P「ゲームソフト『ウルトラim@s倶楽部』」
巷でク○ゲーと評判のファミコンソフト『ウルトラマン倶楽部3』とのパロディです。
アイドルマスターのアイドル達が、原作をなぞる形になります。
多少の改変はありますが、全体の流れはほぼ原作通りなので、ご了承ください。
それではどうぞ。
765プロ 会議室
P「みんな、忙しい中集まってもらって悪いな!」
小鳥「今日はみんなに、重大発表があるのよ!」
千早「重大発表……ですか?」
P「実はな……ふっふっふ」
伊織「何よ? もったいぶらずに、さっさと言いなさいよ!」
P「お、おう! 実は我が765プロの、ゲーム業界への参入が決定したんだ!」
春香「えっ!? ゲーム業界ですか!?」
小鳥「記念すべき作品第一号は、ついさっき完成しました! パチパチパチ!」
響「えええーっ!? ピヨコ、それホントなのか!?」
小鳥「もちろん!」
P「俺と小鳥さんも数日前、いきなり社長に言われて驚いたクチだけどな」
雪歩「すごいですぅ! どんなゲームなんですかぁ?」
小鳥「765プロの全員が登場する、ドキドキのテキストアドベンチャーノベルですって!」
美希「わぁ……何だか面白そうなの!」
P「しかも! なんとあの有名な、2208プロとのコラボ作品なんだ!」
あずさ「2208プロって確か……ウルトラマンを作ってる会社だったかしら~?」
亜美「スッゲー! すごすぎるZE、兄ちゃん!」
真美「そんなの、絶対ハマるに決まってるっしょ!」
P「だよな! やっぱりそう思うよな!」
小鳥「ちなみにシナリオライターは、我らが高木社長よ!」
貴音「ほう……。高木殿には会社の経営力だけでなく、文才も備わっていたのですか」
伊織「こう言っちゃなんだけど、ちょっと意外ね?」
P「いやあ。正直、俺も聞いた時はびっくりしたよ」
小鳥「社長曰く、かなりの自信作に仕上がってるそうよ?」
千早「へえ……」
真「社長って、ホントに何でもできるんですね! へへっ、すごいや!」
P「で、俺達はその社長から、ゲームのテストプレイを頼まれたってわけだ!」
小鳥「今日みんなには、そのお手伝いをしてほしいのよ!」
やよい「お手伝い……ですか?」
やよい「えっと……私、何をすればいいんでしょうか?」
小鳥「そんなに構えなくても大丈夫よ、やよいちゃん」
P「俺が最後まで通しでプレイするから、みんなは後ろで一緒に見ててほしいんだ」
真「なるほど! ゲームにおかしな所がないか、チェックすればいいんですね?」
小鳥「そういうこと! 最初はプロデューサーさんと二人でやろうとしたんだけど……」
P「どうせなら、みんなでワイワイ遊んだ方が面白いと思ってな!」
春香「確かに、すっごく楽しそうです! よーし、張り切ってガン見しちゃいますよ!」
律子「ところでプロデューサーと小鳥さんは、ゲームの中身を把握してるんですか?」
小鳥「いいえ。実は私達も、内容は全然知らないんです」
P「開発も全部、社長一人で秘密裏にやってたっぽいからなぁ」
小鳥「一体どんなゲームなのかしら? 楽しみですね、プロデューサーさん!」
P「ええ、全くですよ!」
亜美「兄ちゃん兄ちゃん! 亜美、もう待ちきれないYO!」
真美「早くあそぼーYO! 早く早くぅ!」
P「おう、そうだな! それじゃ早速、スイッチオン!」
ガチャ
ウルトラim@s倶楽部 出撃! 765プロのアイドル達!
ナレーターのP『今日も一日アイドル活動を終えた春香』
ナレーターのP『そんな春香が自宅に帰ってきた時だった!』
リリリィーン リリリィーン
春香「電話? 誰からだろう?」
ガッチャッ!
春香「はい! 実はとっても強い正義のスーパーアイドル、天海春香です!」
ナレーターのP『何を隠そう、春香達765プロのアイドルは』
ナレーターのP『ウルトラマンにもヒケを取らない、超人的な力を持っているのだ!』
社長「大変だ、天海君!」
春香「あ、社長! どうかしたんですか?」
社長「亜美君が、外へ遊びに行ったきり戻ってこないのだ!」
春香「大変! すぐ探しに行きます!」
社長「うむ、頼むよ! まずは一度、事務所まで来てくれたまえ!」
春香「わかりました!」
ナレーターのP『こうして春香は亜美を探すため、765プロへと出撃した!』
ナレーターのP『物語は、ここから始まる……』
ナレーターのP『765プロ事務所、社長室にて』
春香「失礼しまーす!」
社長「お、来たね! 待っていたよ!」
春香「社長。亜美がどこへ行ったかは、わからないんですか?」
社長「どうやら、事務所の北にある洞窟に向かったようなんだが……」
春香「北の洞窟ですか……。大丈夫かなぁ?」
社長「それと萩原君が、給湯室で遠くを見つめていたよ」
春香「え? 遠くを……ですか?」
社長「何か、悩みを抱えているようだったね」
春香「どうしたんでしょう? 私、行ってみます!」
ナレーターのP『給湯室では、黄昏の雪歩が途方に暮れていた』
春香「ゆーきほ!」
雪歩「あ、春香ちゃん! はぅ……」
春香「こんな所で悩み事? 私でよければ、力になるよ!」
雪歩「ありがとう……。実は私も亜美ちゃんが心配で、北の洞窟に行ってみたんだぁ」
春香「ふむふむ。それで?」
雪歩「そしたら洞窟の入口が、大きな岩で塞がれちゃってて……」
春香「ええっ!? それじゃまずは、その岩をどうにかしないと!」
雪歩「でもあんなの、私のスコップじゃ壊せないよぉ……」
春香「うーん……あ、そうだ! 小鳥さんに相談してみようよ!」
雪歩「そっかぁ! ひそかに超兵器を作ってるらしいし、何とかしてくれるかも!」
春香「決まりだね! 行こっ、雪歩!」
雪歩「うんっ!」
ナレーターのP『雪歩が仲間に加わった!』
ナレーターのP『春香と雪歩は、デスクで妄想中の小鳥さんに訳を話した』
春香「……というわけなんです」
小鳥「なるほどなるほど。北の洞窟が、大きな岩で塞がれているのね?」
雪歩「そこで、音無さんの超兵器の力をお借りしたいんですけどぉ……」
小鳥「それなら私が開発した、地底戦車『ペシルダー』で壊せると思うわ」
春香「本当ですか! やっぱり小鳥さん、頼りになるぅ!」
小鳥「えっへん!」
雪歩「ペシルダー……? 『ペルシダー』の方が、語呂がいいと思うけどなぁ……」
小鳥「ん? 雪歩ちゃん、どうかしたの?」
雪歩「な、何でもないですぅ!」
春香「それじゃ小鳥さん、お願いしてもいいですか?」
小鳥「まーかせて! それじゃあ、ちゃちゃっと行ってくるわね!」
ナレーターのP『小鳥さんは、張り切って事務所を飛び出していった!』
ナレーションのP『そして、小鳥さんが出撃してから三十分後……』
社長「天海君、萩原君! 音無君から連絡があったよ!」
雪歩「本当ですかぁ!」
社長「ペシルダーが洞窟の入り口の岩を壊し、作戦は成功に終わったようだ」
春香「おおー、さすがは小鳥さん!」
社長「が! そのすぐ後、ペシルダーからの連絡が途絶えてしまったのだ」
春香「え!?」
雪歩「ええぇぇ!」
社長「何かあったのだろうか……」
春香「なら、今度は私達が調べに行きます! 雪歩も一緒にお願い!」
雪歩「もちろんだよぉ!」
ナレーターのP『洞窟の入口には、金色に輝く怪獣がいたのである!』
ゴルドン「ケケケッ!」
雪歩「きゃっ、怪獣!?」
ゴルドン「ここから先へは行かせないぞ、覚悟しろ!」
春香「そうはいかないよ! スペシウム光線、ヴァイ!」バアアアアア
ゴルドン「ゴルゲゲゲゲー!」
ドガーン
ナレーションのP『何を隠そう、春香達765プロのスーパーアイドルは』
ナレーションのP『ウルトラマン達の必殺技も、自由自在に使いこなせるのだ!』
春香「こんな場所にまで、怪獣が出るようになっちゃったんだ……」
雪歩「亜美ちゃん、音無さん……うぅ、不安ですぅ……」
春香「とにかく中に入って、二人を探そう!」
ナレーターのP『中で迷子になりかけた末、二人は洞窟の最深部に到着した!』
雪歩「ふぅ……。ここが、一番奥なのかなぁ?」
春香「あれ? 向こうに変な空間が見えるけど――」
雪歩「ああっ!? 見て、春香ちゃん! こっちの岩壁に、ペシルダーが!」
春香「あっ、本当だ!」
雪歩「ペシルダー、エンジンがおかしくなってるみたいだよぉ!」
春香「そうか! エンジンが暴走して、こんな奥まで来ちゃったんだ!」
雪歩「音無さん! 音無さぁん!」
小鳥「う、うーん……ピヨピヨ……」
雪歩「……気絶してるだけみたいですぅ」
春香「よかったぁ……あれ? ところで、亜美はどうしたんだろ?」
雪歩「近くには見当たらないねぇ……」
春香「むむむ……。とりあえず、小鳥さんを救助しよっか?」
雪歩「そうだね。私達で、765プロまで送り届けよう!」
ナレーターのP『春香と雪歩は小鳥さんを連れ、事務所に戻って来たのだが』
小鳥「助かったわ……。春香ちゃんと雪歩ちゃんは、私の命の恩人ね!」
春香「そ、そんな! 大袈裟ですよ、小鳥さん!」
雪歩「ケガがなくてホッとしましたぁ。ゆっくり休んでくださいねぇ」
春香「それにしても、亜美はどこに消えちゃったんだろ……」
雪歩「うーん……」
春香「そういえば……雪歩」
雪歩「ん? なあに?」
春香「ペシルダーを助けた場所の近くに、妙な空間があったと思わない?」
雪歩「えっ? あ、でもそう言われると、そんな気もするような……?」
春香「もう一度、洞窟を調べてみよう! きっと何か、秘密があるはず!」
雪歩「わかった! お供するよ、春香ちゃん!」
ナレーターのP『再び洞窟に潜った春香は、妙な空間が四次元空間だと見抜いた!』
春香「まさか洞窟の奥が、四次元空間に繋がってるなんて……」
雪歩「一面紫色で、何だか不気味ですぅ……」
??「はるるん! ゆきぴょーん!」
雪歩「え? この声は……」
春香「間違いない、亜美だ!」
雪歩「春香ちゃん! 亜美ちゃん以外にも、誰かいるみたいだ
コメント一覧
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- 2015年07月18日 20:21
- ひどい(確信)
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- 2015年07月18日 20:42
- 一八三(仮)も出そう
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- 2015年07月18日 21:17
- 途中で読むに耐えられなくなった
これが原作ならそら糞ゲー言われるわ
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- 2015年07月18日 21:33
- 原作本当にこんな感じなのか…
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- 2015年07月18日 22:01
- 途中まで読んだけど途中までは大体こんな感じだわ
懐かしくてイライラしてくる
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- 2015年07月18日 22:16
- これボス戦本当だるいんだよな
「たたく」か「そっこう」しかやることがない
その癖ボスの耐久が必殺技前提(特にゼットン)
でシナリオはほぼここに書いてある通り
楽しかったのは野球のミニゲームくらい
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- 2015年07月18日 22:42
- ボス戦で必殺技使えないから、ひたすら殴るだけなのがなぁw
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- 2015年07月18日 22:55
- よく分からんけど響と真はもらっていく
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- 2015年07月18日 22:58
- ボスに必殺とカプセル怪獣は使えなかったんじゃなかったっけ?
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- 2015年07月18日 23:38
- クソゲーっぷりはよく伝わった
2208って潰れ屋って読めるな
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