみた」
ディート「ふっ、またけいおん仲間が増えましたね」
藤堂「うむ、よいことだ」
ゼロ「そうだ、まだ番外編を見ていなかったな!
どうだろう星刻、一緒に」
星刻「うむ、ぜひご一緒させてもらおう!」
天子「…………」
こうして、ゼロと星刻の活躍により、中華を中心とした超合集国が創設され、
けいおんは国家指定優良アニメとして国中に広まった。
しかし、各キャラの派閥間で大規模な内紛が発生し、
超合集国は一月と経たずに瓦解してしまったそうである。
おわり
130:SS速報:2009/12/12(土) 01:59:26.15 ID:wosGSdYa0
乙
C.Cに唯みたいになれよ!って言うゼロ見てみたいな
C.Cに唯みたいになれよ!って言うゼロ見てみたいな
138:SS速報:2009/12/12(土) 02:43:23.17 ID:9hKPs9J7O
乙そして始まったなw
146:SS速報:2009/12/12(土) 07:12:13.09 ID:h5zDKq050
乙ですぞ
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