東京大学の学生急性アルコール中毒死亡し、遺族の両親

コンパに参加した学生ら21人を裁判に訴えました。

画像:【亡くなった東大生・高原滉さん】 
亡くなった東大生・高原滉さん
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/photo/show/114476

22日に報じられたもの。

今から3年前の夏、東京大学のテニスサークルに所属した教養学部2年生・高原滉(たかはらあき

ら 21才)さんはコンパの席で大量の酒を飲んで泥酔し、失禁した後、意識不明に。

周囲の学生は高原さんを目立たない場所に移動させただけで放置し、約4時間後、異常事態に気

づいた学生らが救急車を呼びましたが、すでに死後2時間が経過しており、死因は「急性アルコー

ル中毒」と診断されました。

サークルでは原液の焼酎をラッパ飲みするのが伝統となっており、周囲の学生も高原さんにイッキ

飲みするよう、はやし立て、「コンパ長」だった高原さんはアルコール度数25度の焼酎「大五郎」

1.1リットルを飲んだとのこと。

焼酎「大五郎」

遺族の両親は

「過度の飲酒を強要された後、こん睡状態で放置されたため、息子は亡くなった。
なぜ助けてくれなかったのか。子どもを亡くすこと以上の不幸はない。
こんなに辛い思いをする親は我々で最後にしたいと思い、提訴に踏み切った」

と同席していた学生ら21人を相手取り、総額約1億7000万円を求めて東京地裁に提訴しました。

なお、ほかにも同席していた10人の学生は亡くなった高原さんの両親に謝罪し、和解金として一

人240万円を支払い、これに応じなかった残る21人の学生が訴えられたことになります。

裁判所がどのように判断するのか、気になるところです。