提督「熊野とギャルゲーの世界に迷い込んだ」
野「あら、提督」
熊野「熱心に何を見てらっしゃいますの?」
提督「変態これくしょん、略して変これだ」
熊野「仕事はできて、女ができないのも納得ですわね」
提督「うまくねえよ!」
熊野「大体、そんなゲームの何が面白いんですの?」
提督「ヒロイン達がまぶしいほど可愛いらしいんだ」
熊野「まぶしいのはPC画面のほうではありませんこと?」
提督「変だな、確かに画面がチカチカしてる」
熊野「わたくし、なんだか立ちくらみが」フラッ
提督「大丈夫か?一旦、目を離したほうg・・・」クラッ
熊野「」ドサッ
提督「」ドサッ
・・・・・・・・・。
・・・・・。
・・・。
提督「熊野!起きろ」ユサユサ
熊野「ん・・・んぅぅ・・・ふぁぁ・・・」
熊野「あら?わたくしいつの間か寝てしまいましたのね」
提督「俺達、執務室にいたはずだよな」
熊野「えぇ。で、なんで山の中にいますの?」
提督「分からん」
熊野「そもそもここは、鎮守府なんですの?」
提督「分からん」
提督「だが、似ているんだ」
熊野「何にですの」
提督「ギャルゲーの舞台にそっくりなんだ」
熊野「ゲームの世界に入ってしまったとでもいいますの?」
提督「あくまで仮説だがな」
熊野「ど、どうしたら鎮守府に帰れますの!?」
提督「おそらく方法はただ一つ」
提督「全ヒロインの攻略だ」
響「ここで何をしているんだい」
熊野「きゃぁっ!?」
提督「その、少し道に迷ってしまってな」
響「ここから先は禁足地だ」
響「鬼に食われたくなければ近づかないことだね」
熊野「鬼ってどういうことですの?」
響「この島の人じゃなさそうだね」
響「着いてくるといい。家に案内しよう」
熊野「提督、この子信用していいんですの?」
提督「今はそうするしかない」
響「二人はどうしてこの島に?」
提督「ギャルゲーしてたはずが、気付けばここにいた」
響「ヤるゲー?ずいぶん卑猥だね」
提督「ギャ・ル・ゲー・な!」
熊野「泣きゲーというジャンルらしいですわ」
響「抜きゲー?やっぱり卑猥じゃないか」
提督「こいつ難聴属性だ!」
熊野「先が思いやられますわ・・・」
雷「雷よ!かみなりじゃないわ!」
電「電です。どうか、よろしくお願いいたします」
暁「暁よ。一人前のレディーとして扱ってよね!」
熊野「なんですの提督、このメンツは」
提督「いやー同僚がどうしてもって薦めてくるからなー」
提督「ロリばっかりなんて知らなかったわーマジ知らなかったー」
熊野「ありえませんわ・・・」ドンビキ
提督「さて、誰から攻略しようか」
雷
電
→響
暁
響「これ似合うかな?」
電「とてもかっこいいのです」
熊野「でも、どうして制服を着ていますの?」
雷「明日は響が出撃する日なの!」
提督「どういうことだ、電」
暁「どうもなにも、昨日開戦したばかりなんだから」
電「深海棲艦の脅威がこの国にも迫っているのです」
電「だから人民、資源、領土を守るため、軍は反攻作戦を発令したのです」
響「沖ノ島沖艦隊決戦」
響「沖ノ島を絶対防衛ラインとして、それを押し上げるのさ」
熊野「でもどうして響が?」
雷「沖ノ島を失うと次はこの島が危ないの」
提督「軍の接収か」
暁「命令でここを出て行かされるかもしれないわ」
暁「絶対に嫌よ、私達の島を軍に明け渡すなんて」
雷「でも響の持つ天性の砲雷撃センス」
雷「それがあれば島の防衛は有利なはずよ」
響「司令官、この制服似合ってるかな?」
「あぁ、似合ってるぞ」
→「全く似合ってないな」
響「そろそろ脱いでもいいかな」シュン
暁「ちょっと!嘘でもいいから気をつかいなさいよ!」
熊野「それ、暗に似合わないって言ってるようなものですわ」
暁「あっ」
全員「あははははは」
響「司令官、ちょっといいかな」
提督「構わんぞ」
響「笑わないで欲しいんだけど」
提督「なんでも言ってみろ」
響「夜が怖いんだ」
響「昔、夕方に山の中で迷子になってね」
響「暮れていく陽を見ていると、今でも一人取り残されるような」
響「暗闇の何かにさらわれそうな気分になるんだ」
提督「でも海戦ともなれば夜戦だって」
響「分かってるさ」
響「戦えない兵に意味はあるのかな」
提督「それは・・・」
響「こんな話して悪かったね」スタスタ
提督「おい!響!」
熊野「そんなことがありましたのね」
提督「響のために何かできないだろうか」
熊野「出撃は明日ですのよ」
提督「それでも俺は響の力になりたいんだ」
熊野「せめて恐怖心だけでも拭えればよいのですが」
提督「それだ!」
熊野「え?」
提督「現時刻をもって対暗闇撃滅作戦を発令する!」
提督「総員、ヒトハチマルマルに庭へ集合!」ニヤリ
熊野「はい?」
響「司令官、これは?」
提督「見てのとおり、バーベキューだ」
熊野「あら、このお肉なかなか上品な味ですわね」
暁「もう!暁が焼いたの取らないでよね!」
雷「暁、ニンジン焼けたわよ!」
電「ナスとピーマンもよそってあげるのです」
暁「あぁー!野菜はいらないっていったでしょ!」
ワイワイギャーギャー
響「ふふっ」
響「暁、お皿のお肉にレモン汁かけておいたよ」
暁「ぴゃぁぁぁぁああああ、響がいじめるー」
提督「どれ、俺もいただくとするか」
熊野「ふぅ、もう食べられませんわ」
電「おなかいっぱいなのです」
提督「なにいってるんだ、夏の夜はこれからだぞ」
雷「今度は何をしてくれるのよ」
提督「廃校に行くぞ、肝試しだ」
暁「ぴゃぁぁぁぁああああ」
提督「2人ずつペアを作るんだ」
提督「そうだな、俺は・・・」
雷
電
→響
暁
熊野
提督「響、ついてこい」グイッ
響「ハラショー」スタスタ
熊野「お二人ともいい雰囲気ですわね」
雷「若いっていいわねー」ウンウン
電「雷、おばさんくさいのです」
暁「えっ、えっ、選ばれなくてもへっちゃらだし」
響「なかなか雰囲気のある建物だね」
提督「怖いか?」
響「少し」
響「でも司令官となら・・・嫌いじゃない」
提督「そいつは光栄だ」
響「暁、だいぶ怖がってたけど、女の子をいじめるのが趣味なのかい」
提督「肉にレモン汁かけたやつに言われたくないな」
提督・響「プッ、あははははは」
響「もしかして、今日は私のためにこんなイベントを?」
提督「バレたか。夜も怖いことばかりじゃないだろ?」
響「知らなかったよ」
響「夜がこんなにあたたかいとはね」
チュッ
提督「!」
響「ところで司令官の手は、あたたかいな」
響「もう少しだけ、このままで構わないかい?」
提督「もちろんさ」
【HAPPY END】
提督「さて、誰から攻略しようか」
雷
電
→暁
提督「ふあぁ、もうだいぶ陽が高いじゃないか」
提督「少しばかり寝すぎたか」
ぴゃぁぁぁああああ
提督「朝から元気な奴だな」
暁「司令官のばかばかばか!なんで起こしてくれないのよ!」
提督「レディの一日は礼に始まり礼に終わるものだぞ」
暁「お、おはようくらいちゃんと言えるし」
提督「うむ、おはよう」
暁「っ
コメント一覧
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- 2015年07月28日 22:21
- 38と38の間がわからん
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- 2015年07月28日 22:21
- 38と39の間がわからん
-
- 2015年07月28日 23:39
- 続きだ!
続きを出せ!
-
- 2015年07月28日 23:45
- しゃーらーらーうーあー
えーくすたしーえーくすたしー
しゃーらーらーえーくすたしー
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