ソフトバンクワールド2015より。マイクロソフトは超大画面Surface「Surfce Hub」を日本初出展しました。55 / 84インチの大画面タッチディスプレイを搭載したWindows 10デバイスで、担当者によると先週日本に陸揚げしたばかり。実機レポートをお届けします。
Surface Hub国内初出展
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Microsoft Surface Hub hands-on
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Surface Hub は、84インチ4Kまたは55インチHDの100点タッチ液晶ディスプレイ、二人で書けるSurfaceペン、ステレオカメラやマイクなどを備えた会議室向けのオールインワン Windows 10 PC。
シースルー型ARゴーグルにWindows 10 PCを内蔵した HoloLens とともに、マイクロソフトがWindows 10と同時に発表した「なんじゃこりゃ!」デバイスのひとつです。
Surface Hubは、会議室に設置してミーティングなどでの使用を想定しています。
両側に固定されているSurfaceペンを外すと、自動的にホワイトボードが起動し、文字や図形を描けます。実際にペンで書いてみると、ペン先への画面の追従性が非常によく、ストレスなく文字や図形を書けます。なおペンの反対側は消しゴムになっており、ペンを反転させるだけで文字や図形を消せるなど、本物のホワイトボードのように直感的に扱えます。
ペンはこのように固定が可能。
Officeを標準搭載しているので、Excelシートを表示しながらミーティングをしたり、Excelをキャプチャしてホワイトボードに貼り付けることも可能。スカイプを使ったテレビ会議では、ミーティング中にある内容について詳しい人が社外にいる場合、スカイプを使ってその担当者を呼び出せます。
Surface Hubには2本のSurfaceペンのほか、トラックパッド付きキーボードが同梱します。
Surface HubはWindows 10を搭載するため、一般的なPCとしても使えそうですが、デスクトップ機能は非搭載。また個人用のMicroosftアカウントではログインできず、Office 365でいうところのリソースアカウントでログインするため、アプリごとにログイン操作する必要があるなど制約があります。
Surfaceシリーズの中ではずば抜けて巨大なSurface Hubですが、その実態は電子ホワイトボードに電子会議システムを組み合わせた会議用オールインワンPC。一家に一台というコンシューマ向け製品ではありません。
Surface Hubは日本での発売も決定しており、発売時期は後日アナウンスする予定。米国ではすでに予約受付を開始しています。
マイクロソフト、Surface Hubの出荷を延期。「受注多数につき増産のため」