こんにちは。この世のありとあらゆるアルバイトを熟知するバイト博士です。

 

 

みなさんは、そのバイトを経験した人しか知らない専門用語があることをご存知でしょうか。

例えばこの言葉、どんな業界の人がどんな時に使うか、わかりますか？

「シルバー」

「ゴンドラ」

 

このコーナーでは、バイト先では当たり前のように使われているけれど、一般人にはまったく意味がわからない「アルバイト専門用語」を紹介したいと思います。

※ちなみに、シルバーはレストランで使われるナイフやフォークを指す言葉。ゴンドラはスーパーなどの陳列棚のことです。

今回は誰もが毎日と言っていいほど利用する、コンビニエンスストアのアルバイト用語集！

 

アルバイト用語「ありあり店」

使い方：「あのコンビニは“ありあり店”だから売り上げが良い」

お酒とタバコを両方扱っている店舗のこと。お酒やタバコが好きな人は、なくなったら何時だろうと一番近くのコンビニに買いに行く（翌日まで我慢することはない）ので、かなり強い商品。

ただしお酒もタバコも販売には免許が必要なので、どちらも販売できない“なしなし店”も存在する。

 

 

アルバイト用語「ゴールデンライン」

使い方：「この商品は小学生向けだからゴールデンラインは低めだね」
商品を陳列している棚は3段組4段組など色々あるが、目線に近い段ほど手に取りやすいため売り上げがアップする傾向にあり、その段をゴールデンラインという。

大人の男性用商品なら高い段が、子供向け商品なら低い段が、それぞれゴールデンラインとなる。

 

 

 

アルバイト用語「高密度多店舗出店」

使い方：「この町、こんなに同じコンビニがあるということは、高密度多店舗出店だな」
一定の地域に集中して出店する展開方法。同じコンビニがそこにもここにも溢れ返っている状況を見ると、店長同士がライバル視して抗争が起きたりしないのかと要らぬ心配をしてしまうが、実は大きなメリットもある展開方法。

配送コストが削減できる、そのエリア内の認知度を上昇させられる（『コンビニといえば○○』というイメージ、商品やキャンペーンを知ってもらえる等）

 

 

アルバイト用語「カウンター商材」

使い方：「カウンター商材は全部記憶してね！」
レジカウンターの周辺や奥に置かれている商品（タバコやおでん、肉まんなど）のこと。
タバコの注文に関しては、正式な銘柄を覚えるのはもちろん、マルメンやセッターといった略称を、砂を口に入れているかのような声で注文するお客さんも多いため、ヒアリング力が試される。

 

 

アルバイト用語「マグネット商品」

使い方：「マグネット商品はこう配置して！」
お客さんを引きつける主戦力とも言える商品のこと。コンビニでは雑誌、ドリンク、おにぎりなどがこれに当たる。

通常、お客さんは壁伝いに移動することが多いため、壁際に陳列される。入ってすぐの壁際で雑誌を見て、奥の冷蔵庫でジュースを買い、そのまま壁伝いに店を一周するように移動してレジ横でおにぎりを買うといった感じで、マグネット商品の力でお客さんの動きをコントロールできる。

 

 

アルバイト用語「サッカー」

使い方：「サッカーは商品によって分けてね！」
商品の袋詰めのこと。
温かいものと冷たいものは分ける、水滴がつく商品は紙の商品とくっつけないなどが基本となる。また、箸やスプーン、ストローなどを忘れないよう注意が必要。

ちなみに、すでに袋を取り出してから「袋は要りません」と言われても、くしゃくしゃの袋がレジ裏で邪魔になるだけなのだが、笑顔で「ありがとうございまーす！」と言うのは忘れないように。

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか。

一般人が決して知ることはないアルバイト専門用語の世界。この世のすべての専門用語を網羅するために、あなたが知っているアルバイト専門用語があれば、私にお教えください。

 

ライター：ギャラクシー

株式会社バーグハンバーグバーグ所属。よく歩く。走るし、電車に乗ることもある。Twitter：@niconicogalaxy