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隊長「リーダー……?」【ゴッドイーター2】|エレファント速報:SSまとめブログ

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隊長「リーダー……?」【ゴッドイーター2】

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/04(土) 00:10:05.06 ID:P3WOR9+M0

男隊長(主人公)のいる極東支部に女リーダー(前作主人公)が帰ってくるお話
・GE2RB本編の後日談
・ヒロイン不在
・主人公ズの性格と口調は一応隊長が男ボイス18(多分軍人キャラ)、
 リーダーが女ボイス18(GEB版、初代アホの子)のイメージで

前作
シエル「隊長……」【ゴッドイーター2】

別世界の話
ギルバート「なぁ隊長……」【ゴッドイーター2】

アリサ「リーダー!リーダー!!」【ゴッドイーター2】br>



2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/04(土) 00:12:25.17 ID:P3WOR9+M0

―極東 黎明の亡都

―ザザッ

テルオミ『――ロミオさんとナナさんの合流までもうしばらくかかります!持ち堪えてください!』

隊長「発射ァッ!」ドンッ

ウコンバサラ「ギャオオオオッ!!」

ガルム「グルルルル……」ジリッ

隊長「了解……問題ない、十分余裕はある」ジャキッ

隊長「(放電と突進さえ警戒すれば距離を開けたウコンバサラは脅威じゃない……ガルムを先に――)」ピピッ

―ザザッ

『――聞こえるか、極東支部のゴッドイーター』

隊長「?……こちらブラッド隊長、――」バッ

ガルム「グウゥッ」スカッ

『こちらクレイドル総指揮、雨宮ツバキだ。現在移送用のヘリにて、アナグラに向かっている』

隊長「(雨宮ツバキ……データベースで項目を見たことはあるが)」ドォンッ

ガルム「グルルッ……」ヨロッ

ツバキ『取り込み中すまないとは思うが、急ぎの用だ。頼みがある』

ツバキ『"バカ"が一人、そちらに向かった……アナグラに帰還するまでの間は、世話を頼む』

隊長「……は?」



3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/04(土) 00:15:04.57 ID:P3WOR9+M0

――バシュッ
ドォン

ウコンバサラ「――ギャオオオッ!?」ヨロッ

隊長「!?」

―ザザッ

テルオミ『アラガミ、結合崩壊!……あれ、こんなに合流が早いはずは……』



「――よしよし、結構余裕で間に合ったねー♪」

隊長「(……神機使いの増援は今回の予定にないが……あれはクレイドルの制服か)」

「……ありゃ、見ない顔だね、お客さん?新入り?」

隊長「(となるとあれが雨宮教官の言っていた……)」

「まぁいっか、どっちにしてもおいしいいとこ持ってくみたいで悪いけど……」ガシャガシャッ

「……ここは私に任せなぁーっ!!」ダッ

隊長「("バカ"か……!)」

―――
――



4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/04(土) 00:16:48.12 ID:P3WOR9+M0

ナナ「隊長ー!だいじょ……ってあれ?」

ウコンバサラ「」
ガルム「」

ロミオ「……お前の事だから何とかなってそうな気はしてたけど、いくらなんでも早過ぎない?」

「はぁい、任務完了です♪」

「……あ、初対面なのに色々合わせてくれてありがと♪やるねぇ君、私ほどじゃないけど!」フンス

ロミオ「つーか、誰?」

隊長「……まぁ、色々あって仕事が回りに回ったわけだ」

ナナ「へぇー……隊長、何か疲れてない?」

隊長「あぁ……いや、大丈夫だ」

隊長「(ついていけないことはないが、凄まじい討伐速度だった……)」

隊長「(二体同時に相手取り、その上ショートブレードでの近接戦に重きを置いた立ち回り……)」

隊長「(安定性が高い戦法かつ、こちらが事前に削っていたとはいえ……ほぼ無傷な上に、この機動力……)」

隊長「……俺もまだまだ、ということかな」

ナナ「?」



5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/04(土) 00:18:46.44 ID:P3WOR9+M0

「そういえばさー、さっきから気になってたんだけど……オペやってんの、もしかしてテル君?」

―ザザッ

テルオミ『おや、バレちゃいましたか』

「あ、やっぱり?また魔改造がバレて、今度は整備士をクビにでもなっちゃった?」

テルオミ『転身は自主的にですよ?まぁ、それはそれとしてたっぷり絞られちゃいましたけど』ハハッ

テルオミ『そういうあなたも、これまた意外な登場の仕方ですね』

「遠征からの帰還ルートがちょうどここと近かったからねー、強引に降ろしてもらっちゃった♪」

テルオミ『相変わらずの問題児ぶりですねぇ……お詫びに、後で神機を見せてもらっちゃいましょうか』ワキワキ

「特別チューンでかなり軽量化されちゃってるから、テル君にはちょっと刺激が強いかもねー♪」



6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/04(土) 00:20:55.69 ID:P3WOR9+M0

テルオミ『軽量化っ!?つまりは肉抜き……スピードを重視し、神機としての体裁を最低限保った状態』

テルオミ『言うなれば薄布をまとい、本当に大事な部分以外の肌を晒すようなもの……』

テルオミ『守りを捨て、安寧を捨て、ただ攻めることにのみロックオンしたバディ……』

テルオミ『……くぅっ、何て原始的で、魅力のある響きなんだっ!!それをこれから堪能できるなんて僕は――』

「……やっぱすぐにリッカちゃんのとこに回そっかな、いつもの仕様も恋しいしー」




ロミオ「……あのー、取り込み中悪いんだけど、そろそろ帰りの手配してくんない?」

「あーうん、ごめ……おぉっ!?新入り君が二人増えてる!」

ナナ「気づいてなかったんだ……」

隊長「そういえば、まだ名前も聞けていなかったな……」

「……ふっふっふ、気になる?私が誰か気になっちゃうのかい新入り諸君?よしよし、そこまで言うなら教えちゃろう」

隊長「……」

「私は極東、いやさ世界きっての天才ゴッドイーター!その名もぉー……」

―――
――



7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/04(土) 00:22:48.04 ID:P3WOR9+M0

―フェンリル極東支部アナグラ 役員区画 支部長室

「――フェンリル極東支部所属独立支援部隊クレイドル所属、―――でーす!リーダーって呼んでね♪」

ツバキ「フンッ」ゴンッ

リーダー「あだぁっ!?」

ツバキ「勝手に抜け出して現場を荒らした挙句、その態度とは……大した度胸だな」

ツバキ「……まぁ、見ての通りのヤツなのでな、疲れ果てない程度に付き合ってやってくれ」

リーダー「お゛ぉ……」プルプル

隊長「は、はぁ……」

ナナ「(あの人って、"極東に―――あり"の?)」ヒソヒソ

ロミオ「(とてもそうは見えないけど、実力は本物みたいだしなぁ……)」ヒソヒソ

ツバキ「……そこ、何か問題でもあるのか?」ギロッ

ナナロミ「「いえっ、何も!!」」ビシッ

ツバキ「……いや、問題だらけなのは私もわかっているつもりだ、すまなかった」ハァ

隊長「いえ、理解は追いつきませんでしたが、それほどのことでは……」



8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/04(土) 00:24:19.77 ID:P3WOR9+M0

サカキ「リーダー君にかかれば、ツバキ教官もこうして締まらなくなってしまうわけだ」ハハッ

リーダー「えへへ」

ツバキ「……」スッ

リーダー「ごめんなさい」

サカキ「……さて、この二人には派兵協力のためにドイツ支部に向かってもらっていてね」

サカキ「ちょっとした別件もあったんだけど……君たちにする話ではないかな」

サカキ「とりあえず遠征の報告はツバキ君から後で聞くとして、ブラッド隊長、君に頼みがある」

隊長「……ブラッドアーツですか」

サカキ「その通り。理解が早くて助かるよ」

サカキ「リーダー君自身が次の仕事を望んでいるのもあってね、出来る限り早めに頼むよ」

隊長「了解。……手は尽くしますよ」



9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/04(土) 00:26:40.44 ID:P3WOR9+M0

―アナグラ ラウンジ

リーダー「……ってなわけで今後ともよろしくブラッドの諸君!しばらくお宅の隊長借りてくよー」

シエル「よろしくお願いします」

ナナ「リーダーさん!この前は渡せなかったけどー……お近づきの印に、どうぞ♪」スッ

リーダー「こりゃどうも!いただきまーす♪」モグモグ

リーダー「……おぉ!案外イケるねぇこの、おでん?パン?」

ジュリウス「材料は聖域で採れたものを使用しています」キリッ

リーダー「へぇー、これが噂の……」モグモグ

ロミオ「(自然に農夫が割り込んできた……)」

リヴィ「(卵もあるぞ、と続くべきだっただろうか……)」ソワソワ

ギル「(やめとけ)」



10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/04(土) 00:28:01.09 ID:P3WOR9+M0

隊長「……すいません、色々と」

リーダー「いや?いいじゃん楽しそうで」

リーダー「……神機振り回す以外の仕事ができるってのは凄くいいことだと思うよ、うん」

隊長「(……?)」

リーダー「……さーて、私はリッカちゃんのとこで神機のこと聞いてこようかなー」

リーダー「時間になったらまた連絡よろしくぅ!それじゃ!」タッタッタッ

ナナ「あれ、もう行っちゃった?」

隊長「……」

―――
――



11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/04(土) 00:29:18.74 ID:P3WOR9+M0

―極東 鎮魂の廃寺

―ザザッ

ヒバリ『任務完了!目立った被害もありません、本当に凄いです!』

リーダー「上出来上出来♪やっぱバスターの方が性に合ってるかなー」ブンブン

リーダー「君がいると楽でいいねぇ、ブラッド君」

隊長「それはお互い様ですよ。本当に神機使いになるまで何もやってなかったんですか?」

リーダー「ふふーん♪まぁ?天才ですから?油断はしないけど余裕でいけちゃうっていうか?」ドヤァ

―ザザッ

リッカ『神機の調子はどう?時間なかったから、まだデフォルト付近に調整した程度しかできてないんだけど』

リーダー「私としてはバスターならもうちょい重い方がいいけど、調子はいいよ」

隊長「(あの機動力はバスターを振るうためのものだったか……)」

隊長「(というより、どの刀身、銃身でも扱えるように、といったところだろうか)」



12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/04(土) 00:31:04.24 ID:P3WOR9+M0

リッカ『よかった……まったく、また変なのと仲良くなっちゃって』ジトッ

リーダー「えへへ、テル君のドイツ版みたいなのがいて、その人の思い付きでちょっとね」

リーダー「話してみたら案外気が合うかもよ?」

リッカ『……まぁ、あそこまで穴だらけにしておいて神機として運用できるんだし、優秀な技術者ではあるかもね』

リッカ『でもそれとこれとは話が別。君とその人はよくても、それをサポートする方はやっぱり心配しちゃうよ』

リーダー「はーい、これからは控えます……」

リッカ『わかればよろしい!……安全な調整はいつでもしてあげるから、早く帰ってきてね、隊長も』ブツッ

リーダー「……いやー、リッカちゃんとツバキさんには頭が上がらないなー」

隊長「楠さんは神機使いにとっての女房役みたいなものですからね」ハハッ



13:以下、名無しに
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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年07月07日 23:13
      • バーストのキャラが俺のと殆ど同じでワロタ、口調と瞳の色くらいしか違いが無い


        何でもっと固い軍人口調とかロリババァボイスがねぇんだよ2……

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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