前作:律子「頭文字P」
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/07(木) 23:51:36.19 ID:PyxJNuu80
765プロ
P「温泉ロケですか?」
P「なるほど・・わかりました!ではそれで!」
P「はい!よろしくお願いします!」ガチャ
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3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/07(木) 23:56:36.27 ID:PyxJNuu80
律子「何か仕事決まったんですか?」
P「ああ!温泉のレポートだ!」
律子「温泉ですか・・」
律子(前回のプロデューサー殿との温泉旅行・・色々あったけど楽しかったな・・)
P「どうした?顔が赤いぞ?」
律子「な、なんでもありません!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 00:03:17.91 ID:/PyjhSSs0
ガチャ
あずさ「おはようございます~」
P「おはようございます!ナイスタイミングですよ!」
あずさ「?」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 00:18:16.42 ID:/PyjhSSs0
あずさ「あら~温泉レポートですか」
P「ええ!それでレポーターをあずささんと律子にお願いしたいんですけど・・」
律子「ええ!?ちょっと待ってください!あずささんは兎も角、なんで私まで!?」
P「いやぁ、この日はなぜか上手い事みんなオフで予定あるっぽいんだよなぁ・・」
律子「そんなわけ!・・って本当だわ」
P「な?」
律子「・・・」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 00:26:02.22 ID:/PyjhSSs0
P「ダメか?」
律子「というか嫌ですよ!私はもう今はプロデューサーでアイドルは引退したんです!」
P「そんな事実あったっけ?」
あずさ「無かったと思います~」
律子「・・・」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 00:31:02.44 ID:/PyjhSSs0
律子「そ、それに私みたいな寸胴が出れるわけないじゃないですか!」
P「異議あり!」
律子「却下します!とにかく私は出ませんからね!」
P「う~ん、困ったなぁ・・」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 00:33:51.78 ID:/PyjhSSs0
あずさ「そういえば場所はどこなんですか?」
P「ああ、少し前にあずささんが迷った温泉あるじゃないですか」
あずさ「伊香保温泉ですか?」
P「そうです!」
あずさ「確かプロデューサーさんの地元なんですよね~?」
律子「!?」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 00:40:00.92 ID:/PyjhSSs0
P「ははっ、凄い偶然ですよね」
あずさ「本当ですね~」
律子「じ、地元だったんですか?」
P「言わなかったっけ?」
律子「聞いてませんよ!」
P「まぁ、色々あったからなぁ・・」
あずさ「すみません・・」
P「あっ!そう意味では無くてですね!なぁ、律子!?」
律子「そ、そうですよ!」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 00:46:02.73 ID:/PyjhSSs0
P「まぁ、今回は時間取れそうなので実家にでも行ってみるかなぁ」
律子(実家!?プロデューサー殿の!?)
あずさ「あら~いいですね!その~、私も着いて行っても・・?」
律子「!?」
P「ははっ、何もない所ですけど、それでも良ければ」
あずさ「そんな事ないですよ~」
律子「・・ます」
P「ん?」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 00:51:06.22 ID:/PyjhSSs0
律子「やっぱり私も行きます!」
P「本当か!?」
律子「はい!」
P「ありがとう律子!!どうしようかと思ったたんだよ!」
律子「か、勘違いしないでください!前に行った時に・・少し気に入っただけですよ!」
律子(プロデューサー殿の実家に・・って事は結婚の挨拶よね!?)
律子「えへへ・・」
あずさ「あ、あらあら~」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 01:10:22.14 ID:/PyjhSSs0
P「お?日程のメールが来たみたいだな」
P「現地集合かぁ・・社用車使えたっけ?」
律子「確か車検に出してた気が」
P「まじか・・俺の車出すしかないなぁ」
P「古い車で悪いですけど・・」
あずさ「私はあの車かわいくて好きですよ~?」
律子「わ、私も好きですよ!」
P「ははっ、お世辞でも嬉しいよ」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 01:13:37.24 ID:/PyjhSSs0
あずさ「温泉楽しみだわ~!」
律子「一応仕事ですからね!」
あずさ「うふふ」
律子「な、なんですか?」
P「おっと!もうこんな時間か!」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 01:16:49.24 ID:/PyjhSSs0
小鳥「それでは飲みに行きましょうか!」
P「すみません、今日は車なんですよ」
律子「私はまだ未成年なので・・」
あずさ「ごめんなさい・・今日は予定が~」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 01:30:24.02 ID:/PyjhSSs0
あずさ「それでは今日はスケジュールの確認だけだったので・・お先に失礼します~」
律子「あっ!駅まで一緒に行きましょう!小鳥さん!お疲れ様でした!」
P「駅まで送るぞー?音無さん!お疲れ様でした!」
小鳥「・・・」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 02:35:50.35 ID:/PyjhSSs0
─────
───
─
P「さて、出発しますか!」
律子「よろしくお願いします!」
あずさ「私が助手席でいいのかしら~?」
律子「いえ!助手席は危険なのであずささんは後部座席です!」
P「それを言ったら律子にも同じ事言えるんだけど・・」
律子「いーえ!これだけは譲れません!」
あずさ「なんだか律子さんは最近積極的なのね~」
P「?」
律子「な、何を言ってるんですか!?早く行きますよ!!」
P「お、おう」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 02:47:32.43 ID:/PyjhSSs0
ブロロロッ
P「とりあえずなんか曲かけていいか?」
律子「どうぞ」
P「それじゃ遠慮なく」
あずさ「Do-Daiですか~」
律子(なんか数日前の私を思い出すわ・・)
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 02:57:28.04 ID:/PyjhSSs0
P「お!Little Match Girlだ!」
律子(なんなのよ!さっきからこの選曲は!狙ってるんですかプロデューサー殿!?)
あずさ「あなたの心(マッチで)燃え尽きたいよ~♪」
律子(プロデューサー殿の・・て何考えてんのよ私はっ!!)
律子(さすがに我ながら今のは無いわね・・)
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 03:00:40.16 ID:/PyjhSSs0
サービスエリア
P「それじゃあ少し腹ごしらえしますか」
あずさ「何にしようかしら~」
律子「・・・」
P「律子?」
律子「は、はい!」
P「大丈夫か?」
律子「え、ええ!問題ありません!」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 03:06:56.65 ID:/PyjhSSs0
P「こういう所のラーメンてなぜか美味いんですよね」
あずさ「わかります~」
律子「いただきます!考え事してたらお腹すいたわ!」
P「って律子・・そんなに食べるれのか?」
律子「え?これくらい普通ですよ」
あずさ「貴音ちゃんぐらい食べるんじゃないかしら・・」
律子「さすがに貴音ほどじゃないですってば」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 03:10:40.36 ID:/PyjhSSs0
P「てか食べ過ぎると酔うぞ?」
律子「プロデューサー殿の運転は酔わないから平気ですよ」
あずさ「確かに上手ですよね」
P「ははっ、ありがとうございます」
あずさ「でも律子さんも上手なんですよ?」
P「ほぉ!今度乗ってみたいな!」
律子「そこまででもないですよ!」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 03:13:57.16 ID:/PyjhSSs0
P「では出発前にちょっとトイレに」
律子「本当にデリカシーがないんだから・・」
P「また変なのに絡まれるかもしれないから先に行くなよ?」
律子「ええ、そうします」
あずさ「?」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 03:25:02.67 ID:/PyjhSSs0
律子「ちょっとコーヒー買うので、そこから動かないで待ってて下さいね」
あずさ「はい~」
男A「うおっ!超激マブの女の子いるじゃん!」
男B「ちーっす!ドライブ?」
男A「せっかくだから一緒に遊ぼうよ!!」
あずさ「あ、あら~」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 03:28:36.95 ID:/PyjhSSs0
律子「お待たせしました!・・ってあなた達は!」
男A「こっちも超可愛いぞ!」
男B「うおっ!二人共レベル高すぎでしょ!!」
律子「あ、あれ?」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 03:33:15.97 ID:/PyjhSSs0
男A「しかもスタイルも良すぎっしょ!」
男B「ゆるふわおさげ頭かわいいっすね!森ガールって奴?」
男A「お姉さんも超せくちーで最高!」
律子「なんなのよ・・」
あずさ「困ったわぁ・・」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 03:37:12.08 ID:/PyjhSSs0
P「お待たせ!・・ってお前ら!!」
律子「プロデューサー!」
あずさ「プロデューサーさん!」
男A「ちっ!男連れかよ!」
男B「お、おい!こいつ!」
男A「あっ!この前の古い車の奴じゃねーか!」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 03:40:16.12 ID:/PyjhSSs0
男B「よく見たらメガネのかわいい子も前にスーツ着てた子だぜ!?」
男A「髪型と服が違うからわからなかった・・」
男B「と、とにかく行こうぜ!」
男A「お、おう!」
30: りっちゃんの服はアニマスのEDの服参照 2015/05/08(金) 03:43:45.23 ID:/PyjhSSs0
律子「はぁ・・」
あずさ「凄かったわね・・」
P「大丈夫だったか!?」
律子「なんとか」
P「この一瞬でこれだもんなぁ」
31: りっちゃんの服はアニマスのEDの服参照 2015/05/08(金) 03:52:43.13 ID:/PyjhSSs0
P「もう二度と俺から離れるなよ?」
あずさ「プロデューサーさんがトイレに行ってたからじゃ・・」
律子(二度と離れるなよって・・プ、プ、プロポーズよね!?)
律子(きゃー!と、突然こんな事言われても!!)
律子(でももうちょっとドラマみたいにロマンティックに言って欲しかったのに!)
律子(・・・へ、返事しなきゃ!ど、どうしよう!心の準備が!!)
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 03:55:18.89 ID:/PyjhSSs0
P「律子?」
律子「ひゃ、ひゃい!!」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 03:58:01.73 ID:/PyjhSSs0
あずさ「大丈夫ですか?顔が真っ赤ですよ?」
律子「え?あれ?」
P「そろそろ出発するぞ?」
律子(わ、私は一体何を・・)
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 04:11:15.02 ID:/PyjhSSs0
ブロロロッ
P「スケジュールなんですけど、とりあえず撮影は明日なので」
P「今日は旅館で一泊という事で!」
あずさ「はい~!」
律子「りょ、了解です!」
P「大丈夫か?やっぱり食べすぎじゃないか?」
律子「そんなんじゃありません!」
律子(はぁ・・妄想も大概にしないとなぁ・・)
律子(きっと小鳥さんのせいね・・)
───
──
─
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 04:17:11.65 ID:/PyjhSSs0
ギャオアァアアア
男A「おい!抜かれたぞ!!」
男B「そんなこと言っても!!」
男A「またこんな古い車に・・」
男B「ば、化け物だ・・」
???「・・・」
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 22:15:10.45 ID:/PyjhSSs0
某所 ガソリンスタンド
???「ウィ。とりあえずハイオク満タンいれてもらおうか・・」
店長「めずらしいお客さんが来るもんだな」
???「貴様か」
店長「峠を走ってきたのか。どうだった?」
???「カスぞろいだ」
店長「俺らが現役の頃なんて何十年前だと思ってるんだよ」
???「ふんっ!」
店長「大人げない奴め」
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 22:34:50.91 ID:/PyjhSSs0
店長「そういえば最近まで結構速い奴いたんだけどなぁ」
???「ほう」
店長「アイツや、そのせがれに憧れてたらしいんだけどな」
???「忌々しい貧乏豆腐屋か」
???「まぁ、どちらにせよ私の相手ではないのだよ!はーはははっ!」
店長「相変わらずだな・・」
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 22:45:44.92 ID:/PyjhSSs0
???「それではセレブな私は忙しいので失礼するよ!」
店長「給油も終わったよ」
???「ではまた逢おう!アデュー!」
店長「ふぅ・・変な奴が来ちまったなぁ」
店員「なんですか?あの黒いFC」
店長「俺ら世代の走り屋だよ」
店員「拓海の親父さん世代の!?」
店長「今は芸能プロダクションの社長をやってるって言ってたなぁ」
───
─
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 23:31:19.09 ID:/PyjhSSs0
旅館
P「やっと着いたな!」
律子「お疲れ様でした!」
あずさ「ありがとうございました~」
P「いえいえ!とりあえずチェックインだけ済ましとくかな」
律子「あ!私も行きますよ!」
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 23:33:43.20 ID:/PyjhSSs0
P「さて、チェックインはOKだな」
律子「夕食まで結構時間ありますね」
P「あれ?あずささんは?」
律子「この一瞬で迷子ですか!?」
P「あの人ならありえる!」
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 23:56:04.62 ID:/PyjhSSs0
あずさ「呼びましたか~?」
P「うおっ!」
律子「一体どこに行ってたんですか!?」
あずさ「うふふ~♪」
律子「なんか薄っすら顔が赤い様な・・」
P「まさか飲んだんですか!?」
あずさ「あらあら~♪」
律子「いつの間に・・」
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/08(金) 23:59:14.32 ID:/PyjhSSs0
──
─
律子「あずささんは部屋でぐっすり寝てますよ」
P「まぁ、夕飯まで寝てて貰おうか」
律子「そうですね」
P「それじゃあ俺は少し実家に顔でも出してくるかなぁ」
律子「あ、あのっ!その・・私も行ってもいいですか?」
P「いいけど・・何もないぞ?」
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 00:04:05.76 ID:4gggWFbX0
律子「え、えっと・・あずささんも寝ちゃってて暇なので!」
P「それもそうか」
律子「そ、そうです!」
P「それじゃあ行くか!」
律子「はい!」
律子(ついにプロデューサー殿のご両親に挨拶を・・)
律子(き、緊張してきたわ・・)
P「何をそんなに緊張してるんだよ・・」
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 00:05:59.76 ID:4gggWFbX0
???「これはこれは誰かと思えば三流プロダクションのおとぼけプロデューサーではないか」
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 00:07:24.48 ID:4gggWFbX0
P「こ、この嫌味ったらしい声は!?」
黒井「ウィ」
P&律子「く、黒井社長!?」
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 00:11:35.66 ID:4gggWFbX0
黒井「こんな所で会うなんて奇遇ではないか」
P「ど、どうしてここに!?」
黒井「なに、私みたいなセレブはキミみたいに足を棒にして働いてるわけでは無いのだよ」
黒井「ここは有名な温泉街だからな。観光だよキミ」
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 00:14:39.23 ID:4gggWFbX0
黒井「まぁ、少し趣味の人間観察をしてはいるがね!はーはははっ!」
P「ああ!スカウトですか!」
黒井「人間観察だ!これだから三流プロデューサーは・・」
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 00:26:59.06 ID:4gggWFbX0
P「それじゃあ律子行こうか」
律子「はい!」
黒井「ほぉ?プロデューサーが温泉街でアイドルとデートとはいい身分だね」
律子「デ、デートだなんて・・そんなぁ・・」
P「明日から撮影だから前乗りしただけですよ」
黒井「そうか」
P「さっき黒井社長が足を棒に云々言ってたんじゃないですか・・ってなんで蹴るんだ律子!」
律子「別に!」
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 00:35:55.20 ID:4gggWFbX0
P「では失礼します!」
黒井「フンッ」
P「お?あそこに止まってるのはRX-7か」
黒井「む?わかるのかね?」
P「もちろんですよ!憧れの車の一台ですからね!」
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 00:59:14.84 ID:4gggWFbX0
P「ここでは伝説になってますからね!」
黒井「む?貴様はこの辺の事に詳しいのかね?」
P「まぁ、一応地元なんで・・」
黒井「峠を走っていたのか?」
P「前に少しだけ・・」
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 01:01:49.63 ID:4gggWFbX0
黒井「そういえば表に止まっていたのは貴様のか?」
P「多分そうだと思いますけど・・」
黒井(見るからにかなりチューンはしていたが・・)
『そういえば最近まで結構速い奴いたんだけどなぁ』
黒井(まさかコイツが・・)
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 01:05:37.45 ID:4gggWFbX0
P「あのー?そろそろいいですか?」
黒井「う、うむ!」
P「それじゃあ今度こそ失礼しますね」
P「ごめん律子!お待たせ!」
律子「別に気にしてませんよ」ムスッ
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 01:17:51.98 ID:4gggWFbX0
P「だから悪かったって!」
律子「もう別に気にしてませんてば!」
P「本当か?」
グゥオオオオンッ
黒井「!?」
黒井「この一瞬でもわかる只者では無いというあのオーラ・・」
黒井「やはりアイツが言っていたのは、この三流プロデューサーの事だったのか!」
黒井「これは中々に面白い事になってきたぞ!」
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 01:46:05.05 ID:4gggWFbX0
──
─
Pの実家
P「ただいまー」
P母「アンタ帰ってくるなら連絡の一つも入れなさいよ!」
P「ごめんごめん!」
P母「そちらは?」
律子「は、初めまして!765プロでプロデューサーをやっています、秋月律子と申します!」
62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 02:26:35.88 ID:4gggWFbX0
P母「堅苦しい挨拶はいいわよ!疲れたでしょう?お茶でも飲んでいきなさいな」
律子「お、お邪魔します」
P母「P!アンタはお茶請け買ってきなさい!」
P「え?」
律子(パワフルなお母様ね・・)
P「帰ってくるの失敗だったかなぁ・・」
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 02:33:13.23 ID:4gggWFbX0
P母「こんな別嬪さんを連れ来るなんて、あの子も中々やるわねぇ」
P母「ところであの子とはどこまで進んでるの?まさかもう婚約してたり!?」
律子「いえ・・そういう訳じゃないんですけど・・」
P母「きゃー!この年で孫の顔見れるなんてね!どうしましょう!」
律子(き、聞いてない・・でも嫌われてはいないのかしら?)
64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 02:46:41.38 ID:4gggWFbX0
P「出来立ての温泉饅頭買ってきたぞー」
P母「ちっ、いい所だったのに」
P「舌打ち!?」
P母「ところでいつ孫の顔は見れるの?ご近所に自慢しなきゃ!」
P「ま、孫!?なんでそんな話になってんの!?」
P母「なに言ってんのよ?こんな別嬪なお嫁さん連れてきといて」
律子「お、お義母さまったら・・そんな・・」
P「どうなってんだよ・・」
65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 02:52:56.31 ID:4gggWFbX0
───
─
P「それじゃあそろそろ旅館に戻るか」
律子「は、はい!」
P母「お父さんに会っていかないの?」
P「旅館で食事でるからさ。それにあずささんも起きてるかもしれないし」
P母「アンタまさか二股してるんじゃないでしょうね!」
P「ドラマの観すぎだろ!?うちのアイドルだよ!さっき説明しただろ!」
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 03:14:17.32 ID:4gggWFbX0
P「それじゃあ親父によろしく」
P母「はいはい」
P「んじゃ車取ってくるから」
P母「律子ちゃん律子ちゃん」
律子「はい?」
P母「あの子父親に似てかなり鈍感だから頑張ってね!」
律子「え?」
P母「なんか律子ちゃんを見てると若い頃の私を見ている様でねぇ」
P母「だから頑張りなさいよ!私は律子ちゃんの味方だからね!」
律子「あ、ありがとうございます!頑張ります!」
67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 03:20:54.99 ID:4gggWFbX0
P「お待たせ!」
律子「そ、それでは失礼します!」ペコリ
P母「それと早く孫の顔を見せてね」ボソッ
律子「ひゃ、ひゃい!」
P「?」
P「じゃあ行くぞー」
ブロロロッ
P母「全く!やかましい車ね!」
P母「それにしても律子ちゃんの子供なら可愛い子になるわねぇ・・」
P母「うふふ♪」
69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 22:22:24.43 ID:4gggWFbX0
ブロロ
P「お袋が色々言ったみたいだけどすまんな」
律子「い、いえ!元気なお母様でしたね!」
P「まぁ、それだけが取り柄だからな」
律子(というか若くて綺麗な人だったなぁ・・勢いも凄かったけど・・)
律子(でも少しは気に入って貰えたかな?)
律子(・・よーし!頑張っていくわよ!)
70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 22:33:54.85 ID:4gggWFbX0
───
─
旅館
P「いやー!美味かったな!」
律子「本当ですね!」
あずさ「ついつい食べ過ぎちゃいました~」
P「明日の撮影は大丈夫ですか?」
律子「・・」ゲシッ
P「痛い!」
あずさ「デリカシーが無さすぎますよ~?」
71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 22:36:57.66 ID:4gggWFbX0
女将「えっとP様ですか?」
P「そうですけど」
女将「こちらP様宛に届いております」
P「お、俺にですか?」
女将「はい」
P「しかも花束って・・」
72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 22:52:27.23 ID:4gggWFbX0
女将「それでは失礼しますね」
P「ありがとうございました」
P「一体なんなんだろう・・」
あずさ「あら?カードが入ってますよ?」
P「本当だ・・なになに?」
P「〝今夜22時に秋名山の山頂で待つ"・・ってなんだコレ?」
律子「!?」
P「うーん、悪戯かなぁ」
73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 22:57:10.47 ID:4gggWFbX0
あずさ「行かないんですか?」
P「行きませんよ!明日は大事な撮影もありますしね」
あずさ「一体なんだったんでしょうね~」
律子「・・しょう」
P「え?」
律子「行きましょう!」
P「律子!?」
74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 23:04:22.28 ID:4gggWFbX0
律子(プロデューサーの地元で花束なんて・・昔の恋人か何かに違いないわ!)
律子(多分どこかで帰省したという情報を聞きつけて・・)
律子(そして・・告白する気だわ!でないと花束なんておかしいもの!)
律子(行かない方が確実だろうけど・・受けてたとうじゃない!)
律子(い、一応お義母様にも気に入って貰えたみたいだし・・負けないわよ!)
75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 23:09:00.28 ID:4gggWFbX0
───
─
秋名山 ──21時45分──
P「なんか凄い人が沢山いるなぁ」
律子「本当ですね」
P「それにしてもなんで律子もついてくるんだ?」
律子「き、気にしないで下さい!」
律子(どんな相手か気になるじゃない・・)
76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 02:15:00.91 ID:UsWjD2mq0
秋名山 山頂
P「さて、着いたのはいいけど・・」
???「時間前に来たのは褒めてやろう」
77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 02:18:02.10 ID:UsWjD2mq0
P「この声は!」
律子「く、黒井社長!?」
黒井「ウィ」
P「まさかさっきの花束は!?」
黒井「セレブだっただろう?」
P「意味がわかりませんよ!」
78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 02:26:08.62 ID:UsWjD2mq0
P「それで、わざわざ呼び出しておいて何の用なんですか?」
黒井「つい最近まで貴様がこの山で走っていたというのは調べがついているのだ」
P「まぁ、走ってはいましたけど・・」
黒井「そこでだ!私と下りで勝負して貰おう!」
P「ええ!?」
79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 02:30:35.38 ID:UsWjD2mq0
P「い、嫌ですよ!」
黒井「逃げるのかね?」
P「そういう訳じゃないですけど・・なぁ、律子!?」
律子「・・どうでもいいですよ。勝負してあげたらいいんじゃないですか?」
P「律子!?」
黒井「その娘は中々わかっているではないか!」
律子(はぁ・・無駄な心配して損したわ・・)
80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 02:34:45.54 ID:UsWjD2mq0
P「とにかく理由もないですし」
黒井「貴様がそこそこ出来るのはわかっているのだ!」
黒井「それにこれだけギャラリーがいるのに何も無しで帰るわけにもいくまい」
P「ぐっ・・ていうかどっから来たんだこの人達・・」
黒井「どこかで噂を聞きつけたのだろう」
P「噂を広めたのはあなたじゃないんですか!?」
81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 02:39:06.69 ID:UsWjD2mq0
黒井「とにかく貴様にはバトルするという選択肢しかないのだよ」
P「はぁ・・わかりましたよ」
黒井「最初から素直にそう言いたまえ!」
黒井「では22時ジャストに開始だ!」
82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 03:25:59.09 ID:UsWjD2mq0
P「はぁ・・まさかこんな目に合うとは・・」
律子「頑張ってくださいね」
P「律子!っていうか何で嬉しそうなんだ?」
律子「そんな事ありませんよ!」
律子(最初は呆れたけど、これはこれでいい結果だったのかもしれないわね・・)
P「とりあえず終わったらすぐに迎えにくるからな」
律子「はい!」
83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 03:40:51.24 ID:UsWjD2mq0
「ではカウント行きます!」
「5、4、3、2、1」
「GO───!!」
84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 03:54:53.99 ID:UsWjD2mq0
「うおおおっ!立ち上がりは互角だ!」
「いや!FCが後追いだぞ!」
「先行は・・」
「ハチロクだ──!!」
85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 04:14:34.42 ID:UsWjD2mq0
ギャオオォオオオ
P(こっちが先行取れたって事は様子見されてるのかな・・)
P(まぁ、やるからには・・)
P(絶対に勝つ!!)
86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 04:18:34.74 ID:UsWjD2mq0
ギャアアゥアアアア
「すっげー!なんちゅードリフトだっ!!」
「ガードレールから5cmも離れてないぞ!?」
「こんなの初めて見たぞ!!」
「どっちもドライバーも化け物だー!!」
87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 04:27:15.05 ID:UsWjD2mq0
黒井(驚いたな。想像以上の動きだ)
黒井(シミュレーションを少し変更する必要がある)
黒井(だが、それだけのことだ。結果は変わらない。私の最速理論に揺るぎはない!)
88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 04:38:10.37 ID:UsWjD2mq0
P(コーナーで一気に引き離せると思ったけど・・)
P(この人・・相当早い!!)
グゥオオオォオオン
P(いくら全開で逃げても、ぴったり食いついてくる・・)
P(どんなにすっ飛ばしても、突き放せない・・)
P「くそっ!」
89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 04:45:53.55 ID:UsWjD2mq0
ドゴォオオオオオオッ
黒井(凄い・・鳥肌ものだ・・理想的なラインを走っている)
黒井(こうしてラインとリズムをコピーしているからこそ、ついていくことが出来るが・・)
黒井(単独で走ってこれを再現するのは、至難の業だ)
黒井「こんな勝負が出来るのは何年振りであろうな!」
90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 04:52:13.49 ID:UsWjD2mq0
ブォオオン
「来るぞ!!」
「ハチロクか!RX-7か!」
ドギャアアアアアア
「どっしぇー!ド迫力ぅ!」
「すっげぇ~!」
91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 04:57:38.59 ID:UsWjD2mq0
P(次の5連続ヘアピンカーブ・・ここで差をつける!)
ギャアアアァアアア
黒井「バカめ!オーバースピードだ!!」
92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 05:01:24.15 ID:UsWjD2mq0
「うわぁぁ!!」
P「くそっ!曲がれっ!」
黒井(強引に曲がったか・・しかし!!)
「うおおっ!FCがハチロクを抜いたぞ!」
93: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 05:08:53.09 ID:UsWjD2mq0
最終コーナー付近
「どっちが勝つのかなぁ?」
「これはボクの父さんに聞いた話なんだけど・・」
「お父さんってプロドライバーの?」
「うん。それで10年以上前にも同じ車種でのバトルがあったみたいなんだ」
「その時はハチロクって車の方が勝ったみたいだよ!」
「ほぇ~」
94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 05:18:30.36 ID:UsWjD2mq0
──
P(なんとか曲がれたのはいいけど・・抜かれちゃったなぁ)
P(なんとか差は広がらないで、ついていけてるけど・・)
P(決めるとしたら最後のコーナーかっ!)
95: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 05:26:53.96 ID:UsWjD2mq0
黒井(最後の勝負は次の最終コーナーといった所か・・)
黒井(軽量コンパクトなロータリーエンジンがもたらす最大の恩恵は・・)
黒井(パワーなんかじゃなく・・理想的な前後重量配分によって実現する、運動性能こそ生命線!)
黒井(ハイパワーの大排気量車をコーナーでブチ抜くことが、ロータリー使いのカタルシスなら・・)
黒井(私はロータリーエンジンの血統に脈々と流れ続けている、マイナーさゆえの孤高のスピリッツが好きなのだ!)
黒井(プライドにかけても、コーナー勝負でロータリーがハチロクに負けるわけにはいかないな)
黒井「そして王者は常に孤高でなくてはならないのだ!」
96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 05:36:19.58 ID:UsWjD2mq0
キィイヤァアアア
「来るみたいだぞ!」
「このスキール音!2台がもつれ込んでるみたいだ!」
「どっちだ!?」
「頭を取ってる方が勝ちだ!」
97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 05:38:11.97 ID:UsWjD2mq0
「FCだ!先頭は黒いFCだ!」
「いや!ハチロクもくらいついてるぞ!」
「さぁ!どうなる!?」
98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 05:43:16.85 ID:UsWjD2mq0
P(このままじゃ追いつけない・・一気に差を縮めなきゃ・・)
P(あれやるか・・あの人に教えて貰った技を!!)
99: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 05:46:04.76 ID:UsWjD2mq0
「最終コーナーに入るぞ!!」
「すげぇスピードだぁ!!」
キンコン キンコン
P「しゃぁ!行っけぇ───!!」
100: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 05:47:39.66 ID:UsWjD2mq0
黒井「なんだ!一体何が起こったというのだ!?」
───
──
─
101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 05:57:33.49 ID:UsWjD2mq0
「す、凄かったね・・」
「へへっ!やーりぃ!ここまで見に来た甲斐があったよ!」
「最後ってどうやって抜いたのかなぁ?」
「たぶんだけど、あそこの溝を使ったんじゃないかな?」
「溝?」
「うん!イン側のタイヤを溝に引っ掛けるようにして、普通より速い速度でコーナーを曲がったんだと思うよ!」
「す、凄いですぅ!」
「それじゃあ戻ろうか!いやぁ、この休みは本当に充実したなぁ!」
102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 06:00:12.02 ID:UsWjD2mq0
山頂
P「お待たせ律子」
律子「勝ったんですか?」
P「まぁ、なんとかな」
律子「さすがはプロデューサー殿ですね!」
P「運が良かっただけさ」
103: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 06:03:13.48 ID:UsWjD2mq0
P「明日の仕事に差し支えそうだし、そろそろ戻ろうか」
律子「その前に・・前の夜景の場所に連れて行って貰えますか?」
P「少しならいいけど・・なんかあるのか?」
律子「・・着いたときにお話ししますよ」
P「それじゃあ行くか」
律子「はい」
104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 06:10:53.51 ID:UsWjD2mq0
─────
───
─
P「お疲れ様です!凄い良かったですよ!」
あずさ「ありがとうございます~」どたぷ~ん
P「あ、あずささん!ふ、服を着てください!」
P「タオルからこぼれてますって!」
あずさ「あらあら~」
105: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 06:14:44.51 ID:UsWjD2mq0
律子「なに鼻の下を伸ばしてるんですか?」
P「律子!?って律子も早く服を着ろ!」
P「その!律子もタオルから十分すぎるほどこぼれ落ちてる!」
律子「ど、どこを見てるんですか!変態!」
P「そんなこと言ったって!」
106: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 06:19:34.60 ID:UsWjD2mq0
律子「ったく・・」はらり
P「あっ・・」
律子「あっ・・」
P「み、見てないぞ!」
律子「なんちゃって!ちゃーんと水着を着てますよーだ!」
あずさ「わたしもですよ~?」
P「い、いや・・どちらにしろ刺激が強くてですね・・その・・」
律子「・・やっぱり変態ですね」
107: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 06:42:22.12 ID:UsWjD2mq0
P「そ、それでは先に行ってます!」
P「では!!」
律子「は、速い!」
108: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 06:52:40.59 ID:UsWjD2mq0
律子(昨日は結局伝える事は出来なかった・・)
律子(そしてどんどん貴方は先に行ってしまうけど、必ず追いついてみせます!)
律子(でも車とは違って貴方と一緒に並んでいきたいな・・)
律子「ねぇ、ダーリン♪」
おわり
109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 07:14:48.78 ID:/JpKgIFf0
乙
111: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/10(日) 09:18:13.57 ID:iryg3wWi0
乙!
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【SS速報VIP】律子「頭文字P Second Stage」
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