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エリウッド「レイヴァンが浮気を?」プリシラ「はい……」|エレファント速報:SSまとめブログ

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エリウッド「レイヴァンが浮気を?」プリシラ「はい……」

1: ◆LYNKFR8PTk:2015/07/01(水) 21:11:53.24 ID:W6iEW1QdO

エリウッド「そもそもレイヴァンは誰と付き合ってたんだい?」

プリシラ「私です」

エリウッド「えっ……でも君とレイヴァンは兄妹じゃ……」

プリシラ「私です」

エリウッド「そ、そうか……」

ニニアン(珍しくエリウッド様が押されている……)

※キャラ崩壊注意



2: ◆LYNKFR8PTk:2015/07/01(水) 21:12:34.78 ID:W6iEW1QdO

エリウッド「それで……僕達のところに相談しに来たのは……僕達がラブラブのカップルだからだろう?」

プリシラ「はい……」

エリウッド「とりあえずまずは……レイヴァンが誰に浮気しているかを聞かせてもらえるかい?」

プリシラ「ルセアさんです」

エリウッド「……んん? 聞こえなかったな、もう一回言ってもらえるかい?」

プリシラ「ルセアさんです」

エリウッド「男じゃないか!!」

ニニアン(今回の相談相手は一筋縄じゃいかなさそう……)



3: ◆LYNKFR8PTk:2015/07/01(水) 21:13:03.12 ID:W6iEW1QdO

プリシラ「失礼かもしれませんが……お二人は浮気をしたことがありますか?」

エリウッド「いや、ないな」

ニニアン「ないですね……」

プリシラ「羨ましいです……」

エリウッド「はは、だってニニアンを越える美しい人はそういないからね」

ニニアン「エリウッド様……」

エリウッド(最初にリンディスと支援Bになったのは黙っておこう)

ニニアン(最初にフロリーナさんと支援Bになったのは黙っておきましょう)



4: ◆LYNKFR8PTk:2015/07/01(水) 21:13:40.87 ID:W6iEW1QdO

エリウッド「そうだな……レイヴァンを君に振り向かせるには……君がルセアに勝っている点で戦うことだ」

プリシラ「??」

エリウッド「要するに君が『私はこういう点がルセアさんより勝っている!』って思っているところをレイヴァンに主張するんだ。 そうすればきっとレイヴァンも君の魅力に気づくはずだよ」

プリシラ「私がルセアさんに勝っているところ……どこだと思いますか?」

エリウッド「いや、それは自分で考えないと……」

エリウッド(というか僕は君のことあんまり知らないんだよな)

エリウッド「まあ僕が言えるのはこのぐらいかな?」

プリシラ「分かりました……ありがとうございました、失礼します」

エリウッド「ああ、成功を祈るよ」











エリウッド「しかし……浮気をしていないとは逆に罪だな。 プリシラの役に立てなかった……」

ニニアン「そうですね……」

エルバート「エリウッド、イサドラは可愛いぞ。 だから今すぐ彼女と浮気を……」

エリウッド「父上、いい加減ネルガルに殺されてくれませんか?」










ギィ(……)



5: ◆LYNKFR8PTk:2015/07/01(水) 21:14:10.12 ID:W6iEW1QdO

ギィ(思わず通り過ぎたから盗み聴きしちゃった……)

ギィ(そうか……プリシラはレイヴァンのことが……)

ギィ(俺にはもう……可能性がないのかな?)

プリシラ「ギィさん……?」

ギィ「!!」

プリシラ「ここで……何をしているのですか?」

ギィ「プ、プププ……プリシラ!!?」

プリシラ「……ギィさん?」

ギィ「あ、いや……ここにいるのは……その……」

プリシラ「……ギィさん、ちょっとお聞きしたいことがあるのですがいいですか?」

ギィ「な、何?」

プリシラ「ギィさんは……私とルセアさんを比べて……私がどの点でルセアさんに勝っていると思いますか?」

ギィ「!!!」



6: ◆LYNKFR8PTk:2015/07/01(水) 21:14:39.73 ID:W6iEW1QdO

プリシラ「……」

ギィ(プリシラが真剣な眼差しで俺を見ている……)

ギィ(プリシラが誰かと結ばれるのはいやだ……けど!!)

ギィ(プリシラが嫌な思いをするのはそれ以上に嫌だ!!)

ギィ「……プリシラ」

プリシラ「はい……」

ギィ「俺がルセアよりもプリシラが勝っていると思う部分は……」

プリシラ「部分は……?」

ギィ「……容姿だ!!」

プリシラ「!!」



7: ◆LYNKFR8PTk:2015/07/01(水) 21:15:13.47 ID:W6iEW1QdO

ギィ「そ、その……プリシラはその……めちゃくちゃ……その……可愛い///」

プリシラ「ギィさん……それは本当ですか?」

ギィ「も、勿論!! 嘘なんか言わないよ!!」

プリシラ「……」











エリウッド『要するに君が『私はこういう点がルセアさんより勝っている!』って思っているところをレイヴァンに主張するんだ。 そうすればきっとレイヴァンも君の魅力に気づくはずだよ』
















プリシラ(つまり可愛いということを主張すれば……)

プリシラ「ギィさん、ありがとうございました……失礼します」

ギィ「お、おう!」



8: ◆LYNKFR8PTk:2015/07/01(水) 21:15:44.09 ID:W6iEW1QdO

レイヴァンの家

ルセア「レイモンド様、お風呂ができました」

レイヴァン「そうか、ありがとう。 何から何までお前に世話になっているな」

ルセア「いえ、こうして居候させてもらってますのでこのくらいは……」

ガチャッ

プリシラ「ただいま帰りました」

ルセア「あ、お帰りなさいプリシラ様」

プリシラ「……兄さま」

レイヴァン「なんだ?」

プリシラ「私は可愛いですか?」

レイヴァン「……は?」



9: ◆LYNKFR8PTk:2015/07/01(水) 21:16:20.19 ID:W6iEW1QdO

プリシラ「というか私は可愛いですよね?」

レイヴァン「おいプリシラ……一体どうしたんだ?」

プリシラ「ルセアさんより可愛いですよね?」

レイヴァン「おい、なんでそこでルセアが……」

ルセア「レ、レイモンド様!!」

レイヴァン「なんだ?」

ルセア(お、恐らくプリシラ様はレイモンド様に気に入られたいと思われます……ですからここはプリシラ様が喜ぶようなコメントを……)

レイヴァン(そうか……)

レイヴァン「……ああ。 確かにお前は可愛い、ルセアよりもな」

プリシラ「ほ、本当ですか!?」

レイヴァン「ああ」

プリシラ「やっぱり可愛いですよね!? その……だったら二人っきりで……」

レイヴァン「ルセア、お前がいなかったらプリシラに失言をしてしまうところだった。 ありがとう」

ルセア「いえ、レイモンド様がご無事でしたら何よりです」

プリシラ「!!!」

プリシラ(そんな……どうして……兄さまとルセアさんが仲良く……)

プリシラ「……兄さま、今日は寝ます」

レイヴァン「ああ、ゆっくり休め」



10: ◆LYNKFR8PTk:2015/07/01(水) 21:16:59.91 ID:W6iEW1QdO

次の日

ギィ(プリシラ……あれから進展したかな……)

ギィ(……ん?)

プリシラ「……」

ギィ「!!」

ギィ(プリシラ……笑ってない!!)

ギィ(まさか……昨日は失敗したのか!?)

プリシラ「……あ、ギィさん」

ギィ「!!」

プリシラ「……おはようございます」

ギィ「お、おはよう……」

プリシラ「……」

ギィ「……プ、プリシラ!!」

プリシラ「……なんですか?」

ギィ「何かあったら……俺に言えよ!!」

プリシラ「……ありがとうございます」

スタスタ……

ギィ「……」



11: ◆LYNKFR8PTk:2015/07/01(水) 21:17:33.14 ID:W6iEW1QdO

ギィ(あの顔は……少なくともレイヴァンとイチャイチャできたような顔じゃない!!)

ギィ(くそっ! どうすれば……どうすればプリシラは……)

ギィ(……はっ!!)

ギィ(そうだ! こういう時こそあの人に聞けばいいんだ!!)

ギィ(よし! 早速会いに行こう!)ダッ



12: ◆LYNKFR8PTk:2015/07/01(水) 21:18:22.74 ID:W6iEW1QdO

ギィ「確か……この家だな」

コンコン……

ギィ「カレル師匠! 俺だよ! 入れてくれ!」

ガチャッ

カレル「……ギィか、私に何のようだ?」

ギィ「実は……」












カレル「なるほどな……それで私のところに」

ギィ「師匠……なんとかならないかな?」

カレル「ギィ……私の異名、覚えているか?」

ギィ「ええと確か……『剣魔♂♀』?」

カレル「そうだ、数々の敵をヤった♂私にできないことなどない」

ギィ「師匠……!」



13: ◆LYNKFR8PTk:2015/07/01(水) 21:18:56.74 ID:W6iEW1QdO

カレル「ギィ……この本を彼女に渡すといい」

ギィ「これは……?」

カレル「異性の相手を必ず虜にさせる本だ」

ギィ「マジ!?」

カレル「ああ」

ギィ「じゃあこれを渡せばプリシラは……」

カレル「ああ、兄と結ばれるだろう……あと、カバーは絶対に外すな」

ギィ「え、なんで?」

カレル「お前が変人扱いされるからな」

ギィ「?? よく分からないけど外さなければいいんだよな?」

カレル「ああ、そうだ」

ギィ「サンキュー師匠!! あとで何か奢るね!」ダッ

カレル「じゃあバアトル×カアラ本とリン×フロリーナ本を頼む」



14: ◆LYNKFR8PTk:2015/07/01(水) 21:19:24.14 ID:W6iEW1QdO

ギィ「プリシラ……どこに行ったのかな」

ギィ「……あっ!!」

プリシラ「……」

ギィ「プリシラ!」

プリシラ「……ギィさん?」

ギィ「なぁプリシラ……これやるよ!」

プリシラ「……この本は?」

ギィ「好きな人を必ず振り向かせる本だって!!」

プリシラ「!! 本当ですか!?」

ギィ「ああ! これできっとレイヴァンも……」

プリシラ「ど、どうして兄さまのことを……?」

ギィ「あっ!……な、なんでもない! じゃあな!!」ダッ

プリシラ「ギィさん……私のために……」



15: ◆LYNKFR8PTk:2015/07/01(水) 21:20:03.78 ID:W6iEW1QdO

プリシラ「これが……好きな人を必ず振り向かせる本……」

プリシラ「カバーがしてあるけど……どんな本なのかしら」ペラッ

『上手なSEXの仕方』

プリシラ「!!!」

ペラ……ペラ……

プリシラ「……」

ペラ……ペラ……

プリシラ「……」

ペラ……ペラ……

プリシラ「つまりこれは……身体で愛を示せと言うこと……そうなのですね、ギィさん」

プリシラ「兄さま、見ていてください……必ずあなたを……」



16: ◆LYNKFR8PTk:2015/07/01(水) 21:20:41.36 ID:W6iEW1QdO

プリシラ「ただいま帰りました」

ルセア「お帰りなさいプリシラ様」

レイヴァン「ちょうどルセアの昼飯ができたところだ」

プリシラ「ルセアさんの……」

レイヴァン「しかし美味しいな、お前の作る料理は天下一品だ」

ルセア「そ、そんな……///」

プリシラ「……兄さま」

バサッ

レイヴァン・ルセア「!!」

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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年07月01日 23:39
      • プリシラ様には真面目な魔導師がお似合いですよ…っと(カタカタ

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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