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希「穂乃果ちゃんとの新婚生活」


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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/25(日) 01:29:15.91


希(こんにちは、東條希です)

希(ううん……違った。今は高坂希と言います)

希(つい最近、穂乃果ちゃんと結婚したんです❤)

希(ふふん。ついに私も高坂家の仲間入り……とっても嬉しい!)


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/25(日) 01:36:04.01


~早朝~


希「ほのか、おきなさーい!」バサッ

穂乃果「は、はいはいおきてまひゅぅ……」ババッ

希「もう……朝からこんなだと困るよ? おとうさんもいつか引退しちゃうんだから、しっかりしなきゃね!」

穂乃果「希ちゃん厳しすぎる……お父さんももうちょっと寝てていいって言ってくれてるよ……?」

希「穂乃果ちゃんは1回二度寝すると、いっつも7時くらいまで寝ちゃうでしょ?」

穂乃果「……そ、そんなこと」

希「定休日の自堕落っぷりを毎週見てるわけですけど?」

穂乃果「お、お休みの日はいいじゃん!」

希「こういうのは毎日のリズムなの! 一度崩れたらすぐダメになっちゃうんだから」

穂乃果「希ちゃんの鬼嫁……」

希「愛する人のためなら鬼にも悪魔にもなりますよーだ」

穂乃果「……海未ちゃんみたい」

希「園田理論ね」

穂乃果「……なにそれ」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/25(日) 01:40:03.13


希「ほら、大好きだから尚更厳しくしちゃう」

穂乃果「小学生の子みたいだよ!」

希「いじめてるのとは大違いよ? 私は穂乃果ちゃんにしっかりしてほしいから、心を鬼にしてるもん」

穂乃果「じ、じゃあもっと甘やかしてくれたって……」

希「……毎日、寝る前はたくさん甘やかしてあげてるでしょ」

穂乃果「そ、それは……うん……///」

希「昨日は私のおっぱいに顔をうずめて寝ようとしてたし」

穂乃果「わ、分かったからもうやめて……///」

希「じゃあ今日も頑張る?」

穂乃果「うん!」

希「それじゃ、ごはん出来てるから降りてきてね」

穂乃果「はーい!」



穂乃果「希ちゃんが正式にお嫁さんになって数週間……毎日幸せっ!」

穂乃果「よーし、今日もファイトだよっ!」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/25(日) 01:48:45.48


・・・

穂乃果「おはよー」

希「はい、朝の牛乳」

穂乃果「ありがとっ」

ほのママ「おはよ。あんた、いい加減に希ちゃんに起こしてもらわずに起きれないの?」

穂乃果「希ちゃんに起こしてもらうのが楽しみなんですー」

ほのママ「私が起こした時は返事すらしなかったくせに」

穂乃果「お母さんには分かんないよー! お母さんに起こされるのと、お嫁さんに起こされるのは大違いだもんね」

希「ちょ、ちょっと……///」

ほのママ「へえ、じゃあ明日から希ちゃんにも起こさないようお願いしとくわね。あんた自分で起きなさい」

穂乃果「!?」

ほのママ「母親に起こされるのとも、嫁に起こされるのとも違うわよぉ?」

穂乃果「の、希ちゃんに起こしてもらいたいです……」

ほのママ「なら、せめてありがたみを持って起きなさいな。ここに住み始めた四年前から、毎日起こしてくれてるんだから」

穂乃果「……うん、そうだね」

ほのママ「よし、お父さんが厨房の掃除してるから呼んできてくれる? ついでに顔も洗ってらっしゃい」

穂乃果「はーい」



ほのママ「……希ちゃんがいなきゃダメなのね、あの子は」

希「しっかりしてるところもあるんですけどね……」

ほのママ「昔から甘えんぼだからね……ふふ、穂乃果とこと、よろしくね! 穂むらの若奥さま♪」

希「は、はいっ///」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/25(日) 01:53:31.14


穂乃果「よーし、今日も頑張るぞ!」

ほのパパ「……」キアイイレテイクゾ

穂乃果「うん、ファイトだよっ!」

ほのパパ「……」28ニモナッテソンナ…

穂乃果「ま、まだいけるもん! 20代前半に間違えられるもーん! あと27です!」

ほのパパ「……」ドッチニシロ、モウスグミソジダゾ

穂乃果「いいのいいの!」

ほのパパ (ーー;)

穂乃果「そんな顔しないでよ……ちょっと傷つくよ……」

ほのパパ (´・Д・)」スマン

穂乃果「……くすん」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/25(日) 02:01:34.72


~ベランダ~

希「ふん~ふふん~♪」バサッバサッ

希「ふふん~ふふ~♪」パッパッ

希「うふふ、お洗濯もするようになって……もう何年かな?」

希「最初の頃こそ穂乃果ちゃんの下着や服でドキドキしちゃったけど、今じゃ慣れたものだね♪」

希「でも、その分……最近、今まで以上に穂乃果ちゃんと密着するとドキドキしちゃうんだよね……///」

希「……今夜、久々に誘っちゃおうかな……❤」


ほのママ『希ちゃーん、お昼のお買い物お願いできるー?』


希「っあ……は、はーい!」

希「あ、あぶないところだった……///」

希「お昼間からイケナイ妄想しちゃうところでした……うう、こういうところは直さなきゃ……」

希(思えば高校時代からワシワシとかなんとか言ってたし……ううっ)

希(すけべな自分が疎ましい……///)

希(ま、まるで日中発情してるみたいだし!)

希(ってダメダメ……お買い物行かないと……よし!)


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/25(日) 02:06:20.88


~スーパーマーケット~

希「ん……今日のお昼は簡単に済ませちゃおうかな……」

希「あとで穂乃果ちゃんともう一回、まとめ買いしに来るしね」

希「レトルトカレーやインスタントラーメンは食べさせたくないし……」

希「あ、この卵安い。ちょうど切らしてたし、2パック買っとこうかな」

希「それと……よし、鶏肉も安い!」

希「お昼ごはんは親子丼で決まりだね。それじゃあ麺つゆと長ネギも買わなきゃ……」


・・・


希「あったあった。これでお昼はオーケーっと」

希「あとはお漬物もあった方がいいかな……おとうさん、高菜漬け好きだし」

希「よし、こんなものかな?」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/25(日) 02:13:14.02


希「ん……もう他に必要なものはない、かな?」

希「あと車で来ればいいよね。穂乃果ちゃんの運転で」

希「よし、お買い物終了! 早く帰って作らなきゃ……」


「あら、希じゃないですか」


希「あ、海未ちゃん」

海未「こんにちは、お昼ごはんのお買い物ですか?」

希「そ! またあとでまとめ買いに来るんやけどね」

海未「穂乃果と二人で、ですね?」

希「あ、あはは……///」

海未「うふふ、新婚ですもんね。ゆっくり二人の時間を過ごしてください」

希「二人の時間なら、今までたくさん過ごしたけどね」

海未「恋人の時と、結婚した後では感じ方も変わってきますよ。それも楽しみつつ、です」

希「ふぅん……いやに詳しいやん? まさかいい人でも見つかった?」

海未「ぅえっ……な、なぜそう思いますか……?」

希「ん、なんとなく」

海未「なんとなくですか……」

希「ふふ、それでそれで? どんな人なん? イケメンなお兄さん? それとも可愛い男の子?」

海未「……とても可愛らしい、女の子ですよ」

希「……あら❤」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/25(日) 02:19:27.76


海未「……あまり驚きませんね」

希「そう? まあ、海未ちゃんは守られるより守る立場やんなーと思って」

海未「守るだけなら男の人を守ることだって……」

希「海未ちゃんが、むやみに男の人に心を許せると思えないもん」

希「心から信頼できる人なら大丈夫やろうけど、にこっちたちの結婚式前から今日まで2ヶ月くらいやし、そんなすぐに信頼できる人なんて見つからないかなって」

海未「……少し失礼では?」

希「ありゃ、ごめんなさい」

海未「いえ……いいのです。希の推理は当たっていますから」

希「となると、お相手は海外のあの子かな?」

海未「……はい」

希「ふふ、おめでとうやね❤」

海未「い、いえ、その……」

希「なに?」

海未「先月……穂乃果たちと三人でお酒を飲んだ日に、無理やり……き、キスしたんですけど……」

海未「……返事、聞いてないんですよね」

希「……」

海未「……」

希「取られても知らんよ?」

海未「ですよね……」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/25(日) 02:25:59.77


海未「た、ただ……その、嫌がられてはいなかったはずです! むしろウェルカムされていたように思えるんです!」

希「むしろウェルカムって……」

海未「か、帰ったら続きをすると言い放ってしまいましたし……私、恥ずかしくて次に会うのが怖い……///」

希「……ヘタレやね」

海未「希に言われたくありません!」

希「この数年でヘタレは克服したよー」

海未「くっ……私たちより進んでるからって……!」

希「まあ、穂乃果ちゃんの『へたれ』が聞けなくてちょっと寂しいけど?」

海未「勝ち誇ってますね……!」

希「ふふ、冗談やから落ち着いて落ち着いて」

海未「……わかってますよ」

希「ふふん。ほな、家族がごはん待ってるから」

海未「ぁ……引き止めてすみませんでした」

希「ううん、いいよー」

海未「それではまた、穂むらにも顔を出しますね」

希「うん、いつでもおいで~! じゃ、またね」

海未「はいっ」




希「私に『家族』か……///」

希「うふふ、待ってる人がいるってとっても嬉しいな……❤」

希「よしっ! 美味しい親子丼食べさせてあげるぞーっ!」





27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 00:22:34.61


~穂むら・厨房~

希「ただいま~」

穂乃果「おかえり! おなかへったよ~」

希「すぐ作るから、お仕事頑張ってっ!」

穂乃果「うんっ!」

ほのママ「今日のお昼はなあに? 若奥様♪」

希「親子丼にしようと思います」

穂乃果「おおー! 楽しみっ!」

ほのパパ「……」テヲウゴカセ

穂乃果「ぁ……は、はいっ」アセアセ

ほのママ「まったく穂乃果は! ……お昼からお店よろしくお願いするわね」

希「はい! ご飯作ってきますね」

ほのママ「いつもありがと♪」

希「わ、私の方こそ……///」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 00:34:25.02


希「さて、親子丼を作ります!」

希「まずは材料やね」


親子丼(1人分)

・鶏むね肉・・・100グラム
・卵・・・2個
・玉ねぎ・・・1/4個
・麺つゆ・・・大さじ4
・みりん・・・大さじ2
・砂糖・・・小さじ1
・ミツバ・・・適量


希「よし、始めよ!」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 00:53:36.52


希「まずは玉ねぎをくし切りにして、鶏肉は皮を剥いで一口大にカットします」

希「それができたらツユを作るね! ……ま、2倍濃縮の麺つゆをぬるま湯で割ってみりんを混ぜて完成なんだけど」

希「それができたら卵を軽く溶きます。この時に溶きすぎたらダメ! 白身を切るように優しく溶くのがコツ」

希「これで材料が揃いました~!」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 01:01:35.76


希「さてさて、調理開始だね」

希「フライパンが大きくないので、2人分ずつ作るよ!」

希「まずフライパン麺つゆを流し込んで、一煮立ちさせたら玉ねぎと鶏肉を投入し、中火から弱火で煮る」

希「しっかり火が通ったら溶き卵の出番! 円を描くようにくるくる~っと流し込んだら、フライパンの縁の卵がフワフワしてくるまで火を通します」

希「そうしたらフタをして30秒から1分ほど放置。これはお好みで調節してくれたらオーケー」

希「待ってる間にどんぶりにご飯をよそって、出来上がった具を乗せたら親子丼の完成!」

希「2人分を一気に作ると、ご飯に乗せるとき、ちょっと具がぐちゃってなっちゃうかも」

希「もしできるなら1人分ずつ作ることをお勧めします」



希「さて、みんなを呼びに行こっか!」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 01:09:00.15


・・・


穂乃果「それでは、せーのっ!」


『いただきまーす!』


穂乃果「はむっ! んふふ、おいひぃ!」

ほのパパ (゚д゚)ウ-(゚Д゚)マー(゚A゚)イ-…ヽ(゚∀゚)ノ…ゾォォォォォ!!!!

ほのママ「卵がフワフワでおいしいわ……あとで作りかた教えてくれない?」

希「はいっ! もし足りなかったらと思って、おうどんさんも買ってきたんですけど……いらなかったですね」

穂乃果「あ、わたし食べる」

希「ほんと? それならすぐ作るね」

穂乃果「ぁ……ごめんねー」

希「ううん、穂乃果ちゃんが食べたいなら喜んで作るよ~」

穂乃果「ぇ……あ、あはは///」

ほのママ「ほう」ニヤニヤ

ほのパパ (・∀・)ニヤニヤ

穂乃果「も、もー! 変な顔しないで!」

ほのママ「親の前で惚気るからでしょー」

ほのパパ (´-ω-)ウム

穂乃果「ぅ……///」

希「あ、あはは……///」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 01:17:21.27


希「はい、希特製関西風おうどんさん」

希「おネギとカマボコ、それからエビ天ものせちゃいました~!」

穂乃果「おお……おいしそう!」

ほのママ「関西風は希ちゃんが来るまで食べたことなかったわよね」

ほのパパ (´-ω-)ウム

希「東京のおうどんさんとは色々違うので、たまに食べるとびっくりしちゃうんですよね」

穂乃果「うふふ、でも美味しいからオールオッケーだよ! いただきますっ」

希「ふふ、ありがとね」

穂乃果「ちゅる、ずずっ……うまー」

ほのママ「エビ天はお惣菜?」

希「60円でした」

ほのママ「やっす……」

ほのパパ (゚д゚)メチャウマー

希「ふふ、ありがとうございます♪」

穂乃果「よーし、これ食べたらまたお仕事頑張るぞー!」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 01:31:08.78


~昼食後・穂むら~

希「はふぅ……ちょっと食べ過ぎた……」

希「うぅ、最近おなかがたぷたぷしてきてるのに……ぐすっ」

希「太ったら嫌われちゃうかなぁ……毎日運動はしてるけど、高校時代より太ったよね……」

希「で、でもおっぱいはさらに成長してるし! だから夜の営みはバッチリ……ムフフ」

ガラガラ

凛「お店でなに言ってるの……」

希「あら……あ、あはは///」

凛「変わんないなぁ……あははっ」

希「あはは……んん、おほん」

希「いらっしゃい、凛ちゃんっ」

凛「こんにちはっ!」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 11:35:09.21


希「今日はどうしたん? うちに来るなんて珍しいやん」

凛「ふふ、『うち』だって。もうお嫁さん気分だね~」

希「お嫁さんやもん」

凛「まあそうだよね。おめでとうだね、希ちゃん」

希「うん、ありがとう。それで、今日は?」

凛「あ、うん。これからかよちんとお出かけだから待ち合わせ」

希「ふむふむ。それなら新作食べていかへん?」

凛「新作?」

希「そ! なんと穂乃果ちゃんが作ったお菓子なん!」

凛「おおー! 穂乃果ちゃん、ついに自分の和菓子作れたんだね!」

希「ふふん。ウチのために作ってくれたんよ」エッヘン

凛「希ちゃんのために……あっ! もしかして、そのときにプロポーズされたの?」

希「……うん///」

凛「わぁ~! 穂乃果ちゃん頑張ったにゃ~」

希「そのために、10年間頑張ったんやって。ウチにプロポーズするの、自分だけの和菓子を作った時って決めてたみたい」

凛「それがついに叶ったわけだね!」

希「うんっ!」

凛「うふふ、それじゃあその新作のお菓子、いただきます!」

希「はい! ……あ、また『にゃー』って言ってたよ?」

凛「ぁ……あ、あはは……///」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 11:45:40.97


・・・

希「お待たせいたしました。新作和菓子です」

凛「お名前は?」

希「現在募集中です」

凛「考えてなかったの?」

希「穂乃果ちゃんがね、ウチに関係のある名前にしたいらしいんやけど……」

凛「難しいよね、それ……」

希「うん……でも美味しいから、食べてみて?」

凛「うん! いただきますっ」パクッ

希「どう?」

凛「甘くて美味しいにゃ……❤」

希「ふふん♪」

凛「見た目もかわいいし、甘くて美味しいし、パーフェクトだよ! かよちんにも食べさせてあげたいにゃ~」

希「待ち合わせやったら、花陽ちゃんも来るんよね? そのとき出してあげる」

凛「ありがとっ!」

希「ほんまに良かった……みんなも美味しいって言ってくれて。穂乃果ちゃんも喜んでる」

凛「でも、穂乃果ちゃんが一番嬉しかったのは希ちゃんが美味しいって言ったときじゃないかにゃ?」

希「ん……///」

凛「だって恋人のために作ったんだもん。その人が美味しいって言ってくれた方が何より嬉しいよ!」

希「ぅ……///」

凛「しかもプロポーズのために作ったんだもんね♪ 嬉しさも倍増って感じだにゃ~」

希「そ、それ以上言ったらわしわしするからね!?」

凛「照れ隠しにそれは無しだよ!?」

希「問答無用!!」バッ

凛「にゃ、にゃーっ……///」ビクッ


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 11:53:53.57


希「むむ……ちょっと大きくなった?」ムニュムニュ

凛「し、しらないよっ……もうやめてにゃー!」

希「ふっふっふ……真相を聞かないとやめられへんなぁ……」

凛「ぅ……ふ、ふんっ」

希「ほぉ……いいん? このまま気持ちよくなるまでわしわししても」

凛「ひっ……!?」

希「これからお出かけなのに、いいんかなぁ……ほっぺた真っ赤でもじもじしながらお出かけ……」

凛「お、脅すなんてずるいよ……」

希「ほな教えて♪」

凛「……こ、高校の時に比べたら、ちょっとだけ……///」

希「どれくらい?」

凛「さ、サイズもいうの!?」

希「もちろんやん❤」

凛「……み、みみかして」

希「はいはい」


ゴニョゴニョ


希「……ふぅん❤」

凛「い、言ったから離してよ! もうわしわしダメ!」

希「はーい♪ ふふ、いい情報ゲットしちゃったなぁ❤」

凛「ぅぅ……凛、もうお嫁にいけないにゃ……///」

希「ウチが貰ってあげるやん! 娘として」

凛「それお嫁さんじゃないじゃん!」

希「あら?」





44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 12:37:19.15


希「それでそれで? 最近は一年生組で会ったりしないん?」

凛「まだその呼び方……」

希「μ'sで言えば、凛ちゃん花陽ちゃん真姫ちゃんは永遠に一年生組やから♪」

凛「納得いかないにゃ……でも、よく会ったりするよ? 真姫ちゃんは忙しいからなかなか会えないけど、月に一度は三人で遊びに行ったりご飯食べに行ったりするもん」

希「いいなぁ……」

凛「希ちゃんは……そうだね。にこちゃんも絵里ちゃんも芸能人だから、なかなか会えないもんね」

希「うん……穂乃果ちゃんの方も、海未ちゃんはよく来るから会えるんやけど、ことりちゃんは海外やしね」

凛「大人になると、今まで近かった人も遠くに行っちゃうんだね……凛たちはまだラッキーなのかな」

希「ふふ、まあ……またみんなで会えるよ」

凛「そだね、希ちゃんたちの結婚式もあるし!」

希「ん……えへへ///」

凛「あ、照れてる~」

希「か、からかわんといてよ……///」

凛「うふふ、たのしみだねっ❤」

希「えへへ……うんっ❤」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 12:56:22.34


凛「ねね、穂乃果ちゃんは? 会えないの?」

希「ん……ちょっと呼んでみるね。今ならお客さんもいないし……」パタパタ


・・・


穂乃果「凛ちゃんいらっしゃい!」ギュー

凛「ほのかちゃーん!」ギュー

穂乃果「わあ……凛ちゃんのほっぺたふにふに~」スリスリ


希「むっ……」


凛「にゃ、にゃあ……や、やめてよぉ……///」

穂乃果「む、この感触……大きくなってる!」

凛「穂乃果ちゃんも!?」

穂乃果「ちょっと確認……」

凛「させるわけないでしょ!?」

穂乃果「えー? 減るもんじゃないし、ちょっとだけ~」

希「はいはい、そこまでよ穂乃果ちゃん」グイッ

穂乃果「むー……冗談なのにぃ」

凛「も、もう高坂家の人とはハグしない……」カタカタ

穂乃果「ん……希ちゃん、凛ちゃんに何かしたの?」

希「……懐かしのわしわしMAXをちょっと♪」

凛「触られたにゃ……」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 12:56:32.97


穂乃果「触るってことは……触られる覚悟があるってことやんな!」

希「ぇっ」

穂乃果「凛ちゃん! やーっておしまい!」

凛「あらほらさっさー!」ガバッ

希「ちょ、りっ……やめっ……」ビクッ

凛「ふおぉ……やわらかいし大きい……!!」

穂乃果「ふふん。希ちゃんのおっぱいは私が育てたからね!」

凛「さすが穂乃果ちゃん! お餅をこねるように希ちゃんのおっぱいも?」

穂乃果「その通り!」

希「適当なこと言わないでー! これは自前ですー!」

凛「それなら尚更わしわしだにゃー!」

希「んんっ……ちょ、やっ……///」


穂乃果「!」


凛「それそれ~!」

穂乃果「ストップ!」バッ

凛「ぅぇっ」

穂乃果「こ、これ以上はダメ……」

希「はあ……はあ……///」

凛「なんでー?」

穂乃果「だ、だって……」

凛「減るもんじゃないんでしょ? じゃあもうちょっと――――」


ガラガラ


花陽「こんにち――――何してるの、凛ちゃん」

凛「」


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 13:30:23.88


花陽「……凛ちゃん」

凛「は、はい……」

希「ぁ……いらっしゃい……」

花陽「うん」

凛「か……かよちん……」

花陽「お店で遊んじゃダメって分かるよね? もう26歳だよ?」

凛「はい……」

花陽「希ちゃんも穂乃果ちゃんもちゃんと注意しなきゃ、お客さんの迷惑になっちゃうんだよ?」

ほののぞ『ぁ……はい』

花陽「たぶんお客さんがいないから遊んでたんだろうけど、そんなことじゃお店なんて経営できないんだからね!」

ほののぞ『すみませんでした……』

花陽「お店の経営は、お客さんがいるとかいないとか関係ないんだから!」

ほののぞ『肝に銘じておきます……』

花陽「……うん、わかってくれて良かったですっ!」

穂乃果「うぅ……すみません社長……」

花陽「ぷ、プライベートで社長は……」


小泉花陽【米穀小売業社社長】


花陽「た、たまたま大学の先輩がそういう世界にコネがあって……その運が良かっただけだし、まだまだ経営も安定してないから……」

穂乃果「いえいえ、修業中の私が見れば立派な社長さまです!」

希(大学卒業とともに企業できるってどんなコネなんだろう……お金とかすごくかかるだろうに)

希(嫁入りした私には分かんない世界かなぁ……)



※普通にあり得ない世界です


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 13:43:17.97


希「花陽ちゃんのとこのお米、いつも美味しく食べさせてもらってます。ありがとうね!」

穂乃果「ありがとうございます社長!」

凛「社長!」

花陽「や、やめて……///」

穂乃果「凛ちゃんも凛ちゃんでオトノキの先生でしょ? 今のオトノキ、どう?」


星空凛【音ノ木坂学院の数学教師】


凛「みんな元気に通ってるよ! アイドル研究部もあるし」

花陽「凛ちゃん、アイドル研究部の顧問なんだよね」

穂乃果「ほえ、すごーい!」

希「ほな、生徒のみんなにダンス教えてるん?」

凛「ま、まあ……あんまり上手くできないけど」

花陽「なにいってるの! 凛ちゃんリーダー上手く出来てたんだから大丈夫だよっ」

凛「ん……えへへ///」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 13:47:33.55


穂乃果「はあ……さて、厨房に戻ろうかな。花陽ちゃんご注文は?」

花陽「ぁ、じゃあ噂の新作がいいな……ふふ、穂乃果ちゃんがプロポーズしたときのお菓子♪」

穂乃果「ぅえっ……な、なんで知ってるの……///」

花陽「このまえ、うちにお米買いに来てくれたときに海未ちゃんが話してくれたよ?」

穂乃果「ぐぬぬ……うみちゃんのばか……///」

花陽「ふふ、素敵だよね❤」

穂乃果「っ……つ、作ってくる!」パタパタ

凛「あ、逃げたにゃ」

希「あはは……///」


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 14:17:19.29


・・・

希「花陽ちゃんたちが出て数時間……」

ほのママ「疲れたわね~……」

希「3時頃は色んな人が来ますからね……」

ほのママ「希ちゃんが来てから、客層も増えたもの。やっぱり若い子がいると違うわー」

希「そ、そんなこと……///」

ほのママ「美人だし、スタイルもいいし……元スクールアイドルってのも大きいのかしらね?」

希「どうでしょう……あんまり、μ'sの東條希さんですか、なんて聞かれたことないですから」

ほのママ「そうねぇ……もう10年も前だもんね」

希「忘れられても仕方ないです」

ほのママ「時の流れって残酷ね、ほんと」

希「……はい」

ほのママ「ふふ、その分、新しい出会いもあるんだから……私たちみたいに」ナデナデ

希「おかあさん……」ギュー

ほのママ「希ちゃんも私たちの家族になったんだから……まずは結婚式。早く挙げなきゃね♪」

希「……はいっ!」

ほのママ「ふふ、三人目の娘ができちゃった❤ 嬉しいわ~」

希「えへへ……///」

ほのママ「……さ、そろそろ店じまいしてお買い物よ!」

希「あ、はいっ!」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/26(月) 14:23:46.96


~スーパーマーケット~

穂乃果「晩ご飯は何にするの?」

希「今日はタラのおろし鍋にするつもり。秋に入ってちょっと寒くなってきたし」

穂乃果「おお……おいしそう……」

希「ふふん。身体も心もポカポカになるね♪」

穂乃果「うんっ! ……でも、私の心はもうポカポカだけど」ギュッ

希「ん……ただのお買い物なのに、手を繋ぐ必要ある?」

穂乃果「いいじゃん、ちょっとしたデート気分だよ♪」

希「……ん///」

穂乃果「今度の定休日は本当のデートしようね。式場探すついでに……❤」

希「そ、そうだね///」

穂乃果「なに照れてるのさ///」

希「穂乃果ちゃんこそ……///」

穂乃果「うっ……い、行こっか」

希「はい……❤」


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 15:12:20.51


穂乃果「えっと、タラの切り身と大根と……」

希「白菜と水菜とおネギと生椎茸、それからえのきも」

穂乃果「はーい」ガサガサ

希「あ、あとはお豆腐ね。絹ごし豆腐」

穂乃果「うちの家族、木綿豆腐嫌いだからなぁ……美味しいのに」

希「食感が苦手なのかもね。私もなんとなく分かるし」

穂乃果「そっか……はい、お豆腐」

希「ありがと。それじゃあ今度はお肉コーナーね」

穂乃果「あ、ちょっと待った」

希「?」

穂乃果「チーカマ買ってよ~」

希「お酒のおつまみなら、柿ピー残ってるけど」

穂乃果「食べたいんです……ほら、お父さんもチーカマ大好きだし!」

希「もう……わかったよー」

穂乃果「よっし!」


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 15:34:59.56


穂乃果「あとは生ハムと6Pチーズも」

希「そんなにいらないでしょ? 今日はお鍋なんだし、生ハムもチーズも必要ありません」

穂乃果「たべたいの!」

希「ダーメ」

穂乃果「希ちゃんの鬼嫁……」

希「チーカマ戻してくるね」

穂乃果「冗談ですごめんなさい希ちゃんは天下一優しくて可愛いお嫁さんです許してください」

希「ふんっ」

穂乃果「うぅ……」

希「ほら、早く豚バラとってくる!」

穂乃果「は、はいっ!」バッ


希「もう……穂乃果ちゃんはすぐに調子にのるんだから」





60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 15:52:26.09


穂乃果「とってきました……豚バラ4パック、グラム88円……」

希「あら、安い」

穂乃果「特売みたい。たぶんお昼に仕入れだったんじゃないかな?」

希「よしよし、こんなに安かったら手持ちの予算で間に合いそう」

穂乃果「タラがちょっと高かった分、豚バラで巻き返したね」

希「ま、チーカマをやめたらもっと浮くんだけど」

穂乃果「そ、それは……あの……」

希「ふふ、冗談♪ 」

穂乃果「むう……」

希「さ、お金払って酒屋さん行こ? 明日はお休みだし、たくさん飲むでしょ」

穂乃果「そうだね~」


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 16:01:28.63


~高坂家・台所~


希「それではタラのおろし鍋を作ります」


タラのおろし鍋(4人分)

・タラ・・・2切れ入りを2パック
・絹ごし豆腐・・・好きなだけ
・お野菜(白菜、きのこ類etc.)・・・お好みの量
・大根おろし・・・1/2本(お好みで増やしてもよし)
・ダシ取り用の昆布・・・1枚



希「よしっ!」


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 16:11:01.30


希「まずはお鍋にお水を注いで、ダシ取り用の昆布を浸して火にかけます」


希「その間にタラやお肉を切っていくよ。ぜんぶ食べやすい大きさに切っておくこと」

希「切り分けたタラは一度お湯にくぐらせておいてね」


希「それが出来たら、今度は大根おろし」

希「おろし鍋なら、大根は鬼おろしですった方がいいんだけど、ここには無いので普通のおろし金でもオーケー」

希「たーっくさんすっておくこと! みんな食べちゃうから」

希「すりおろした大根は水気を切っておきましょう」


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 16:18:08.85


希「お鍋が沸騰したらダシ昆布をとって、そこにお野菜と大根おろしをいれていきます」

希「ただし大根おろしを入れると味が薄まるので、和風だしなどで微調整するとイイかも」

希「一煮立ちさせたら豚バラとタラとお豆腐をいれて、蓋をしてまた一煮立ち」

希「具材に火が通ったら、タラのおろし鍋の完成!!」

希「大根おろしでさっぱりおろし鍋、ポン酢と一緒にめしあがれ♪」


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 17:03:28.26


穂乃果「せーのっ!」

『いただきまーす!』

穂乃果「はむ、ん……うまー……❤」

ほのママ「あったまるわ~」

ほのパパ .+:。(´ω`*)゜.+:。

希「ふふ、よかったですっ」

穂乃果「希ちゃんをお嫁さんにして本当に良かったねっ!」

希「な、なによいきなり……///」

ほのママ「いつも言ってるわよ、この子。事あるごとに親に惚気てくるの」

穂乃果「言う相手がいないんだもーん。希ちゃんがどれだけ素晴らしい人か、教えてあげたいじゃん」

希「……///」
ほのママ「もうとっくに分かってるわよ。希ちゃん見てると穂乃果がダメダメに見えてくるわ」


穂乃果「ひどーい!」

ほのパパ「……」ホノカモガンバッテルカラナ

穂乃果「だよねだよねっ! ほらお父さんもこういってる!」

ほのママ「そりゃそうね。あんたも10年間頑張ったものね」

穂乃果「手のひら返したー!」

ほのママ「なんのことでしょ~」

希「……ふふ❤」

希(楽しい会話と一緒にご飯……ふふ、10年前じゃ考えられなかったな……///)


67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 19:09:23.27


希(大好きな人たちと朝を迎えて、いただきますを言って、ごちそうさまを言って、おやすみを言える)

希(一人暮らしじゃあり得なかった、こんな幸せな食卓)

希(寂しくて仕方なかったあの日々が、今じゃ遠い過去……)

希(……ありがとう、穂乃果ちゃん)

希(10年前の私のバカみたいなデマカセに付き合ってくれて、ありがとう)

希(この場所で一緒にご飯を食べられるのがとっても嬉しい……)

希(わたしはいま、とっても幸せですっ!)



穂乃果「あれ、希ちゃん食べないの? もうそろそろ第二弾いっちゃうよ?」

希「……うん、すぐ食べるっ!」

穂乃果「ん……?」

希「どうしたの?」

穂乃果「……泣いて」

希「う、うるさーい!」グイッ

穂乃果「もがっ……ん、もぐもぐ……」

穂乃果「いきなりお肉突っ込まないでよー」

希「ぁ……ご、ごめん……」

穂乃果「……ふふ」

穂乃果(分かってるよ、私も希ちゃんがここにいること、とっても嬉しいから!)


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 19:18:47.95


ほのママ「よーし、久々に私も飲んじゃおうかな~」

穂乃果「飲もー!」

ほのパパ「……」ホノカ、ビールツイカダ

穂乃果「はいっ!」

希「ぁ……私も飲んじゃおうかな……」


みんな『それはダメ!!』


希「ぅええ……」

希(なんで……?)


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 19:45:24.59


・・・

穂乃果「はあ……お腹いっぱい」グデー

希「うふふ、そうだね。はい、お茶」

穂乃果「ありがとー」

希「あれ、おかあさんたちは?」

穂乃果「二人ともお風呂」

希「仲良しだね……ずっと一緒に入ってるなんて」

穂乃果「私たちもじゃん」

希「私たちはほら、まだ新婚だから」

穂乃果「仲の良さに時間は関係ないよ。むしろ時間をかけるほど深まることだってあるんだから」

希「うん……ふふ、穂乃果ちゃんが珍しく真面目なこと言ってる」

穂乃果「わたしはいつでも真面目だもーん」

希「ふふ、どーでしょ?」

穂乃果「希ちゃんが一番分かってるでしょ? ずっと私のそばにいるんだから」

希「ん……い、いきなりなによ……///」

穂乃果「ふふ、すぐ照れるところは昔の希ちゃんのままだね」

希「う、うるさい……///」


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 20:07:36.36


穂乃果「もうへたれな希ちゃんを見ることもなくなっちゃったかな」ギュッ

希「ん……ふふ、そうかもね♪」

穂乃果「あと、みんなの前以外で関西弁見なくなった」

希「それはまあ……穂乃果ちゃんたちには素の私で接したいから」

穂乃果「10年で成長しちゃったね……精神的にも、肉体的にもっ!」ガバッ

希「ちょっ……!?」


ドタタッ


穂乃果「ちょっと汗かいてるね……汗の匂いする」モゾモゾ

希「ゃっ……だ、めっ……///」ピク

穂乃果「いい匂い……久々に、しちゃおっか❤」チュッ

希「まってっ……ちょ、んんっ……」ビクン

穂乃果「ん、んふ……ちゅっ」

希「んぁっ……む、ふ……」

穂乃果「ぷはっ……えへへ、キスしちゃった❤」

希「はあ、はあ……おさけ、酔ってないよね……」

穂乃果「お酒で酔ったことないもんね❤ ふふ、柔らかい……」モゾモゾ

希「ちょっ……とぉ……っ///」


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 20:38:14.39


穂乃果「さらに大きくなってる……❤」ムニュムニュ

希「ば、ばかっ……こんなとこでっ……」

穂乃果「直接触っていい?」

希「いいわけないやんか……!」

穂乃果「あ、関西弁。昔はテンパると標準語だったのに、今は関西弁なんだね」モミュ

希「ん、んっ……ゃ、やめっ……///」

穂乃果「ふふ、お腹いっぱいだから希ちゃんのお腹、ぽっこりしてる」

希「す、するのかしないのかはっきりしてよ!」

穂乃果「したいんだ❤」

希「ぁぁ……はめられた……///」


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 21:34:30.52


穂乃果「ふふ、えっちなカラダになっちゃって……❤」サワサワ

希「ぃやっ……こ、ここはダメだって……!」

穂乃果「観念しちゃいなよ……カラダ、熱くなってるし」モゾモゾ

希「ん、くっ……ぅ……」ビクッ

穂乃果「はあ……綺麗な首筋……❤」チュッ

希「ふあっ……ん、ぁっ……///」

穂乃果「ちゅ、ちゅる……ぺろ」

希「あ、んっ……ゃあ……ぅ」

穂乃果「ほんのり汗の味……ふふ、甘い❤」

希「こ、こらぁっ……///」

穂乃果「ふふっ」ゴソゴソ

希「っ……ちょ、なに脱がそうと……ッ!」

穂乃果「するんだから、脱がなくちゃダメでしょ?」


グイッ

シュルッ


穂乃果「あはっ❤」

希「ぅうぅっ……///」




ガチャッ

オトーサン、シタギワスレテルジャナイノ

ハイハイ、キガエタラトッテキマス


穂乃果「……出てきちゃった。やめとk――――」

ガシッ

穂乃果「ん……?」

希「ほ、穂乃果ちゃんのお部屋……行こ……///」

穂乃果「……うん❤」






80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 22:01:45.00


ホノカチャンアサダヨ(・8・)チュンチュン…



希「……あのまま眠たくなるまでやっちゃった……」モゾモゾ

穂乃果「くぅ……すぴー……」

希「もう……ふふ」ナデナデ

穂乃果「んん……」

希「ま、私もご無沙汰だったから、ヒートアップしちゃったわけだけどね」

希「……シーツ洗わなきゃいけないなぁ」

穂乃果「のぞみちゃん……」

希「ん……寝言?」

穂乃果「へへ……」

希「ふふ……さて、そろそろ起きよっと!」


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 22:09:44.62


希「……あ」

希「着替え、この部屋にない……」

希「パジャマはぐしょぐしょで使えないし……タオルもないし……」

希「私の部屋は隣……雪穂ちゃんのモノを使わせてもらってるから……」

希「……このまま何も着なくても大丈夫、かな?」

希「ささっと行けば大丈夫よね……うん! 休日のこの時間は二階にこないし……」

希「こ、高坂希……いきます!」



カチャ

キィ…

希「……」キョロキョロ

希「……」コソコソ

ほのママ「……そんな格好でなにしてんの希ちゃん」

希「」


83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 22:19:45.24


希「お、おおおかおかああああおあおおおおおおお」ガタガタ

ほのママ「わたし? トイレ行くとこ」

希「こここれはそそそそそそのそのえとあの」ガタガタ

ほのママ「わかってるわよ。あんなに声出してりゃ聞こえるわ」

希「」

ほのママ「ふふ、よっぽどご無沙汰だったみたいね……///」

希「」

ほのママ「お楽しみなのは構わないけど、少しくらい声抑えてよね♪」

希「……………………スミマセン」

ほのママ「ふふ、部屋増設しようかしらね~♪ 穂乃果と希ちゃんの2人部屋❤」

ほのママ「ハダカで廊下歩かれちゃびっくりするわ~♪」ルンルン






希「……………………お嫁にいけない」ガックリ


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 22:46:13.07


~居間~

穂乃果「おはよ……ぅわぁあっ!!?」ビクゥッ!!

希「……」マッシロ

穂乃果「の、のぞみちゃん……どしたの?」

希「……」マッシロ

穂乃果「……お母さん」

ほのママ「朝、あんたの部屋からハダカで出てくるの見ちゃったのよ」

穂乃果「え? なんで私の…………あっ」

希「……」マッシロ

穂乃果「お、お母さん……あの……///」

ほのママ「普段から思ってたけど、脱ぐとなおさらすごいわねぇ希ちゃん❤」

穂乃果「ちょっ……」

ほのママ「うふふ、おとーさんに会う前の私だったら食べちゃったかも……❤」

穂乃果「わ、私の希ちゃんに手を出したら怒るよ!」

ほのママ「やあねえ、冗談よ♪」

希「……」マッシロ

穂乃果「むぅ……」


88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:15:21.26


~朝食後~

希「……」

穂乃果「の、希ちゃん……?」

希「……」

ほのママ「よほどショックだったのかしら……」

穂乃果「あ、当たり前だよ!? 義母にハダカ見られて、えっちしてたのバレバレって相当なショックだよ!」

ほのママ「そういうものなの? お母さんそんな経験ないからわかんないわ」

穂乃果「無責任!」

ほのママ「ちょっとおかしくない?」

穂乃果「かわいそうに……ほら、しっかりして希ちゃん!」ナデナデ

希「……」

穂乃果「しっかりしなさい! じゃないとキスしちゃうぞ!?」

希「……」

ほのママ「あら、大胆」

ほのパパ「……」カラカウモノデハナイゾ

ほのママ「ん……ごめんなさい」

穂乃果(お父さんの言うことは聞くんだから……)


穂乃果「ね、希ちゃん。しっかりしてよ……デートするんでしょ?」

希「……うん」

穂乃果「ほら、あれはただの事故だから……ね? 数年後にはおばあちゃんになってる人にハダカ見られたって何ともないよ!」

ほのママ「ちょっと、どういうことよそれ」

穂乃果「ほら、歯を磨いて着替えるよ!」グイッ

希「……はい」ガタッ




ほのママ「ねえ、聞いてる? ちょっと! 誰がおばあちゃんよ!」

ほのパパ「……」カアサンハイツマデモキレイダヨ

ほのママ「お、おとーさん……❤」ポッ


98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/28(水) 15:29:49.09


・・・


穂乃果「さ、デート行こう!」

希「うん……」

穂乃果「もう……いつまでしょんぼりしてるの? これから式場見にいくんだよ? もっと笑顔で行こうよっ」

希「そうやね……」

穂乃果「ちょっとー? 結婚式しないのー?」

希「も、もちろんするよ? だけどショックで……」

穂乃果「だからほら、式挙げたら増築するって話したじゃん! 私と希ちゃんの2人部屋だよ? えっちしてもバレないように防音にするよ!」

希「え、えっちしたいわけやないから……!」

穂乃果「そうなの?」

希「穂乃果ちゃんのばか……///」

穂乃果「むぅ……」

希「はあ……よし、式場探そ! まずはお母さんのメモしてくれたところやね」

穂乃果「おーっ!」




穂乃果「……ところで、なんで外では関西弁なの?」

希「知り合いに出会うと恥ずかしいから」

穂乃果「あー……うん、恥ずかしいのね」

希「そー」

穂乃果「ふむ……」


101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/28(水) 15:36:59.04


~式場その1・ホテル~

穂乃果「へえ……ここだったんだ!」

希「このホテル、お得意様やんな……」

穂乃果「うん。なるほど……こんな時からの縁だったんだね」

希「ふむ……それにしても外観、綺麗やね」

穂乃果「30年前のホタルなのにね……」

希「……その言い方は失礼やね」

穂乃果「あ、ごめん」

希「ん……さ、入ろうか。いつも注文してくださってるお礼も言いたいし」

穂乃果「あ、待ってよー」


102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/28(水) 15:47:52.98


・・・

穂乃果「支配人さん、やっぱりお母さんたちの結婚式のときからの知り合いだったみたいだね」

希「その時にほむまんを食べてファンになったんやね……ウチたちも、こうやっていろんな人にも食べてもらいたいねっ」

穂乃果「うん! ……っと、ここは教会じゃないんだって」

希「昔からあるみたいやし、仕方ないね。にこっちたちのホテルは教会もあったね」

穂乃果「ふむふむ。お母さんたちの時代からの縁だし、ここで挙げたほうがいいのかな……」

希「支配人さん言ってたよ、式は2人で挙げたい場所で挙げたほうがいいって」

希「一生に一度だけやからね」

穂乃果「……そうだね。それじゃあ次のところ行こうか」

希「うん、そうしよっ」


103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/28(水) 15:58:45.56


~式場その2・にこえりが式を挙げたホテル~


穂乃果「んー! やっぱり綺麗だね、ここ! 大きいし」

希「そうやね。ここに来ると、あの日を思い出しちゃうなぁ」

穂乃果「あれはいい式だったよね……」

希「うん……ウチ、感動して泣いちゃったもん」


穂乃果(その夜、お酒に酔って不満ぶちまけてさらに泣いてたけどね……)


希「どうかしたん? ほら、見に行こうよ」

穂乃果「あ、うんっ!」





104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/28(水) 16:07:11.81


・・・

穂乃果「招待された側で見るのと、自分たちが使うのかもって視点で見るとやっぱり違うねぇ」

希「そうやね……さすがあの二人の選んだ式場やね。とっても綺麗やし、豪華やし……お金もすごい」

穂乃果「……予算、どれだけあったっけ」

希「えっと……250万円くらい」

穂乃果「……余裕で足りないと」

希「そうやね……」

穂乃果「……」

希「……み、見るだけならタダやし! もうちょっとゆっくり見させてもらお?」

穂乃果「うん……そうだねっ!」


・・・


希「教会も大きい……確かに自分たちが使おうと考えて見ると、全然違って見えてくるね」

穂乃果「いいなぁ……もっとお金があったら使わせてもらえたのにね……」

希「うん……でもほら、お金はなくても素敵な式にはできるよ!」

穂乃果「そうだね……私がいて、希ちゃんがいて……お父さんとお母さんに雪穂」

希「それから海未ちゃんやことりちゃん、μ'sのみんながいれば」

穂乃果「それだけで最高の結婚式だね!」

希「ふふ、そうやね!」


105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/28(水) 16:30:55.33


~式場その3・神田明神~

穂乃果「……恐れ多いと思うの」

希「でも、ウチたちがお世話になったところやし」

穂乃果「そうだね……たくさんたくさん使わせてもらったよね」

希「屋上の使えない日はここで練習させてもらったし……ウチはバイトもさせてもらったし」

穂乃果「……ここ、いいかもしれないね」

希「で、でもお金は……」

穂乃果「ふふ、何人呼ぶつもり? 家族と友達だけなら足りると思うんだ!」

希「そうかな……でも、ここで挙げられたら良いかもね……」

穂乃果「……希ちゃん、ドレス着たいでしょ」

希「ぅえっ……そ、それは……///」

穂乃果「ふふ、わかってるよ」

希「で、でもここで出来たらいいなって思うのはほんまやから!」

穂乃果「それもわかってる。だからゆっくり考えよ?」

希「ぅん……」

穂乃果「とりあえずパンフレットはもらったし、家に帰って相談だ!」

希「……」

穂乃果「もう、なに悩んでるの?」

希「ここもいいなって思うんやけど、ドレス着たいし……」

穂乃果「だから話し合おうよ。ね?」

希「うん……」


106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/28(水) 19:31:25.64


~穂乃果の部屋~


穂乃果「ドレス着るならことりちゃんに仕立ててもらいたいよね~」

希「うん……」

穂乃果「フリフリの可愛いやつ! にこちゃんと絵里ちゃんが着てたみたいに、二人お揃いって感じで!」

希「そうだね……」

穂乃果「……希ちゃん、しっかりしなよ。まだ神田明神のこと、気にしてるの?」

希「うん……やっぱりお世話になったからと思って……」

穂乃果「さっき言ってたでしょ? 二人で挙げたいところで結婚式するって。一生に一度なんだから、ね?」

希「それは、そうだけどさ……」

穂乃果「希ちゃん、悩むなら楽しく悩もう? そんな風に暗くなってちゃダメだよ!」

穂乃果「結婚式だよ? 二人の晴れ舞台だよ? いーっぱい楽しみがあるんだから、悩むことも楽しんじゃおうよ!」

希「穂乃果ちゃん……」ギュッ

穂乃果「ふふ、昔からのクセだね。悩むとすぐ暗くなっちゃうの」ナデナデ

希「最近はそうならないように気をつけてたけど、本当に大切なことで悩むとそうかも……」

穂乃果「バカな希ちゃんだよ、まったく! くらいのくらいの飛んでけー!」

希「ぷっ……あはは、なにそれ」

穂乃果「おまじない! ほら、笑った」

希「そりゃ笑うよ……ふふふっ」

穂乃果「うんうん、希ちゃんは笑ってる方が可愛いよ」

希「ほ、穂乃果ちゃん……///」

穂乃果「うふふ、ほら、パンフレット見ようよ! いろんなサービスあるんだよ~」

希「これすごいよ! シャンパンタワーって本当にあるんだ~」

穂乃果「すごいな~!」

アトコレトカ!

ワー!

マヨウヨネー

ショウニンズウナラ、ドレモツカワセテモラエソウカナ?

ア、デンワシテミヨッカ!

ウン!


107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/28(水) 19:38:58.07


~数日後・空港~

穂乃果「あ、ことりちゃーん! こっちこっち~」

ことり「穂乃果ちゃん、久しぶり~」

穂乃果「忙しいのにごめんね、帰国させちゃって……」

ことり「大丈夫だよっ♪ 二人のご依頼、しっかり承りましたから❤」

穂乃果「えへへ……」

ことり「ん……ねえ、海未ちゃんは?」

穂乃果「昨日電話で誘ったんだけどね……」



海未『えっ……こ、ことりが帰国!?』

海未『は、はあ……えっ、私もお迎えに……?』

海未『そ、そんな……あの、その……む、無理ですっ!』



穂乃果「……って」

ことり「そんなぁ……」

穂乃果「あれから連絡とってないの?」

ことり「週に一度はSkypeでお話ししてるけど……やっぱりちゃんと会いたかったな……」

穂乃果「ごめんね……」

ことり「ううん、穂乃果ちゃんは悪くないよ! 悪いのはへたれな海未ちゃんですからっ」

穂乃果「あ、あはは……それじゃあ行こう? 希ちゃんも待ってるから」

ことり「うんっ!」


108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/28(水) 19:39:23.62


キリが悪いけど今日はこれでおしまい
ありがとうございました


109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/28(水) 19:53:41.23


乙です!



110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/28(水) 20:15:44.71





111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/01/28(水) 21:28:05.81


乙乙










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