こんにちは、ARuFaです。
突然ですが皆さんは、即席ラーメン「サッポロ一番」はお好きでしょうか?
かくいう僕は、幼少期からサッポロ一番と母乳だけで育ったと言っても過言ではないヘビーユーザー。
生まれて初めて見た物がサッポロ一番だったことから、サッポロ一番のことを母親だと思い込み、哺乳瓶の代わりにメンマを吸ってこの歳まで生きてきた程です。
さて、そんなサッポロ一番が大好きな僕ですが、そんな僕がこれまでの人生で食べてきたサッポロ一番は大体こんな感じでした。
こちらです。
お気付きでしょうか。そう、具が圧倒的に少ないんです。
決して裕福ではなかった僕の家庭では、サッポロ一番の具は決まってハムのみ。
まあ、そのハムでさえも完全に裏目に出ているのですが、ともかくこちらの寂しいラーメンが、僕にとっての「サッポロ一番」でした。
「一度でいいから、具だくさんで豪華なサッポロ一番が食べたい」
…それが、僕の幼き頃からの夢でした。
「…豪華なサッポロ一番が食べたい」
豪華なサッポロ一番が食べたい!
豪華な!!
サッポロ一番が!!
食べてぇ~~~~~!!!!
はい、というわけで、東京から約1,200キロ離れた札幌までやってきました。
前置きが長くなりましたが、今回の記事では僕の子供の頃からの夢を叶えるため、
実際に札幌で購入した食材を使って、『本気のサッポロ一番』を作ってみたいと思います。
商品名にもある「札幌」でかき集めた食材を乗せたサッポロ一番を作れば、きっと文句無しの「本気のサッポロ一番」が作れるはずですからね!
早速、札幌ならではの食材を集めていきましょう。
市場で食材を集める
さあ、そんなわけで、遥々札幌にやってきた僕がまず訪れたのは、こちらの『札幌場外市場』。
卸売市場と直結したこの場所は、仕入れたての北海道の「海の幸」や「山の幸」が毎日販売されており、鮮度抜群な食材を購入できるとのこと。
この市場ならば、きっと本気のサッポロ一番にふさわしい"本物の食材"を手に入れられるはずです。
お店の看板にも、『北海道だから贈れる本物があります』との心強い言葉が書かれていました。
ただ、その看板の下にメチャクチャ偽物のカニがあったので、「言ってるそばから何やってんだよ」と思いました。
さあ、そんな場外市場で、早速ラーメンに入れる食材を探す僕。
まずは北海道を代表する高級食材、『カニ』を探してみましょう。
いやぁ~! やっぱり札幌の豪華な食材といえば、カニは欠かせませんからね!!
よっしゃ~~~!! カニはどこだ~~~~~~???!?!
めちゃくちゃ売ってた
なんということでしょう、探すまでもありません。無限に売っています。
関東ではあれほど希少で高価なカニですが、ここでは何かバザーみたいなノリで売られていました。
…とはいえ、これだけの種類と量があると、どれを選べばいいのかがわかりませんよね。
しかしご安心を。そんな時はお店の人に「どのカニを買えばいいですか」と正直に聞いてみると、
物凄く丁寧にカニの説明をしてくれるだけでなく……
試食までさせてくれます。
試食でカニが食べられるって凄くないですか? モデルルームの見学に行ったら屋根がもらえるみたいなものですよ?
ちなみに味は、
ため息が出るほど美味しかったです。
また、お店によっては実際にカニを持たせてくれるところも。
ちなみに「僕がこのまま全力で逃げたらどうします?」とお店の人に聞いてみたところ、「通報します」とのことだったので、通報されたくない方はカニを持ったまま逃げないことをオススメします。
持ったまま逃げるだけで通報されてしまうだなんて、やっぱりカニって凄いんですね。
…さあ、そして散々悩んだ結果、最終的に僕はこちらの『花咲きガニ』を購入!
非常に良いダシが出るらしく、ラーメンに入れたらきっと良いUMAMIが出ることでしょう。
そして、花咲ガニを買った僕は、その後も市場を駆け回り、様々な食材を次々購入することに。
特上うに、ホタテ、アスパラガスに…
とうもろこし、わかめ、 バターなどなど、北海道を代表する食材をこれでもかと手に入れることに成功しました。
いやはや、これだけの食材を入れれば、とんでもなく美味しいラーメンが出来るはずです!
というわけで、ここからはこの食材達を使って「本気のサッポロ一番」を作っていきたいと思います。
「本気のサッポロ一番」を作る
さあ、ここまで来れば本気のサッポロ一番まではあと少し!
まずは、購入した食材の鮮度が落ちないうちに、下ごしらえをしていきましょう。
ちなみにこのキッチンは、札幌で宿泊予約をしていたゲストハウスにお借りしました。
正直、今回の記事では札幌でキッチンが借りられるかどうかが懸念点だったのですが、ゲストハウスの方に「サッポロ一番を作るために東京から来たんです」と正直に伝えたところ、「不器用ですね」と快くキッチンを貸してもらえて本当に助かりました。
さあ、そして食材の下ごしらえが終わった後は、いよいよラストスパート!
今回は海の幸が豊富ということもあり、「サッポロ一番塩ラーメン」をチョイス。
手順通りに麺を茹で、粉末スープで味付けをし、下ごしらえをした具材を乗せていき…
全ての具材を乗せ終えたら、ついに「本気のサッポロ一番」の完成です!
ついに完成!
…以前までは、ハムだけが乗った寂しい寂しいサッポロ一番を食べてきた僕。
しかし、そんな僕が子供の頃からの夢を叶えるため、わざわざ札幌まで来て作り上げた念願の「本気のサッポロ一番」がこちらになります!
完成! 本気のサッポロ一番!
いかがでしょう。これが正真正銘、本気のサッポロ一番です。
何というか、全体的にIQの低い感じは否めませんが、これが僕の夢見たラーメンなのです。
ちなみにこちらがそれぞれの食材の分布。
北海道の味覚が一つに集結したその姿は、まさに暴力的なまでのボリューム感!
そこには僕が以前まで食べていた、ハムだけのサッポロ一番の面影は全くありません。
さあ、それではそんな「本気のサッポロ一番」の味は一体どんなものなのでしょうか!?
早速、札幌の広大な自然の中で食べてみましょう。
まずは、こちらの「特上うに」!
ハフッ
「はぁぁぁぁぁ~~~!!」
なんだこれ。美味過ぎる。
トロトロのうにを舌に乗せた瞬間、口の中で濃厚な甘さと芳醇な磯の香りが爆発し、口の中が一瞬で幸せな気持ちで一杯になりました。
どちらかというと、うにというよりも甘い海を食べているような感覚。これはたまりません。
続きましては大ぶりの「ホタテ」にかぶりついてみましょう。
とはいえ、もちろんこちらも…
「んあああああ~~~!!」
美味過ぎ。美味過ぎて「あーもう!」という気分になってきました。
プリプリの身には上品な旨味が凝縮されており、噛めば噛むほど繊維がほぐれて濃厚旨味汁(のうこううまみじる)が溢れてきます。
さあ、ここまで来るともう止まりません。
お待ちかねの「花咲ガ二」を食べてみましょう!
バギャッ
チュルルッ
んんんんんんんん~~~~~!!!
んまーーーーーーいッ!!!
んまぁ~~~~~い!!!
んまぁ~~~~~~いぃッ!!!
一般的なカニと比べて花咲ガニは味が濃く、ウマさが甲羅をつけているようなもの!
花咲ガニから出たダシもラーメンのスープに溶け出し、その味はインスタントラーメンの域を超越した高級感を感じることができました。
いやぁ~! もう最高の気分です! まさかこんな思いができるなんて思ってもみませんでした。
さあ、それでは次はいよいよ、お待ちかねの麺を食べてみたいと思います!
やはりラーメンといえば麺がメインですからね! これは非常に楽しみですよ~~~?!
いただきま~~~~~~す!!!
ズズッ!
んんんんんんんん~~~っ!!!
「普通。」
普通のサッポロ一番の味。
ビックリしました。麺は普通です。
それはまさに、僕が今まで食べてきたサッポロ一番と何ら変わらない「いつもの味」…
むしろ高級食材を散々食べた後だったので、この落差にはとても驚きましたし、空も急に曇ってきたような気がします。
まあ、そもそもサッポロ一番が大好きなので全然苦ではないのですが、どうやら高級食材をいくら乗せても、サッポロ一番の麺自体の味は変わらないようです。
とはいえ! 全体的に見れば爆裂に美味しいこの「本気のサッポロ一番」!
是非とも皆さんも、この広大な北海道の地で試してみてはいかがでしょうか?
ちなみにかかった値段は、一杯10,160円でした~~!
はい、一杯10,160円でした。
そのため当分は、何がなんでもインスタントラーメンだけの生活が続きそうです。
まあ、そもそもサッポロ一番が大好きなので全然嫌じゃないですけどね。本当に。
これを試す価値があるかどうかは、皆さんが決めて下さい。
それでは、さようなら。
ライター:ARuFa
株式会社バーグハンバーグバーグ所属の暇人ブロガー。
カニアレルギー。
個人ブログ→ARuFaの日記
Twitterアカウント→@ARuFa_FARu