提督「夕立にわざと冷たい態度をとりたい」
提督「太陽のような笑顔で飛びついてくる夕立」
提督「まるで尻尾をブンブン振っている犬のようだ」
提督「俺のためなら、どんな困難も乗り越え」
提督「そして精一杯頑張る可愛い夕立」
提督「夕立・・・うん、とても可愛い」
提督「駆逐艦とは思えぬ破壊力を持ち」
提督「戦場を地獄へと変える狂犬」
提督「しかし、普段の彼女は」
提督「とても人懐っこい性格で」
提督「お嬢様風の風貌と大きく実った胸部を武器に」
提督「俺の自由の女神像を刺激する」
提督「恐らく彼女に性知識などあまりないのだろう」
提督「そこがまた良いのだ」
提督「それはしてみてからしかわからない」
提督「実に興味深い」
提督「そうは思わないかね?」
壁『』
提督「・・・そうだろう、そうだろう!」
提督「あっはっはっは! それでは実際にやってみるとしようか!」
島風「また提督が壁に向かって独り言言ってるよ・・・」
天津風「あなた・・・」
提督「・・・・・・」
夕立「ぽーい!」
夕立「えへへぇ~・・・提督さんのニオイがするっぽい!」
提督「・・・・・・」
夕立「・・・提督さん?」
提督「・・・・・・」
提督「夕立」
提督「今忙しいんだ」
提督「早急に俺から離れ、自室にでも戻っていなさい」
夕立「提督さん・・・?」
提督「早く退け」
夕立「ど、どうしたっぽい?」
夕立「夕立、何か悪いことしたっぽい・・・?」
提督「・・・・・・」
提督「・・・大体な」
提督「俺とお前は上官と部下の関係だ」
提督「それをしっかりとわかっているのか?」
提督「こんなにベタベタしおって・・・」
夕立「ぽ・・・ぽい・・・」
提督「タメ語なんか使いおって、年上を敬うという気持ちがお前にはないのか?」
夕立「て、提督さん・・・!」
提督「お前は軍隊にいるんだぞ、そしてお前は軍人だ」
提督「意識が足りないのではないか?」
夕立「きゅ、急にどうしたっぽい?」
夕立「ゆ、夕立そんなつもりじゃ・・・!」オロオロ
提督「」バンッ!!
夕立「ひっ!?」ビク
提督「貴様は俺の話を聞いているのか!!」
提督「上官に抱き着くなど、前代未聞だ!」
提督「風紀を乱す要因にもなるんだぞ!」
提督「さっさと出て行け! 頭を冷やしてこい!!」
夕立「・・・・・・」
夕立「・・・ゴメン・・・なさい・・・」ポロポロ
夕立「」シュン
夕立「」トボトボ
扉『』パタン
提督「・・・・・・」
提督「あの可愛くて仕方がない夕立が」
提督「悲しみに暮れた表情をして」
提督「寂しそうに執務室を後にした」
提督「・・・・・・」
提督「」プルプル
提督「ぐおぉぉ・・・!」
提督「なぁ! お前も見ただろう!?」
提督「あの絶望した夕立の綺麗なお顔を!?」
壁『』
提督「ぐはははははは!! そうだろうそうだろう!?」
提督「なんてゾクゾクするんだ!」
提督「こんなこと、秘書艦がいないときにしかできないけどな!」
提督「予め金剛に下剤を飲ませておいて正解だったな!」
提督「いつも夕立が来る時間帯を把握し」
提督「調整して上手く金剛をトイレに誘導できたぜ!」
提督「あーっはっはっはっはぁ!!」カタカタ
提督「そんな夕立が突然俺に怒鳴られて」
提督「あんな悲しそうな顔をするなんて・・・!」
提督「罪悪感と快楽が混沌しておかしくなってしまいそうだ!」
提督「気持ち良いぃぃぃぃっ!!」ビクンビクン
提督「はぁ・・・はぁ・・・」
提督「・・・・・・」
提督「・・・よし、このままもう少し続けてみよう」
提督「さて、どうなるか・・・」
『白露型駆逐部屋』
夕立「・・・・・・」
夕立「(今日の提督さん・・・すごく怖かったっぽい・・・)」
夕立「(夕立、提督さんを怒らせるくらい)」
夕立「(今まで迷惑ばかりかけていたっぽいね・・・)」
夕立「(提督さん・・・夕立のこと、本当は嫌いだったのね・・・)」
夕立「(・・・・・・)」
夕立「(提督さん・・・)」グス
夕立「(修復ができるかどうかはわからないけど)」
夕立「(もっと・・・もっと夕立が頑張れば)」
夕立「(提督さんもきっと認めてくれるっぽい)」
夕立「(そしてまた、楽しく過ごせるときが来るっぽい・・・)」
夕立「(待っていてね、提督さん)」
夕立「(夕立、もっともっと提督さんに気に入られるように)」
夕立「(精一杯頑張るね・・・?)」ポロポロ
『翌日』
提督「うーむ・・・なんて気持ちの良い朝なのだろうか」
提督「さて、今日はどう夕立に接していこうか・・・」
夕立「提督」
提督「!?」ビク
夕立「おはようございます」
夕立「今日も1日、身を粉にする思いで戦いまする故」
夕立「なにとぞ、提督の優秀な指揮で私達を真の勝利へと導いて下さい」
夕立「どうせ生きては還らぬつもりです」
夕立「存分に、ボロ雑巾の如く私めを使って下さい」
提督「ゆ、夕立・・・?」
提督「(ぽいも言わなくなって、敬語なんか使って・・・)」
提督「(な、なんか怖いぞ・・・?)」
提督「(・・・くっ! 惑わされるな!)」
提督「(言え! 何か言うのだ自分!)」
提督「・・・コラ貴様ぁぁぁぁっ!!」
提督「唐突に上官の背後から声をかける者がおるか!!」
提督「次そのような行動を取ったら、反省房にブチ込むぞ!」
夕立「あ・・・あぁ・・・!」ガクガク
夕立「こ、これは失礼いたしました!」
夕立「私の軽率な行動によって、提督の心理を乱すようなことをして!」
夕立「誠に申し訳ございません!」
夕立「以降、このような愚行をせぬよう、気をつけます!」
提督「えぇい! お前と話している時間ももったいない!」
提督「俺は朝食を食べに行ってくる!」
提督「お前もしっかりと飯は食べて、出撃の準備をしろ!」
夕立「はい!」ビシ
『食堂』
提督「」モグモグ
提督「(少し・・・やり過ぎたか?)」
提督「(いや、そんなことはないさ)」
提督「な?」
フォーク『』
提督「・・・やっぱりお前はそう言うと思ったよ!」
提督「あぁ・・・楽しいな・・・楽しいな・・・!」
島風「天津風ちゃん、そう言えば提督ってさ」
島風「なんか独特の甘いニオイがするよね」
天津風「あの草のニオイなのかしら?」
島風「なんか乾燥させて紙で巻いて」
島風「火をつけて、美味しそうに煙を吸っているよね」
天津風「あんなニオイのするオクギ、見たことないわ」
天津風「変ねぇ・・・」
夕立「(どうして夕立は提督さんに迷惑しかかけられないっぽい・・・)」
夕立「(どうして・・・どうして夕立はこんな性格っぽい・・・)」
夕立「(夕立は提督さんと仲良くなりたくて・・・)」
夕立「(認めてもらいたくて・・・)」
夕立「(あぁ・・・こんな自分がすごく嫌いっぽい・・・)」
夕立「(あんなに楽しかった日常が・・・どうしてこんな・・・)」
夕立「(お願い、提督さん・・・夕立を・・・)」
夕立「(嫌いにならないで・・・)」
『出撃後、執務室にて報告』
提督「・・・ふむ」
提督「わかった、ご苦労だった」
提督「下がって良し」
提督「入渠後、自室にて休め」
提督「後は自由にして良い」
夕立「・・・はい」
夕立「」トボトボ
扉『』パタン
提督「・・・・・・」
提督「どうしたものか」
提督「あ、俺の所為か」
提督「これはまた失敬」
提督「ぬっほほほ!」
提督「」スッ
提督「」パラパラ
提督「」
コメント一覧
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- 2015年07月31日 23:21
- どうなんだ人として!
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- 2015年07月31日 23:24
- やっぱり夕立は怖い。
SSのイメージでうちの夕立30で放置しちゃってるよ(´・ω・`)
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- 2015年07月31日 23:32
-
・提督が狂っている
・夕立が可哀想
・オクギ(意味深)美味しい
・鎮守府内がヤバい
・どうしてこうなった
・夕立可愛い
・オチが最高
先に※欄を見る方へ愛の贈り物
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- 2015年07月31日 23:35
- 米2
はいはい、エアプ勢はぽいぽいしちゃおうねー
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- 2015年07月31日 23:35
- もうひとつ、人によっては不快な表現あり
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- 2015年07月31日 23:39
- よっぽど大量に常用しない限りハッパでこうはならんやろ
ケミカルなやつならまだしも
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- 2015年07月31日 23:39
- 大麻に極度の興奮作用はないとマジレス
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- 2015年07月31日 23:44
- いまいちでした
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- 2015年07月31日 23:46
- ぽいキチ定期
もうなんなん?この風潮…
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- 2015年07月31日 23:53
- 書いた奴は察するにNTRとかで大興奮する奴なんだろうけど… 解り合えないなぁw
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- 2015年07月31日 23:55
- 金剛のとばっちりぶりに笑う
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- 2015年07月31日 23:59
- ガタガタの車に乗ってるような不快感
中途半端な話だ
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