真姫「ひまねー」 にこ「ゲームでもする?」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 19:43:49.67
凛「えっ?ゲームあるの?うん!するする!」
にこ「待ってて、今取ってくるわ。」
凛「にこちゃんスマブラ持ってるかな?久々にやりたいにゃ!」
花陽「わ、私は戦うのはあんまり…」
真姫「私、ゲームってしたことないのよね。楽しみだわ。」
にこ「お待たせ、ちょっと古いんだけどいいかしら?」
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> ト ラ ン プ <
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5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 19:51:34.95
凛「えっ…」
花陽「あ、あれ…?」
にこ「なんにする?ババ抜き?七並べ?もう高校生なんだからポーカーにする?」
真姫「そうね、私は神経衰弱が得意だわ…ってチガウわよ!」
にこ「えっ?何怒ってるのよ?」
真姫「そうじゃないでしょ?普通トランプのことゲームって言わないでしょ!ゲームっていったらあれでしょ!」
凛「そうにゃそうにゃ!CMとかでやってるアレ!」
にこ「…ああ…あっちね。あれ、片付けがめんどくさいんだけど…まあいいわ。待ってて。出してくるから」
凛「頼むにゃホント…」
にこ「はいはい、いくつかパーツが無いんだけどいいわよね?」
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> 猿 も 木 か ら 落 ち る <
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9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 19:56:38.76
真姫「ヴエェ!?何これ!」
凛「こんなんCMやってないにゃ!」
にこ「失礼ね!にこが子供の頃はまだやってたわよ!さーるもきからおちるおちるー♪って!」
花陽「…お、おちたぁ~♪」
凛「…まあ、この際やってみるにゃ。」
真姫「そうね、よく見ると案外可愛いわ。」
にこ「でしょ?よくこころ達とやるんだけど…片付けとかないと倒れた時に猿がいなくなるのよね。」
凛「…はい、かよちん」
花陽「うぅ…こわいよぉ……ふう、よかった…」
にこ「ふん!あんた達素人ね。…よっと。」
真姫「な、なんでそこに引っ掛けるの!?」
にこ「ほらほら~、早くしないと時間切れだよ?」
真姫「わ、わかってるわよ!……あっ!」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 20:04:59.99
ガシャーン
凛「わーい!また真姫ちゃんの負けだにゃ~!」
真姫「うぅ…」
にこ「これで30連敗ね!真姫ちゃん弱すぎぃ~。」
真姫「…あー!もうやめやめ!こんなのぜんっぜん面白く無いわよ!子供だまし!つまんない!」
花陽「ま、真姫ちゃん…落ち着いて、ね?」
真姫「私は落ち着いてるわよ!こんな子どもっぽいの私には似合わないわよ!もっと頭を使う大人のゲームがいいわ!」
にこ「大人って…真姫ちゃんにこより年下じゃない…」
真姫「いいから!」
にこ「はいはい、頭をつかうやつね…じゃあ、とっておきのアレを出すわ…」
にこ「はい、お待たせ。ママが実家から持ってきたやつだからちょっと古いけどね。」
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> チ ク タ ク バ ン バ ン <
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11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 20:08:21.40
真姫「イミワカンナイ!私の事バカにしてんの?」
にこ「な、なによ…これ、結構難しいのよ。」
凛「――かよちん!そっちそっち!」 チン!チン!
花陽「あ、アワワ…タスケテー!」 チン!チン!
真姫「…」
凛「もう!遅いよかよちん!」 チン!チン!
花陽「ピャアアア!」
真姫「…ああ、もう!こっちよこっち!」
凛「おっ!さすが真姫ちゃんだにゃ!」
花陽「つ、次は!?」
キャ;ツキャ;ツ
にこ「…楽しそうじゃないの。」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 20:23:29.30
真姫「ふう…ちょっと、疲れたわね。このくらいにしましょ。」
凛「頭を使ったからお腹が減ったにゃ!にこちゃん!甘いものが食べたいにゃ!」
にこ「どんだけ図々しいのよ…待ってなさい。」
花陽「ご、ごめんね、にこちゃん…」
にこ「はいお待たせ。飲み物は麦茶しかなかったんだけどいいかしら?」
真姫「あら、なんだかお洒落ね、この白いお菓子。ヨックモック?」
凛(あっ、これかよちんちでよく出るやつだ…)
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>ホ ワ イ ト ロ リ ー タ <
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> ル マ ン ド <
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> 麦 ふぁ ~ <
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23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 20:33:27.21
にこ「ヨックンモックン?何よそのコントみたいなの。」
真姫「あら?違うの?まあいいわ。いただきます。」
真姫「…」 モソ…モソ…
凛「…」 モソ…モソ…
花陽「…」 モソ…モソ…
真姫「…結構モソモソしてるのね…」
凛「喉が乾くにゃー。」
花陽「麦ふぁ~ってお得だよね。」 ザクザク
にこ「何よ、不満だっていうの?」
真姫「い、いやそういうわけじゃないけど…」
にこ「わかったわよ。頂きもののマカロンがあるからそれを持ってきてあげる。」
凛「マカロン!すごいにゃ!」
にこ「別に…よくもらうわよ。…ちょっと待ってて。」
にこ「はい、これ。」
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> ま こ ろ ん <
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24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 20:37:20.00
花陽「すごいよ凛ちゃん!あんなにいっぱい入ってるよ!」
凛「マカロンって結構高いのに…すごいにゃ!」
真姫「ことりに教えてあげたらきっと喜ぶわね。」
にこ「やだ、もう…そんなに褒めないでよ。はい、召し上がれ。」ザーッ
凛「いっただっきまーす!」
真姫「…」 ザクッザクッ
花陽「…」 ザク…ザク…
凛「…うん…うん…?なんか…マカロンって…こんなんだったっけ…?」 ザクザク
真姫「ちょっと香ばしいわね…」 ザクザク
花陽「コーヒーよりもほうじ茶があう味だね…」 ザクザク
にこ「入れてきてあげましょうか?」 ザクザク
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 20:42:44.73
凛(…なんか、かよちんのお祖母ちゃんが買ってくるお菓子みたいなのばっかり…)
凛(おいしいけど…もっと、なんかこう…女子高生っぽいのがよかったなあ…)
凛「…あっ!チョコパイ見っけ!」
にこ「あ、それ一個しかなかったの。早い者勝ちで食べてもいいわよ。」
凛「わーい!もらったにゃ!」
凛「ハムッ!モグモグモグ」
凛「…」
凛「…・…」
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> エ ン ゼ ル パ イ <
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32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 20:47:56.27
花陽「凛ちゃん?」
凛「…あ、うん…いや、まあ…凛はこういうのも好きだから…」
真姫「このルマンド?っていうの、結構美味しいわね。どこのメーカー?」
にこ「ブルボンかしらね。」
真姫「へえ、フランスのお菓子なのね。今度ママに買ってきてもらいましょ。」
凛「…」 モゴモゴ
にこ「ちょっと凛!こぼしてるわよ!」
凛「あっ、ご、ごめんなさい…」
にこ「…ったく。ちょっと待ってなさい。掃除機でとっちゃうから。」
にこ「はい、ちょっとどいて。」 ブイーン
にこ「…ん?吸い込みが悪いわね…ああ、これね。」 パカ
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> 紙 パ ッ ク 式 <
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33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 20:50:09.20
真姫(にこちゃんって本当に偉いわよね…家事とかちゃんとやってて…)
真姫(あれ?この壁、ゴミがいっぱいついてるわね…とってあげましょ。)
カリカリ
真姫「…なかなか取れないわね…」
ガリガリ
にこ「…?」
にこ「あーっ!ちょっと真姫ちゃん!何してるの!にこの家壊さないでよ!」
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> キ ラ キ ラ の 土 壁 <
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39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 20:56:35.72
真姫「ご、ごめんなさい。」
にこ「もう!そこも掃除するからどいて!」 ブイーン
真姫「あ、え、あっ!きゃっ!」
ドテッ カチッ
花陽「大丈夫?真姫ちゃん。」
真姫「…もう!さっきから気になってたけどなんで部屋の真ん中にぬいぐるみがぶら下げてあるのよ!」
凛「これUFOキャッチャーで取ったやつだにゃ。」
にこ「ちょっと!電気消さないでよ!」
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> 電 灯 の 長 い ひ も <
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44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 21:02:32.70
カチ
にこ「ああ、もう本当に…あんた達って手がかかるわね…」
花陽「ごめんね?にこちゃん。」
にこ「別に、謝るようなことじゃないわよ。…ちょっと気分を変えて映画でも見ましょうか。」
凛「え?何か借りてくるの?」
にこ「違うわよ。にこの家にあるやつ。まあ、こころ達が見るようなのしかないけどね。」
真姫「へえ、いいじゃない。私、ジブリとか好きよ。」
にこ「ジブリならあるわよ…えっと…」
にこ「はいお待たせ!トトロでよかった?」
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> V H S <
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> 手 書 き の ラ ベ ル <
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にこ「あっ、巻き戻されてない…まったく、見たら巻き戻しなさい、って言ってるのに…」
_人人人人人人人人人人人人_
> キュルルルルルルル <
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にこ「ちょっと待っててニコ!」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 21:08:32.26
ウイーーーーン……
ガチャコガチャコガチャガチャ!!
にこ「あっ、終わったみたい!じゃあ、始まるわよ!」
花陽「わーい!」
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 金 曜 ロ ー ド シ ョ ー <
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にこ「とりあえずCMカットね…よっ、と…」
キュルルルル…
―――
――――――
『みちこさぁ~ん。いいじゃないかよぉ~!』
『もぉ!ハマちゃん!自分が何したかわかってるの?スーさんに謝るまで合体はなし!』
合 体 失 敗
――――――
―――
凛「え…え…?」
花陽「ピャ、ピャアア…///」
真姫「イミワカンナイ!」
_人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 釣 り バ カ 日 誌 <
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51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 21:16:16.44
にこ「あっ!またママが間違えて録画してる!まったくもう!」
凛「ねえ、かよちん、今のどういう意味?」
花陽「あ…えっと、ね…それは…///」
~~~♪
真姫「…ぷ、ふふっ。」
凛「アハハハ!おっかしいにゃー!」
花陽「ふふ…ふふふっ…」
にこ「ぷ…相変わらずおっさん臭いわね…ふふっふふ…」
~~~♪
真姫「…グスッ。」
凛「…素敵だにゃ…」
花陽「…うん…!うん…!よかったよぉ…!」
にこ「何よ…グスッ…こんなの…お約束じゃないのよ…」グスグス
凛「面白かったー!」
にこ「今度続編も借りてきましょ!」
花陽「みんなにも見せてあげたいです!」
真姫「EDの曲、いいわね。次はあんな感じもいいんじゃないかしら。」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 21:27:17.33
花陽「…あっ、そうだ!にこちゃん、うちの子のことなんだけど…」
にこ「え?ああ、大丈夫よ。しばらく面倒見ればいいのよね。」
凛「えっ?」
真姫「ちょ、ちょっと!何言ってるのよ!」
花陽「へ?何って…来週から花陽の家、みんなで家族旅行だから…」
真姫「育児放棄!?…じゃなくて!その前に色々あるわよ!」
凛「かよちん!どうして凛に相談してくれなかったの!?」
花陽「え?え?」
にこ「何大騒ぎしてんのよあんたら…ちょっと味見させてもらってもいいかしら?」
花陽「もちろん!うちの子もきっと喜ぶよ~!」
真姫「そ、そんな…にこちゃんが…にこちゃんが…」
凛「かよちん……」
花陽「…はい、じゃあこれ。よろしくお願いします!」
_人人人人人人人人人人人_
> ぬ か み そ <
 ̄Y^人人人人人人人人人^Y ̄
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 21:31:35.14
真姫「紛らわしいのよ!」 バン!
花陽「ピャア!」
にこ「何怒ってんのよ…」
真姫「はあ…なんか疲れちゃった。そろそろ帰るわ。」
凛「あ、もうこんな時間!」
花陽「あ、ついつい長居しちゃったね。」
にこ「別に構わないわよ…夕飯も食べていけばいいのに。」
真姫「悪いけど、また今度ね。」
凛「凛も!またね!」
花陽「じゃあ、よろしくね。にこちゃん。」
にこ「はいはい。じゃあそこまで送るわよ。」
ガラッ
_人人人人人人人人人人_
> ふ す ま <
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57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 21:35:32.95
真姫「平気よ、寒いから。玄関まででいいわよ。」
にこ「そう?まあ、こころ達もそろそろ帰ってくるからね。そうさせてもらうわ。」
凛「おじゃましました!」
花陽「にこちゃん、今度またチクタクバンバンやろうね!」
凛「うんうん!部室でみんなでやりたいにゃ!」
真姫「わ、私は別に…」 クルクル
にこ「はいはい、今度持ってくわよ。それじゃね。」
真姫「バイバイ」
凛「じゃあね!」
花陽「おじゃましました~」
にこ「あ!みかん持って来なさい!みかん!」
_人人人人人人人人人人人_
> お み や げ <
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59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 21:36:16.11
_人人人人人人人人人人人_
> お し ま い <
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にこにーは物持ちよさそうだよね。
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 21:37:05.29
乙!
まさに俺の家だわ
まさに俺の家だわ
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 21:38:37.08
乙!すげー癒された
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/12/30(火) 22:04:53.99
乙
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