『喧嘩稼業』管理人の感想です。最新話の内容(ネタバレ)を含みますので、読む場合は自己責任でお願いします。
おかしいな…梶原さんの勝利は揺るがなかったはずなのに、先週の冒頭ページまで読んで、「よっしゃ!梶原さん最強だぜェ!」って大興奮してたのに…おかしい、梶原さん工藤に捕まっている。身動きが取れない状態になってる…なんで…アイエエエエ! ニンジャ!? ニンジャナンデ!?
いや、あの梶原さんのこと、金剛が決まってもすぐ復活することを想定していたに違いねェ!毒を入れられても油断するような梶原さんじゃねェ!たぶん、たぶんだけど捕まれても逃れる術を持っているはず!梶原さんなら…梶原さんなら…そ、そうだ!梶原さん!工藤の右目をつぶしちゃいましょう!左目はもうつぶれてるんだ!あとは右目をつぶしてしまえば、いくら工藤でもどうしようもないはず!も、もしくは金的…
あっ…
あっ…もうダメだ…。梶原さんが自分の左手がないことに後悔するシーンを見て…急に、急に体の熱が引いちゃったよ。「ああ、もう梶原さんに勝利はないな…」って、第三者の自分がそう思ってしまった。もしかしたら、梶原さんもこのとき勝利を諦めたのかもしれない。畜生…畜生…でも仕方ない、右肩が脱臼するほどの力で捕まれてしまったのだから、もうどうしようもない。だって、工藤に掴ませたら終わりなんだから。
そして梶原さん、解毒薬の話を工藤に持ちかける。…このとき、梶原さんが勝利ではなく、生き延びることを選んだ瞬間だな…って分かった。梶原さんの目的は強いものを倒すことではなく、富田流の入江文学、文さんを倒すことが目的。元々はトーナメントで倒したかったんでしょうが、それが実現できないと分かって、急遽生きることを選んだのか…。間違いじゃない、間違いではない…だけど、勝負を諦めてしまったら、もう梶原さんの勝利は…
ああ…
解毒薬があること、助かる可能性があるのに放棄しようとする工藤に、十兵衛の話を出して、梶原さん、倒れる。よ、よかった…梶原さんが死なずにすんで…。さらに言うと、工藤も死なずにすみそうでよかった。
梶原修人VS工藤優作、勝者は喧嘩師の工藤優作。おそらく読者の90%が思っていたであろう結果になりました。だけど…だけど正直ここまで梶原さんが健闘してくれるなんて!個人的にはすごくうれしいぜ!…ハァ、本当は勝ち上がってほしかったけど、でも生きて帰ってこれたのだから、それは素晴らしいこと。いい戦いでした、両者ともに拍手を送りたい。送りた…ちっくしょーーーーー梶原さんに勝ってほしかったーーーーー!!!!!
しかし、1回戦からこうもボロボロになると、決勝戦は両者ともボロボロになるんじゃないの?その状況で田島と戦うとか…勝てるとは思えないんですが。おそらくこうなることを田島は予想してただろうに…ちくしょう、同じ”あきら”という名前を持つけど、この男は汚ェ!汚ェんじゃねェのか!ちくしょうアリ共々ぶっ倒してやる!(文さんが)
ところで梶原さん、この試合の後ヤクザに襲われないだろうか…裏切り者だーとか言って。金田みたいに病室で暗殺されるのも、朴さんみたいにハチの巣にされちゃうのも…あ、澤はどーなってもいいです。
価格: ¥ 540
ついに、待望の「陰陽トーナメント」開幕!! 会場のマカオに集う十六名の闘士たち。彼らの戦いは試合前から始まっていた。いかに己に有利な状態でリングに立つか……強さの真髄は“場外”でこそ試される!!