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グリP「先輩と」モバP「先輩」|エレファント速報:SSまとめブログ

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グリP「先輩と」モバP「先輩」

2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/16(木) 15:31:38.31 ID:d3Zd/SN00

01


 私は今、幸せだった。

 アイドルの仕事は楽しいし、同じ事務所の仲間が居る。

 それはとても素晴らしいことで、私はこんな日々を過ごせることに感謝していた。

 私はこの日々に、満足していた。

 満足してしまっていた。



3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/16(木) 15:32:30.15 ID:d3Zd/SN00

02


桃子「……お兄ちゃん、遅いな」

 仕事が終わって、桃子はお兄ちゃん――プロデューサーのことを待っていた。
 連絡しても繋がらないし……もう一人で帰っちゃおうか、とも思ったけれど、何か連絡があったりしたらダメだから待っておいてあげているのだ。

桃子(遅れるとしても連絡するのが常識なのに……本当、まだまだダメなんだから)

 そう思いながら桃子はお兄ちゃんのことを待っていた。お兄ちゃんに何を言おうかを考えながら待つ時間は、それほど苦痛ではない。もちろん、べつに楽しいわけでもないけれど。

 そうやって桃子が『お兄ちゃんには一から芸能界の、というよりも前に社会の常識について教えてあげなくちゃ』と結論付けた頃、

「今日はありがとうございました。またよろしくお願いします」

桃子「……え?」

 聞き覚えのある声が聞こえた。でも、まさか、あの人が――



89:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/16(木) 18:36:45.93 ID:HK+6daen0

>>3
周防桃子(11) Vi

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4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/16(木) 15:34:20.93 ID:d3Zd/SN00

 桃子は振り返った。振り返って、その声の主を見た。『あの人』ではないことを確認するために――『あの人』ではないことを、願いながら。

「……桃子、ちゃん?」

桃子(……ああ)

 でも、そんな願いは叶わなかった。桃子の願いを叶えてはくれなかった。やっぱり、桃子の願いなんて、誰も、聞いてはくれなかった。

桃子「……泰葉、さん。お久しぶりです」

泰葉「うん。久しぶり、だね、桃子ちゃん」

 岡崎泰葉。

 普段、『先輩』と呼ばれる桃子の『先輩』。

 昔、桃子が憧れた人。

 そして――桃子の前から、逃げた、人。



89:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/16(木) 18:36:45.93 ID:HK+6daen0

>>4
岡崎泰葉(16) Co

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5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/16(木) 15:36:18.70 ID:d3Zd/SN00

03


泰葉「でも、知らなかったな。まさか桃子ちゃんがあの765プロのアイドルなんて」

桃子「……桃子も知りませんでした。泰葉さんもアイドルをやっている、なんて」

 今、桃子たちは近くの喫茶店に入っていた。『プロデューサーを待っているので』と断ろうとしたが、そんな時に限って、お兄ちゃんから『あと15分くらいで着く。遅くなってすまん』とメールが届いた。これがもうちょっと短かったりすれば迷うことなく断れたし、もう少し長ければそもそもお兄ちゃんも『先に帰っていてくれ』などと言ってくれたことだろう。だが、15分。そんな微妙な時間だったから、桃子は泰葉さんの誘いを断ることができなかった。先輩のせっかくのお誘いを理由もなしに断るなんて、できないし。

泰葉「……敬語じゃなくてもいいんだよ? 昔みたいに、普通に喋ってくれたら」

桃子「……いえ。先輩を相手に、そんなことはできません」



6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/16(木) 15:38:48.16 ID:d3Zd/SN00

 昔……桃子がまだまだ新人で、芸能界のことを何もわかっていなかった頃。

 桃子は泰葉さんのことを『泰葉ちゃん』と呼んで、子どものように懐いていた。
 桃子にとって『泰葉ちゃん』は憧れだったのだ。
 その頃の泰葉さんはまだ子役で、よくテレビに出ていた。 
『泰葉ちゃんみたいになれたら』と思って芸能界に入った子は多いだろうし、桃子にもそんな気持ちがないわけではなかった。
『岡崎泰葉』という成功例を見て、純粋に――そう、今では愚直だと思えるほどに純粋に、桃子は芸能界に憧れていた。

 そして実際に泰葉さんに会うことができて、話すことができて……仲良く、なることができた。
 
 そう、桃子は泰葉さんと本当に仲良くなった。『泰葉ちゃん』『桃子ちゃん』と呼び合うくらいには、仲良くなった。

 あの頃の桃子は泰葉さんを姉のように慕っていたし、泰葉さんも桃子のことを妹のようにかわいがってくれた。

 でも、ある日、泰葉さんは桃子の前から消えた。

 桃子が生きる世界から、逃げたのだ。



7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/16(木) 15:39:38.16 ID:d3Zd/SN00

泰葉「……桃子ちゃんは、今、楽しい?」

桃子「仕事ですから、楽しいも何もありません」

泰葉「そっか」

 こんなことを聞いて、どうすると言うのだろう。桃子にはわからなかった。今の泰葉さんが何を考えているのか、今の桃子にはまったくわからなかった。

桃子「……泰葉さんは」

 だから、桃子は聞くことにした。

桃子「……泰葉さんは、今、楽しいんですか?」

泰葉「楽しいよ」

 即答だった。

泰葉「今、アイドルのお仕事をしていて、今のプロデューサーさんと会って、今の事務所の仲間が居て……とても、とっても、楽しいよ」

 泰葉さんは言った。言い切った。一切の迷いなく、大切なものを愛おしむような顔をして。



8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/16(木) 15:40:41.77 ID:d3Zd/SN00

泰葉「……桃子ちゃんも、そうなんでしょう? あの765プロで……アイドルを、やっているのなら」

き」
  • 千早「私、みんなにニックネームを付けたいのだけれど」
  • P「人体の」やよい「ふしぎ!」
  • P「例えばアイドルに調味料をかけたとして」
  • 春香・千早「仲のいいユニットは大成しない?」
  • P「朝起きたら律子が隣にいた……」
  • やよい「私幸せになるね、長介」
  • P「響とサボ太」
  • P「平成ライダーとか(笑)」
  • 高垣楓「ザ・センターマン?」
  • P「受験か」伊織「そうよ」
  • 雪歩「えへへ、これお酒ですね。えへへえへへへへへへへへへへへ」
  • 亜美・真美「じゃあ兄ちゃんに本音を喋らせちゃおうよ!」
  • はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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