モバP『幸子ォ!結婚しろオォ!!』
【注意】
Pは助かりません。
モバP『幸子ォ!結婚し』ブツッ
の>>50から再開
幸子「プロデューサーさん。卯月さんの復帰記念ライブの事が新聞に載ってますよ」
【足のケガ完治!島村卯月、復活!!】
幸子「プロデューサーさんのお陰で卯月さんは足のケガだけで、早く復活もできました。流石はボクのプロデューサーですね、褒めてあげます!」
P「……」
幸子「ボクのプロデューサーなんですから、トラックに撥ねられても格好よく受け身をとれるくらいでもよかったんですけどね!」
P「……」
幸子「それでは、今日はボクもライブがありますから。行ってきますね、プロデューサーさん」
ちひろ「幸子ちゃん、お疲れ様」
幸子「フフーン、今日もファンの皆さんにボクのカワイさを見せつけてやりましたよ!プロデュ…」
ちひろ「…」
幸子「あ、な、なんでもないです!先にあがります!お疲れ様でした!」
ガチャ
バタン
ちひろ「…お疲れ様」
幸子(……明日も早いですから、早く寝ないと…遅れたら……プロデューサーさんに怒…)
幸子「っ……プロデューサー、さん…」グスッ
P「……」
幸子「おはようございます、プロデューサーさん。昨日のライブは大成功でしたよ!」
P「……」
幸子「ボクの可愛さは本当に罪ですねぇ。ファンは魅了されまくりでした!」
P「……」
幸子「…ボクのこと褒めてくれてもいいんですよ」
P「……」
幸子「ま、まぁプロデューサーさんはヘタレですから言葉が詰まるのも納得ですけどね!」
P「……」
幸子「…お寝坊さん過ぎるのも、考えものです」
ちひろ「…………っ」
幸子「プロデューサーさん」
P「……」
幸子「プロデューサーさん?」
P「……」
幸子「プロデューサーさぁん…むにゃむにゃ」
P「……」
幸子「プロデューサーさん!」
P「……」
ちひろ「……」
幸子「こーいのーちかーらーここにあるー」
<……!…!!
幸子「おや?先に誰か来てるんですかね……カワイイボクですよ!」ガラッ
ちひろ「馬鹿!」パァンッ
P「……」
幸子「ち、ちひろさん?一体何をしてるんですか…!?」
ちひろ「……幸子ちゃん」
幸子「起きませんよ。ボクが何度叩いて起こそうとしたと思ってるんですか?」
ちひろ「……ごめんなさい。わかってはいるんだけど、ね。仕方がない事で、プロデューサーさんが悪くないのも…」
幸子「いえ。プロデューサーさんは悪いです」キッパリ
ちひろ「え」
幸子「どんな理由であれこのボクを寂しい目に合わせるなんて万死にあたる行為ですよ!これはもう数日どころか一ヶ月はショッピングに付き合ってもらうしかないですね!」ドヤーン
ちひろ「…ふふ、そうね」
幸子「それに、電話口で1度だけ聞いた言葉を面と向かって言ってもらわないとモヤモヤするんです!」
ちひろ「?」
幸子「あ、なんでもないです。とにかく、疲れが取れたら早く起きてくださいねプロデューサーさん!」
小梅「……忘れ物…忘れ物。あった、ゾンビちゃん」
小梅(あれ?ちひろさんに借りた合鍵…どこに置いたっけ…?明日の朝…返さないと……なのに)
『テーブルの上だぞ』
小梅「あ…プロデューサー……さん?」
『……』スウッ
小梅「消えちゃった…、どうして……事務所に…?」
幸子「おはようございます!ボクです!」
ガチャッ
ちひろ「おはよう、幸子ちゃん」
小梅「あ…幸子ちゃん」
幸子「はい?」
小梅「昨日、事務所に…」
幸子「なんです?」
小梅「あ……ううん、なんでも…ない…の」ソソクサ
幸子「……」
ちひろ「今日も……行くの?」
幸子「当然ですよ!なんてったってボクが居ないと寂しくてプロデューサーさんは泣いちゃいますからね!」
ちひろ「…そうね」
小梅「どうしよう…言った方が……よかったかな」
ちひろ「あ、幸子ちゃん。何か落としたわよ」
幸子「フフーン、プロデューサーさんと一緒に出掛けた時に撮った写真を一枚一枚丁寧に綴じてるんです!見てもいいですよ!」
ちひろ「出掛けた?いつの間に……」パラパラ
幸子「プロデューサーさんのところに持って行ってあげるんです!そうしたら起きたくなるかもしれませんから!」
ちひろ「そっか…………最近できた予約入れないと入れないってくらい人気のお店!開店記念サービス?開店初日に行った…だと?う、羨ましい…」
幸子「お弁当を持ってピクニックにも行ったんです、近くの公園ですけどね。心の広いボクは陽が沈むまでお話に付き合ってあげましたよ!この写真です!」
ちひろ「へ、へぇ…」
幸子「それからそれから…」
pipipipipipi
ちひろ「あ、もしもし346プロです。はい、はい……えぇっ!?はい、分かりました…失礼します」
幸子「どうかしたんですか?」
ちひろ「小梅ちゃんも呼んできてくれる?」
幸子「は、はい」
小梅「…うん、うん。じゃあ…お願いするね」
幸子「あ、いたいた小梅さ……誰とお話してるんですか」ピクッ
小梅「え…?あ、あの子…だけど」
幸子「ぼ、ボクには見えませんから!」
小梅「何か…用事?」
幸子「ちひろさんが呼んでますよ、行きましょう」
小梅「…うん……?」
ちひろ「突然ですが、2人に仕事のオファーが入りました」
幸子「ボク達2人ですか?」
小梅「ホラーなら…いいな」
幸子「流石にそれは無いですよ!ね!…ね?」
ちひろ「心霊スポットに乗り込んでもらいます」
幸子「」
小梅「わー」パチパチ
ちひろ「有名番組だから知名度もグンと上がるわよ!」
幸子「い、いやー……ボクは遠慮しておきますよ。そうだ、智絵理さんとかの方がいい画が撮れると思いますよ!」
ちひろ「カワイイ幸子ちゃんが出るといい画が撮れると思うな」
幸子「当然ですね!……はっ」
ちひろ「……」ニッコリ
幸子「あ、あわわ…」
ちひろ「鹿児島……芳乃ちゃんの地元ね。3日かけて行ってもらいます」
幸子「で、でもボクが居ないとプロデューサーさんが寂しくなっちゃいますよ!」
ちひろ「3日くらい大丈夫。プロデューサーさんだって我慢してくれるわ、もしかしたら頑張った幸子ちゃんを褒めるために起きてくれるかもしれないわよ?」
幸子「う……それなら…でも……」
小梅「…幸子ちゃんは……居た方がいいと、思う」
幸子「で、ですよね!」
ちひろ「え?どうして?」
小梅「…………プロデューサーさんが…だから」
ちひろ「大丈夫大丈夫、乗り気じゃないなんて小梅ちゃんらしくないわよー。幸子ちゃんと一緒に行ってらっしゃい」
小梅「……」
幸子「……はぁ、行かなきゃだめなんですね…カワイイボクの泣き叫ぶ姿をお茶の間に流すといいです」ハァ
ちひろ「その間はプロデューサーさんのお世話は私がしておくから、安心して?」
幸子「分かりました……あ、でも!目が覚めたら真っ先にボクのところに電話をいれさせてくださいね!撮影中とか関係ないです、絶対でますから!」
ちひろ「撮影が終わった頃に電話をさせます」
幸子「わかりました、譲歩してあげましょう。ボクの心は仏様よりも寛大ですからね!」
ちひろ「じゃあ早速、明日から出発」
幸子「早くないですか!?」
ちひろ「身辺警護は任せて。《リトルバード》から暇を持て余してるエージェントを派遣して貰うから。陰ながら護ってくれる筈よ」
幸子「なんですか、そのリトルバードって」
ちひろ「禁則事項です」
「……あら、《ドリンク》さん。私に何か用?」
「身辺警護…?そんな事のためにウチのアイ……エージェントを?」
「……なん、ですって…?伝説のBL作家の秘蔵資料集と、ついでに346アイドルのプロマイド……!?」
「分かったわ。765のプロデューサーには温泉旅行と称して”彼女達”がロケに沿うように動いて貰うわ」
「そうね、コードネームは……《A美》と《M美》」
「えぇ。いい取引だったわ」
ガチャッ
幸子「それじゃあ行ってきますねプロデューサーさん!帰ってきたらボクの武勇伝をたっぷりと聞かせてあげますから!」
P「……」
幸子「ボクが居ない間はちひろさんがお世話をしてくださるそうです、精々寂しがっててください!」フフーン
P「……」
幸子「あ、でもすぐ帰ってきますから。寂しがる必要はありませんよ!戻ってきたら事務所より先にここへ来てあげますから。ボクは優しいですねぇ」
P「……」
幸子「……」
P「……」
幸子「それから」
ちひろ「幸子ちゃん…」
幸子「うぅ、分かってますよ……プロデューサー
コメント一覧
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- 2015年07月06日 23:56
- 前回のご都合主義っぽいラストの方がよかった
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