エリウッド「レイヴァンが浮気を?」プリシラ「はい……」
エリウッド「そもそもレイヴァンは誰と付き合ってたんだい?」
プリシラ「私です」
エリウッド「えっ……でも君とレイヴァンは兄妹じゃ……」
プリシラ「私です」
エリウッド「そ、そうか……」
ニニアン(珍しくエリウッド様が押されている……)
※キャラ崩壊注意
エリウッド「それで……僕達のところに相談しに来たのは……僕達がラブラブのカップルだからだろう?」
プリシラ「はい……」
エリウッド「とりあえずまずは……レイヴァンが誰に浮気しているかを聞かせてもらえるかい?」
プリシラ「ルセアさんです」
エリウッド「……んん? 聞こえなかったな、もう一回言ってもらえるかい?」
プリシラ「ルセアさんです」
エリウッド「男じゃないか!!」
ニニアン(今回の相談相手は一筋縄じゃいかなさそう……)
プリシラ「失礼かもしれませんが……お二人は浮気をしたことがありますか?」
エリウッド「いや、ないな」
ニニアン「ないですね……」
プリシラ「羨ましいです……」
エリウッド「はは、だってニニアンを越える美しい人はそういないからね」
ニニアン「エリウッド様……」
エリウッド(最初にリンディスと支援Bになったのは黙っておこう)
ニニアン(最初にフロリーナさんと支援Bになったのは黙っておきましょう)
エリウッド「そうだな……レイヴァンを君に振り向かせるには……君がルセアに勝っている点で戦うことだ」
プリシラ「??」
エリウッド「要するに君が『私はこういう点がルセアさんより勝っている!』って思っているところをレイヴァンに主張するんだ。 そうすればきっとレイヴァンも君の魅力に気づくはずだよ」
プリシラ「私がルセアさんに勝っているところ……どこだと思いますか?」
エリウッド「いや、それは自分で考えないと……」
エリウッド(というか僕は君のことあんまり知らないんだよな)
エリウッド「まあ僕が言えるのはこのぐらいかな?」
プリシラ「分かりました……ありがとうございました、失礼します」
エリウッド「ああ、成功を祈るよ」
エリウッド「しかし……浮気をしていないとは逆に罪だな。 プリシラの役に立てなかった……」
ニニアン「そうですね……」
エルバート「エリウッド、イサドラは可愛いぞ。 だから今すぐ彼女と浮気を……」
エリウッド「父上、いい加減ネルガルに殺されてくれませんか?」
ギィ(……)
ギィ(思わず通り過ぎたから盗み聴きしちゃった……)
ギィ(そうか……プリシラはレイヴァンのことが……)
ギィ(俺にはもう……可能性がないのかな?)
プリシラ「ギィさん……?」
ギィ「!!」
プリシラ「ここで……何をしているのですか?」
ギィ「プ、プププ……プリシラ!!?」
プリシラ「……ギィさん?」
ギィ「あ、いや……ここにいるのは……その……」
プリシラ「……ギィさん、ちょっとお聞きしたいことがあるのですがいいですか?」
ギィ「な、何?」
プリシラ「ギィさんは……私とルセアさんを比べて……私がどの点でルセアさんに勝っていると思いますか?」
ギィ「!!!」
プリシラ「……」
ギィ(プリシラが真剣な眼差しで俺を見ている……)
ギィ(プリシラが誰かと結ばれるのはいやだ……けど!!)
ギィ(プリシラが嫌な思いをするのはそれ以上に嫌だ!!)
ギィ「……プリシラ」
プリシラ「はい……」
ギィ「俺がルセアよりもプリシラが勝っていると思う部分は……」
プリシラ「部分は……?」
ギィ「……容姿だ!!」
プリシラ「!!」
ギィ「そ、その……プリシラはその……めちゃくちゃ……その……可愛い///」
プリシラ「ギィさん……それは本当ですか?」
ギィ「も、勿論!! 嘘なんか言わないよ!!」
プリシラ「……」
エリウッド『要するに君が『私はこういう点がルセアさんより勝っている!』って思っているところをレイヴァンに主張するんだ。 そうすればきっとレイヴァンも君の魅力に気づくはずだよ』
プリシラ(つまり可愛いということを主張すれば……)
プリシラ「ギィさん、ありがとうございました……失礼します」
ギィ「お、おう!」
レイヴァンの家
ルセア「レイモンド様、お風呂ができました」
レイヴァン「そうか、ありがとう。 何から何までお前に世話になっているな」
ルセア「いえ、こうして居候させてもらってますのでこのくらいは……」
ガチャッ
プリシラ「ただいま帰りました」
ルセア「あ、お帰りなさいプリシラ様」
プリシラ「……兄さま」
レイヴァン「なんだ?」
プリシラ「私は可愛いですか?」
レイヴァン「……は?」
プリシラ「というか私は可愛いですよね?」
レイヴァン「おいプリシラ……一体どうしたんだ?」
プリシラ「ルセアさんより可愛いですよね?」
レイヴァン「おい、なんでそこでルセアが……」
ルセア「レ、レイモンド様!!」
レイヴァン「なんだ?」
ルセア(お、恐らくプリシラ様はレイモンド様に気に入られたいと思われます……ですからここはプリシラ様が喜ぶようなコメントを……)
レイヴァン(そうか……)
レイヴァン「……ああ。 確かにお前は可愛い、ルセアよりもな」
プリシラ「ほ、本当ですか!?」
レイヴァン「ああ」
プリシラ「やっぱり可愛いですよね!? その……だったら二人っきりで……」
レイヴァン「ルセア、お前がいなかったらプリシラに失言をしてしまうところだった。 ありがとう」
ルセア「いえ、レイモンド様がご無事でしたら何よりです」
プリシラ「!!!」
プリシラ(そんな……どうして……兄さまとルセアさんが仲良く……)
プリシラ「……兄さま、今日は寝ます」
レイヴァン「ああ、ゆっくり休め」
次の日
ギィ(プリシラ……あれから進展したかな……)
ギィ(……ん?)
プリシラ「……」
ギィ「!!」
ギィ(プリシラ……笑ってない!!)
ギィ(まさか……昨日は失敗したのか!?)
プリシラ「……あ、ギィさん」
ギィ「!!」
プリシラ「……おはようございます」
ギィ「お、おはよう……」
プリシラ「……」
ギィ「……プ、プリシラ!!」
プリシラ「……なんですか?」
ギィ「何かあったら……俺に言えよ!!」
プリシラ「……ありがとうございます」
スタスタ……
ギィ「……」
ギィ(あの顔は……少なくともレイヴァンとイチャイチャできたような顔じゃない!!)
ギィ(くそっ! どうすれば……どうすればプリシラは……)
ギィ(……はっ!!)
ギィ(そうだ! こういう時こそあの人に聞けばいいんだ!!)
ギィ(よし! 早速会いに行こう!)ダッ
ギィ「確か……この家だな」
コンコン……
ギィ「カレル師匠! 俺だよ! 入れてくれ!」
ガチャッ
カレル「……ギィか、私に何のようだ?」
ギィ「実は……」
カレル「なるほどな……それで私のところに」
ギィ「師匠……なんとかならないかな?」
カレル「ギィ……私の異名、覚えているか?」
ギィ「ええと確か……『剣魔♂♀』?」
カレル「そうだ、数々の敵をヤった♂私にできないことなどない」
ギィ「師匠……!」
カレル「ギィ……この本を彼女に渡すといい」
ギィ「これは……?」
カレル「異性の相手を必ず虜にさせる本だ」
ギィ「マジ!?」
カレル「ああ」
ギィ「じゃあこれを渡せばプリシラは……」
カレル「ああ、兄と結ばれるだろう……あと、カバーは絶対に外すな」
ギィ「え、なんで?」
カレル「お前が変人扱いされるからな」
ギィ「?? よく分からないけど外さなければいいんだよな?」
カレル「ああ、そうだ」
ギィ「サンキュー師匠!! あとで何か奢るね!」ダッ
カレル「じゃあバアトル×カアラ本とリン×フロリーナ本を頼む」
ギィ「プリシラ……どこに行ったのかな」
ギィ「……あっ!!」
プリシラ「……」
ギィ「プリシラ!」
プリシラ「……ギィさん?」
ギィ「なぁプリシラ……これやるよ!」
プリシラ「……この本は?」
ギィ「好きな人を必ず振り向かせる本だって!!」
プリシラ「!! 本当ですか!?」
ギィ「ああ! これできっとレイヴァンも……」
プリシラ「ど、どうして兄さまのことを……?」
ギィ「あっ!……な、なんでもない! じゃあな!!」ダッ
プリシラ「ギィさん……私のために……」
プリシラ「これが……好きな人を必ず振り向かせる本……」
プリシラ「カバーがしてあるけど……どんな本なのかしら」ペラッ
『上手なSEXの仕方』
プリシラ「!!!」
ペラ……ペラ……
プリシラ「……」
ペラ……ペラ……
プリシラ「……」
ペラ……ペラ……
プリシラ「つまりこれは……身体で愛を示せと言うこと……そうなのですね、ギィさん」
プリシラ「兄さま、見ていてください……必ずあなたを……」
プリシラ「ただいま帰りました」
ルセア「お帰りなさいプリシラ様」
レイヴァン「ちょうどルセアの昼飯ができたところだ」
プリシラ「ルセアさんの……」
レイヴァン「しかし美味しいな、お前の作る料理は天下一品だ」
ルセア「そ、そんな……///」
プリシラ「……兄さま」
バサッ
レイヴァン・ルセア「!!」
プリ
コメント一覧
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- 2015年07月01日 23:39
- プリシラ様には真面目な魔導師がお似合いですよ…っと(カタカタ
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