お笑いコンビ「ピース」又吉直樹(またよしなおき 35才)さんが、「直木賞」

受賞しました。

画像:【又吉直樹】
又吉直樹
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/07/16/gazo/G20150716010748790.html

16日、第153回「芥川賞」(日本文学振興会主催)の選考会が「新喜楽」(東京・築地)で行われ ま

ました。

その結果、「芥川賞」に又吉さんの「火花」(文学界2月号掲載)と、羽田圭介(29才)さんの「スク

ラップ・アンド・ビルド」(文学界3月号掲載)の2作品が決定。

「火花」は売れない2人のお笑い芸人が”笑いの神髄”を求めて、東京の片隅で繰り広げる青春

小説。

単行本の発行部数が純文学の小説としては異例の64万部に達し、話題となっています。

火花

「スクラップ・アンド・ビルド」は同居する祖父を介護する20代男性の孫を描いたストーリー。

会社を辞め、自信を喪失し、悶々とする日々を送りながら、死を急ぐ祖父との間の葛藤で再就職

を果たしていく内容となっています。

スポーツ紙のインタビューに又吉さんは

「そこ(芥川賞)は何も考えずに書きました…」

と短い回答。

なお、同時に発表された「直木賞」には、台湾出身の東山彰良(46才)さんの作品「流」(講談社)

が選ばれています。

同作品は70年代~80年代の台湾を舞台に中国との対立で翻弄される一家を描き、主人公の少

年が17才のときに殺害された祖父をめぐり、台湾-日本-中国と渡り歩きながら、その真相に迫る

ストーリーとなっています。

副賞は各賞とも100万円で8月下旬に都内で贈呈式が行われます。

■直木賞とは?
正式名称は直木三十五賞。
無名・新人及び中堅作家による大衆小説作品に与えられる文学賞。
かつては芥川賞と同じく無名・新人作家に対する賞でしたが、現在では中堅作家が主な対象とされ、ベテランが受賞することが多々あります。 (ウィキペディアより)
■又吉直樹
大阪府生まれ。
北陽(現・関西大学北陽)高校卒。
高校時代はサッカー部に所属。
大学推薦を断り、卒業後、NSC東京校に5期生として入学。
2003年の夏まで原偉大とお笑いコンビ「線香花火」で活動し、解散。
その後、同期で仲の良かった綾部祐二(37才)さんと現在のコンビ「ピース」を結成。
趣味は散歩に通算2000冊読んできたという読書。
「太宰治ナイト」「松尾芭蕉ナイト」などのイベントを主催するほどの作家好きで
古本の街・神田神保町でも古書店めぐりの有名人として知られています。
■羽田圭介
東京都生まれ。
高校在学中に「黒冷水」で文芸賞受賞。
明治大学商学部卒。
これまで「走ル」「ミート・ザ・ビート」「メタモルフォシス」でそれぞれが芥川賞候補となっている新進気鋭の注目作家です。

ただただ素直にすごい!と思います。

お笑い芸人としても活躍されていますし、作家としても名誉ある芥川賞受賞。

ここまで来るともう文化人の仲間入りですね。

天は二物を与えたようです。