P「SASUKE RISING!?」
社長「ああ。TBSさんから直々に、我が765プロ。そして876プロだけでSASUKEをやってほしいと来たのだよ。」
P「そうは言っても…行けるのは真と響くらいですよ!?」
社長「収録は、1ヶ月後と言っていたから、アイドル達に話しておいた方が良いのではないのかい?」
P「……わかりました!ぜひ、そのオファー受けましょう!」
「「さ…SASUKE!?」」
P「ああ!それにみんな出場してほしいんだ!」
千早「ちょ…ちょっと待ってください!一体、アイドルと何の関係が…」
P「言い忘れたけど、歌は絶対に歌えるぞ。」
千早「!!」
P「あと、ステージクリアしたらご褒美ももらえるぞ。」
「「!!」」
P「どうする?やるか?」
「「やります!!」」
P「…SASUKEをナメるなよな…?」
そうして、1ヶ月。アイドル達はひたすらトレーニングを積んだ。
中でも千早と春香は、目的は違えど前へ出たい気持ちが強く、真とのトレーニングにも参加していた。
大本命の真と響も、おごることなくトレーニングを続けた。
貴音も、ラーメンを禁じて、やよいと共にもやしで減量を始めた。
雪歩は、困惑しながらも独学の穴掘りで体を鍛えた。
伊織とあずさは、水瀬家のトレーニングルームで、日夜汗を流した。
あとの3人は……ノーコメントで。
律子によれば、876プロもそれなりの姿勢でトレーニングしているらしい。
そして、いよいよ収録日を迎えた。
P「さあみんな!今日は収録だ!」
「「はい!」」
美希「はふぅ…SASUKEなんて、テキトーでも出来るの。」
P「……(バカめ。)」
そうして、アイドル達と律子。そして社長と小鳥さんまで、マイクロバスで緑山まで送った。
春香「うわぁ…高い!」
響「自分、完璧だから完全制覇してみせるぞ!!」
真「テレビで見た光景と一緒だぁ…!!」
セットに感銘を受ける奴もいれば。
美希「zzzzz…」
真美「んっふっふ~」
亜美「完全制覇なんて余裕だもんねぇ!」
おそらく、地獄を見るであろう奴らもいた。
スタッフ「それでは、順番を決める抽選を行いますので、50音順にきてください!」
P「ええと……50音だから……春香か?」
涼「違いますよ!私ですよ!」
P「あ、お前も女扱いなのか。」
涼「ぎゃおおおおん!!!!」
順番
1・高槻やよい
2・日高愛
3・萩原雪歩
4・水瀬伊織
5・我那覇響
6・双海亜美
7・三浦あずさ
8・星井美希
9・秋月涼
10・水谷絵理
11・双海真美
12・天海春香
13・四条貴音
14・如月千早
15(ラスト)・菊地真
天も、真をラストと望んでいたのかと言わんばかりに、真はラストを引いた。
しかし、本当にヤラセじゃないとこは、流石SASUKEと言った所か。
古館「さあ、今回のSASUKEは特別版であります!あの4人目の完全制覇者が生まれた31回のエリアそのものを、15人のアイドルが挑んでいきます!
さあ、まずはゼッケン1の登場です!765プロの元気印!キラメキラリとともに登場!高槻やよいであります!!」
やよい「よろしくお願いします!!(ガルーン)」
古館「さあまずはローリングヒルであります!…おお!これは、上手い!」
やよいは軽いだけあって、こういうエリアは得意だ。
古館「さあ、次は下りでありますが……おお、落ち着いて超えていきました!」
春香「やよい、意外に冷静だね?」
伊織「長介が、ファンだから研究してたらしいわよ?」
古館「さあ、ロググリップでありますが、今回は中学生以下の選手には足がかけられる突起が付いています。」
ハンデとかも、しっかり考えてくれたんだな… 優しい。
古館「さあ、1段!2段!安定しております!」
オルゴールは、後半も同じ突起の量にしてくれた。
古館「さあオルゴール!全身が奏でる音楽の魔物をどう切り抜ける!?」
………お、上手いじゃん。
古館「……おお!さすが高槻家の長女!特技の窓拭きのように突起をしっかりと渡って行った!!」
古館「そしてジャンプハング!!…ここは、どうだぁ!!落ちてしまったー!!」
ネットが近づいていたが、掴む握力がやよいには無かった。
小鳥(インタビュアー)「やよいちゃん、どうだった?」
やよい「落ちちゃったけど…とっても楽しかったです!うっうー!!また機会があればやりたいです!!」
古館「さあ、高槻やよいが大健闘を見せてくれました。そして、ゼッケン2番!高槻やよいが765の元気印なら、私は876の元気印よ!と言わんばかり!HELLOとともに登場!日高愛であります!!」
愛「よろしくお願いします!!!!!!!!」
愛以外「(ビクッ)」
さあ、876はどれくらいのトレーニングをしたのだろうか…?
古館「さあ、ローリングヒル!登りはお手の物!さあ、下りは……!?あっと、どうした日高愛!?突如コース外へと落下!!」
絵理「……!?え、何で!?」
真「…あー、踏み外しちゃったかぁ…」
古館「さあ、リプレイが出ます!!下りで、落ち着いて高槻やよいと同じ方式で行ったのですが……ここで…あーっと、右足を踏み外してそのままコース外へ転落してしまいました!!」
小鳥「どうだった?」
愛「とっても悔しいですけど!!!!!絵理ちゃんと涼さんには、頑張ってほしいです!!!!!」
小鳥「そうね。(…マイクなくても大丈夫だったわね。)」
古館「さあ、年少の2人は残念ながら落ちてしまいましたが、この人ならどうでしょう!穴を掘る事と、お茶を特技とするアイドル!!Kosmos,Cosmosとともに登場したのは……萩原雪歩でございますが…?おっと、スタート台から降りてしまいました!どういったことでしょう!?」
P「お、おい雪歩!」
雪歩「やっぱり無理ですぅ!!棄権しますぅ!!!」
P「……本当にいいんだな……?」
雪歩「……はいぃ……ごめんなさいぃ……」
P「すいません。雪歩、足を痛めてたみたいで……棄権ということでお願いします。」
スタッフ「あ、そうですか……わかりました……」
古館「あっとここで、残念なお知らせです。萩原雪歩選手、足を痛めて棄権ということになってしまいました…!」
P・雪歩以外「!!!???」
春香「ど、どういう事!?」
貴音「それほどまでに、とれーにんぐと言うものをしていたのでしょうか…?」
真「雪歩………」
古館「さあ、アクシデントは起こりましたが、この選手は落ち着いた面持ちでスタート台に立っています。この曲は…DIAMONDであります!!今回、水瀬財閥はSASUKEに携わっておりませんが、このアイドルは出てくれました!水瀬伊織15歳です!!」
伊織「よろしくね!♪」
千早「猫被ったわね。」
春香・真・響・律子「だね。(呆れ)」
が、そんな4人の呆れをぶっ飛ばすように、伊織はオルゴールまで順調に越えていった。
古館「さあ、ジャンプハング!親友の高槻やよいはここで落ちてしまったが!?さあ…どうだー!!行った行った!!」
ネットに掴まったあとも、上手く足を使い足場まで到着。
古館「さあ、タックル!!ここも中学生以下は軽くなっています!まず、20kg!そして…30kg!最後に…40kg!!合計90kgであります!!相撲部屋の新弟子を押しているような気分でありましょう!」
…そんな気分を味わうことは無いと思いますけど。
古館「さあ、そりたつ壁!!時間は残り40秒!呼吸を整え…水瀬が登る!!1回目は失敗ですが……2回目で超えていったー!!」
お、行けるか?
古館「さあそして、ターザンロープですが……上手く着地!そして、ランバージャッククライムと代わって、最終エリアは5.4mの縄ばしごです!残り15秒!!これは行ったでしょう!!………さあ登り切って…ボタンを押したー!!!!残り4秒でした!!」
伊織「ふぅ…よかったわ…」
やよい「伊織ちゃん、流石です!!」
あずさ「あらあら~」
真「お、行った!!」
「「わーーー!!!」」
古館「ここの、そりたつ壁の失敗が精神的にダメージを受けると思っていましたが、2回目で上手く登っていきました。そして縄ばしごも、落ち着いて登っていきました。見事、1人目の1stステージクリアとなりました!!」
そして伊織は、スタート台の裏の椅子に、たった1人座ったのであった。
律子(ナレーター)「そして、今回の注目選手が登場。」
響「まあ、なんくるないさー!!」
響ならば、本当に何とかなると思う。……フラグにならないでくれ…?
古館「おっとこの曲は……「Brand New Day!」であります!沖縄から来た、765の2大ダンサーの1人が早くも登場です!!ペットの、イヌやハムスター、さらにはワニまで応援しています!今回は特別ですが、危害を加えればこちらで保護させます!そして、スタート台にいるのは、我那覇響です!!」
響「うがー!!ペットは自分の家族だぞー!!」
P「つべこべ言わないで、準備しろ!」
響「うぅ……」
まあ、当然ながら快調だった。しかし、タックルだけは誰にもわからない。
古館「さあ、タックル!!高校生以上は、1つ目50kg!そして60kg!!ラストに70kg!!!」
………やはり、苦戦を強いられる。
古館「あっと、少し水瀬よりも押すスピードが遅く見えます!」
しかし、時間をかけて押し切った。
古館「さあ、残り30秒!!……さあどうだ!!1発で登って行った!!」
タックルで足にきたと思ったが、さすが響。足の筋肉は凄まじい。
古館「さあ、ターザンロープも落ち着いて超えた!残り10秒!行けるか!?…お、早い!!間に合うか!?どうだ!?」
……………間に合った!!!
古館「行ったーー!!残り1.4秒!!ギリギリながらクリアした!!」
貴音「さすが響ですね…!」
真「さっすがー!!」
小鳥「1stSTAGEはどうでした?」
響「タックルがきつかったけど、その他は落ち着いて行けたぞ!!」
見事、2人目のクリア者となり、伊織の隣に座った。
古館「さあ、2人連続クリアといういい流れが出来上がっています。さあ、6人目の挑戦者!「黎明スターライン」とともに登場!双海姉妹の妹、双海亜美です!!」
亜美「んっふっふ~!」
結果なんて、見なくても分かる。
古館「あーっと!!早い!早すぎる落水!!」
「「ですよねー。」」
やっぱりな。ナメてかかるからそうなるんだ。(インタビューもカット。)
コメント一覧
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- 2015年08月01日 22:44
- ナメるなよなってどこの方言?
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- 2015年08月01日 23:02
- サスケの良さは現実で起こるから良い
必死で練習してそれでも……だから感動するんだよ
そうでなけりゃ1ヶ月程度の練習でなめててもミキをあっさりリタイヤして伊織や春香とか
真面目にやってる上最早桁が違う響があっさり倒れるとか面白くない
いや、ありえないだろとかおかしいだろとしか感じない
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- 2015年08月01日 23:07
- 誰がそり立つ壁だ千早イジメもいい加減にしろ●すぞ
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- 2015年08月01日 23:10
- 作者にはスポーツマンNO1決定戦をみて勉強して欲しい名作作れる力はありそう
あれは能力や展開に違和感を感じなくて番組の良さが伝わってくる良い作品だった
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- 2015年08月01日 23:30
- 女子じゃ無理
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- 2015年08月01日 23:32
- 千早や響、美希>>>>>>>春香>>>>>伊織