アフリカ・ジンバブエの国立公園で人気者のライオンが、殺害される悲しき
事件が起きています。
画像:【殺害されたライオン・セシル】
http://www.scmp.com/news/world/article/1844192/roars-outrage-hunter-lures-beloved-lion-cecil-out-park-bait-kills-him
29日に報じられたもの。
アフリカ・ジンバブエの「ワンゲ国立公園」で、観客に親しまれていた野生のオスライオン「セシル」(13才)。
画像:【観客とライオン・セシル】
http://www.bbc.com/news/world-africa-33674087
イギリス・オックスフォード大学の研究班により、GPSの首輪と付けられ、生態調査も行われていました。
しかし、今月初旬、セシルが何者かに殺害される事件が発生。
野生生物保護当局による捜査の結果、殺害に関与した2人が逮捕しましたが、主犯とされるミネソタ州
に住むアメリカ人のプロハンター、ウォルター・ジェームズ・パーマー容疑者が行方知れず。
調べによると、パーマー容疑者は1日に同公園を訪れ、餌でセシルを誘い出した後、弓矢や銃を使って
射殺し、皮をはいだ後、首にGPSの首輪が付いていることに気づき、発覚を恐れて、頭部を切断した疑
いが持たれています。
画像:【パーマー容疑者(※横たわるライオンは別のライオン)】
http://www.scmp.com/news/world/article/1844617/american-dentist-accused-paying-us50000-kill-famous-lion-cecil-zimbabwe
現在もセシルの頭部は見つかっていません。
28日、パーマー容疑者は所在が不明ながら、声明を発表。
「私は法に従い、適切な手順で狩猟した。
手続きは現地のガイドに任せていた。
狩りが終わるまで人気者のライオンであることも研究対象になっていることも知らなかった」
「捜査には要請があれば、協力するつもりだ」
と釈明しました。
当局は
「とても悲しい事件だが、セシルの次の地位にいるオスライオンのジェリコは メスに自分の血統を継がせるため、セシルの子供ライオンたちを皆ごろしにしてしまう可能性が高い。
これがライオンの習性です」
と話しています。
先進国同士ならば、国民感情や外交にも影響が出そうな事件ですが、アフリカとアメリカではなかなか
難しいですね・・