アメリカと日本の間でTPP(環太平洋経済連携協定)が最終調整に入っていること
がわかりました。
画像:【アメリカン・ビーフ】
https://www.flickr.com/photos/ralphandjenny/6523198789/
TPP(Trans-Pacific Partnershipの略称)
アメリカや日本、オーストラリア、マレーシアなど、現在、環太平洋地域の12ヶ国が
参加し、経済の自由化を目的とした協定。
関税障壁の撤廃などで国際的な取引を円滑化・促進させ、経済発展を目指します。
アメリカや日本、オーストラリア、マレーシアなど、現在、環太平洋地域の12ヶ国が
参加し、経済の自由化を目的とした協定。
関税障壁の撤廃などで国際的な取引を円滑化・促進させ、経済発展を目指します。
10日に報じられた内容によると、日本は輸入肉の関税を
牛肉…現在の38.5%→約15年かけて9%に大幅引き下げ
安い豚肉…現在の1キロ最大482円→50円に大幅引き下げ
高い豚肉…現在の4.3%→2.2%以下に引き下げか完全撤廃
ただし、輸入量が急増した場合に国内農家などへ悪影響が出るのを防ぐための輸入制限措置(セー
フガード)も存在し、この措置の発動条件については現在細部を調整中としています。
現在、国内産牛肉・豚肉の市場シェアの約3割。
安い輸入肉がさらに増えれば、国内農家もそれにあわせて、肉の販売価格を下げざるを得ません。
また「米」についても国内での消費量が年8万トンのペースで低迷しているため、日本政府はアメリカ
からの無税での輸入量枠は
「年5トンが限界」
とかねてから主張してきたものの、アメリカは
「年17万5000トン輸出させて欲しい」
と要求。
両国間の交渉に3倍以上の開きがありますが、日本政府は輸入量枠の一定増量もやむを得ないと、
要求を一定まで受け入れる見通しです。
熟慮せずにアメリカ側の圧力に押され、強引な要求を飲むと、後々日本経済は大変なことになるかも
しれません。
とはいえ、外交関係を考えると無碍(むげ)に拒否するわけにもいかない現状・・・難しいところですね。