覚せい剤取締法違反で逮捕されたASKA。 |
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ASKAは今年3月、密売人の公判に証人出廷し、自身の覚せい剤の使用実態を「10日で3グラム」と明かした。専門家は「一般的に1週間から10日で1グラムを消費する。10日で3グラムを使い切るペースは末期的症状だ」と説明する。異常乱用者だったASKAの更生の道は相当に険しく、この激太りの経過も、この専門家いわく「富士登山に例えれば、まだ1合目」だ。
とはいえ、激太りをしているということは、覚せい剤をやめている証拠だといえよう。しかし、ASKAの薬物事件に関わった捜査関係者は「宮崎(ASKAの本名)に妙な動きがあった」と明かし、再犯の可能性を指摘するのだ。どのような動きがあったのか。
この捜査関係者は「一緒に覚せい剤を使った愛人に再接近しようとしたこと」を問題視する。愛人とは、ASKAと同じく覚せい剤取締法違反罪で逮捕・起訴され、今月16日に控訴審判決で控訴を棄却された栩内香澄美被告(38)のことだ。
ASKAは4月に、身元引受人である家族に何の断りもなく「彼女(栩内被告)の無実を証明できるのであれば、何でもやりたい」とつづったメールを栩内被告の弁護士に送った。その後もやりとりを続け、弁護士と会う直前までになった。
しかし、こうしたやりとりが家族にバレたとみられ「家族、弁護士と話し合い、会うことはお断りします。身元引受人の理解を得ないままメールを送ってしまいました。大きな過ちで、深くお詫びします」と弁護士にメールを送り、面会とその後のやりとりを拒否している。
捜査関係者は「こうしたこそこそとした言動は、愛人に未練があるということを裏付けている。宮崎の場合、愛人との性行為を目的に覚せい剤を使ったケースが多い。愛人に近づこうとする動きはそのまま、クスリに近づこうとする動きだとみている」と指摘する。
ASKAは昨年8月の初公判で、家族への愛情を口にせず、栩内被告のことを「大事な人」とし、世間をあ然とさせた。判決後に「家族の支えのもとで人として立ち直る」とコメントしたものの、10年間も愛人関係にあった栩内被告への未練をそう簡単に断ち切れないのだろう。それが覚せい剤と絡んでいるのだから、なおさらだ。
現在も「条件反射制御法」と呼ばれる治療を続けているとみられる。偽の覚せい剤を吸引する行為を繰り返し、効き目がないことを体に覚え込ませる最新の治療法だ。しかし、愛人への“恋の病”を克服する治療はない。薬物治療に詳しい専門家は「愛人と一度会ってしまえば、すべてが無になる」と指摘する。
まだ更生の道の「1合目」にしかいないという見方もあるASKA。邪念を捨て、もう二度とクスリに手を染めないという誓いを守ることができるだろうか。
http://news.livedoor.com/article/detail/10380945/
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