春「ウチの向かいにコ○ドーム屋さんが出来た……」
ゴム屋おのでらです。
今回は春が主役です。
前作:鶫「バイバイン?」
ワイワイ…ガヤガヤ…
小咲「なんだか最近お客さん少ないね〜」
春「真向かいにコンドーム屋さんが出来たからね〜。お客さん取られたってお母さんカンカンだよ。」
小咲「そもそも、どうして和菓子屋の真向かいにコンドーム屋さんなんて作るのかしたら?」
春「そうよっ!まったく有り得ないわ!なんでこんな商店街の真ん中にコンドーム屋なんて作るのよッ///」
小咲「確かに、コンドームなんてコンビニやドラックストアで買えるのにね。」
春「よりにもよってウチの真向かいにだよ!?ウチの目の前がコンドーム屋だなんて迷惑にも程があるよ。こんなんじゃ恥ずかしくてお客さんも来ないし、しかも私達はここが家なんだから毎日コンドームが目の前じゃんッ!!」
小咲「あははは……確かに恥ずかしいね///」
母寺「何呑気な事言ってんの二人とも。」
春「あ、お母さん。」
母寺「これは戦争なのよ。ウチの目の前にゴム屋構えるなんていい度胸じゃない。」
母寺「小咲も春も来な、どんな奴がやってんのか面を拝んでやる!」
ツカツカ
春「え〜〜〜、やめときなよお母さん!」
小咲「そうだよ〜〜」
母寺「大丈夫大丈夫、ちょっと様子を見るだけだから。たのもーーーーーーーー!!」
楽「あ……どもっ」
母寺「ッ!?」
小咲「え?」
ーーー事の起こりは数日前…
組員「坊ちゃ〜ん、聞いてくだせぇ。実は念願叶ってコンドーム屋を開く事になったんですよ!」
楽「うおおマジか!?すげぇやったじゃねえか、夢だったんだろ?ゴム屋」
組員「はいい!!」
組員「そこで坊ちゃんにお願いがありまして、開店直後は人手不足で坊ちゃんにも手伝って欲しいのですが。」
楽「おお、任せとけ!!それで何処で店出すんだ。」
組員「それが立地は申し分ねぇんですが、目の前に和菓子屋がありまして…」
楽「という経験であったため、決してお母さんの敵になろうというわけでは……」
母寺「この裏切り者!!」
ギロン、ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
楽「ひいぃぃぃぃぃ〜〜!」
小咲「もう、やめなよお母さん。別に一条君は裏切ったわけじゃないでしょ!」
春「そうだよ。一条先輩は何度かウチを手伝っただけで、別にウチの従業員ってわけじゃないでしょ!」
母寺「けっ、ウチの跡取りに丁度いいと思ってたのによ、まさか敵に回るとわ!」
楽「いえ、ですから俺はただウチの者を応援してやりたくて、小野寺さんちの和菓子屋の敵になったつもりはないんです!!」
小咲「ほら、一条君もこう言ってるじゃない。」
母寺「まったく、アンタなら小咲とくっつけて婿にしてウチを任せられると思ってたのにさ!」
小咲「えぇぇぇ!?一条君が私のお婿に////」
春「……………………え」
楽「とにかく、俺はお母さんの敵じゃありません!!」
母寺「帰るよ小咲、春。」
小咲「え、でも…」
春「……………」
母寺「フ○ック!!」
楽「ひいぃぃぃぃぃ〜〜〜」
楽「なんでこんな事に、俺はただウチのもんを応援してやりたいだけなのに!!」
組員「お、今のは向かいの和菓子屋の連中ですかい?あんなのぶっ潰してやりましょうぜ!!」
楽「そういうの良くないと思うけどね!!」
母寺「かっ!!敵に願えるたぁ見損なったわあのガキ!」ダンダンダン
小咲「だから一条君は何度かバイトで手伝ってもらっただけで、ウチの従業員じゃないでしょって。」
春「…………………………」
小咲「あれ、どうしたの春?」
春「私、先に上で休んでるね。どうせお客さん少ないんだしいいでしょ。」
小咲「あっ、春………………。どうしたんだろう春、なんだか元気がないような。」
母寺「あのガキ、今度見かけたらとっちめてやる!!」
春の部屋……、
春「どうして、どうして一条先輩は私じゃなくてお姉ちゃんのお婿になるの。どうして私じゃないの!!?」
春「いっつもいっつもそうよ!原作でも私の扱い最近悪いし、私の中の人変態でお姉ちゃんの中の人の事本当に好きでその人も変態だし! このSSの作者も私の事気に入ってなくていっつも最後に私死ぬし!ああああぁぁぁぁぁーーーーーーもうっ!」
春「せめて、せめて今回くらいは、私が一条先輩のことを////」
春「でもどうすればいいのかな〜。一条先輩はお姉ちゃんの事が好きだし、しかもニセとはいえ恋人もいえ、他にも周りに綺麗な女の人がたくさんだし!!」
春「よりにもよってウチの向かいのコンドーム屋さんが一条先輩の家の人のお店だなんて。どうすればいいのかな〜」
ミッ○ーマウス「ハハッ、お困りのようだね!」
春「うわぁっ、あなた誰!?ネズミ?」
ミッキ○マウス「僕はただのネズミじゃないよ。僕はミッキー○ウス、困ってる人達の味方さ、ハハッ!」
春「ミッキーマ○ス?私を助けてくれるの?」
ミッキーマウ○「そうさ。君の話は聞かせてもらったよ。一条先輩と仲良くなりたいんだけど、でも今向かいのコンドーム屋さんの事で揉めちゃってるんだね?」
春「うん、まあ大体そうなんだけど。」
○ッキーマウス「お安い御用さ。まずは一条先輩と仲良くなるためには、向かいのコンドーム屋との関係も良くしないとね、ハハッ!」
春「どうやって?」
ミ○キーマウス「簡単な事さ。要はこの和菓子屋にも向こうのコンドーム屋にもお客さんがたくさん入って、両者の関係が良くなるようにすればいいのさ、ハハッ」
春「そんなに上手く行くかな?」
ミッ○ーマウス「僕に考えがあるのさ、ハハッ」
向かいのコンドーム屋さんに……、
組員「ぼっちゃん見てくだせぇ、宣伝用に店のツイッターを……」
楽「それはやめてくれ!」
組員「え、なんでですかい?」
楽「これ以上ツイッターで垢作んのはやめてくれ。ぶっちゃけこのSSの作者もゴム屋おのでらの垢以外に作んのは面倒くせえと思ってんだよ。」
組員「え、そうだったんですかい!?」
楽「ああ、もっと言うとこのSSの作者、ゴム屋おのでらの垢も見切り発車で作ったらしくてよ。それに作者はニセコイSSもにわか知識で始めたらしくて、アニメとか漫画もそこまで詳しくねえ人なんだよ。」
組員「え、そんなんがこのSS書いてるんですかい!?」
楽「ああ、中の人もこともネットで調べてネタにしてる程度の作者なんだよ。だからこれ以上負担を増やすな。ゴム屋おのでらの垢でこれからもやりたいんだとよ。」
組員「なるほど、わかりました。でも宣伝用に店のHPみたいなのは作ったんすよ!店内や従業員の様子なんかも掲載してて、これでお客さんたくさんでっせ!」
楽「そっか。まあ俺としてはウチのもんの店が繁盛するのは嬉しいけどさ、小野寺んちのことも考えねえと。」
春「あの……」
楽「いらっしゃ……って、春ちゃん!?一体どうしたの?」
春「その……、さっきはお母さんがすみませんでした!!突然押しかけちゃったりして」ペコッ
楽「あ、ああ……別に春ちゃんが謝ることねぇよ」
楽(春ちゃんが俺に謝るだとッ!!?一体どういうことだ。)
春「それで、先輩にお店のことで相談したいことが……」
楽「え、俺にか?」
春「そうです。先輩はこのままでいいんですか!?このままお母さんに誤解されたままで、ウチとこのゴム屋さんも関係が悪くなって、終いにはこのままウチの方にはお客さんが入らないでつぶれちゃったりなんかしたら!!」
楽「いやっ、それはダメだ!!小野寺んちが潰れるのは俺だって嫌だし!」
春「そうでしょ、なら手伝ってください。私に考えがあるんです!」
楽「え、考えって?」
次の日……
春「いらっしゃませ〜〜、和菓子屋おのでらの新作ですよ〜!!」
客A「お、なんだなんだ!」
客B「なんだこれは、コンドームの中にあんこが詰まってるぞ!!」
続きです。
春「はい、コチラ向こうのコンドーム屋さんとのコラボ商品となります!」
客「ほぉ、最近新しく出来たコンドーム屋さんか!」
楽「なるほど、これならどちらも儲けられる!」
コメント一覧
-
- 2015年06月28日 22:45
- ひでぇwwwww
-
- 2015年06月28日 23:04
- なぜ破滅しかないのか
-
- 2015年06月28日 23:27
- 安定の破滅
-
- 2015年06月28日 23:37
- 先輩だったり先生だったり、楽も大変だな