セガゲームス始動! 代表取締役社長CEO・里見治紀氏に訊く、新会社設立の意図と将来像(1/3) - ファミ通.com
<以下要約>
――アトラスのノウハウを活かしてIPを育てたり、挑戦的な作品を制作したりといった取り組みも増えそうですね。それでは、家庭用ゲームにおいて、今後とくに力を入れていきたいポイントはどのあたりでしょうか。
里見
社長に就任して、社員には「これからもっとも重視することはクオリティーだ」と話しました。日本は以前よりクオリティー重視に変わってきていますが、欧米はスケジュール重視で、クリスマスなどの市場が盛り上がる時期にどうしても合わせなければいけない。そういう事情もあり、スケジュールを優先しがちなところがありましたが、クオリティーを維持できないのであれば、出さないほうがいいのではないかという気持ちでいます。そうしないと、ファンとの信頼関係が崩れてしまいますから。昔のセガはファンとの信頼関係を一生懸命築いてきましたが、ここ10年は一部裏切るタイトルがあったと、反省しています。クオリティーだけは譲らないようにしていきたいですね。
――世界的なブランド力を始め、開発やマーケティングなど、多くの強みをお持ちですね。
里見
ありがとうございます。ただ、皮肉な言いかたですが、社員には「セガにブランド力はない、あるのは知名度だけだ」と言っています。知名度とブランドは違いますよね。90年代のセガは“ブランド”でしたが、その後に信頼を失ったことで、“知名度”しか残っていない。ですので、お客様の信頼を勝ち取って、改めて本当の“ブランド”にしていきたいです。もう一度、お客様から「やっぱりセガは革新者だね」と言われるようになれば、セガは本当の“ブランド”になれると思います。
――強い決意を感じます。それでは最後に、里見さんが見据えていらっしゃるセガゲームスの将来像を教えていただけますか。
里見
従来のセガは、セガファンに甘えていたところもあり、私はそれに危機感を抱いています。「セガだから」という理由でゲームを買ってくれていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。とくに欧米では、“セガ”という社名をタイトルや製品名につけることが非常に多かった。私はそれを、マーケティング担当者の甘えだと思っています。「“セガ”とつければ売れる」というのはおかしいでしょう?
クオリティーの高いタイトルを出し続けて、我々がもう一度お客様の信頼・信用を回復していくことが、いま世界中のファンから求められていると感じています。エンターテインメントでいちばん重要なのは、お客様の期待値を少しでも上回ること。エンターテインメントの世界で、“期待通り”ではダメなんです。皆さんの期待を少しでも上回って、サプライズを与えたり、「やっぱりセガだね」と感じていただける会社になっていきたいと考えています。
以下、全文を読む
<この記事への反応>
この謙虚さ某社も見習うべきじゃないのかな(すっとぼけ
36歳か。若い。
若いなぁ。大変だとは思うががんばってほしいね。
里見会長の息子さん。若く活力に溢れた二代目の船出感がありますなあ。
これいいインタビューだったな。がんばってほしい
なかなか謙虚で期待できそうですな
この通りになれば、だけど(疑心暗鬼)
信頼回復?そんなの戦ヴァルを据え置きで復活させればいいだけ、ね?簡単でしょ?
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