近代化が進むにつれ、古い民族的な伝統や暮らしは失われつつありますが、インド洋に他の文化と一切の接触を断ち、6万年前の暮らしを維持している部族があるそうです。
その理由が「島に近づく外部の人間を、すべて殺してしまうから」というもの。
「石器時代の部族」とも呼ばれる彼らの姿を、海外掲示板の反応とあわせてご紹介します。
場所はインド洋の北東部に位置するベンガル湾。
アンダマン・ニコバル諸島の南西に浮かぶ小さな島です。
(島のサイズはニューヨークのマンハッタン島と同等)
彼らは北センチネル島に住むセンチネル族と呼ばれ、外界とは完全に隔絶された状態となっています。
文明を嫌い、島を訪れる者を容赦なく殺すためです。
遠景から撮影した写真。槍を持っているのが見えます。
外部からコンタクトを試みた人々をことごとく殺すために、インド政府は島に干渉しないことを決め、安全を期して3マイルの非干渉ゾーンを設けています。
島は木で覆われており、もう長らく外部との接触がありません。
この写真はインドの沿岸警備隊が撮影したもので、槍をヘリコプターに向かって投げつけています。
貴重なセンチネル族のズーム写真。
Googleマップでは船の残骸が見え、先住民と衝突したことがうかがえます。
海外掲示板では、このようなシンプルな文明が保存されていることに驚きだと、いろいろな意見が交わされていました。
●ほとんどの写真が古いカメラで撮られているね。
↑冥王星の写真のほうがきれいなくらいだよ。
↑冥王星は槍を投げてこないから近距離から撮影できるんだよ。
●ヘリコプターに槍? その努力を称賛する。
↑まだ弓矢を使っている民族が、そんな空飛ぶヘリコプターを見たら、たまげたりしないのかと想像する。
↑「鉄の鳥め!」
↑他の国からそう遠くに住んでいるわけじゃないから、きっと飛行機や大きな船は見たことがあると思う。ロボットがしまを訪問するまでに、どれくらい必要かな。
●Wikipediaの説明によると、1975年にナショナル・ジオグラフィックの撮影チームが島を訪ねたとき、センチネル族がディレクターの太ももを矢で射ったそうだ。
●Googleのレビューだと平均4.1(5点満点)がついている。かなり訪問場所としては、すばらしい土地のようだ。
↑スタッフの親しみやすさ。 1/5点。
↑短所:Wifiなし、スターバックスなし。たまに槍をよけなければいけない。
長所:チャラいものなし、うるさい音楽なし、天気よし。
●人を近づけたこともあるよ。理由はココナッツを持っていったからだ。どこかに動画があった。
↑
Sentinelese Contact with Indians - YouTube
●せめてGoogleストリートビューの車くらい送ろう。
●まだ世界にこうした場所があることが気に入った。
問答無用で襲われるのは恐ろしいですが、文化保存の意味からもそっとしておくのが正しいのでしょうね。
People Who Live On This Island Kill Anybody Who Tries To Come Ashore