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【艦これ】提督「那智が好意に気づいてくれない」 : ホライゾーン - SSまとめサイト

【艦これ】提督「那智が好意に気づいてくれない」

≫ EDIT

2015-07-01 (水) 18:01  その他二次創作SS 艦隊これくしょん   コメント:0   このエントリーをはてなブックマークに追加
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:39:26.53 ID:F4QsdpII0

・艦これより、妙高型重巡二番艦那智のSSです。嫁のSSが少なかったので自分で書くことにしました
・作者はスレ立ても初めてなら、SSを公開するのも初めてです。いろいろと拙い点があるかと思いますがご容赦願います
・作者の癖として、三点リーダ(…)を多用する点が挙げられます。人によってはウザったく感じられるかもしれませんがご了承下さい
・基本、メモ帳に書いたものを貼り付けていくだけ & 短めなのでさくっと終わると思います




2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:41:04.26 ID:F4QsdpII0


提督「――んだけど、どうしたらいいかな?」

妙高・足柄・羽黒「……………………」

提督「えっ、なにその沈黙」

足柄「いや、だって」

妙高「そもそも…」

羽黒「司令官さん、姉さんのことが好きだったんですか?」

提督「あれっ、気づかれてなかった?」

羽黒「はい、全く……」





3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:43:18.63 ID:F4QsdpII0


提督「うーん……毎日秘書艦に指名したり、毎回旗艦に任命したり、毎晩寝酒に付き合ったりしてたから、てっきり那智以外にはバレバレなのかと」

足柄「ああ…そう言われると、確かにそうかなって思うけど」

妙高「私たち姉妹の中で…いえ、重巡の中で最も早く着任したあの子に、戦友としての気安さで接しているものだとばかり思っていました」

提督「あー…那智の方はそう思ってるかもしれんが」

三人「でしょうねー」

提督「そう思うだろ? あいつにとって俺はどこまで行っても戦友でしかないのかなーとか考えるとさ、理由もなく焦るわけよ」




4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:45:41.11 ID:F4QsdpII0


妙高「それで、姉妹艦である私たちに相談を?」

提督「ああ。俺が那智と結ばれるため、ぜひ協力してほしい」

羽黒「私は姉さんにも司令官さんにも幸せになってほしいですから…協力します!」

足柄「あ~あ、那智が羨ましいわねぇ。提督と那智をくっつけたら、私もいい人探そうかしら」

妙高「…そうですね、提督は軽薄で規律に緩く、私生活もだらしない人間ですが、それでも成果を出している不思議な方です」

妙高「提督になら、那智を任せてもいいでしょう」

提督「妙高さんの発言になんか釈然としないけど、三人ともありがとう! それじゃあ早速、策の提案を頼む――」




5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:47:40.38 ID:F4QsdpII0


 作戦一・酔った勢いで告白

提督「……いきなりド直球すぎないか?」

足柄「何言ってるの、こういうのは勢いよ、勢い!」

妙高「そうねぇ、那智みたいに鈍感だとその方がいいのかも」

羽黒(お酒の場で愛を告げるなんて…なんだかオトナな雰囲気でロマンチックかも///)

提督「むう……ひとまずやってみるか」




6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:49:21.81 ID:F4QsdpII0


 ――その夜

那智「…………」クイ

提督「よ、よう、那智」

那智「ん? …ああ、貴様か」

提督「一人か?」

那智「見ての通りだ。…よかったら、一杯どうだ?」

提督「そそそうだな、うん。せっかくだしな」




7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:50:13.86 ID:F4QsdpII0


足柄(提督ったら、目に見えて動揺してるわね)

妙高(あの人、いつも肝心なところで失敗しますから…心配です)

羽黒(はわぁ…グラスを傾けあう二人…絵になってるなぁ)




8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:52:18.02 ID:F4QsdpII0


那智「……」クイ

提督「……」クイ

那智「………」クイー

提督「………」クイクイ

那智「…………」フゥ

提督「…………」グビッ




9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:53:07.07 ID:F4QsdpII0


足柄(あ~、じれったいわねもう~)

妙高(仕方ないでしょう。そろそろ酔いで気が大きくなる…はずです)

羽黒(ドキドキ)




10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:55:22.89 ID:F4QsdpII0


那智「……何かあったか?」

提督「え! いや何も」

那智「そうか? ……いつもより随分ペースが早いようだが」

提督「あー…たまには、そんな日もある」

那智「……ふぅん?」

提督「…………」

那智「…まあいい。こうして貴様と飲む時間は……悪くない」ニコ

提督(キュン)




11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:58:15.99 ID:F4QsdpII0


妙高(ここです!)

足柄(提督、押して押して!)

羽黒(キャー///)



提督「那智……!」

那智「うん……?」

三人(ゴクリ…)




12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:01:44.09 ID:F4QsdpII0


隼鷹「――ヒャッハー! なっちゃん、今日もやってる~?」

千歳「お酒は楽しく飲まないとね~……あら、提督」

三人(ズコー)



 そして始まる酒豪たちの宴……

 提督の意識は一時間も経たないうちに……

 眠りに落ちていった……



 作戦一 D 敗北!




13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:04:46.66 ID:F4QsdpII0


 作戦二・パンを咥えて曲がり角で激突

 ――翌朝

羽黒「お早うございます、司令官さん…」

提督「お早う、頭痛い……」ズキズキ

羽黒「あの、私も一応その、作戦を考えてみたんですけど…」

提督「おお、ありがとう……」ズキズキ

羽黒「その……パ、パンを咥えた状態で、曲がり角でぶつかるのはどうでしょうか!?」

提督「…………」

提督「あー……うん。ナルホドナー(棒」

羽黒「ダ、ダメですか……?(涙目」

提督「! い、いやあ素晴らしい考えだ! さすが羽黒、これで成功間違いなしだな! ハッハハハ」

羽黒(パアアアア)

提督(……こいつは難題だな)




14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:06:43.92 ID:F4QsdpII0


羽黒「……姉さんは毎朝、この廊下を通って食堂へ向かいます」

羽黒「私がタイミングを教えますから、合図したら飛び出してください」

提督「う、うむ……」

羽黒「…! 来ました!」ササッ




15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:09:02.12 ID:F4QsdpII0


羽黒(まだです……)

羽黒(待ってください、まだまだ……)

羽黒(近づいてきました……)

羽黒(もうすぐですよ……)

提督(…………)

羽黒(…………はい、今!)ドンッ

提督「うわたっ!?」




16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:11:41.12 ID:F4QsdpII0


那智「むっ!?」

 ドカッ、ドササー

提督「つつつ……」

那智「何かと思えば貴様か……一体何をやっている」

提督「す、すまん…」

那智「……なぜ食パンを咥えているのだ?」

提督「……気に留めないでくれ」

那智「? …まあいい。これから朝食だろう?」

提督「え? …あ、ああ、そうなんだよ」




17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:14:25.73 ID:F4QsdpII0


那智「昨夜は少し飲ませすぎたからな。二日酔いに効くものでも教えてやろうと思っていたところだ」

提督「おお、そりゃ助かる…」

提督(案の定と言うか、告白する空気にはなりそうもないが…)

提督(これはこれで成功と言えなくもないか? ありがとう羽黒…)

那智「何してる、行くぞ」

提督「おう…」




18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:15:34.81 ID:F4QsdpII0


羽黒「…………」



羽黒「うう……司令官さん、すみませぇん……(涙目」



 作戦二 B 戦術的勝利?




19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:18:28.79 ID:F4QsdpII0


 作戦三・とりあえずデートに誘うこところから

 ――同日昼

妙高「やはり無理がありました」

足柄「というと?」

妙高「鈍感な那智に、ヘタレな提督が、いきなり告白できるわけがありません」

足柄「冷静に考えると、確かに」

提督「えぇー…」

妙高「一緒に朝食を食べたぐらいで浮かれるとか……遅めの思春期でも来てるんですか?」

提督「…ぐうの音も出ない」




20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:23:28.55 ID:F4QsdpII0


妙高「まずは目標を一歩下げて、那智をデートに誘いましょう」

羽黒「で、でぇと!///」

提督「でぇー…十分ハードル高いよ…」

妙高「だまらっしゃい」

提督「ハイ」

妙高「心配しなくても那智はデートだとは思いませんよ、おそらく。提督も変に意識せず軽い気持ちで誘って下さい」

妙高「自然体の那智と提督がどんな様子なのか……それを見て次の策を練ります」

提督「なるほど、分かった。……努力してみます」

妙高「…………『やります』と、言いなさい?」ニコ

足柄(ヒィッ)

提督「……や……やります」ガクブル




21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:26:21.77 ID:F4QsdpII0


 ――同日午後

那智「…………」テキパキ

提督「…………」ボンヤリ

那智「……おい、手が止まってるぞ」

提督「……ん、ああ、すまん」

那智「…………」チラッ

提督「…………」ソワソワ

那智(やはり昨日から、様子がおかしいような……?)




22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:28:42.45 ID:F4QsdpII0


提督(…………よし、言うぞ)

提督「…………なぁ」

那智「…何だ?」

提督「明日さぁ、お互い休日だろう?」

那智「ああ…そうだな」

提督「んー……よかったら、一緒にどっか出かけないか?」

那智「…………」

那智「ああ、構わんよ」

提督(ホッ)

那智(……何か相談事だろうか?)




23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:31:54.96 ID:F4QsdpII0


 ――執務終了後

那智「…………」スタスタ

足柄「那智~、ちょっといい?」

那智「…足柄か。何だ?」

足柄「明日ショッピングに出かけるつもりなんだけどぉ、暇なら一緒に来てくれないかしら?」

那智「…無理だ。悪いが、司令官と先約があるのでな」

足柄「ふ~ん……デート?」ニヤ

那智「馬鹿を言え。昨日今日と、何やら妙な様子だったからな。何かの相談だろう」

足柄(……うーん、脈なしか)

足柄「…ま、そういうことなら仕方ないわね。妙高姉さんにでも頼んでみるわ、それじゃ」




24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:33:03.81 ID:F4QsdpII0


足柄「――といった様子だったわ」

妙高「やっぱりデートという発想はないみたいね。それにしても提督の不器用さといったら……」

足柄「ともかく、これでどうなるか様子見ね」

妙高「本当、どうなるんだか…」

羽黒(はぐぅ、自分のことじゃないのに緊張して眠れそうにないよぅ///)




25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:34:06.91 ID:F4QsdpII0


足柄「――といった様子だったわ」

妙高「やっぱりデートという発想はないみたいね。それにしても提督の不器用さといったら……」

足柄「ともかく、これでどうなるか様子見ね」

妙高「本当、どうなるんだか…」

羽黒(はぐぅ、自分のことじゃないのに緊張して眠れそうにないよぅ///)




26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:36:07.90 ID:F4QsdpII0


 ――翌日

提督(ドキドキ)

那智「悪いな、待たせたか?」

提督「! い、いや、今来たところだ」

那智「そうか」

提督「えーと……そう、とりあえず、昼でも食べに行くか」

那智「そうだな。歩けばちょうどいいくらいか――」




27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:38:41.93 ID:F4QsdpII0


妙高(――海沿いに歩いた後、やはり海の見える年季の入ったレストランで昼食……)

妙高(書店で時間を潰した後、寂れた映画館に行き……)

妙高(その後、古ぼけた喫茶店で一服した後……)

足柄「あー……何だって休日にこんな労苦を……」ゼエゼエ

妙高(山の中腹の展望台に向かう、と……)

妙高(ベタというか凡庸というか……そもそも選んだお店がすべてレトロな雰囲気なのはいったい……)

羽黒(今日の二人…お店の雰囲気と相まってますます絵画みたいだったなぁ…)




29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:41:20.93 ID:F4QsdpII0


提督(ゼェハァ)

那智「おい、情けないぞ。もう少しだからしゃっきりしろ」

提督「は?(ゼェハァ)別に(ゼェハァ)疲れてなんて(ゼェハァ)ねーし…」

那智「そうか。……なら、もう少し足を速めても問題ないな」

提督「! …も、問題ねーし」ゼハーゼハー

那智(クスッ)




30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:43:31.22 ID:F4QsdpII0


 ――夕刻

提督「あ゛ー、やっと着いた……」

那智「まったく、だらしないな」



足柄(……そう言いつつ肩を貸してあげているあたり、那智もまんざらではなさそうなんだけど)

妙高(というか、自分からこの場所を提案しておいてあの体たらく……本当にもう、提督ときたら……)

羽黒(で、でも、夕暮に染まる空と海がとても素敵ですよ)




31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:46:54.12 ID:F4QsdpII0


提督「おお……」

那智「ほう、これは……」

那智「夕焼けの影響もあるが……こうして離れて見てみる海というのも、悪くないな」

提督「そう言ってもらえると、頑張って登った……もとい、誘った甲斐がある」

那智「そうか…」

提督「ああ…」




32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:51:46.56 ID:F4QsdpII0


那智「…………」チラ

提督「…………」ハレバレ

那智「……少しは、気が晴れたか?」

提督「へ……?」

那智「先日から、何かは知らんが何事か悩んでいるのだろう?」

提督「あ、いや…」

那智「話せないというのなら、無理には聞かん。だがな」

那智「私でよければいつでも気晴らしに付き合ってやる。相談にも乗ってやるし、貴様を支えてやる」

那智「それだけ、覚えておいてくれ」

提督「…………那智」グイッ

那智「ん……!?」

三人(!!)




33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:56:45.37 ID:F4QsdpII0


提督(……思わず抱きしめてしまった)

那智「…………」

提督(……嫌がられてはいないようだが)

提督(……ままよ)

提督「那智」

那智「何、だ……?」

提督(スゥーッ…… ハァーッ……)

提督「――好きだ、那智」

那智「ん…?」

提督「俺は、お前が。女として。好きだ」

那智「んん!?」



足柄「言ったッ……!」

羽黒(足柄姉さん、声が大きい!)




34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:00:47.71 ID:F4QsdpII0


那智「き、貴様、何を言って……!」

提督「戦力として、期待している。秘書として、信頼している。戦友として、敬意を抱いている」

提督「だがそれ以上に……異性として、好きなんだ」

那智「それは……わ、私は……」

提督「好きだ。愛しい。慕っている」

那智「ま、待て!」

提督「大好きだ。愛している。添い遂げたい」

那智「わ、分かった、から……だから一度、離してくれ……」

提督「……無理だ」ギュッ

那智「え……?」

提督(愛しさが……止められない)




35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:03:13.08 ID:F4QsdpII0


提督「お前を離したくない。その凛々しい瞳に見つめられたい。その長い黒髪を梳いてやりたい」

提督「お前の戦う姿が好きだ。楽しそうに酒を飲む姿が好きだ」

提督「泣いている駆逐艦を不器用にあやす姿が、時折見せる難しげな顔が、急な告白に戸惑い、照れるその表情が――どうしようもなく好きだ」

那智「~~~~!!」

提督「お前のことをもっと知りたい。お前にもっと近づきたい。お前にずっと側にいてほしい……」

那智「~~っ、すまん、もう無理だ!」ガシッ

提督「え?」

提督(那智に腕を掴まれた――と思った次の瞬間)

提督(俺の体は浮き上がり、地面が近づき――視界が暗転した)




36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:05:09.98 ID:F4QsdpII0


提督(…………)

提督(…………?)

提督(……何か、優しさに包まれているかのような柔らかな感触が……)

那智「……き、気が付いたか?」

提督「う……那、智……?」

那智「その……さっきはすまかった」

那智「きゅ、急にあんなことを言われて、どうすればいいか分からなくなってだな」

提督(……徐々に意識がはっきりしてきた。俺は那智に膝枕されているようだ。恥と照れで赤面している那智も可愛い」

那智「ま、またそんなことを!」

提督(声に出てた)




37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:06:41.74 ID:F4QsdpII0


提督「俺の方こそ、困らせてしまってすまない」

那智「あ、謝らないでくれ」

那智「…………」

那智「…………そ、それで、な」

提督「ん?」

那智「先ほどの…貴様の、その…(ゴニョ)こくはく(ゴニョ)…に対する…返事なんだが…」

提督「…………」ゴクリ

那智「…………」キュッ

提督(那智の手……)ギュッ




38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:11:55.06 ID:F4QsdpII0

 ※ゲーム内でのケッコン(仮)セリフを使用してます。一応ネタバレ注意で



那智「私は貴様を…なんというか…嫌いでは、ない」

提督「……それはつまり、『好き』ということか?」

那智「……そういうことに、なるか」

那智「……と、ともかく! 私と共に在れば、もっと大きな勝利を約束する。絶対だ」

提督「……それは、この先もずっと側にいてくれるということか?」

那智「い、いちいち確認するな! ……まあ、つまりはそういうこと、だ」



妙高(……いい加減、退散しましょうか)

足柄(そうね)

羽黒(はぐぅ…///)




39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:14:30.26 ID:F4QsdpII0


提督「那智……」

提督(握った手は離さず、もう片方の手を那智のうなじにかける。そしてそっと力を加え、頭を下げるよう促す)

那智「言葉だけでは、足りないか……?」

提督(足りるわけがない。初めて出会ってから今まで、どれだけ悶々とした日々を繰り返したことか)

提督(那智は抵抗しない。かすかに潤んだ瞳が近づく。那智が目を閉じる。那智の吐息が俺の肌に触れる――)

那智「んっ……」

提督「…………」レロ

那智「…………」ピクッ

提督「…………」レルレロ




40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:19:27.59 ID:F4QsdpII0


那智「…………ぷはっ」

提督「…………幸せすぎる」

那智「…………」ボー

提督「那智?」

那智「…………駄目だ、もう」

提督「?」

那智「……好きを意識するのが、こんなに落ち着かないとは……」

提督「…………」グイッ

那智「んむ!? …………んんっ、ぷは」

那智「貴様……この……ばかぁ」

提督(愛しい……)

提督「……これからもよろしくな、那智」

那智「……ああ、よろしくお願いする」



 ――そしてもう一度、口づけを交わす



 作戦三 S 完全勝利!!




41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:21:15.04 ID:F4QsdpII0


Extra Operation・翌日の二人

 ――朝

提督「……お、お早う」

那智「あ、ああ……」

提督「えーと……仕事しようか」

那智「うむ……」




42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:22:02.75 ID:F4QsdpII0


 ――昼

提督「……腹減ったな」

那智「そう、だな」

提督「食堂行こっか……」

那智「うむ……」




43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:25:14.03 ID:F4QsdpII0


 ――晩

提督「日が暮れたな……」

那智「ああ……」

提督「今日はこのへんにするか」

那智「うむ……」

提督「…………」

那智「…………」

提督「じゃあ……」

那智「…………」ドキ

提督「……また明日」ヘタレー

那智「う、うむ……そうだな」テレ



足柄「……初恋真っ盛りの中学生かっつーの」

妙高「ケッコンはまだ、当分先になりそうね…」



 Extra Operation C 戦術的敗北?



 艦




45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:27:25.87 ID:F4QsdpII0


以上で終了です。読んでくれた奇特な方がいましたら感謝いたします。ありがとうございました

それじゃこれから那智さんとウイスキー飲んできます~ノシ




49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 14:27:17.86 ID:LC1h9qQEo


ええいEO2の実装はまだか!!




50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 15:26:19.17 ID:agn8LFmqo

まだExtraOperationなのであってFinalOperationではないしな
期待しようではないか




48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 12:05:22.36 ID:8DbzSQsyO

乙!



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一方通行「もっと面白い事してモリモリ盛り上がろォぜ」 こんなキャラが強い作者は初めて見た

美琴「週末は アイツの部屋で しっぽりと」 超かみことを見てみんなで悶えましょう

ミサカ「たまにはMNWを使って親孝行しようぜ」 御坂美琴のDNAは究極に可愛くて凄い

番外個体「     」 番外通行SSの原点かな?

佐天「対象のアナルを敏感にする能力か……」 ス、スタイリッシュアクションだった!

麦野「どうにかして浜面と付き合いたい」 レベル5で楽しくやっていく

ミサカ「俺らのこと見分けつく奴なんていんの?」 蒼の伝道師によるドタバタラブコメディ

一方通行「あァ!? 意味分からねェことほざいてンじゃねェ!!」 黄泉川ァアアアアアアアアアア!!

さやか「さやかちゃんイージーモード」 オナ禁中のリビドーで書かれた傑作

まどかパパ「百合少女はいいものだ……」 君の心は百合ントロピーを凌駕した!

澪「徘徊後ティータイム」 静かな夜の雰囲気が癖になるよね

とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)【禁書×けいおん!】 舞台は禁書、主役は放課後ティータイム

ルカ子「きょ、凶真さん……白いおしっこが出たんです」岡部「」 これは無理だろ(抗う事が)

岡部「フゥーハッハッハッハ!」 しんのすけ「わっはっはっはっは!」 ゲェーッハッハッハッハ!

紅莉栖「とある助手の1日ヽ(*゚д゚)ノ 」 全編AAで構成。か、可愛い……

岡部「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 SUGEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

遊星「またD-ホイールでオナニーしてしまった」 ……サティスファクション!!

遊星「どんなカードにも使い方はあるんだ」龍亞「本当に?」 パワーカードだけがデュエルじゃないさ

ヲタ「初音ミクを嫁にしてみた」 ただでさえ天使のミクが感情という翼を

アカギ「ククク・・・残念、きあいパンチだ」 小僧・・・!

クラウド「……臭かったんだ」 ライトニングさんのことかああああ!!

ハーマイオニー「大理石で柔道はマジやばい」 ビターンビターン!wwwww

僧侶「ひのきのぼう……?」 話題作

勇者「旅の間の性欲処理ってどうしたらいいんだろ……」 いつまでも 使える 読めるSS

肛門「あの子だけずるい・・・・・・・・・・」 まさにVIPの天才って感じだった

男「男同士の語らいでもしようじゃないか」女「何故私とするのだ」 壁ドンが木霊するSS

ゾンビ「おおおおお・・・お?あれ?アレ?人間いなくね?」 読み返したくなるほどの良作

犬「やべえwwwwwwなにあいつwwww」ライオン「……」 面白いしかっこいいし可愛いし!
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