紀元前・青銅器時代のものと思われる2,000個の「金のコイル」を、デンマークの考古学者チームが発掘した
シェラン島のボースルン(Boeslunde) で見つかったこの "謎の黄金" は非常に純度が高く、ハンマーで厚さ0.1ミリに加工され、長いもので約3センチほどの大きさ
いったい何のために作られたものなのか不明だが、デンマーク国立博物館は "太陽の儀式" に使われたものではないかと推測
これらを装飾品として身にまとった司祭や王などの権力者たちは光輝きながら民衆の前に現れ、その彼らの死とともに埋葬されたのではないか
かつてアイザック・アシモフは "黄金" が人類にとって「最初の金属」だったと考えた
金は非常に希少なものではあるが、化学的に安定しているために金塊として発見されることが多く、精製される必要がない
現代人のように多くの色彩に囲まれることのなかった青銅器時代の人類にとって、土の中から突然現れた金の存在は衝撃であり、当時の人々の目には
神聖な象徴として崇めた「太陽」からのギフトとして映ったのだろう