北条加蓮「マイアイドル?」
――2015年7月17日 15時30分――
――事務所――
モバP(以下「P」)「ただいまーっと。……誰もいないか」ガチャ
P「よっと」パソコンタチアゲ
P「ん? メールが来てるな――」
北条加蓮「やっほー、Pさん」ガチャ
P「加蓮? お前、確か今日はオフだったん、じゃ…………」
加蓮「ふふっ。どう? 久しぶりに見るでしょ、このピンクのドレス」
加蓮「最初に見た時はもっと落ち着いた色の方が……って思ったけど、今にして思えば私にピッタリかもね。さすがPさん!」
P「……いや、え? それはいいけど、なんでお前、それ着てきてんの?」
――注意事項?――
加蓮→菜々の呼称を意図的に変えさせてもらってます。
加蓮「あれ? Pさん、あのお知らせまだ見てないの? もう、アイドルのプロデューサーさんなら流行はキャッチしてないと」
P「お知らせ?」
加蓮「うん。たぶんメールか何かで届いていると思うけど――」
高森藍子「あの、こんにちはっ」ガチャ
加蓮「藍子」
P「藍子まで。お前もオフ――」
P「……」
藍子「ふうっ。ここは涼しいですね♪ 台風が過ぎ去った後なのに、外は暑くて暑くて……」
P「いや、藍子……」
P「その格好だから暑いんじゃね……?」
加蓮「……。そーそー。こんな時期に長袖のジャケットとか」
加蓮「それに手にカメラなんてさ、何を撮影するのかな? Pさん? 私?」
藍子「ええっと、これは……」
加蓮「ほら、首元なんて汗だらけなのに」フキッ
藍子「ひゃっ」
加蓮「夏場にこんな格好してさ。藍子は何がやりたかったのかな? んー?」
藍子「……か、加蓮ちゃんこそ、お仕事でもないのにどうしてそんなドレスを着てるんですかっ」
加蓮「……ほら、今をときめくアイドルは服装からアイドルっぽくしてないと」メソラシ
藍子「それが嘘だってことは私でも分かりますよ~!」
P「いやもうマジで何の話か分からん。いったい何がやりた――」
安部菜々「うっさみーん♪ げぇっ、皆さんもうお揃いでしたか」
加蓮「やっぱり来たか……。…………」
藍子「来るとは思っていました……。…………」
P「菜々? お前は確か午前の仕事で解散した筈じゃ………………」
P「…………菜々?」
菜々「Pさん。加蓮ちゃんに藍子ちゃんも。どうしたんですか、そんなにポカーンとなって。何かおかしいところでも?」
加蓮「いや……何が、って…………」
P「…………なんで制服着て来てんの?」
菜々「ナナは現役JKですからね! 制服で来ても何もおかしくはありませんよ! ええ!」
P「…………」
菜々「…………何もおかしいことはないんですよっ!」
P「…………」
菜々「…………何か言ってくださいよ!」
加蓮「ああ、でもまぁ、これってそういうことだよね……」
藍子「菜々さんの制服にびっくりして、忘れそうになっちゃいました」
菜々「って、よく見たらおふたりともなんて格好を! 加蓮ちゃん!? どこの婚活パーティーの帰りですかねそれ!?」
加蓮「ごめん菜々。私まだ16歳だからそういうのに困ってないんだ」
菜々「いやナナだって17歳ですけどね!?」
加蓮「制服かー……ねえ藍子。インパクト的にはどっちが勝ってるかな。ドレスの私と制服の菜々」
藍子「あの、そんなことを言ったら、私なんてただの私服ですよ……。うう、撮影衣装で来た方がよかったかも……」
加蓮「それじゃ意味ないじゃん」
藍子「分かってます……」
P「ああもう、ホント何の話なんだこれ!」
加蓮「んー……Pさん。パソコンにメールか何か届いてない?」
P「メール? ああ、届いてたよ。見ようと思ったら加蓮が来て――」
加蓮「それ見て。今すぐ」
P「え? まあ、加蓮がそう言うなら――」カチカチ
『プロデューサー各位へ
この度、アニメ第2クールの放送開始を記念して、各社合同での歓談会を開くことと致しました。
アイドル達の思い出話などで華を咲かせらればと思いますので、担当アイドル1名と同伴していただき、
また、当時の衣装などを用意していただければと思います。
是非ともふるってご参加ください。
※衣装は2011年12月31日~2013年12月31日に行われた、アルバムデータに残る仕事での物に限ります。
※今回、それに合わせて、各位希望のアルバムデータを「マイアイドル」という形で配布致します。
このデータは他のプロデューサーとトレードできませんのでご了承ください。
参加費:3000MC』
P「へえ、プロデューサー歓談会か。そうか、346プロさんとこのサクセスストーリーアニメがまた始まるんだったな」
P「2011年の年末から2013年の年末か……菜々がデビューして、藍子がデビューして、加蓮のデビューに向けて徹夜してた頃だな」
P「そっか、もうそんなに昔のことなのか。懐かし――」
ゴゴゴゴゴゴゴ.......
P「!?」ビクッ
P「…………え?」カオヲアゲ
加蓮「――それで、Pさん」ゴゴゴゴゴ
藍子「――私達、3人の中の」ゴゴゴゴゴ
菜々「――誰を、連れて行くんですか?」ゴゴゴゴゴ
P「」
――[純白の花嫁]北条加蓮編――
[純白の花嫁]北条加蓮
2013年5月31日、月末ガチャとして登場。
他、[暴走☆花嫁]日野茜、[薔薇色花嫁]櫻井桃華が登場した。
加蓮「……って言っても、Pさんは優しいから簡単には決められないよね」
菜々「こういうところは優柔不断ですよねぇ。お仕事のことは即断即決なのに」
菜々「……即断してナナにエライ仕事ばっかり持ってきますが」
加蓮「いいじゃん。無重力体験ツアー」
菜々「あれほんっと大変だったんですよぉ!? 今度こそもう駄目かと!」
P「」
藍子「……ぴ、Pさん、大丈夫ですか……?」
P「あ、ああ……これ今日の夢に絶対出てくるわ、アイドル達がすげえ顔で迫ってくる夢、絶対見るわ」
加蓮「……ん? それって幸せなことじゃないの?」
P「恐ぇよ」
加蓮「ふうっ。ま、決められないならアピールするしかないっか」
菜々「オーディションみたいな物ですね! そう考えるとナナ、俄然やる気になってきましたよぉ!」
加蓮「思い出話ってことはそのままアイドルの自慢話にもなりそうだからね。これは負けられないよ」
菜々「Pさんに自慢してもらえるアイドル……くぅ~! 考えただけでワクワクしますね!」
藍子「わ、私は……おふたりと争うのは、ちょっと……」
加蓮「じゃあ棄権する?」
藍子「……………………加蓮ちゃんや菜々さんが相手でも、譲りたくありませんっ」
加蓮「うん、その意気」
菜々「厳正なるじゃんけんの結果、まずは加蓮ちゃんからですね!」
加蓮「うん。Pさん。この衣装のこと、覚えてる?」
P「よく覚えているぞ。花嫁撮影の時だったな。あん時は……あん時は…………!」ウルウル
加蓮「涙ぐむの早いよ……」
藍子「私も見学していました。加蓮ちゃん、すっごく綺麗で……私の部屋のアルバムにも、大切に取っているんですよ、写真っ」
菜々「ぐぬぬ、あの頃のナナは大忙しでしたからねぇ……アルバムデータしか持ってないんですよねぇ」
菜々「後から入手する為にCDの印税がどれだけ飛んだことか」
加蓮「商売なのは分かるんだけどね、もうちょっと配布とかすればいいのに」
菜々「だから加蓮ちゃんがどんな風に撮影したのか、一部しか分からなくて」
加蓮「ふふっ。なんだったらすぐにでも見せてあげるよ……ね? Pさん」
P「復刻か?」
藍子「ぷっ」
加蓮「そうじゃない!」
P「ははは……でもな、花嫁の加蓮の良さは、やっぱ担当プロデューサーだからよく分かると自負してるんだ」
菜々「気持ちは分かりますねぇ。まるで娘を送り出す母親みたいに……ううっ、そう考えるとナナまで泣けてきて」
加蓮「17歳の感想じゃないよね、それ」
菜々「この年になると結婚式に参加することも1度や2度ではなくその度にお母さんからいい人はいないのとせがまれ続け、」
加蓮「突っ込んであげたんだからその話やめなさいっての!」
菜々「ハッ! いやあほら、ケータイ小説とかの影響で学生結婚も増えてきましたからね!?」
加蓮「それもそれで何年前の出来事よ……」
藍子「あの、それより加蓮ちゃんのお話を……」アハハ
加蓮「そうだった。ったく、巧みに妨害してくるんだから」
菜々「そういうつもりはなかったんですけどねぇ」
P「最初はさ、加蓮が結婚式に憧れてるって聞いて少し驚いたんだ」
加蓮「えー? 女の子の夢でしょ。
コメント一覧
-
- 2015年07月17日 21:47
- 雁字搦めの罠を仕掛け、(財布の)破滅を企むのは誰だ?!
-
- 2015年07月17日 21:54
- Myアイドルは迷わず加蓮にしました
-
- 2015年07月17日 21:57
- 嬉々として交換可能なアイドル見に行ったら担当が居ないというね……
-
- 2015年07月17日 21:59
- ※4
何となくクールの方見に行ったらしれっと貴音が先頭にいたから噴いちまった
-
- 2015年07月17日 22:01
- 普段は獲得が難しいアイドルばかりだから涎が出そうだ
-
- 2015年07月17日 22:19
- この三人が月末に出てから半年も過ぎたのか
そろそろ再登場の時期かな
Myアイドルは欲しいアイドルが多くて悩んでます
-
- 2015年07月17日 23:14
- 花嫁勢はマイ付けたくなる
-
- 2015年07月17日 23:28
- 無課金で頑張ってたけどついに課金してしまったわ〜
スポンサードリンク
ウイークリーランキング
最新記事
アンテナサイト
新着コメント
QRコード
スポンサードリンク
MYアイドルでNG島村さんをお迎えしました。フリトレは相変わらずプレミアム価格です。