【抗議活動?】駐車違反の罰金を全部小銭で払った学生が話題に
■全部硬貨にしてみました
嫌がらせかと思いきや、どうやら抗議の一環でやっているみたい。というわけでアメリカはノースカロライナ州からのニュース。駐車違反で切符を切られた学生が、罰金を全部ペニー(1セントの硬貨)で支払ったとして話題になっています。
さて、この男性はノースカロライナ大学(UNCC)のステファン・コイルさん(26)。数学クラブの副会長を勤めているという彼は、先日大学の敷地内で駐車違反をとられ、罰金を言い渡されました。その金額140ドル、約1万7千円。彼はすぐにその件について対応したために罰金は110ドルまで下げてもらったそうです。ただ、彼がその罰金について調べた時に納得がいかないことが一つありました。それは、
「駐車違反で徴収した罰金の80%は、地元の公立学校(大学ではない)の運営資金として活用されている」
という事実でした。「お金のない学生から罰金を取っておいて、それを大学とは関係ないところに提供しているのはおかしいじゃないか」ということなんですね。
■お金の使い方に納得がいかない!
そこで彼は抗議の意味を込め、罰金を全て1セント硬貨で払ってやると決めたのです。それが↑上の写真というわけ。まあ、たかだか110ドルと申しましても1ドルは100セントな訳ですから、全部で1万1千枚の硬貨が必要になります。彼は即座に5つの銀行を回って硬貨という硬貨を集めたのです。そうして大学の事務局へと持っていったのですが、事務局スタッフはその硬貨の数を確認するために全員総がかりで3時間40分かかったそうです。大変でしたね・・・。
ステファンさんはこうコメントしています。
「大学生なんていうのは一番裕福じゃない部類の人種じゃないか。それなのにどうして我々が関係ない公立学校の資金援助を負わされなければならないんだい?だから、駐車違反の罰金の使用使途としては全然適切じゃない、っていうのが僕の主張なんだ。」
だ、そうです。まあ、気持ちはわからないでもないですが・・・。何と言いましょうか・・・。1セント硬貨は約2・5グラムですので、1万1千枚だと総重量が27・5キロ。運ぶ方も大変です。ちなみに、日本ですと法律で「20枚以上の同一硬貨は受け取りを拒否することができる」ことになっているので、日本の大学でやったら受け取りを拒まれる場合があるので要注意ですね!
<ネタ元:Student pays parking fines with 11,000 pennies in protest of funding allocations>
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