転載元:勇者「うおおおおおおおりゃあああああ!!!」ドッパァァァァン
側近「う、うぉぉぉぁーーーっ!!」グッチャア
シュゥゥゥウウウウ…………
武道家「やったか…?」
パラパラパラ……
バトルマスター「なっ!?まさか!」
戦士「いいや……まだだ!!!」
勇者「なにぃ!?」
側近「今のは効いたぞ…」
側近「次はこっちの番だ…」キュインキュインキュインキュインキュインキュイン…
バトルマスター「不味い!!でかいのが来るぞおおおおお!!!」
勇者「総員持てるだけの戦力を持って阻止しろおおおおお!!!!」
パーティーの皆「「「「了解!!」」」」
戦士「うおおおお!!!」ザ ゛シ゛ュ ゛
武道家「ジョイヤー!!」ド ゛コ ゛
バトルマスター「エ゛エ゛ エ゛ ゛エ ゛ イ゛! !」ズ゛ド゛ン゛
勇者「これでとどめだああああああ!!!」ズアッ!!
側近「なっ!?馬鹿な!!まだそんな戦力を隠して居たのか!!」
側近「ちくしょお・・・・ちくしょおおおおおお・・・・!!」グチャア
・ディーラー「納車だよ。保護シートとるからね」 アルト「えっ」
・【マジキチ注意】女「すいません…」モジモジ 膣内洗浄師俺「なんだ股患者か」
・男「よりによって最後の村に生まれてしまった」
・医者「こりゃアレだね、一日30回くらいはオーガズム感じちゃう奇病だね」 俺「うわーん…やったぜ!!」
・【胸糞注意】女「痴漢です!」 男「えっ」 私服警察「えっ」
勇者「はぁ…はぁ………ふぅー」
勇者「これはやっただろ」
シュゥゥゥウウウウ…………
武道家「はぁ………ふぅ………やったか…」
パラパラパラ…………
戦士「!? まさかまた再生するのか!?」
側近「今のはかなり…効いたぞ(なんで生き返ってるんだ……?)」
側近「今度と言う今度は許さないぞ……」キュインキュインキュインキュインキュインキュイン…
勇者「不味い…お前らまだ戦えるk」パッ
パーティーの皆「はぁ……はぁ……グっ……」
勇者「………………ッ」
勇者「撤退!!!!!てったあああああああいいいい!!!!!」
戦士「なっ!ここまで来て引き下がるのか!?」
武道家「俺はまだやれるぞ!」
バトルマスター「血だぁ…血が足りないィ…」ユラァ
勇者「今殺られる訳にはいかない!!!俺たちが殺られたら誰が魔王を殺すんだ!!馬鹿野郎共めが!!」
戦士「それでも…!」
勇者「でももクソも無いんだよ馬鹿野郎!!!死にたく泣けりゃさっさと動け野郎共!!!!」
戦士「くっ…」
──────────何故か魔界にある町
宿屋
勇者「今宵集まって貰ったのは他でも無い。今日の側近戦についてだ」
バトルマスター「確かに手応えはあった。確かに殺したハズだそれも二回」
戦士「だが現に奴は復活して二度も俺たちと交戦した」
勇者「不死のモンスターなのか?」
武道家「それは無いハズだ。不死種特有のなんとも言えない腐敗臭が無かった。皆も近接だからかなり近づいたが臭わなかっただろ?」
勇者「確かに…」
戦士「死んだ者を生き返らせる事はいくら魔王であっても一度しか出来んだろう。それに奴らには神の加護が無い」
武道家「じゃあ何故奴は二度も生きk」
バトルマスター「とりあえず明日からはしばらくレベル上げだ。レベルを上げれば大抵何とかなる。」
バトルマスター「それで良いよな?勇者。」
勇者「ああ。バトルマスターの言う通りだ。女は裏切るがこれまで積み重ねて来た筋肉。レベル。経験値はうらぎらない」
勇者「明日からはしばらく特訓期間とする。」
俺達は側近に事実上敗れて以来、これまで以上に一心不乱にモンスターを狩り続けた
来る日も、来る日も、来る日も来る日も来る日も来る日も。モンスターを狩り続けた
体が今にもぎちぎちと音をあげそうになるほど体を苛めに苛めた。
だが、確かに筋肉が体に付いてる実感が俺を、俺達に自信をくれた。
筋肉と金だけが唯一俺達を裏切らない。
筋肉だけが俺達を癒してくれる
────────────魔王城
勇者「お前達、ここまで良く俺について来てくれた。」
勇者「かつてのパーティーメンバーに裏切られ、国に見捨てられ、人から恐れられ」
勇者「それでもなお魔王の恐怖から世界を救う為に、良くここまで来てくれた。」
武道家「水臭いぞ勇者…俺達は仲間だろ?」
戦士「そうだぞ勇者、それに世界を救う為だ。」
バトルマスター「勇者…お前、消えるのか…?」
勇者「ありがとう…ありがとうみんな…よし…
勇者「突撃!!!!突撃ぃぃぃぃぃいいいいいいいい!!!!!!」
パーティーのみんな「ヲヲオオオオオヲオヲオオオヲヲヲオオオオ!!!!!!!」
筋肉を鍛え、レベルを上げた俺達にもはや敵など存在しなかった
雑魚モンスター「キシャアアアアア」シュバッ!
武道家「ヌゥゥン ゛! !」ゴシャァ
今なら側近すらも完封出来るだろう
筋肉を極め、レベルを上げた俺達に恐怖や不安なんて一つまみも無かった
雑魚モンスターB「キエエエエエエエ」シャッ
戦士「ズアア!!」ズシャ ッ ゛
雑魚モンスターC「ハラショオオオオオオ!!!我輩には祖国がある!!!!」
バトルマスター「ゼェアア゛ア゛!!」ブチブチブ チ ゛
なかなか面白い
しかしこいつら回復どうしてんの
──────所見の間
側近「よくもおめおめとまた顔を出せたな勇者御一行よ」
勇者「御託はいい。さっさと構えろ」
側近「城中めちゃくちゃに壊して置いてそれは無いんじゃないか? まぁいい…」
側近「相手をしてやる・・・・・・
さぁ………来い!!!!!!!」
・・・・・・・・・・
戦士「なんか…あっけなかったな」
武道家「ああ。正直拍子抜けだ」
勇者「それだけ俺達が成長したんだろう。筋肉とレベルを極めた俺達にこそ成せる所業だ」
バトルマスター「おいおい…特薬草の事も忘れてやるな」
勇者一行「HAHAHAHAHA!!」
勇者「しかし…本当に や っ た んだな」
シュゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウ
勇者「」ピクッ
武道家「どうした勇者」
勇者「いや、何でもない」
武道家「そうか?まあいい」
戦士「側近を や っ た 。つまり残すは魔王だけだ。」
パラパラパラパラパラパラ………………
勇者「まさか………そんな馬鹿な……………」
バトルマスター「勇者よ、何をそんなに動揺している。側近は殺したんだ、もう一息だ。そうだろ?」
勇者「い い や ま だ だ 」
──────────カッ!!!
ゴゴゴゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
側近「ッハ!……生きてる」
戦士「馬鹿な!?何故だ!!確かにこの手で葬ったハズだ!!」
側近「え、えっいやでも」
武道家「うあ、ううう、うわあああああああああああ!!!!!」ドッ ゴ ォ ン ゛
側近だった物「」
バトルマスター「こんどこそ や っ た か 」
シュゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウ
戦士「この魔力…まだ蘇生するのか!?」
勇者「 ま だ だ 」
勇者「まだ終わっちゃいない!!!総員戦闘配置につけええええええ!!!!復活し次第叩きのめせえええええええ!!!!!」
勇者一行「了解!!」
無限リンチとか酷い
それから俺達は何度も、何度も、何度も何度も側近をミンチにした
だが側近は殺された度に復活した
その度に俺達は側近をミンチにした
数えきれないほどミンチにした
食ったりもした
でも、それでもなお側近は復活した
いくら筋肉の鎧を纏い、レベルを極限まで上げた俺達でも人間の域を出てはいない
所詮は人間だ。疲れるし腹も減るしセックスもしたい。
戦士「勇者…特薬草が……底を尽きた…撤退するぞ…」
シュゥゥゥウウウウ
側近「………」ぐたり
勇者「でも…!でもまだ俺は戦える!!」
戦士「回りを見ろ!!!」
勇者「」パッ
武道家「ぐあっ筋肉がッ!筋肉がぁぁあああぁぁああ!!助けてくれえええ!!僧侶おお!賢者アああ!誰でも良いいい!!ホイミをかけてくれえええ!!」ジタバタ
バトルマスター「次はお前を血祭りにあげてやるううう!!」
雑魚モンスター達「ギャアアアアアアア」ブチブチブチブチブチブチ
戦士「もう戦える状況じゃない!!ここは退くぞ!!」
勇者「くっそぉぉぉおおお!!!」ゲシッ
側近「ぎゃああああああああああああああ」ぐちゃあ
勇者「許せバトルマスター!」ドスッ
バトルマスター「グッ」くたり
勇者「戦士!!お前は武道家を頼む!」
戦士「了解!!」
───────────────────
──────────
─────────────────何故か魔界にある町
宿屋
勇者「………」
戦士「………」
武道家「筋肉が……肉離れ………クソッ!」
バトルマスター「おいおいここは通夜会場か?パーっと行こうや」
勇者「…………側近を…いくら殺しても復活する…恐らく、これは上限回数など無いだろう」
戦士「それじゃ俺達は勝てないのか…?」
武道家「ここまで来てまさかこんなドでかい壁にぶち当たるとは…」
勇者「恐らく奴は何か呪い的な強大な…筋肉だけじゃどうしようも無いものがバックに控えてるんだろう」
戦士「魔王は一体どれほどの力を…」
武道家「考えていても始まらないだろう。一先ず今日は寝て明日今後の方針を定めよう」
勇者「そうだな…みんな寝る前の筋トレを怠らない様に…では、解散ッ」
バトルマスター「武道家は今日は筋トレを控えろよ」
翌日
勇者「おはよう諸君。昨日は良く眠れたか?」
バトルマスター「そりゃもう、ええ」
戦士「昨日あれだけ戦ったんだ、泥のように眠れたよ」
武道家「それより…これからどうする。側近は殺しても死なない、魔王は恐らく想像を絶する強さだろう。例え側近を無視して突き進んでも勝ち目は無いだろう」
勇者「・・・・・・賢者達に会いに行こう。何か側近を復活させない呪文とかそういうの、覚えてるかも知れない」
武道家「裏切り者の助けを借りると言うのか!?俺は御免だぞ!!」
勇者「これは俺達個人の問題ではない。これまでは筋肉だけで対処出来ていたが今はどうだ?」
武道家「・・・」
勇者「プライドで世界は救えないんだ武道家。分かってくれ」
戦士「勇者の言う通りだ、会ってみる価値はあるだろう」
武道家「チッ…分かったよ」
バトルマスター「それでこそだ」
勇者「確か…賢者達は王都の特殊作戦魔法部隊に就職したと聞いている」
戦士「出世したんだな。」
武道家「王都勤めか…さぞいい生活をしているんだろうな」
勇者「王都へは俺が唯一覚えている呪文、ルーラで移動する。」
バトルマスター「え?いつも通り足に重りを着けてマラソンがてら筋トレするんじゃないのか?」
勇者「早い方がいいだろう、こうしてる間も魔王軍は進行を進めているんだ」
武道家「今日出発するのか?」
勇者「もちろんだ支度を済ませておけ、10分後には魔界を出る」
──────────────────────
──────────────
────────
勇者「よし、忘れ物は無いか諸君」
戦士「遠足じゃないんだぞ勇者」
勇者「ン゛ン゛ン ゛」
勇者「よし、出発するぞ!」
勇者一行「おう!!」
勇者「飛べよおおおおおおおおお!!!!!」ピロピロピロピロン
勇者一行「」ドヒューン…ドヒューン…
王都、宮殿内
賢者「ええ、その件は…ええ、はい、はい……ですから…」
時を同じくして宮殿上空
勇者「目標捕捉!!!!!」
勇者「着陸よおおおおおおおおおいい!!!!!!」ブォォォォオッ
勇者一行「了解!!これより着陸体勢に移行する!!!」ブオオオオオオオオ
勇者「くれぐれも膝を壊すなよお前ら!!!」
宮殿内
賢者「はい、ええ、だから…はい、そうです。」
勇者「」ドゴオオオオオオオオオオンン!!!!
賢者「」ビックゥ
僧侶「賢者さん、そろそろお昼休憩でs」
武道家「」ドガアアアアアアアアアン!!!!
僧侶「」ビックゥ
賢者「ちょっと!!ここを何処だt」
戦士「」ドオオオオオオン!!!!
賢者「ひぃっ!」ビックゥ…ペタリ
僧侶「何!?敵襲ですか!?」
バトルマスター「」ドッゴオオオオォォオオン!!!!
賢者「何…何なの一体…」
勇者「諸君。膝の皿は無事か」
戦士「こちら異常なし」
武道家「こちらも異常は見受けられない」
バトルマスター「寧ろ調子が良いくらいだ」
勇者「よし。無事に着陸に成功したようだな」
僧侶「せいっ!やっ!」フォン…ブォ…ン
勇者「おい。立て賢者」ペチンペチン
勇者「あと僧侶、俺達は敵では無い。この顔を忘れたか僧侶よ」
僧侶「宮殿の屋根にっ!五つもっ!穴をっ!空けておいてっ!何をっ!」フォン … フォン… ブォ ゛ン…
勇者「…ま、良い」ペチン …ペチン… ペチン… ベキィッ…!
<テキシュウ!!!テキシュウウウウウウ!!!!ソウインセントウハイチニつけええええええ!!!!
戦士「それより、だ」
武道家「ああ、」
バトルマスター「とりあえず場所を移すぞ勇者。」
勇者「分かっている、みんな俺に掴まれ。」
勇者「戦士は僧侶を、武道家は賢者を頼む。」
バトルマスター「俺は?」
勇者「諸君。今回はやわな女を抱えて飛ぶ。細心の注意を払ってくれ」
戦士&武道家「分かっている」
勇者「よし、行くぞ!!!」
勇者「飛べよぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!!!」ピロピロピロピロン
勇者一行&賢者達「」ドヒューン…ドヒューン…
───────────魔界に一番近い町。の遥か上空
勇者「諸君!!!!大地が見えて来たぞ!!!!!!」ブオオオオオ
勇者「着陸の用意をしろおおおおおおお!!!!!」ブオオオオオ
戦士「了解!」ブオオオオオ
武道家「了解!」ブオオオオオ
バトルマスター「了解!」ブオオオオオ
勇者「くれぐれも着陸時に膝の皿、それと賢者達に傷をつけるな!!!!!」ブオオオオオ
勇者「繰り返す!!!!くれぐれも膝の皿、それと賢者達に傷をつけるな!!!!!!」ブオオオオオ
──────────────────────
──────────────
──────────────────
───────────
勇者「ぬぅん!!」ドッゴオオオオォォオオン…パラパラ パ ラ…
賢者「ひいぃ……し、死ぬ…」
戦士「ぐおおおおお」
──────────────────
───────────
勇者「ぬぅん!!」ドッゴオオオオォォオオン…パラパラ パ ラ…
上空
賢者「ひいぃ……し、死ぬ…」
戦士「ぐおおおおお」ス ド ゛ ン ゛ ゛
賢者「ひぇぇ」チョロチョロ…
上空
僧侶「う゛っ 」カクン
武道家「ヌゥウンン!!」ズド ン ゛
上空
バトルマスター「ン゛ン゛ン゛」ドッゴォオオオオオオオン……
勇者「諸君!!!膝の皿は無事か!!!」
武道家「なんとか無事に着陸出来た。問題ない」
バトルマスター「俺も同じく異常は無い」
戦士「ぐっ……俺も、問題は無い」ズキン…ズキン…
勇者「お前、…お前まさか」
戦士「それより……ッ!賢者達をだな…」ズキンズキンズキン
勇者「…分かった。」
勇者「おい、怪我は無いか僧…侶!? 」
僧侶「」
勇者「おい!おい!」ペチペチ
勇者「おい!返事をしろ!僧侶!僧侶おおおおおおお!!!!!」
バトルマスター「落ち着け勇者。気を失っているだけだ」
勇者「ン゛ッン゛ ン゛」ウェッホン
勇者「賢者、無事か賢者よ…!?」
賢者「」グスグス
賢者の回りの大地「恵みの雨じゃあ!神は我等を見捨ててなぞいなかった!」マツリダーマツリダー!
勇者「まぁ、無事…と、言うことで。」
───────────────────────
───────────────
────────魔界に一番近いの町
宿屋
賢者「こんな恥をかかかされた事がいまだかつてあっただろうか、いや無い」プンスコ
戦士「許せ賢者俺が悪かった」
賢者「」プンスコ
勇者「武道家よ。僧侶はどうしてる」
武道家「今部屋で寝かせている。相当負担がかかったんだろう」
勇者「重ねて聞くが無事なんだな?」
武道家「保証しよう」
賢者「て言うかアンタ達何者なの!?いきなり宮殿の屋根突き破って登場して!私たちを拐って!」プンスコ
勇者「おいおい忘れたとは言わせないぞ賢者」
武道家「そうだぞ賢者よ。俺達を裏切っておいて白々しいんじゃないか?」
賢者「こんな筋肉ダルマ知り合いに居ないわ!」バァ ン !
勇者「え…。いや勇者なんだけどマジで記憶に無いのか…?」
賢者「あの勇者がこんなゴリゴリのマッチョな訳ないでしょ!」
勇者「・・・・・・・・」
戦士「・・・・・・・・」
武道家「・・・・・・・」
バトルマスター「・・・」
賢者「・・・・ホンとに勇者なの?」
勇者「如何にも。我こそあの時お前達に裏切られた勇者である」
賢者「まさか…お礼参りに…」タラリ…
勇者「そんな事するほど暇じゃないんだ俺達は」
賢者「じゃ、じゃあ一体何が目的なの…?」
勇者「いや少し頼みがあってだな」
バトルマスター「戦士よお前膝の皿をかなり痛めたのでは…」コソコソ
戦士「まぁ…僧侶もいるし何とかなるでしょ」ボソボソ
勇者「おい今大事な話をだな」
戦士「すまん。続けてくれ」
賢者「それで、頼みって?聞くだけ聞いてあげるわ」
勇者「何て言えば良いか……」
賢者「何よ、ハッキリしなさい」
勇者「側近の蘇生を止めたりする呪文って覚えてないか?」
賢者「え?」
勇者「いやだから側近の蘇生をとm」
賢者「えーっと…えっ??」
勇者「聞け。」
賢者「側近ってあの、魔王の右腕の?側近の事?」
勇者「聞けってば」
賢者「あ、ごめん続けて」
勇者「だからだな。側近をいくら殺しても復活するんだ、それを止める呪文とか、そう言う感じの覚えて無いか?」
賢者「そんなピンポイントな呪文そもそも無いけど」
勇者「 」
勇者「そんなっ馬鹿なっ」ミシミシミシ…
テーブル「ひぎぃこわれちゃぅ」
戦士「勇者よ、落ち着け」
武道家「そうだ勇者よ。テーブル代も馬鹿にならないのだ」
勇者「おっと、すまない」スッ…
賢者「えーっと…魔族が一度死んでから蘇るなんて考えられないんだけど」
バトルマスター「だが確かにこの目で側近が復活するのを見た」
戦士「バトルマスターの言う通りだ。蘇る度に俺達は何度も側近を殺した」
武道家「そりゃあもう。沢山」
賢者「う〜ん……」
勇者「とりあえず今日は寝て、明日もう一度話そう。くれぐれも筋トレを怠るなよ諸君。」
賢者を除く勇者一行「分かっているとも」
勇者「では解散ッ!」
バトルマスター「ちょっと待て勇者、部屋割りはどうするのだ。そこんところ重要だぞ勇者よ」
勇者「馬鹿かお前は。賢者と僧侶で一部屋俺含むそれ以外の野郎は各一部屋だ」
バトルマスター「まぁ…そうだよな普通に考えて」
勇者「当たり前だ馬鹿野郎さっさと筋トレして寝ろ」
勇者「一応聞くが他に質問は無いか諸君。」
「「「「………………」」」」
勇者「無いな、解散。」
───────────────────
─────────
勇者「おはよう諸君。昨日は良く眠れたか」
戦士「そりゃあもう、ええ」
武道家「久々に空を飛んだから体中筋肉痛だ」
勇者「武道家、君はまだ育つのか。」
武道家「お陰さまでな。」
勇者「賢者よ、僧侶に説明はしてくれたか?」
賢者「あらかた説明したわ」
勇者「そうか、助かる。それで体調はどうだ僧侶よ」
僧侶「まだすこし気だるいけどまぁ大丈夫です」
勇者「それはよかった。それで側近 についてだが」
賢者「何度も蘇るなんてにわかに信じがたいわ…」
勇者「その事について昨日少し考えてな…」
賢者「なに?」
勇者「実際に見てもらった方が早いと思ってな。」
武道家「それは良い。」
賢者「え?今から魔王城に乗り込むの?」
勇者「如何にも。それで良いよなお前ら?」
戦士「うむ。」
バトルマスター「何ら問題は無い」
武道家「その方が早いだろうな」
僧侶「でも魔王城って魔物も狂暴だし…それなりの準備とか…」
勇者「む、それもそうだな。武道家よ、特薬草を買えるだけ買って来てくれないか」
僧侶「あ、いや回復は私が…」
勇者「あ、そっか」
勇者「ではとくに準備する事も無いので20分後に町を出て魔王城に出発する。各自準備をしておけ!!」
賢者「ホンとに大丈夫なのかな…」
勇者「おっとその前に、だ」
勇者「僧侶、戦士の膝の皿を治してやってくれないか」
僧侶「はい!任せてください!」
<センシサーンヒザダシテクダサイ!
<ドウシタトイウノダソウリョヨ
<ホラ!ハヤクハヤク!
<ワカッタ、ワカッタカラオチツケソウリョヨ
<ウワァコレハヒドイ…デモアンシンシテクダサイ!スグニナオシチャイマス!
────────────────────────────
─────────────
────────────────────────
──────────
勇者「よし、出発するぞ諸君」
勇者「野郎諸君!!腕に、足に重りは付けたか!!!」
野郎共「おう!」
バトルマスター「とびきり重いのをつけてるぜ!!」
勇者「そりゃあいい!では、出発する!」
野郎達「ウオォォォォーーッ!!」
僧侶「おー!」
賢者「(本当に大丈夫なんだろうか)」
勇者「そろそろ…フンッ!魔界に続く門を管理してる町に…フンッ!着くハズだ」ガチャン … ガチャン…
賢者「歩いてる時くらいダンベル上げやめたら?」
勇者「筋トレを…フンッ! 止める暇なんて…フンッ! 無いよ… 」ガチャン ガチャン…
賢者「あっそ。」
勇者「そうだ。」
<フシュルルル…!
武道家「ぬ…敵が来るぞ」ガチャンガチャン ガチャン
強モンスター「キシャアアアアアアアアアアア!!!!」バッ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 強モンスターが現れた! ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
強モンスター「グネネネネ…!」キュインキュインキュイン…
バトルマスター「中々強そうじゃないか」
戦士「軽く捻るか」パキッポキッ
賢者「なに暢気な事言ってんの!そんな所にいるともろに攻撃を受けるわよ!」
僧侶「そうですよ!早く射線から外れないと!いくら体を鍛えるって言ってもあんなの喰らったらひとたまりも無いですって!」
いくら体を鍛えるって言っても(エコー
ひとたまりも無いですって!(エコー
野郎共「」ピクッ
強モンスター「目標捕捉、入射角OK。エネルギーを発射サイロに移動する。」キュインキュインキュイン…
勇者「野郎共おおおおおお!!!!決してその場を動くなあああああああ!!!!」
賢者「ちょ」
勇者「今まで鍛え上げた筋肉!!!!今こそ見せつける時!!!」
戦士「了解!!命に代えても!!大地に根を生やしてでも動くまい!!!」
武道家「筋肉の力、思い知れ魔物めが!!!」
勇者「戦士は僧侶を!!武道家は賢者を庇え!!!!俺とバトルマスターは敵がエネルギー波を撃ち次第反撃に出る!!!」
勇者「反撃の準備をしておけバトルマスター!!!」
バトルマスター「了解!」
僧侶「馬鹿言ってないで避けて下さいよ!」
強モンスター「コォォォォォ…」スッ…
戦士「止まった…?」
強モンスター「ヌゥゥゥゥェァァァァ……」グ…ググ…
武道家「いや……」
勇者「でかいのが来るぞおおおおおおおおおお!!衝撃に備えろお!!構えを崩すな!!!」
僧侶「ねぇ私が悪かったから!ね!避けよ!ね!?」
強モンスター「system all green
fire!!!!」
勇者「う、うおおおおおおおおおおおあああああああああ!!!!!」グググググ………
戦士「ン"ン" ン "ン " ン " ン " ン "」ギギギギ…
賢者「ひぃぇ…」ペタリ…
武道家「ぬうううううああああああああああ!!」シュウウウウウウ……
僧侶「あっつ!あっつい!ちょ!」ジリジリ
バトルマスター「ぬわーーーっっ!!」ジュウウウウウ…
強モンスター「砲身冷却。」シューッ…モクモク…
勇者「怯むなああ!!おいバトルマスター!!反撃に転じるぞ!!!」バキィッ
バトルマスター「ヌ"フ ゥ わ、分かっている」ヨロ…
勇者「もういい!!俺一人でやる!!」
勇者「(この技を編むのに莫大な量のプロテインとささみを消費した)」ゴゴゴゴ…
戦士「まさかアレを使うのか!?」
武道家「危険だ勇者!考えを改めろ!」
勇者「秘奥義………」スゥゥゥゥゥ………
バトルマスター「やめろ勇者!!そんな事をしたら筋肉が……肉離れを引き起こすぞ!!!」
賢者「(肉離れ?)」
勇者「コォォォォ………………………
パ ン プ ア ッ プ 」ムキ…ッ!ムキムキムキムキッ!!!!
強モンスター「(!?? 何だアレは!?鬼か!?)」シャー!
勇者「」ドシン…ドシン…ドシン…
強モンスター「く、来るな!」カタカタ…
勇者「」ピタッ
強モンスター「(頼んで見るもんだな)」ホッ
勇者「」スゥゥゥゥゥ…
戦士「あ、あれは!あのポーズはスターティングポーズ…!」
強モンスター「え? えっ?」
勇者「」ダン…ッッッ!!!
ドシン……ドシンッ………ドシンッ!……ドシンッ!!ドシンッ!!!ドシンッ!!!ドシンッ!!!!
強モンスター「ちょっ待っ」ズムッ
バトルマスター「タックル入ったァ!!」
強モンスター「ぐべあ」グチ ゛ャ ア
勇者「Fuuuuuuuuuuuu………………………」プシューーッ!
僧侶「おえぇ…」
─────────────────────────────────
─────────────────
賢者「だから避けようって言ったじゃん!」プンスコ
勇者「肉がぁ…肉がぁぁぁあああ!!僧侶ぉ!賢者ぁ!!誰でも良いぃ……ベホイミをかけてくれえええ…」ジタバタ
戦士「僧侶よ。勇者がうるさいから回復してやってくれんか」
僧侶「はぁぁ……分かりました…」トコトコ
勇者「誰か!誰かぁ!!誰でもいい!!助k
僧侶「静かにしてください!今治しますから!」ピロピロピロン
勇者「ッ…………………ハァ!!!死ぬかと思った……」
賢者「…馬鹿じゃないの?」
勇者「こ、この感じ…!」ムキッムキッ!
賢者「プンスコプンスコ……ねぇ!聞いてるの!?」
勇者「あ、ああ…間違いない……筋肉が魔法によって超速回復したお陰でかなりパワーアップした…!」
野郎達「なにぃ!?それは本当か!!」ガタッ
賢者「聞いてないじゃん!!」ブンスコ
僧侶「は、はは…」
賢者「もういい!寝る!!行くよ僧侶!」
僧侶「あ、は〜い!今行きます〜」
武道家「勇者よ!それはまことか!!」
勇者「間違いない…!この上腕二頭筋がその証だ…!ぬぅぅん!!」ムキィッ!!
野郎達「す、すげぇ…」
僧侶「そ、それじゃもう寝ますね。皆さんも夜更かしは駄目ですよ〜」
<ソウリョー!マダー?
僧侶「今行きま〜す!」トテテテ…
勇者「見ろ!!この腹直筋を…!!」ムキムキィッ!
バトルマスター「どこまでも見事なシックスパットだな勇者よ」
武道家「ああ、まさに神に選ばれし筋肉よ…」
勇者「見ろ!!この!!胸鎖乳突筋をぉ!!!」ムッキィィ…!
野郎共「は、半端ねぇ………」
────────────────────────────
────────────
勇者「ぬ。もうこんな時間か」
勇者「諸君。そろそろ寝るぞ」
武道家「ああそうするとしよう。これ以上の夜更かしは筋肉の敵だ。」
勇者「今日は寝る前の筋トレを控えるように!!」
戦士「心得た。」
バトルマスター「了解!」
勇者「以上!解散ッ!」
─────────────────────────────────
─────────────────
勇者「おはよう諸君。昨日は良く眠れたか?」
賢者「ええ!お陰様でね!」
勇者「まだ怒っているのか賢者よ…」ふぃー…
賢者「ふん!」
戦士「僧侶よ…お、俺にもベホイミをかけてくれないか」
武道家「戦士よ。抜け駆けは無しと言ったハズだ」
バトルマスター「武道家の言う通りだ。」
野郎's「さぁ!早くベホイミを…!」ズイィ…
僧侶「熱苦しいから離れて下さ〜い!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・
勇者「では諸君!そろそろ魔王城に出発するぞ!」
戦士「頼む僧侶。この通りだ。」ペッコォ〜…
武道家「俺からも頼む!」土下座
バトルマスター「頼む!金なら払う!」
僧侶「ちょ!そんな事されても困ります〜!」
勇者「・・・・」
勇者「聞けぇぇエエエエエエエエエエエエエえええええい!!!!!!!!!!」
「「「「「………………」」」」」
勇者「うう゛ん ゛」
勇者「えー今から…そうだな20分後に宿屋を出て魔王城に向けて出発する!各自準備をしておくように!」
戦士「了解」
武道家「特薬草なら任せろ!」
勇者「忘れ物は無いか諸君。」
戦士「勇者よ。遠足ではないのd
勇者「無いな!よし!では出発するぞ!おっと!野郎共!足の重りを忘れるなよ!!」
野郎共「オウ!!」
僧侶「(なんて暑苦しい人達なの…)」
賢者「下らない事言ってないでさっさと行くわよ。」
野郎共「下らないだと?」
賢者「わー!わー!ごめんごめん!私が悪かった!重りも重要だね! ね!」
勇者「…まぁいい」
勇者「よーし!そろそろ行くぞ!」
野郎共「オォォォォォォォーーーーッ!!!」
キング・クリムゾンッ!!
・
・
・
勇者「よし。着いたぞ諸君」
賢者「スゴい魔力ね…」
僧侶「鳥肌ものです…」
戦士「これで三回目か…」
バトルマスター「何か手がかりが掴めるといいが」
武道家「言ってても始まらんだろう。さっさと行くぞ」
勇者「えー。それでは…」ゴホン…
勇者「突撃!!!!突撃ィィィィィイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!」ズダダダダダ!
野郎共「ヲヲオオオオオオオヲヲヲヲオオオオオオオオヲヲヲ!!!!!!!」ドドドドドドドドドド!!
僧侶「おおー!!」タッタッタッタッ…
賢者「(えぇ……)」
目撃者は語る
目撃者A「ええ、確かにこの目で見たわ。四人の大男達が魔物を次々と捻り殺して行くのを」
目撃者B「私の目にはどちらも魔物に見えました…思い出しただけでも…うっ、おぇえぇ」ビチャピチャ…
目撃者A「僧侶…」サスサス…
目撃者B「ありがとうございます賢者さん…うっぷ…うぇ…」ピチャピチャ…
勇者「ふざけてないで行くぞ。そろそろ側近の居る所見の間につく」
───────────────────
─────────
勇者「この扉を開けたらすぐそこに側近が居る。」
賢者「いよいよ、ね」
バトルマスター「今度こそ収穫を獲ねば」
シュインシュインシュイン…
勇者「!?」
戦士「どうした。勇者よ何か問題でm !?」
勇者「構えろおおおお!!!エネルギー波が来るぞおおおお!!戦士!!武道家!!僧侶と賢者を守れ!!」
賢者「」ビクッ
「「了解!!」」
僧侶「デジャビュ…」
勇者「バトルマスター!」
バトルマスター「何だ!」
勇者「お前は…自分の身を守れ!!」
勇者「来るぞおおおおおお!!!」
──────────カッ!!!
─────────所見の間
側近「ふぅ……はぁ……はー…」
側近「やったか…?これはやっただろ…」
側近「お前もそう思うだろ?」
雑魚モンスター「あ、あっ、ああ、アレ」ガタガタ
側近「お前は顔無しk
ゴゴ ゴ ゴ コ ゛コ ゛ コ ゛コ ゛ コ ゛コ ゛ コ ゛コ ゛ コ゛ コ ゛
側近「は?」
雑魚モンスターB「いいや…まだです…!まだ終わっちゃいない……!!」ガタガタ
勇者「その通りだ ふんッ! (あ、生き返ってる)」
雑魚モンスターB「ひぃ」グチャッ
戦士「勝手に殺さないでくれ、よッ!!」
雑魚モンスター「いやぁ…」メキメキメキ…グチャ
側近「ひぃ…」
武道家「不意打ちとはやってくれるじゃないか」
側近「あ、いやこれは…えっと、えーっとですね…」ガタガタガタガタ
バトルマスター「特薬草が無かったら即死だったぞ…ええ?」
僧侶「(凄い怯えよう…)」ホロリ…
賢者「(え?何で生き返ってるんだろう…??)」
側近「あ、えっと…これには深い深いそれはもう深い理由がですね…」カタカタ
勇者「問答無用!!」
側近「」ビックゥ
勇者「不意打ちなぞ卑怯な手を使う輩は "死" あるのみ!!!」ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
側近「ちょ、ホンと勘弁しt
勇者「ゼ エ ゛エ ゛イ ゛」ズド ン ゛
側近「カ ゛ハ ゛ッ」グッチャァ…
賢者「えっ え?」
武道家「見事な正拳突きだな。」
戦士「胸部に風穴が空いてるぞ」
バトルマスター「ほんとだスゲェ」
僧侶「おぇぇえぇ」ビチャピチャビチャビチャ…
僧侶が不憫で……
勇者「お、復活しないぞ」
バトルマスター「やはり回数に上限があったのか…?」
賢者「私達が来た意味って…」
僧侶「う゛っ おえぇぇ」ビチャピチャビチャ
賢者「僧侶…可哀想に…」サスサス
武道家「それにしても"やった"んだな」
賢者「ちょ」
シュウウウウウウ…
勇者「そん…な…"まだ"蘇るのか…?」
賢者「バカ野郎ォォ!」ズオゥ
勇者「ちょ、痛い。」
───────パラパラパラパラ…
カッ───────────────
側近「勘弁してぇえ!! …ハッ!ま、また生き返ってる…」
賢者「あーぁ…」
武道家「なんだ賢者よ!何か得たのか!?」
戦士「それは本当か賢者よ!!」
賢者「とりあえず…」チラッ
側近「許して許して許して許して(ry」
僧侶「うぇぇ…」グスグス…
賢者「一旦引き返しましょ、見てられないわ(主に僧侶が)」
───────────────────────────────────
──────────────────
僧侶ぉぉぉぉぉ(泣
──────────何故か魔界にある町
宿屋
賢者「僧侶…もう大丈夫よ」サスサス…
僧侶「賢者さん…すみません…」
賢者「いいのよ、このくらい…」サスサス…
勇者「ンん゛ん゛ ゴホン」
勇者「して賢者よ何か収穫はあったのか?」
武道家「そうだ、その様子からしてなにか気づいたようだが」
賢者「ホンとに分からないの…?」サスサス…
バトルマスター「勿体ぶらずに教えてくれ賢者よ」
賢者「あなた達側近をミンチにしてからどんなやり取りをした?」
僧侶「う゛っ 」プルプル
賢者「ああ僧侶…ごめんなさいね…」サスサス…
勇者「確か…」
────見事な正拳突きだな。
────胸部に風穴が空いてるぞ
────ホンとだスゲェ
賢者「そこじゃないわ。」
なんてやり取りだ
勇者「文句を言うなら初めから教えてくれよ」ズォォォォオ…
賢者「分かった。分かったから変なオーラを纏わないで」サスサス
賢者「問題のやり取りはこの辺よ」サスサス
─────それにしても"やった"んだな
─────そん…な…"まだ"蘇るのか…?
賢者「これよ。このやり取りよ」サスサス
戦士「何か問題でもあるのか?」
バトルマスター「何ら問題は内容に見えるが」
賢者「あなた達、最終学歴は?」サスサス
勇者「中学校。」
武道家「同じく。」
戦士「私は小学校を卒業してすぐに修行の為に各地を転々としたいた」
バトルマスター「学歴なぞ無意味。力こそが全てだ。」
賢者「 最 終 学 歴 は ? 」
バトルマスター「中学校です。」
勇者「戦士…wお前中学出てないのかよ…ww」
武道家「笑ってやるな勇者。戦士は12才にして修行の旅を…ふふww」
バトルマスター「私でも中学校を出てると言うのに戦士と来たら…」ふぃー
戦士「ううっ…」
賢者「黙れ中卒めら」サスサス…
「「「はい。」」」
賢者「続けるわよ?」
賢者「あのやり取りは世界で初めて禁忌となった呪文よ」サスサス…
勇者「え?俺MPルーラ二回文しか無いぞ。禁忌の呪文がそんな低コストな訳…」
武道家「俺って魔法使いだったのか…」
賢者「この呪文はMPは必要としないの。」サスサス…
勇者「そんなお手軽な禁忌の呪文があったなんて…」
賢者「高等学校で習う呪文よ。奇跡的にパーティに高等学校を出てる者が居なかったから誰も気づかなかったのね」サスサス…
僧侶「あの、賢者さんもう大丈夫です」
賢者「そう?」
賢者「続けるわね」
勇者「頼む。」
賢者「呪文の効果はこうよ」
バトルマスター「ぜんぜん上手く無いぞ賢者よ」
賢者「」ギロリ
バトルマスター「すみません。続けて下さい。」
効果はこうよ
神の悪戯か特定のやり取りや発言で発動する呪文は昔から多々あったわ
例えば…そうね
「俺、この〜〜が終わったら〜〜するんだ…」
こう言ってしまうと高確率で戦いの最中に仲間を庇ったりして死ぬわ
話を戻すわね
あのやり取りはまず前提として自分を含めて仲間が二人いること。
相手を仲間もしくは自分の手で殺害すること。
そして最後にあのやり取りをすれば例え天国でも地獄でもたちまちこの世に蘇るの
賢者「古来から拷問に使われていた呪文よ。恐らく今も使われているけどね」
勇者「こえぇ…」
賢者「あなた達は知らず知らずの内に側近を拷問してたって訳ね」
戦士「ひえぇ…」
武道家「武の道を行く者が拷問なぞ…不覚…」
バトルマスター「末恐ろしいわぁ…」
勇者「ん?待てよ?それじゃあ側近は…」
賢者「ええ。あなた達の敵じゃないわ。恐らく魔王もね」
賢者「そろそろ寝ましょう。少し疲れたわ」チラッ
僧侶「」zzZ
勇者「む、そうだな。」
勇者「では…解散ッ!」
僧侶「」ビックゥ
賢者「ちょっと!」
勇者「すまん。」
─────────────────────────────
─────────────────
宿屋
勇者「おはよう諸君。昨日はよく眠れたか」
バトルマスター「ああそりゃあもう。」
僧侶「はい!もうばっちり!」
勇者「それは良かった」
賢者「挨拶もそこそこにしてこれからどうするか決めましょう」
武道家「今日にでも魔王城に乗り込んで魔王を討つべきでは?」
戦士「ああ。早いに越したことはない」
バトルマスター「意義無し」
勇者「うむ。そうだな…」
勇者「では大事を取って今日は一日休みとする。各自最後の戦いに備えるなり、心の準備をするなり、筋肉を愛でるなり、筋トレするなりして過ごしてくれ」
武道家「それもそうだな…体の調整をせねば」
戦士「了解」
勇者「では。少し早いが解散とする!ほら!散った!散った!」
野郎共「ウェーィッス」
賢者「(なんか…ノリが軽いなぁ…)」
僧侶「賢者さ〜ん!一日自由ですって!どうしましょお〜!」
賢者「そうね…どうしましょうか」なでなで
勇者side
何故か魔界にある町 〜広場〜
勇者「ハァァァッッ」ムキムキムキッ!
勇者「おぉうどうだーい?」
子供達「「半端ねぇ!!」」ワイワイ!ワイワイ!
子供「上腕三頭筋がすげぇーよ!!」キャッキャ!キャッキャ!
勇者「お、君なかなかお目が高いじゃないか。どれ!一つお兄さんと筋トレするか!」
子供「僕もおいたん見たいなマッチョメンになれる?」
勇者「勿論だ!この始まりの大地王国第一勇者が保証しよう!!」ドンッ!
子供達「やるやる!筋トレやる!!」キャッキャ!キャッキャ!
勇者「そうこなくちゃ!」
勇者「いいかい?まずは筋肉に手を当てて動きを感じるんだ…そう、そうだ
─────────────────────────────
───────────────
武道家side
何故か魔界にある町 〜道具屋〜
武道家「おやじさん。特薬草を見せてくれないか」
店主「お客さん冒険家かい?」ゴソゴソ
武道家「良く分かったな。その通りだ」
店主「そりゃあ特薬草なんて買うのは大体冒険家ですからね」
店主「はいよ!特薬草だ。それに、その筋肉を見りゃ嫌でも分かる」
武道家「いくらです?」
店主「お兄さんは魔王討伐の旅をしてるんだろ?」
武道家「如何にも。明日魔王城に向けて出発する」
店主「やはりそうか。どれ!世界の為だ!一つ50Gでくれてやる!」
武道家「なにぃ!?それはまことか!!」
店主「男に二言はねぇ!さ!気が変わる前に買った買った!」
武道家「恩にきる!(どっちなんだよ)」
武道家「とりあえず…100個くれ!」
──────────────────────────────
─────────────
戦士side
何故か魔界にある町 〜町外れ〜
勇者「なんだ戦士よ、こんな所に呼び出して」
戦士「筋トレ講座はもう終わったのか?」
勇者「ああ、中々筋の良い子達だったよ。筋肉だけにね」HAHAHAHAHA
戦士「そうかそれは将来が楽しみだな」
勇者「して、何故この様な場所に呼びつけたのだ戦士よ」
戦士「…」
戦士「覚えているか勇者よ。俺たちがまだ武器を使って戦っていた時の事を」
勇者「また随分懐かしい事を」
戦士「こう見えても俺は戦士、お前は勇者だ。伝説の剣とかなんかそんな感じの剣も貰っていたじゃないか」
勇者「懐かしいな……賢者と僧侶がパーティーを抜けて回復が出来なかったからよろず屋に売ったんだっけか」
戦士「そうだ。それを期に俺達は筋肉を鍛え、レベルにものを言わせる様になってきた」
勇者「要領を得ないな、昔話をするために呼んだ訳じゃあるまい 用件を言え。」
戦士「ああ、すまん」
戦士「昔の事が懐かしくて武器屋に入って見たら手頃な剣が二本売ってあってな」
勇者「何が言いたい」
戦士「手合わせしてくれんか勇者よ。剣を扱える者がパーティーにお前しか居なくてな」
勇者「一応明日は魔王城に乗り込むんだぞ?」
戦士「分かっているとも、だから軽くで良い たまには剣を振るのも良いだろう」
勇者「ホンとに軽く流すだけにしろよ?」
戦士「って事は」
勇者「ああ、相手をしてやる。剣をくれ」
戦士「そうこなくちゃ面白くない!」ポイッ
勇者「行くぞ」スチャ
戦士「来い!」カチャ
<ヲヲヲヲヲ!!(ガキィィン
<ゼエアアアア!!(ギィィイン
<アアアアアア!!(キィィイイン
〜広場〜
子供「ヤバイよママ!これ絶対魔物侵入してるって!この音おかしいって!」
ママ「落ち着きなさい坊。魔物は剣なんて使わないわ」
子供「いやでもこれ!これ音おかしいって!」
──────────────────────────
─────────────
バトルマスターside
何故か魔界にある町 〜宿屋〜
バトルマスター「今日も薬草が旨い」ムシャムシャ
─────────────────────────
─────────────
賢者、僧侶side
〜宿屋〜
僧侶「どうします?賢者さん。一日自由って言ってましたけど」
賢者「そうね…その辺散歩でもしましょうか」なでなで
僧侶「散歩、ですか」
賢者「散歩よ」なでなで
賢者「ほら!出かける用意しなきゃ!立った立った!」
僧侶「は〜い」
・・・・・・・・・・
賢者「準備出来た?」
僧侶「ええ!ばっちりです!」
賢者「よし!それじゃ出発!」
僧侶「おー!」
賢者「(う〜ん可愛い)」なでなで
何故か魔界にある町 〜大通り〜
賢者「それにしても良い天気ね〜」トコトコ
僧侶「魔界にも天気ってあるんですねぇ」トコトコ
賢者「ねー」トコトコ
ズシン…ズシン…
賢者「この足音…」ピタッ
僧侶「どうしたんですか賢者さn くさっ!青くさっ!」ケホッケホッ
武道家「なかなか言ってくれるじゃないか僧侶よ」
賢者「やっぱりあなたなのね。てかその袋にぎちぎちに詰まってる草は何?」
武道家「む、これか?これは特薬草だ。特売だったんでつい」
僧侶「つい、じゃないですよ!回復は私がするってあれほど…」
武道家「すまん。つい昔の癖で」
賢者「とりあえず、その草宿屋に置いて来なさいよ。酷く臭うわよ」
武道家「そんなに臭うか… 」ズシン… ズシン…
──────────
───
僧侶「」ピキーン
僧侶「ちょっと防具屋さんよって行きません?」
賢者「良いわよ〜 何か欲しい物でも目に入ったの?」
僧侶「鋭いですね賢者さん」
〜防具屋〜
賢者「それで何が欲しいの?」
僧侶「それがですね…あ!」
賢者「?」
僧侶「ちょっと賢者さんアッチ見ててください!」
賢者「あらあらうふふ」クルリ
僧侶「いいって言うまでそっち向いててくださいよ〜」
賢者「はいはい(う〜ん可愛い)」
僧侶「えーっと、こうかな?」スチャ
僧侶「もういいですよ!」
賢者「どれどれ」クルリ
僧侶「ふっふ〜ん!どうです?」E.〔銀の髪飾り〕
賢者「あら可愛い」
僧侶「でしょでしょ?」E.〔銀の髪飾り〕
賢者「それにしても似合うわね」
僧侶「そんな〜照れますよ〜//」テレテレ E.〔銀の髪飾り〕
賢者「ちなみに値段はどれくらいなの?」
僧侶「ちょっと待って下さい今確認しますから どれどれ…」
僧侶「え〜、っと…」
僧侶「8000G……って高っ!」
賢者「なかなかするのね…」
僧侶「うぅ…ここは悲しいですが見送りましょう…」
賢者「……」
賢者「ちなみに今どのくらい、その…お金持ってるの?」
僧侶「え?えっと5042G位ですけど…?」
賢者「ふむ…」
賢者「なら私も半分出してあげるわ!それなら買えるでしょ?」
僧侶「え、悪いですよ…」
賢者「いいのよ〜少し前まで王都勤めのエリートだったんだからお金ならあるしね」
僧侶「ホンとに良いんですか…?」
賢者「ふふふ…後で やっぱり返して〜 なんて言わないから安心しなさい」
僧侶「ありがとうございます!大事に使いますね!」キラキラ…
賢者「いいのよ〜(眩しい笑顔だわぁ…)」なでなで
<アノ,コレクダサイ
<ハイヨ!マイドアリー!
・・・・・・・・
賢者「あらかた町も歩いたし、そろそろ帰りましょうか」トコトコ
僧侶「そうですね〜、少し疲れました」E.〔銀の髪飾り〕
賢者「それにしても綺麗ね〜その髪飾り」トコトコ
僧侶「私の目に狂いはありませんからね!」フフン! E.〔銀の髪飾り〕
賢者「ふふふ…よく似合ってるわ〜」トコトコ
僧侶「ンフフ ありがとうございます」テレテレ E.〔銀の髪飾り〕
賢者「あ、宿屋が見えて来たわ」トコトコ
僧侶「今日はありがとうございました!また一緒に出掛けましょうね!」トコトコ
賢者「もちろん!その時は私の買い物に付き合ってもらおうかしら」トコトコ
<ウフフフ
<エヘヘ
────────────────────────────────
────────────────
何故か魔界にある町 〜宿屋〜
バトルマスター「いいか?薬草ってのはな?煮て旨い、炒めて旨い、煎じて旨いと万能なんだ」
武道家「ふむ。ただそのまま飲めば良いと言う訳では無いのだな」
バトルマスター「あたぼうよ」
武道家「勉強になる」
バトルマスター「それに薬草はなんと食うと傷が癒えるんだ。」
武道家「なにぃ!?風邪や病だけに留まらず傷すらも治すだとぉ!?」
バトルマスター「おいおい、落ち着け武道家よ。とりあえず座ろうぜ」
武道家「む、すまん」
ガチャッ
僧侶「ただいま戻りました〜」
賢者「ただいま〜」
バトルマスター「ああ、帰ったか。君たちも薬草について話すか?」
賢者「なにそれ、遠慮しておくわ」
武道家「む、そうか残念だ。僧侶はどうする」
僧侶「私もちょっと今日は疲れてるので…」
武道家「む、それは残念だ。どれひとつ薬草でも煎じてやろうか?」
僧侶「あ、えっと」
バトルマスター「遠慮するでない僧侶よ。」
僧侶「え、えぇ…じゃあ…お願いします…」
武道家「そうこなくっちゃ」
バトルマスター「ハァァァァァァァアアアアアアア!!!!!!」ゴリゴリゴリゴリゴリゴリ!!
武道家「ヌウウウウウウアアアアアアアア!!!!!」ゴリゴリゴリゴリゴリゴリ!!
僧侶「す、スゴい…(ゴクリ)」
賢者「(大男が二人そろって石臼をゴリゴリしてる……ふふw)」
・・・・・・・・・・
バトルマスター「これでハァ…ハァ…完成ハァ…ハァ…完成だ…」コトッ
武道家「熱いからハァーッ…ハァーッ…気をハァーッ…ハァーッ…気を付けろよ…ゴッホゴホ…」
僧侶「え?お湯なんて沸かしてましたっけ…?」
バトルマスター「何を言う僧侶よ、摩擦熱だ。」フゥー…
賢者「すげぇ」
賢者「そう言えば勇者と戦士はまだ帰ってないの?」
武道家「じきに帰ってくるだろう」
バトルマスター「そうだ、心配無用だ。
して僧侶よ、特製筋肉薬草茶の味はどうだ」
僧侶「(うわぁスゴい草特有の臭いがする…)」ズズ…
僧侶「」ブフォ!
僧侶「にがっ!これこの世の成せる苦味の範囲を越えてる!!
だ、誰か!!誰か牛乳を!牛乳を下さい!!!」
武道家「良薬口に苦しと言うものだ」
バトルマスター「うむうむ。」
ガチャリ
勇者「ただいま戻った」ポタッ…ポタッ…
戦士「遅くなってすまない」ボロッ…
賢者「ちょっと!その傷どうしたの!?」
<ソウリョヨ、ギュウニュウダ。
<アリガトウゴザイマス…
勇者「いや…まぁ…ちょっと」ポタッ…ポタッ…
戦士「羽目を外し過ぎたと言うかなんと言うか…」ボロッ…
勇者「ばっ!おまそれ言うなよ!」ポタッ…ポタッ…
賢者「とりあえず血を拭いて。話はそれからよ」
──────────────────────────
───────────
勇者「……と、言うわけだ」
賢者「馬鹿じゃねーの!?」プンスコ
戦士「すまぬ…すまぬ…」
バトルマスター「まぁそう怒ってやるな賢者よ」
賢者「でも!」
武道家「なに、特製筋肉薬草茶を飲めばたちまち元通りさ」
バトルマスター「武道家の言う通りだ」
賢者「」プンスコ
武道家「さ、飲め勇者、戦士よ。」コトッ
バトルマスター「これは効くぞ」コトッ
勇者「(うわくっせえ)」
戦士「あの、出来れば僧侶にベホイミをk
バトルマスター「私の淹れた茶が飲めないと、そう言うことかね戦士よ」ズゴゴ…
戦士「喜んで飲ませて頂きます。」ゴキュッゴキュッゴキュッ
戦士「〜〜!?!?、!?」ガタガタガタ…
勇者「(戦士、お前の事は忘れないよ)」ソロリ…
武道家「勇者よ。お前も飲むのだ」ガシッ
勇者「神の加護があらんことを」ゴキュッゴキュッゴキュッ
勇者「〜〜!?!?、!?!?(ああ、俺…死ぬんだな…)」パタリ
勇者「 ッハア!!!」ハァ…ハァ
勇者「あ、生きてる。」ペタペタ
勇者「傷がない……夢…だったのか?」
<この感じ…筋肉が大幅に成長してる!!!!
勇者「この声…戦士か」ノソリ
がチャリ
勇者「おはよう諸君」
戦士「やっと起きたか勇者よ!!見ろ!!この筋肉!!」
勇者「おー。何時にもましてナイスマッスルだな戦士よ」
バトルマスター「む、起きたか。傷の」
勇者「 ッハア!!!」ハァ…ハァ
勇者「あ、生きてる。」ペタペタ
勇者「傷がない……夢…だったのか?」
<この感じ…筋肉が大幅に成長してる!!!!
勇者「この声…戦士か」ノソリ
がチャリ
勇者「おはよう諸君」
戦士「やっと起きたか勇者よ!!見ろ!!この筋肉!!」
勇者「おー。何時にもましてナイスマッスルだな戦士よ」
バトルマスター「む、起きたか。傷の調子はどうだ」
勇者「傷?」
武道家「昨日戦士と手合わせしたときの傷だよ。忘れた訳ではあるまいて」
勇者「え?あれ夢じゃないのか?」
賢者「まだ寝ぼけてるの?」
僧侶「まさか記憶障害じゃ…」
勇者「ないない。ないから安心しろ」
・・・・・・・
勇者「はー。あの糞茶飲んだ直後に倒れたのか俺。」
バトルマスター「糞茶…?」ピクリ
勇者「あの特製筋肉薬草茶を飲んだ後に倒れたのか俺。」
賢者「ホンとびっくりしたんだから」
僧侶「体調はどうです?」
勇者「この通り…ぬぅぅん!!」ムキィッ!
勇者「上々だ」
武道家「それは良かった、魔王城に殴り込みに行くのに勇者が体調不良じゃしまらないからな」
バトルマスター「いよいよだな…長い旅だった…」ホロリ
勇者「えーでは30分後にここを出る。各自準備をしておくように!」
というかこいつら素手だったのかよ
>>108
せやで
握り拳もしくは手刀や
「この勇者に武器など不要」
────────────────────
─────────
勇者「諸君。忘れ物は無いか」
戦士「勇者よ、えn
勇者「無いな。よし!!いざ行かん!!畜生魔王を討ちに!!!」
野郎共「ウオオオォオォォオオオオオーーーーッ!!!!!」
僧侶「おー!」
賢者「(私たちってついて行く必要あるのかしら…?)」
僧侶がいちいちカワイイなぁ
キング・クリムゾンッ!
・
・
・
僧侶欲しいなぁ
─────魔王城前
勇者「諸君。恐らくこれが最後の戦いになるだろう」
勇者「苦節10年、良く私について来てくれた。感謝してもしきれん」
戦士「喜ぶのは魔王に勝ってからにしよう勇者よ」
勇者「む、それもそうだな」
勇者「これを言うのも最後かと思うと少しばかり寂しいが謹んで言わせてもらう………」
勇者「ん ん ん ゛」
勇者「突撃!!!!!突撃ィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!」ズダダダ!
野郎共「ヒャァァァァァァァァァッッッッハアアアアアアアアアアアア!!!!!」ドドドドドドド!!!
僧侶「ひゃっはー!」タッタッタッ
賢者「(ああ…ダメよ僧侶…そんな汚い言葉…)」ホロリ
僧侶が壊れた(泣
────魔王城内
雑魚モンス「敵襲!!!!敵襲ウウウウウウウウウ!!!!!総員戦闘配置に付けえええええ!!!」
雑魚モンス「繰り返す!!!敵襲!!!敵s」グチャッ
勇者「一匹足りとも殺し損ねるなああああ!!!!!皆殺しだ野郎共おおお!!!!!」
バトルマスター「ホンと戦場は地獄だぜ!フゥハハァハァー!!」ドゴドゴドゴドゴっ!
雑魚A「んひぃ」グッチャア
雑魚B「らめぇ」ジュワッ
雑魚C「壊れちゃうぅ」メキメキメキ…グチャッ
その他雑魚「「「「あぁん//」」」」ググッ……パァン(破裂音
賢者「見ちゃダメよ僧侶」
僧侶「ひえぇ……断末魔が…ひえぇぇ…」ガクブル
なんやかんやあって所見の間
勇者「たのもおおおおおおおおう!!!!」ダァン!
側近「ホンと勘弁して!お願いします命だけは!命だけはああああああ!!」
戦士「ヌン」シュバッ…!
側近「あ、、、、」ピシュッ…
側近「え…?」ボトリ
僧侶「あっ、ああ、くくっ、首、首がっ、くっ首っ」
賢者「大丈夫よ僧侶…大丈夫よ…」なでなで
戦士「剣もよいものだな」
バトルマスター「お前最高に輝いてたぞ」
武道家「流石は戦士だ」
勇者「(俺もあれ出来るかな)」
───────城主の間前
勇者「いよいよこの奥に魔王が控えてる」
バトルマスター「ちゃっちゃと片付けて帰ろうぜ」
武道家「流石に緊張するな」
戦士「口ほどにもない事を…」
野郎共「「「「HAHAHAHAHA!!!」」」」
僧侶「」ヒック…グスグス…
賢者「どーどーどー」なでなで
勇者「扉、開くぞ」
戦士「いよいよだな…」
バトルマスター「魔王を地獄に郵送してやるぜ」
武道家「特薬草、よし。」
僧侶「かっ、かか回復なら私にっ」
賢者「無理しなくて良いのよ」サスサス
勇者「よし。」ガチャン…
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・ ・ ・ ・ ・
──────────城主の間
勇者「始まりの大地王国第一魔王討伐隊!!!!貴殿の首を貰いに参った!!!!!」ドドン!!
魔王「・・・・・」
戦士「怖じ気づいて声すら出ないか……
安心しろ魔王よ。痛みは無い…!すぐに地獄に送ってやる…!!」ズアアアア…!!
魔王「・・・・・・待ちわびたぞ勇者諸君。」cv.若本規夫
武道家「ご託はいい…構えろ」
魔王「その威勢・・・何時まで持つか・・・」
バトルマスター「死ねえええええええええいいい!!!!!」ズ ボ ゛ッ
魔王「グフッ…ヌハァ……」グチャリ
僧侶「ひえっ」
賢者「おぉう…よーしよしよし」なでなで
魔王「不意打ちとは…やってくれるじゃないか…ごふっ」
バトルマスター「まだ喋る気力があるのか。大した奴だ…ヌンッ!!」ズドッ
魔王「こふっ…じじいの姿ではやはり貴様等の動きに対応出来んか……」
魔王「どれ…本気で行かせてもらおう……カアッ!!!!!!」
勇者「!?!?」
戦士「な、なんだ!?あのデタラメな筋肉は!!」
武道家「なんて禍々しい…!」
魔王「側近から度々貴様等の話を耳にはさんでいた・・・筋肉を纏いし悪魔四人がいる…と」
バトルマスター「何が言いたい」
魔王「以前の私では貴様等とは渡りあえない事は明白だった・・・」
魔王「だが!!!対策を取らないほど馬鹿な私では無い!!!」
魔王「相手が筋肉を纏うなら!!私は!!貴様等より筋肉を纏えばいい!!」
賢者「(馬鹿かコイツ)」
魔王「それ以来は朝にササミ!!昼にササミぃ!!!夜にササミィィイ!!!!!」
魔王「そしてプロテインを飲み漁ったぁぁアああ!!!!!」
魔王「そして私は手に入れた・・・究極の肉体を・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
武道家「加減ってものは無いのか貴様」
勇者「プロテインが泣いておるわ」
魔王「どうとでも言え!!」
魔王「さぁこい!!相手をしてやる…」
魔王「最初に死ぬのは誰だ…?勇者か?武道家か?戦士か?バトルマスターか?
それとも…全員纏めて相手をしてやろうか…!」ゴオオッ!!
勇者「黙って聞いていれば…!」
勇者「相手をしてやれ野郎共!!塵ひとつ残さず叩きのめせえええ!!!」ダッ
戦士「ヲヲオオオ ゛オ ゛! ! ! ! 」ドッゴォン ゛ン ゛
武道家「ゼエエ エ ゛ア ゛ア ゛! ! 」ドグォ ゛ッ
バトルマスター「エエエエエエ゛エ ゛イ ゛イ ゛イ ゛」ス゛ドン ゛
魔王「無駄ぁアアアアアああ!!!!!」ゴオオオッ!!
戦士「なにぃ!?あれだけの攻撃を受けて無傷だと!?」
武道家「ば、馬鹿なッ!」
勇者「狼狽えるなああああ!!!ボディを打ち続けろ!!!スタミナを削れええ!!!」
魔王「おおっと、お前らのターンは終了だ。こっからは私の…
ターンだ…!」スッ…
戦士「消えた!?」
勇者「反撃来るぞ!!構えを崩すな!!!」クワッ!
魔王つえーwwww
乙ー
コレはワンダ○アしかやってない俺は
一瞬で塵にされる筋肉レベルだはww
乙ー
勇者「(どこだ…どこから来る…!)」バクバクバクバク
戦士「(落ち着け…!落ち着け…!
魔法を使っている訳では無い…!全て筋肉の所業…!なら打開出来るハズだ……!)」ドクンドクンドクン
武道家「(消えた…?いや、恐らく超高速で動き回っているだけだ…その証に風の動きを感じる…)」バクバク
賢者「ブツブツ…(間に合え…間に合え…)」バクバクバクバク
僧侶「ブツブツ…(大丈夫…このスピードなら間に合うハズ…)」
魔王「隙ありぃぃぃいいいいい!!!」ビュオッ!
勇者「(不味い!!俺狙いか!!避けられない!!
せめて衝撃を和らげる構えを…! 駄目だ!これも間に合わない!)」バクバクバクバクバク
賢者「(よし!!詠唱終わった!!)」スゥー…
僧侶「(よし…!よしよしよし…!)」スゥー…
魔王「死ねえええええええええあああああああ!!!!!!」ズオオッ
勇者「くっそおおおおおおおおおおおおお!!!!!!ちくしょおおおおおおお!!!!」
賢者&僧侶「「スクルト!!!!」」ピロピロピロン
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃野郎共の守備力がかなりあがった! ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
魔王「アアアアアア!!!」ドゴッバキッドゴッズドッメキッ
勇者「ぐううううう……!!(思ったよりダメージが少ない…?)」
魔王「ア ア ゛ア ゛」ズ ム ッ
勇者「がっ は ァ 」ドッッゴォォオン!
勇者「コヒュー…コヒュー…ぐふっ……」
魔王「まだ息があるか。しぶとい奴だ」ハァ…ハァ…
戦士「大丈夫か勇者!食え!特薬草だ!」
勇者「助かる…」ムシャムシャパクパク…
武道家「(動きが予測できない…
そしていきなり目の前に現れるとなれば対処が取れない…!どうすればいい…考えろ…考えろ…!)」
勇者「フゥー…ハァー… 中々やってくれるじゃないか魔王…特薬草が無ければ即死だったぞ…!!」
賢者「」ギロリ
勇者「スクルトと特薬草が無ければ即死だったぞ」
魔王「運の良い野郎だ…だか次はそうはいかんぞ…」スッ…
バトルマスター「なにぃ!?また消えただとぉ!?」
勇者「次は俺たちのターンだろ!!」
「「「フハハハハハ!!せいぜい吠えるがいい!然れど貴様等には"死"あるのみ!!!」」」
武道家「(いたるところから声が聞こえる…恐らく俺の予想は合っているだろうだが分かった所で)」ググ…
魔王「「「次は貴様だ!!」」」ヒュン…ヒュン ヒュン
武道家「なっ!?(魔王が複数!?)」ジリジリ
魔王「セイッッ!!」バ キ ゛ッ !
魔王「ハァアア!!」ドゴ ッ !
魔王「ンンンアアアア!!」ドッゴッッンン
武道家「…ッ!ごふっ がひっ ぐばあああ!!」
バトルマスター「くそっ!!(魔王の攻撃を邪魔しようにも動きが速すぎて対応出来ない!!)」
魔王「「「さぁ!!次は誰だ!!!」」」ヒュンヒュンヒュン
勇者「(何かしら動きに法則性があるはずだ!考えろ…考えろ…!)」
魔王「「「誰も名乗りを上げないか…良いだろう!私が直々に選んでやる……次は戦士…
貴様だ!!!」」」ヒュババババ
勇者「(見つけた!!)」
勇者「聞け野郎共!!!!奴の動きには連動性がある!!!
けっして個々が独立して動いている訳では無い!!!動きを読み取れ!!!!」クワッ!
戦士「なるほど!そう言うことか!!」
魔王「「「それに気づいた所で私のスピードには対応出来まいて!!」」」ズバババ
戦士「私一人ではそうだがこちら六人!!何とか対応出来ない事もない!」
バトルマスター「魔王の動きを予測してそこに攻撃を仕掛けろ!!自由に動かせるな!!」ブォオ゛ン゛
バトルマスター「攻撃を当てる事に重点を置くな!!進路を断つ事を意識しろ!!」ズビュッ!
勇者「賢者は氷魔法で魔王の進路を制限しろ!!
僧侶は負傷者をすぐに回復出来るように準備しててくれ!!」
「「「「了解!!!」」」」
戦士「被弾が格段に減ってる!!」シュバッ
勇者「賢者!!呪文はまだか!!」ズ ア ッ
賢者「もう少しだから!」ブツブツ…
魔王「「「そうはさせん!!!」」」ヒュンヒュンヒュン…
武道家「不味いぞ!」
バトルマスター「賢者の元に行かせるな!!」
勇者「分かってる!!」
武道家「爆裂拳ンンンンンンン!!!!!!」ズビビビビビッ!!
戦士「鉄の味を喰らえええ!!」ザシュッズシュッビシュッ!!
魔王「ええい!!猪口才な!!!」
勇者「魔王の動きが止まったぞ!!!やれ賢者!!!」
賢者「分かってるわよ!
ヒャダルコ!!」ピロピロピロン
魔王「グヌゥゥゥウウ………!! 足が!!!クッッソォォ!!!やられた!!!!」カチンコチン
一発ヌいてくるわ
勇者「武道家!戦士!バトルマスター!!
お前らは氷を破壊しないように注意しながら魔王に攻撃しろ!!」
「「「了解!!」」」
勇者「賢者!お前は魔王を丸ごと覆う位の氷魔法をかけてくれ!!」
賢者「分かったわ!」ブツブツ…
勇者「僧侶!!お前は俺にスカラを出来る限り重ねがけしてくれ!!」
僧侶「了解です!」ブツブツ…スカラ…!ブツブツ…スカラ…!ブツブツ…
魔王「クソ!!クソ!!クソ!!!なぜ砕けない!!」ガキン!…ガキン!
戦士「無駄だ!魔法で造られた氷や炎はそうそう壊れん!!」ザシュ ゛ッ !
バトルマスター「それに高位職の造った氷となると一層頑丈に出来てる!」ドゴォオン!!
武道家「大人しく殴られていろおおお!!!」バキッ!ドゴッ!ズグォッ!
魔王「ヌウウウウウウウアアアアアアアア!!!!」ピシッピシピシ…ッ
勇者「呪文はまだか賢者!!」ドゴッ!メキッ!
賢者「もう少し待って!」ブツブツ…
勇者「まだスカラをかけれそうか僧侶!」ドガァ ッ !
僧侶「はい…!大丈夫です!」ブツブツ…スカラ! ブツブツ…スカラ…ブツブツ…
戦士「氷が砕ける!!追加はまだか!!」ズバ ッ
魔王「ガアアアアアアアア!!!」ピシッ!パキパキッ!
賢者「今終わったわ!!」スゥー…
魔王「ンンンンアアアアアアアア!!!!」パリッ…バリパリッ
賢者「マヒャド!!」ピロピロピロン
魔王「!? ちくしょお…!!ちくしょおおおおおおおおおおおおお!!!!」
魔王「」ガチンゴチン…
勇者「フゥ…ハァ…なんとか間に合ったようだな…」
戦士「まるで氷像だな」
僧侶「ゼェ…ゼェ…かけられるだけ…かけましたよ勇者さん…」
勇者「ありがとう僧侶。もう休んでくれて構わん」
バトルマスター「して勇者よ。これからどうするのだ」
武道家「氷漬けにしたところで魔王は死にはしないぞ」
勇者「それについてはもう考えてある」
賢者「まさか氷ごと砕くとか言わないわよね」
勇者「怖いくらい鋭いなお前。そのまさかだ」
戦士「勇者よ…先にも言ったが魔法で造られた氷はそうそうの事では砕けないぞ」
勇者「ならそうそうの事をすれば良いだけだ。そうだろう?」
僧侶「ちょっと無茶じゃないですか…?」
勇者「まぁ聞いてくれみんな」
勇者「氷を砕く方法には俺の編み出した必殺技、パンプアップ。
それと唯一俺の覚えているルーラを使って砕くつもりだ。何か質問はあるか」
武道家「パンプアップはまだしもルーラでどうすると言うのだ勇者よ」
勇者「良い質問だ武道家」
勇者「ルーラと言う呪文は実に不思議な呪文だ。
どんな距離でも一定のMPで、しかもほぼ同じ時間で移動する」
戦士「それがどうしたと言うのだ」
勇者「まだ分からんか。ルーラを使わないお前らには分からんだろうが
ルーラは上に飛ぶだけでは無く横にも飛べるハズだ」
勇者「つまり目的地を魔王城から一番遠くに設定し、
そして横に飛ぶ様に加減して魔王に勢いそのまま突っ込む」
勇者「そうすれば恐らくだが賢者の造った氷も、そして中の魔王も砕けるハズだ」
賢者「ハズって…」
勇者「まぁやって見る価値はあるだろう」
僧侶「でもルーラって体にかなり負担がかかりますよ?それにパンプアップも併用して使うとなると…」
勇者「その為に僧侶、君にスカラを目一杯かけてもらったんだ」
僧侶「それでも…」
勇者「心配はいらない。僧侶の回復にバトルマスターの特製筋肉薬草茶もある」
バトルマスター「中々お目が高いじゃないか 」
勇者「出来たら飲みたく無いがな」
勇者「ま、そう言う事だ。もし砕ききれなかったその時は…
戦士、武道家、バトルマスター。頼んだぞ」
武道家「物騒な事言うんじゃない」
戦士「任せてくれ、その時は氷ごと魔王を切り刻んでやろう」
バトルマスター「その時は粉々に砕いてやるよ」
勇者「あ、っとそれと僧侶」
僧侶「なんです?」
勇者「俺が魔王に突っ込んだその直後に回復をかけてくれんか」
僧侶「はい。分かりましたそのくらいなら任せて下さいます」
勇者「賢者、もしも魔王を砕き損ねてもう打つ手が無い場合にリレミトでここから即座に脱出してくれ」
賢者「分かったわ。」
勇者「よぅーし。それじゃあ作戦名その名も【筋肉と魔法の融合】開始だ!!」
勇者「グヌヌヌヌヌヌヌ…………………………
パ ン プ ア ッ プ ? ! ! 」
勇者「Fuuuuuuuuuuuu……………」ムキムキムキ……ッッ!!
武道家「いつ見ても素晴らしい筋肉だな」
戦士「惚れ惚れするよ全く」
バトルマスター「肩がすげぇーや」
賢者「僧侶、そろそろ詠唱を始めた方がいいんじゃない?」
僧侶「そうですね」ブツブツ…
勇者「ググ…ギギギ…(目的地を始まりの大地王国に設定して…)」ググ…
勇者「グギギギ……(角度は…これくらいか…)」ギチギチ…
勇者「ガアアアアアアアア!!!(飛べよぉぉぉぉぉぉおお!!!)」ピロピロピロン
勇者「(よし!ちゃんと地面と平行に飛べてる!)」ビュォォォォォォォォォオオオオ…!
魔王「」ガチンゴチン
──────────ギィィイィィイィィィイイイイインン……!!!
魔王「」ピキピキ…バキッ…
勇者「ギギギギ……!!(あ、いってぇ…くっそ硬いし…これもう一度するのか…)」
勇者「(早く……回復してくれ……)」ガクガクガク……
僧侶「ブツブツ……ベホマ!」ピロピロピロン
勇者「Fuuuuuuuuuuuu…………(ふぅ……痛みが引いてく…よし!いっちょやるか!)」ググググ…
勇者「(ルーラ!!!)」ピロピロピロン…
勇者「Aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!」ビュォォォォォォォォォオオオオ……
魔王「」
────────────────ゴッッッッシャァァァ……
魔王「」パリ ィ ィ ィ ィ ィ ィ イ イ イ イ ン ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
グチャァ…
魔王だったもの「」
戦士「どうやら…勝ったようだな」
武道家「流石勇者だ。神に選ばれただけある」
バトルマスター「ほんとにな…」
賢者「うわっ氷が溶けてえらいことになってる…見ちゃダメよ僧侶」
僧侶「は、はい…」
勇者「グギギギ…(はぁ〜痛ぇー……萎えるわぁ……)」ギチギチギチ…ズムン
武道家「おい!パンプアップが解除されたぞ!」
戦士「よし…一先ず勇者を連れてここを脱出するぞ!」
バトルマスター「賢者、頼めるか」
賢者「分かったわ」ピロピロピロン
────────────────────────────
─────────────
─────
それから本当にいろんな事があった
捨てられたハズの祖国に英雄と囃し立てられたり
祖国の都に私達の巨像が建てられたり
教科書や歴史にも名を連ねる偉人達の仲間入りもした
戦士は祖国の軍をまとめ上げる軍師にまで上り詰めた
武道家は鍛練の旅に出ている、今でも時々世界各地の土産物が送られてくる
バトルマスターは闘いを極めし者として各地に飛んで道場を開いているらしい
僧侶は世界各地を転々としながら魔王軍との戦いで傷ついた人達を得意の回復魔法で癒す旅に出た
賢者はその旅に同行してる、何でも僧侶一人じゃ心配らしい
───────────────私は
祖国の姫君から求婚されたりもしたが断った
何故なら私には筋肉の可能性を世に説くと言う使命があるからだ
この旅が終われば結婚に向けて本腰を入れていくつもりだ
姫君がまだその気で居てくれたら良いが・・・
────────どこかの町 〜講堂〜
勇者「かの忌々しい魔王も筋トレをして手に入れた肉体で私達のパーティーを大いに苦しめた」
勇者「いいですか皆さん。筋肉は無限の可能性を秘めている」
勇者「それを生かすも殺すもあなた達の決める事です」
勇者「ただ一つだけ、男性が筋肉を付けて細マッチョやゴリマッチョになれば大いに異性にモテる」
勇者「それは女性にも当てはまる事です。
女性のしなやかで美しい筋肉は世の男達の目をさぞ惹き付けるでしょう」
勇者「最後にもう一度、それを生かすも殺すもあなた達の決める事です」
勇者「以上を持ちまして演説を終了とさせて頂きます」
観衆「「「う、うおおおおおおおお勇者かっけえええ!」」」
観衆「「「素敵いい!!抱いてええ!!」」」
勇者「おっと!押さないで押さないで!勇者式筋肉トレーニングの受け付けは逃げないよ!」
勇者「今なら特別価格の一回5000Gだ!一度に見れる人数は限りがあるから決断はお早めにね!」
〜Fin〜
お前らに筋肉の素晴らしさを知って貰いたくて深夜のテンションそのままに書いた
後悔しかない
お前らも深夜のテンションには気を付けろよ。
乙
面白かった
乙
筋肉こそ至強
おもしろかった乙
筋トレしてくる
・ ニュー速VIP@おーぷん2ちゃんねる に投稿されたスレッドの紹介でした
勇者「うおおおおおおおりゃあああああ!!!」ドッパァァァァン
・管理人 のオススメSS(2015/07/04追加)
・極小透けブラの篠崎愛のチクビの位置wwwwwwwwww (画像あり)
・【コスプレ】篠崎愛がピッチピチのふとましい”キャットウーマン”にwwwww【画像あり】
・【鬼畜】俺に冷たい元グラビアアイドルの派遣社員への腹いせに下着盗撮してた結果
・【マ●コ&ケツ丸見え】 外で下半身丸出しにしてる恥ずかしい女がコチラですwwwwww【画像30枚】
・【画像】やっべーもん顔につけて歩いている奴がいるwwww
・【悲報】ΛV女優が鍵開けたまま眠った結果がヤバすぎるwwwwwwwwwwww
・【R-18】弟「……ッ!」パンパンパン 姉「……ッ////」 母さん「あなたたち何してるの!」& lt;/a>
・【R-18】娘「勝手に部屋に入ってこないでよ、パパ!」
・男「これより……貴様のケツをさわる」 女「ほう……」
・【マジキチ注意】俺「セックス、、ノート、、?」
・特殊部隊員「き!木村カエラが近付いてきます!」リングディンドン…
・【工口 グ口 胸糞注意】勇者「魔物とセ○クスした」
・中学の頃プールの時間に女子のパンツの匂い嗅ぎに行ったら親友ができた話
・男「これより……貴様のケツをさわる」 女「ほう……」
・バーン「ハドラーよ、今期オススメのアニメは何だ」
1: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)00:05:28 ID:Xe1
側近「う、うぉぉぉぁーーーっ!!」グッチャア
シュゥゥゥウウウウ…………
武道家「やったか…?」
パラパラパラ……
バトルマスター「なっ!?まさか!」
戦士「いいや……まだだ!!!」
勇者「なにぃ!?」
側近「今のは効いたぞ…」
側近「次はこっちの番だ…」キュインキュインキュインキュインキュインキュイン…
バトルマスター「不味い!!でかいのが来るぞおおおおお!!!」
勇者「総員持てるだけの戦力を持って阻止しろおおおおお!!!!」
パーティーの皆「「「「了解!!」」」」
戦士「うおおおお!!!」ザ ゛シ゛ュ ゛
武道家「ジョイヤー!!」ド ゛コ ゛
バトルマスター「エ゛エ゛ エ゛ ゛エ ゛ イ゛! !」ズ゛ド゛ン゛
勇者「これでとどめだああああああ!!!」ズアッ!!
側近「なっ!?馬鹿な!!まだそんな戦力を隠して居たのか!!」
側近「ちくしょお・・・・ちくしょおおおおおお・・・・!!」グチャア
・ディーラー「納車だよ。保護シートとるからね」 アルト「えっ」
・【マジキチ注意】女「すいません…」モジモジ 膣内洗浄師俺「なんだ股患者か」
・男「よりによって最後の村に生まれてしまった」
・医者「こりゃアレだね、一日30回くらいはオーガズム感じちゃう奇病だね」 俺「うわーん…やったぜ!!」
・【胸糞注意】女「痴漢です!」 男「えっ」 私服警察「えっ」
6: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)00:14:33 ID:Xe1
勇者「はぁ…はぁ………ふぅー」
勇者「これはやっただろ」
シュゥゥゥウウウウ…………
武道家「はぁ………ふぅ………やったか…」
パラパラパラ…………
戦士「!? まさかまた再生するのか!?」
側近「今のはかなり…効いたぞ(なんで生き返ってるんだ……?)」
側近「今度と言う今度は許さないぞ……」キュインキュインキュインキュインキュインキュイン…
勇者「不味い…お前らまだ戦えるk」パッ
パーティーの皆「はぁ……はぁ……グっ……」
勇者「………………ッ」
勇者「撤退!!!!!てったあああああああいいいい!!!!!」
戦士「なっ!ここまで来て引き下がるのか!?」
武道家「俺はまだやれるぞ!」
バトルマスター「血だぁ…血が足りないィ…」ユラァ
勇者「今殺られる訳にはいかない!!!俺たちが殺られたら誰が魔王を殺すんだ!!馬鹿野郎共めが!!」
戦士「それでも…!」
勇者「でももクソも無いんだよ馬鹿野郎!!!死にたく泣けりゃさっさと動け野郎共!!!!」
戦士「くっ…」
7: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)00:24:36 ID:Xe1
──────────何故か魔界にある町
宿屋
勇者「今宵集まって貰ったのは他でも無い。今日の側近戦についてだ」
バトルマスター「確かに手応えはあった。確かに殺したハズだそれも二回」
戦士「だが現に奴は復活して二度も俺たちと交戦した」
勇者「不死のモンスターなのか?」
武道家「それは無いハズだ。不死種特有のなんとも言えない腐敗臭が無かった。皆も近接だからかなり近づいたが臭わなかっただろ?」
勇者「確かに…」
戦士「死んだ者を生き返らせる事はいくら魔王であっても一度しか出来んだろう。それに奴らには神の加護が無い」
武道家「じゃあ何故奴は二度も生きk」
バトルマスター「とりあえず明日からはしばらくレベル上げだ。レベルを上げれば大抵何とかなる。」
バトルマスター「それで良いよな?勇者。」
勇者「ああ。バトルマスターの言う通りだ。女は裏切るがこれまで積み重ねて来た筋肉。レベル。経験値はうらぎらない」
勇者「明日からはしばらく特訓期間とする。」
10: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)00:31:55 ID:Xe1
俺達は側近に事実上敗れて以来、これまで以上に一心不乱にモンスターを狩り続けた
来る日も、来る日も、来る日も来る日も来る日も来る日も。モンスターを狩り続けた
体が今にもぎちぎちと音をあげそうになるほど体を苛めに苛めた。
だが、確かに筋肉が体に付いてる実感が俺を、俺達に自信をくれた。
筋肉と金だけが唯一俺達を裏切らない。
筋肉だけが俺達を癒してくれる
11: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)00:41:04 ID:Xe1
────────────魔王城
勇者「お前達、ここまで良く俺について来てくれた。」
勇者「かつてのパーティーメンバーに裏切られ、国に見捨てられ、人から恐れられ」
勇者「それでもなお魔王の恐怖から世界を救う為に、良くここまで来てくれた。」
武道家「水臭いぞ勇者…俺達は仲間だろ?」
戦士「そうだぞ勇者、それに世界を救う為だ。」
バトルマスター「勇者…お前、消えるのか…?」
勇者「ありがとう…ありがとうみんな…よし…
勇者「突撃!!!!突撃ぃぃぃぃぃいいいいいいいい!!!!!!」
パーティーのみんな「ヲヲオオオオオヲオヲオオオヲヲヲオオオオ!!!!!!!」
13: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)00:48:40 ID:Xe1
筋肉を鍛え、レベルを上げた俺達にもはや敵など存在しなかった
雑魚モンスター「キシャアアアアア」シュバッ!
武道家「ヌゥゥン ゛! !」ゴシャァ
今なら側近すらも完封出来るだろう
筋肉を極め、レベルを上げた俺達に恐怖や不安なんて一つまみも無かった
雑魚モンスターB「キエエエエエエエ」シャッ
戦士「ズアア!!」ズシャ ッ ゛
雑魚モンスターC「ハラショオオオオオオ!!!我輩には祖国がある!!!!」
バトルマスター「ゼェアア゛ア゛!!」ブチブチブ チ ゛
16: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)00:52:26 ID:iez
なかなか面白い
しかしこいつら回復どうしてんの
17: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)00:56:21 ID:Xe1
──────所見の間
側近「よくもおめおめとまた顔を出せたな勇者御一行よ」
勇者「御託はいい。さっさと構えろ」
側近「城中めちゃくちゃに壊して置いてそれは無いんじゃないか? まぁいい…」
側近「相手をしてやる・・・・・・
さぁ………来い!!!!!!!」
・・・・・・・・・・
戦士「なんか…あっけなかったな」
武道家「ああ。正直拍子抜けだ」
勇者「それだけ俺達が成長したんだろう。筋肉とレベルを極めた俺達にこそ成せる所業だ」
バトルマスター「おいおい…特薬草の事も忘れてやるな」
勇者一行「HAHAHAHAHA!!」
19: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)01:03:43 ID:Xe1
勇者「しかし…本当に や っ た んだな」
シュゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウ
勇者「」ピクッ
武道家「どうした勇者」
勇者「いや、何でもない」
武道家「そうか?まあいい」
戦士「側近を や っ た 。つまり残すは魔王だけだ。」
パラパラパラパラパラパラ………………
勇者「まさか………そんな馬鹿な……………」
バトルマスター「勇者よ、何をそんなに動揺している。側近は殺したんだ、もう一息だ。そうだろ?」
勇者「い い や ま だ だ 」
──────────カッ!!!
20: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)01:10:14 ID:Xe1
ゴゴゴゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
側近「ッハ!……生きてる」
戦士「馬鹿な!?何故だ!!確かにこの手で葬ったハズだ!!」
側近「え、えっいやでも」
武道家「うあ、ううう、うわあああああああああああ!!!!!」ドッ ゴ ォ ン ゛
側近だった物「」
バトルマスター「こんどこそ や っ た か 」
シュゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウ
戦士「この魔力…まだ蘇生するのか!?」
勇者「 ま だ だ 」
勇者「まだ終わっちゃいない!!!総員戦闘配置につけええええええ!!!!復活し次第叩きのめせえええええええ!!!!!」
勇者一行「了解!!」
21: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)01:11:40 ID:x5M
無限リンチとか酷い
23: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)01:14:08 ID:Xe1
それから俺達は何度も、何度も、何度も何度も側近をミンチにした
だが側近は殺された度に復活した
その度に俺達は側近をミンチにした
数えきれないほどミンチにした
食ったりもした
でも、それでもなお側近は復活した
いくら筋肉の鎧を纏い、レベルを極限まで上げた俺達でも人間の域を出てはいない
所詮は人間だ。疲れるし腹も減るしセックスもしたい。
24: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)01:22:03 ID:Xe1
戦士「勇者…特薬草が……底を尽きた…撤退するぞ…」
シュゥゥゥウウウウ
側近「………」ぐたり
勇者「でも…!でもまだ俺は戦える!!」
戦士「回りを見ろ!!!」
勇者「」パッ
武道家「ぐあっ筋肉がッ!筋肉がぁぁあああぁぁああ!!助けてくれえええ!!僧侶おお!賢者アああ!誰でも良いいい!!ホイミをかけてくれえええ!!」ジタバタ
バトルマスター「次はお前を血祭りにあげてやるううう!!」
雑魚モンスター達「ギャアアアアアアア」ブチブチブチブチブチブチ
戦士「もう戦える状況じゃない!!ここは退くぞ!!」
勇者「くっそぉぉぉおおお!!!」ゲシッ
側近「ぎゃああああああああああああああ」ぐちゃあ
勇者「許せバトルマスター!」ドスッ
バトルマスター「グッ」くたり
勇者「戦士!!お前は武道家を頼む!」
戦士「了解!!」
───────────────────
──────────
25: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)01:27:52 ID:Xe1
─────────────────何故か魔界にある町
宿屋
勇者「………」
戦士「………」
武道家「筋肉が……肉離れ………クソッ!」
バトルマスター「おいおいここは通夜会場か?パーっと行こうや」
勇者「…………側近を…いくら殺しても復活する…恐らく、これは上限回数など無いだろう」
戦士「それじゃ俺達は勝てないのか…?」
武道家「ここまで来てまさかこんなドでかい壁にぶち当たるとは…」
26: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)01:31:48 ID:Xe1
勇者「恐らく奴は何か呪い的な強大な…筋肉だけじゃどうしようも無いものがバックに控えてるんだろう」
戦士「魔王は一体どれほどの力を…」
武道家「考えていても始まらないだろう。一先ず今日は寝て明日今後の方針を定めよう」
勇者「そうだな…みんな寝る前の筋トレを怠らない様に…では、解散ッ」
バトルマスター「武道家は今日は筋トレを控えろよ」
27: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)01:39:46 ID:Xe1
翌日
勇者「おはよう諸君。昨日は良く眠れたか?」
バトルマスター「そりゃもう、ええ」
戦士「昨日あれだけ戦ったんだ、泥のように眠れたよ」
武道家「それより…これからどうする。側近は殺しても死なない、魔王は恐らく想像を絶する強さだろう。例え側近を無視して突き進んでも勝ち目は無いだろう」
勇者「・・・・・・賢者達に会いに行こう。何か側近を復活させない呪文とかそういうの、覚えてるかも知れない」
武道家「裏切り者の助けを借りると言うのか!?俺は御免だぞ!!」
勇者「これは俺達個人の問題ではない。これまでは筋肉だけで対処出来ていたが今はどうだ?」
武道家「・・・」
勇者「プライドで世界は救えないんだ武道家。分かってくれ」
戦士「勇者の言う通りだ、会ってみる価値はあるだろう」
武道家「チッ…分かったよ」
バトルマスター「それでこそだ」
28: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)01:46:54 ID:Xe1
勇者「確か…賢者達は王都の特殊作戦魔法部隊に就職したと聞いている」
戦士「出世したんだな。」
武道家「王都勤めか…さぞいい生活をしているんだろうな」
勇者「王都へは俺が唯一覚えている呪文、ルーラで移動する。」
バトルマスター「え?いつも通り足に重りを着けてマラソンがてら筋トレするんじゃないのか?」
勇者「早い方がいいだろう、こうしてる間も魔王軍は進行を進めているんだ」
武道家「今日出発するのか?」
勇者「もちろんだ支度を済ませておけ、10分後には魔界を出る」
29: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)01:53:14 ID:Xe1
──────────────────────
──────────────
────────
勇者「よし、忘れ物は無いか諸君」
戦士「遠足じゃないんだぞ勇者」
勇者「ン゛ン゛ン ゛」
勇者「よし、出発するぞ!」
勇者一行「おう!!」
勇者「飛べよおおおおおおおおお!!!!!」ピロピロピロピロン
勇者一行「」ドヒューン…ドヒューン…
30: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)02:07:38 ID:Xe1
王都、宮殿内
賢者「ええ、その件は…ええ、はい、はい……ですから…」
時を同じくして宮殿上空
勇者「目標捕捉!!!!!」
勇者「着陸よおおおおおおおおおいい!!!!!!」ブォォォォオッ
勇者一行「了解!!これより着陸体勢に移行する!!!」ブオオオオオオオオ
勇者「くれぐれも膝を壊すなよお前ら!!!」
宮殿内
賢者「はい、ええ、だから…はい、そうです。」
勇者「」ドゴオオオオオオオオオオンン!!!!
賢者「」ビックゥ
僧侶「賢者さん、そろそろお昼休憩でs」
武道家「」ドガアアアアアアアアアン!!!!
僧侶「」ビックゥ
賢者「ちょっと!!ここを何処だt」
戦士「」ドオオオオオオン!!!!
賢者「ひぃっ!」ビックゥ…ペタリ
僧侶「何!?敵襲ですか!?」
バトルマスター「」ドッゴオオオオォォオオン!!!!
賢者「何…何なの一体…」
勇者「諸君。膝の皿は無事か」
戦士「こちら異常なし」
武道家「こちらも異常は見受けられない」
バトルマスター「寧ろ調子が良いくらいだ」
勇者「よし。無事に着陸に成功したようだな」
32: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)02:19:51 ID:Xe1
僧侶「せいっ!やっ!」フォン…ブォ…ン
勇者「おい。立て賢者」ペチンペチン
勇者「あと僧侶、俺達は敵では無い。この顔を忘れたか僧侶よ」
僧侶「宮殿の屋根にっ!五つもっ!穴をっ!空けておいてっ!何をっ!」フォン … フォン… ブォ ゛ン…
勇者「…ま、良い」ペチン …ペチン… ペチン… ベキィッ…!
<テキシュウ!!!テキシュウウウウウウ!!!!ソウインセントウハイチニつけええええええ!!!!
戦士「それより、だ」
武道家「ああ、」
バトルマスター「とりあえず場所を移すぞ勇者。」
勇者「分かっている、みんな俺に掴まれ。」
勇者「戦士は僧侶を、武道家は賢者を頼む。」
バトルマスター「俺は?」
勇者「諸君。今回はやわな女を抱えて飛ぶ。細心の注意を払ってくれ」
戦士&武道家「分かっている」
勇者「よし、行くぞ!!!」
勇者「飛べよぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!!!」ピロピロピロピロン
勇者一行&賢者達「」ドヒューン…ドヒューン…
33: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)02:25:40 ID:Xe1
───────────魔界に一番近い町。の遥か上空
勇者「諸君!!!!大地が見えて来たぞ!!!!!!」ブオオオオオ
勇者「着陸の用意をしろおおおおおおお!!!!!」ブオオオオオ
戦士「了解!」ブオオオオオ
武道家「了解!」ブオオオオオ
バトルマスター「了解!」ブオオオオオ
勇者「くれぐれも着陸時に膝の皿、それと賢者達に傷をつけるな!!!!!」ブオオオオオ
勇者「繰り返す!!!!くれぐれも膝の皿、それと賢者達に傷をつけるな!!!!!!」ブオオオオオ
──────────────────────
──────────────
34: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)02:27:29 ID:Xe1
──────────────────
───────────
勇者「ぬぅん!!」ドッゴオオオオォォオオン…パラパラ パ ラ…
賢者「ひいぃ……し、死ぬ…」
戦士「ぐおおおおお」
35: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)02:31:21 ID:Xe1
──────────────────
───────────
勇者「ぬぅん!!」ドッゴオオオオォォオオン…パラパラ パ ラ…
上空
賢者「ひいぃ……し、死ぬ…」
戦士「ぐおおおおお」ス ド ゛ ン ゛ ゛
賢者「ひぇぇ」チョロチョロ…
上空
僧侶「う゛っ 」カクン
武道家「ヌゥウンン!!」ズド ン ゛
上空
バトルマスター「ン゛ン゛ン゛」ドッゴォオオオオオオオン……
36: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)02:42:06 ID:Xe1
勇者「諸君!!!膝の皿は無事か!!!」
武道家「なんとか無事に着陸出来た。問題ない」
バトルマスター「俺も同じく異常は無い」
戦士「ぐっ……俺も、問題は無い」ズキン…ズキン…
勇者「お前、…お前まさか」
戦士「それより……ッ!賢者達をだな…」ズキンズキンズキン
勇者「…分かった。」
勇者「おい、怪我は無いか僧…侶!? 」
僧侶「」
勇者「おい!おい!」ペチペチ
勇者「おい!返事をしろ!僧侶!僧侶おおおおおおお!!!!!」
バトルマスター「落ち着け勇者。気を失っているだけだ」
勇者「ン゛ッン゛ ン゛」ウェッホン
勇者「賢者、無事か賢者よ…!?」
賢者「」グスグス
賢者の回りの大地「恵みの雨じゃあ!神は我等を見捨ててなぞいなかった!」マツリダーマツリダー!
勇者「まぁ、無事…と、言うことで。」
───────────────────────
───────────────
37: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)03:00:58 ID:Xe1
────────魔界に一番近いの町
宿屋
賢者「こんな恥をかかかされた事がいまだかつてあっただろうか、いや無い」プンスコ
戦士「許せ賢者俺が悪かった」
賢者「」プンスコ
勇者「武道家よ。僧侶はどうしてる」
武道家「今部屋で寝かせている。相当負担がかかったんだろう」
勇者「重ねて聞くが無事なんだな?」
武道家「保証しよう」
賢者「て言うかアンタ達何者なの!?いきなり宮殿の屋根突き破って登場して!私たちを拐って!」プンスコ
勇者「おいおい忘れたとは言わせないぞ賢者」
武道家「そうだぞ賢者よ。俺達を裏切っておいて白々しいんじゃないか?」
賢者「こんな筋肉ダルマ知り合いに居ないわ!」バァ ン !
勇者「え…。いや勇者なんだけどマジで記憶に無いのか…?」
賢者「あの勇者がこんなゴリゴリのマッチョな訳ないでしょ!」
勇者「・・・・・・・・」
戦士「・・・・・・・・」
武道家「・・・・・・・」
バトルマスター「・・・」
賢者「・・・・ホンとに勇者なの?」
勇者「如何にも。我こそあの時お前達に裏切られた勇者である」
38: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)03:07:53 ID:Xe1
賢者「まさか…お礼参りに…」タラリ…
勇者「そんな事するほど暇じゃないんだ俺達は」
賢者「じゃ、じゃあ一体何が目的なの…?」
勇者「いや少し頼みがあってだな」
バトルマスター「戦士よお前膝の皿をかなり痛めたのでは…」コソコソ
戦士「まぁ…僧侶もいるし何とかなるでしょ」ボソボソ
勇者「おい今大事な話をだな」
戦士「すまん。続けてくれ」
賢者「それで、頼みって?聞くだけ聞いてあげるわ」
勇者「何て言えば良いか……」
賢者「何よ、ハッキリしなさい」
39: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)03:15:57 ID:Xe1
勇者「側近の蘇生を止めたりする呪文って覚えてないか?」
賢者「え?」
勇者「いやだから側近の蘇生をとm」
賢者「えーっと…えっ??」
勇者「聞け。」
賢者「側近ってあの、魔王の右腕の?側近の事?」
勇者「聞けってば」
賢者「あ、ごめん続けて」
勇者「だからだな。側近をいくら殺しても復活するんだ、それを止める呪文とか、そう言う感じの覚えて無いか?」
賢者「そんなピンポイントな呪文そもそも無いけど」
勇者「 」
40: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)03:27:28 ID:Xe1
勇者「そんなっ馬鹿なっ」ミシミシミシ…
テーブル「ひぎぃこわれちゃぅ」
戦士「勇者よ、落ち着け」
武道家「そうだ勇者よ。テーブル代も馬鹿にならないのだ」
勇者「おっと、すまない」スッ…
賢者「えーっと…魔族が一度死んでから蘇るなんて考えられないんだけど」
バトルマスター「だが確かにこの目で側近が復活するのを見た」
戦士「バトルマスターの言う通りだ。蘇る度に俺達は何度も側近を殺した」
武道家「そりゃあもう。沢山」
賢者「う〜ん……」
勇者「とりあえず今日は寝て、明日もう一度話そう。くれぐれも筋トレを怠るなよ諸君。」
賢者を除く勇者一行「分かっているとも」
勇者「では解散ッ!」
41: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)03:34:22 ID:Xe1
バトルマスター「ちょっと待て勇者、部屋割りはどうするのだ。そこんところ重要だぞ勇者よ」
勇者「馬鹿かお前は。賢者と僧侶で一部屋俺含むそれ以外の野郎は各一部屋だ」
バトルマスター「まぁ…そうだよな普通に考えて」
勇者「当たり前だ馬鹿野郎さっさと筋トレして寝ろ」
勇者「一応聞くが他に質問は無いか諸君。」
「「「「………………」」」」
勇者「無いな、解散。」
42: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)03:41:25 ID:Xe1
───────────────────
─────────
勇者「おはよう諸君。昨日は良く眠れたか」
戦士「そりゃあもう、ええ」
武道家「久々に空を飛んだから体中筋肉痛だ」
勇者「武道家、君はまだ育つのか。」
武道家「お陰さまでな。」
勇者「賢者よ、僧侶に説明はしてくれたか?」
賢者「あらかた説明したわ」
勇者「そうか、助かる。それで体調はどうだ僧侶よ」
僧侶「まだすこし気だるいけどまぁ大丈夫です」
勇者「それはよかった。それで側近 についてだが」
43: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)03:53:17 ID:Xe1
賢者「何度も蘇るなんてにわかに信じがたいわ…」
勇者「その事について昨日少し考えてな…」
賢者「なに?」
勇者「実際に見てもらった方が早いと思ってな。」
武道家「それは良い。」
賢者「え?今から魔王城に乗り込むの?」
勇者「如何にも。それで良いよなお前ら?」
戦士「うむ。」
バトルマスター「何ら問題は無い」
武道家「その方が早いだろうな」
僧侶「でも魔王城って魔物も狂暴だし…それなりの準備とか…」
勇者「む、それもそうだな。武道家よ、特薬草を買えるだけ買って来てくれないか」
僧侶「あ、いや回復は私が…」
勇者「あ、そっか」
勇者「ではとくに準備する事も無いので20分後に町を出て魔王城に出発する。各自準備をしておけ!!」
賢者「ホンとに大丈夫なのかな…」
44: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)04:09:25 ID:Xe1
勇者「おっとその前に、だ」
勇者「僧侶、戦士の膝の皿を治してやってくれないか」
僧侶「はい!任せてください!」
<センシサーンヒザダシテクダサイ!
<ドウシタトイウノダソウリョヨ
<ホラ!ハヤクハヤク!
<ワカッタ、ワカッタカラオチツケソウリョヨ
<ウワァコレハヒドイ…デモアンシンシテクダサイ!スグニナオシチャイマス!
────────────────────────────
─────────────
45: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)04:14:03 ID:Xe1
────────────────────────
──────────
勇者「よし、出発するぞ諸君」
勇者「野郎諸君!!腕に、足に重りは付けたか!!!」
野郎共「おう!」
バトルマスター「とびきり重いのをつけてるぜ!!」
勇者「そりゃあいい!では、出発する!」
野郎達「ウオォォォォーーッ!!」
僧侶「おー!」
賢者「(本当に大丈夫なんだろうか)」
48: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)22:10:36 ID:Xe1
勇者「そろそろ…フンッ!魔界に続く門を管理してる町に…フンッ!着くハズだ」ガチャン … ガチャン…
賢者「歩いてる時くらいダンベル上げやめたら?」
勇者「筋トレを…フンッ! 止める暇なんて…フンッ! 無いよ… 」ガチャン ガチャン…
賢者「あっそ。」
勇者「そうだ。」
<フシュルルル…!
武道家「ぬ…敵が来るぞ」ガチャンガチャン ガチャン
強モンスター「キシャアアアアアアアアアアア!!!!」バッ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 強モンスターが現れた! ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
49: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)22:18:37 ID:Xe1
強モンスター「グネネネネ…!」キュインキュインキュイン…
バトルマスター「中々強そうじゃないか」
戦士「軽く捻るか」パキッポキッ
賢者「なに暢気な事言ってんの!そんな所にいるともろに攻撃を受けるわよ!」
僧侶「そうですよ!早く射線から外れないと!いくら体を鍛えるって言ってもあんなの喰らったらひとたまりも無いですって!」
いくら体を鍛えるって言っても(エコー
ひとたまりも無いですって!(エコー
野郎共「」ピクッ
50: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)22:25:48 ID:Xe1
強モンスター「目標捕捉、入射角OK。エネルギーを発射サイロに移動する。」キュインキュインキュイン…
勇者「野郎共おおおおおお!!!!決してその場を動くなあああああああ!!!!」
賢者「ちょ」
勇者「今まで鍛え上げた筋肉!!!!今こそ見せつける時!!!」
戦士「了解!!命に代えても!!大地に根を生やしてでも動くまい!!!」
武道家「筋肉の力、思い知れ魔物めが!!!」
勇者「戦士は僧侶を!!武道家は賢者を庇え!!!!俺とバトルマスターは敵がエネルギー波を撃ち次第反撃に出る!!!」
勇者「反撃の準備をしておけバトルマスター!!!」
バトルマスター「了解!」
僧侶「馬鹿言ってないで避けて下さいよ!」
52: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)22:35:18 ID:Xe1
強モンスター「コォォォォォ…」スッ…
戦士「止まった…?」
強モンスター「ヌゥゥゥゥェァァァァ……」グ…ググ…
武道家「いや……」
勇者「でかいのが来るぞおおおおおおおおおお!!衝撃に備えろお!!構えを崩すな!!!」
僧侶「ねぇ私が悪かったから!ね!避けよ!ね!?」
強モンスター「system all green
fire!!!!」
53: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)22:43:59 ID:Xe1
勇者「う、うおおおおおおおおおおおあああああああああ!!!!!」グググググ………
戦士「ン"ン" ン "ン " ン " ン " ン "」ギギギギ…
賢者「ひぃぇ…」ペタリ…
武道家「ぬうううううああああああああああ!!」シュウウウウウウ……
僧侶「あっつ!あっつい!ちょ!」ジリジリ
バトルマスター「ぬわーーーっっ!!」ジュウウウウウ…
強モンスター「砲身冷却。」シューッ…モクモク…
勇者「怯むなああ!!おいバトルマスター!!反撃に転じるぞ!!!」バキィッ
バトルマスター「ヌ"フ ゥ わ、分かっている」ヨロ…
勇者「もういい!!俺一人でやる!!」
54: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)22:49:02 ID:Xe1
勇者「(この技を編むのに莫大な量のプロテインとささみを消費した)」ゴゴゴゴ…
戦士「まさかアレを使うのか!?」
武道家「危険だ勇者!考えを改めろ!」
勇者「秘奥義………」スゥゥゥゥゥ………
バトルマスター「やめろ勇者!!そんな事をしたら筋肉が……肉離れを引き起こすぞ!!!」
賢者「(肉離れ?)」
勇者「コォォォォ………………………
パ ン プ ア ッ プ 」ムキ…ッ!ムキムキムキムキッ!!!!
55: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)22:59:53 ID:Xe1
強モンスター「(!?? 何だアレは!?鬼か!?)」シャー!
勇者「」ドシン…ドシン…ドシン…
強モンスター「く、来るな!」カタカタ…
勇者「」ピタッ
強モンスター「(頼んで見るもんだな)」ホッ
勇者「」スゥゥゥゥゥ…
戦士「あ、あれは!あのポーズはスターティングポーズ…!」
強モンスター「え? えっ?」
勇者「」ダン…ッッッ!!!
ドシン……ドシンッ………ドシンッ!……ドシンッ!!ドシンッ!!!ドシンッ!!!ドシンッ!!!!
強モンスター「ちょっ待っ」ズムッ
バトルマスター「タックル入ったァ!!」
強モンスター「ぐべあ」グチ ゛ャ ア
勇者「Fuuuuuuuuuuuu………………………」プシューーッ!
僧侶「おえぇ…」
─────────────────────────────────
─────────────────
56: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)23:09:50 ID:Xe1
賢者「だから避けようって言ったじゃん!」プンスコ
勇者「肉がぁ…肉がぁぁぁあああ!!僧侶ぉ!賢者ぁ!!誰でも良いぃ……ベホイミをかけてくれえええ…」ジタバタ
戦士「僧侶よ。勇者がうるさいから回復してやってくれんか」
僧侶「はぁぁ……分かりました…」トコトコ
勇者「誰か!誰かぁ!!誰でもいい!!助k
僧侶「静かにしてください!今治しますから!」ピロピロピロン
勇者「ッ…………………ハァ!!!死ぬかと思った……」
賢者「…馬鹿じゃないの?」
57: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)23:15:10 ID:Xe1
勇者「こ、この感じ…!」ムキッムキッ!
賢者「プンスコプンスコ……ねぇ!聞いてるの!?」
勇者「あ、ああ…間違いない……筋肉が魔法によって超速回復したお陰でかなりパワーアップした…!」
野郎達「なにぃ!?それは本当か!!」ガタッ
賢者「聞いてないじゃん!!」ブンスコ
僧侶「は、はは…」
59: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)23:21:47 ID:Xe1
賢者「もういい!寝る!!行くよ僧侶!」
僧侶「あ、は〜い!今行きます〜」
武道家「勇者よ!それはまことか!!」
勇者「間違いない…!この上腕二頭筋がその証だ…!ぬぅぅん!!」ムキィッ!!
野郎達「す、すげぇ…」
僧侶「そ、それじゃもう寝ますね。皆さんも夜更かしは駄目ですよ〜」
<ソウリョー!マダー?
僧侶「今行きま〜す!」トテテテ…
60: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)23:30:14 ID:Xe1
勇者「見ろ!!この腹直筋を…!!」ムキムキィッ!
バトルマスター「どこまでも見事なシックスパットだな勇者よ」
武道家「ああ、まさに神に選ばれし筋肉よ…」
勇者「見ろ!!この!!胸鎖乳突筋をぉ!!!」ムッキィィ…!
野郎共「は、半端ねぇ………」
────────────────────────────
────────────
勇者「ぬ。もうこんな時間か」
勇者「諸君。そろそろ寝るぞ」
武道家「ああそうするとしよう。これ以上の夜更かしは筋肉の敵だ。」
勇者「今日は寝る前の筋トレを控えるように!!」
戦士「心得た。」
バトルマスター「了解!」
勇者「以上!解散ッ!」
61: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)23:48:47 ID:Xe1
─────────────────────────────────
─────────────────
勇者「おはよう諸君。昨日は良く眠れたか?」
賢者「ええ!お陰様でね!」
勇者「まだ怒っているのか賢者よ…」ふぃー…
賢者「ふん!」
戦士「僧侶よ…お、俺にもベホイミをかけてくれないか」
武道家「戦士よ。抜け駆けは無しと言ったハズだ」
バトルマスター「武道家の言う通りだ。」
野郎's「さぁ!早くベホイミを…!」ズイィ…
僧侶「熱苦しいから離れて下さ〜い!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・
勇者「では諸君!そろそろ魔王城に出発するぞ!」
戦士「頼む僧侶。この通りだ。」ペッコォ〜…
武道家「俺からも頼む!」土下座
バトルマスター「頼む!金なら払う!」
僧侶「ちょ!そんな事されても困ります〜!」
勇者「・・・・」
勇者「聞けぇぇエエエエエエエエエエエエエえええええい!!!!!!!!!!」
「「「「「………………」」」」」
勇者「うう゛ん ゛」
勇者「えー今から…そうだな20分後に宿屋を出て魔王城に向けて出発する!各自準備をしておくように!」
戦士「了解」
武道家「特薬草なら任せろ!」
62: 名無しさん@おーぷん 2015/07/29(水)23:57:45 ID:Xe1
勇者「忘れ物は無いか諸君。」
戦士「勇者よ。遠足ではないのd
勇者「無いな!よし!では出発するぞ!おっと!野郎共!足の重りを忘れるなよ!!」
野郎共「オウ!!」
僧侶「(なんて暑苦しい人達なの…)」
賢者「下らない事言ってないでさっさと行くわよ。」
野郎共「下らないだと?」
賢者「わー!わー!ごめんごめん!私が悪かった!重りも重要だね! ね!」
勇者「…まぁいい」
勇者「よーし!そろそろ行くぞ!」
野郎共「オォォォォォォォーーーーッ!!!」
63: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)00:10:31 ID:xg4
キング・クリムゾンッ!!
・
・
・
勇者「よし。着いたぞ諸君」
賢者「スゴい魔力ね…」
僧侶「鳥肌ものです…」
戦士「これで三回目か…」
バトルマスター「何か手がかりが掴めるといいが」
武道家「言ってても始まらんだろう。さっさと行くぞ」
勇者「えー。それでは…」ゴホン…
勇者「突撃!!!!突撃ィィィィィイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!」ズダダダダダ!
野郎共「ヲヲオオオオオオオヲヲヲヲオオオオオオオオヲヲヲ!!!!!!!」ドドドドドドドドドド!!
僧侶「おおー!!」タッタッタッタッ…
賢者「(えぇ……)」
64: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)00:17:03 ID:xg4
目撃者は語る
目撃者A「ええ、確かにこの目で見たわ。四人の大男達が魔物を次々と捻り殺して行くのを」
目撃者B「私の目にはどちらも魔物に見えました…思い出しただけでも…うっ、おぇえぇ」ビチャピチャ…
目撃者A「僧侶…」サスサス…
目撃者B「ありがとうございます賢者さん…うっぷ…うぇ…」ピチャピチャ…
勇者「ふざけてないで行くぞ。そろそろ側近の居る所見の間につく」
65: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)00:31:22 ID:xg4
───────────────────
─────────
勇者「この扉を開けたらすぐそこに側近が居る。」
賢者「いよいよ、ね」
バトルマスター「今度こそ収穫を獲ねば」
シュインシュインシュイン…
勇者「!?」
戦士「どうした。勇者よ何か問題でm !?」
勇者「構えろおおおお!!!エネルギー波が来るぞおおおお!!戦士!!武道家!!僧侶と賢者を守れ!!」
賢者「」ビクッ
「「了解!!」」
僧侶「デジャビュ…」
勇者「バトルマスター!」
バトルマスター「何だ!」
勇者「お前は…自分の身を守れ!!」
勇者「来るぞおおおおおお!!!」
──────────カッ!!!
66: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)00:31:27 ID:xg4
68: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)00:44:33 ID:xg4
─────────所見の間
側近「ふぅ……はぁ……はー…」
側近「やったか…?これはやっただろ…」
側近「お前もそう思うだろ?」
雑魚モンスター「あ、あっ、ああ、アレ」ガタガタ
側近「お前は顔無しk
ゴゴ ゴ ゴ コ ゛コ ゛ コ ゛コ ゛ コ ゛コ ゛ コ ゛コ ゛ コ゛ コ ゛
側近「は?」
雑魚モンスターB「いいや…まだです…!まだ終わっちゃいない……!!」ガタガタ
勇者「その通りだ ふんッ! (あ、生き返ってる)」
雑魚モンスターB「ひぃ」グチャッ
戦士「勝手に殺さないでくれ、よッ!!」
雑魚モンスター「いやぁ…」メキメキメキ…グチャ
側近「ひぃ…」
69: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)00:49:50 ID:xg4
武道家「不意打ちとはやってくれるじゃないか」
側近「あ、いやこれは…えっと、えーっとですね…」ガタガタガタガタ
バトルマスター「特薬草が無かったら即死だったぞ…ええ?」
僧侶「(凄い怯えよう…)」ホロリ…
賢者「(え?何で生き返ってるんだろう…??)」
70: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)00:59:45 ID:xg4
側近「あ、えっと…これには深い深いそれはもう深い理由がですね…」カタカタ
勇者「問答無用!!」
側近「」ビックゥ
勇者「不意打ちなぞ卑怯な手を使う輩は "死" あるのみ!!!」ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
側近「ちょ、ホンと勘弁しt
勇者「ゼ エ ゛エ ゛イ ゛」ズド ン ゛
側近「カ ゛ハ ゛ッ」グッチャァ…
賢者「えっ え?」
武道家「見事な正拳突きだな。」
戦士「胸部に風穴が空いてるぞ」
バトルマスター「ほんとだスゲェ」
僧侶「おぇぇえぇ」ビチャピチャビチャビチャ…
71: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)01:07:34 ID:AJd
僧侶が不憫で……
72: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)01:16:32 ID:xg4
勇者「お、復活しないぞ」
バトルマスター「やはり回数に上限があったのか…?」
賢者「私達が来た意味って…」
僧侶「う゛っ おえぇぇ」ビチャピチャビチャ
賢者「僧侶…可哀想に…」サスサス
武道家「それにしても"やった"んだな」
賢者「ちょ」
シュウウウウウウ…
勇者「そん…な…"まだ"蘇るのか…?」
賢者「バカ野郎ォォ!」ズオゥ
勇者「ちょ、痛い。」
───────パラパラパラパラ…
カッ───────────────
側近「勘弁してぇえ!! …ハッ!ま、また生き返ってる…」
賢者「あーぁ…」
武道家「なんだ賢者よ!何か得たのか!?」
戦士「それは本当か賢者よ!!」
賢者「とりあえず…」チラッ
側近「許して許して許して許して(ry」
僧侶「うぇぇ…」グスグス…
賢者「一旦引き返しましょ、見てられないわ(主に僧侶が)」
───────────────────────────────────
──────────────────
73: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)01:20:25 ID:9Fk
僧侶ぉぉぉぉぉ(泣
74: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)01:27:24 ID:xg4
──────────何故か魔界にある町
宿屋
賢者「僧侶…もう大丈夫よ」サスサス…
僧侶「賢者さん…すみません…」
賢者「いいのよ、このくらい…」サスサス…
勇者「ンん゛ん゛ ゴホン」
勇者「して賢者よ何か収穫はあったのか?」
武道家「そうだ、その様子からしてなにか気づいたようだが」
賢者「ホンとに分からないの…?」サスサス…
バトルマスター「勿体ぶらずに教えてくれ賢者よ」
賢者「あなた達側近をミンチにしてからどんなやり取りをした?」
僧侶「う゛っ 」プルプル
賢者「ああ僧侶…ごめんなさいね…」サスサス…
勇者「確か…」
────見事な正拳突きだな。
────胸部に風穴が空いてるぞ
────ホンとだスゲェ
賢者「そこじゃないわ。」
75: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)01:31:19 ID:9Fk
なんてやり取りだ
76: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)01:36:10 ID:xg4
勇者「文句を言うなら初めから教えてくれよ」ズォォォォオ…
賢者「分かった。分かったから変なオーラを纏わないで」サスサス
賢者「問題のやり取りはこの辺よ」サスサス
─────それにしても"やった"んだな
─────そん…な…"まだ"蘇るのか…?
賢者「これよ。このやり取りよ」サスサス
戦士「何か問題でもあるのか?」
バトルマスター「何ら問題は内容に見えるが」
賢者「あなた達、最終学歴は?」サスサス
勇者「中学校。」
武道家「同じく。」
戦士「私は小学校を卒業してすぐに修行の為に各地を転々としたいた」
バトルマスター「学歴なぞ無意味。力こそが全てだ。」
賢者「 最 終 学 歴 は ? 」
バトルマスター「中学校です。」
77: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)01:40:03 ID:xg4
勇者「戦士…wお前中学出てないのかよ…ww」
武道家「笑ってやるな勇者。戦士は12才にして修行の旅を…ふふww」
バトルマスター「私でも中学校を出てると言うのに戦士と来たら…」ふぃー
戦士「ううっ…」
賢者「黙れ中卒めら」サスサス…
「「「はい。」」」
賢者「続けるわよ?」
78: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)01:47:41 ID:xg4
賢者「あのやり取りは世界で初めて禁忌となった呪文よ」サスサス…
勇者「え?俺MPルーラ二回文しか無いぞ。禁忌の呪文がそんな低コストな訳…」
武道家「俺って魔法使いだったのか…」
賢者「この呪文はMPは必要としないの。」サスサス…
勇者「そんなお手軽な禁忌の呪文があったなんて…」
賢者「高等学校で習う呪文よ。奇跡的にパーティに高等学校を出てる者が居なかったから誰も気づかなかったのね」サスサス…
僧侶「あの、賢者さんもう大丈夫です」
賢者「そう?」
81: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)01:55:51 ID:xg4
賢者「続けるわね」
勇者「頼む。」
賢者「呪文の効果はこうよ」
バトルマスター「ぜんぜん上手く無いぞ賢者よ」
賢者「」ギロリ
バトルマスター「すみません。続けて下さい。」
効果はこうよ
神の悪戯か特定のやり取りや発言で発動する呪文は昔から多々あったわ
例えば…そうね
「俺、この〜〜が終わったら〜〜するんだ…」
こう言ってしまうと高確率で戦いの最中に仲間を庇ったりして死ぬわ
話を戻すわね
あのやり取りはまず前提として自分を含めて仲間が二人いること。
相手を仲間もしくは自分の手で殺害すること。
そして最後にあのやり取りをすれば例え天国でも地獄でもたちまちこの世に蘇るの
83: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)02:07:40 ID:xg4
賢者「古来から拷問に使われていた呪文よ。恐らく今も使われているけどね」
勇者「こえぇ…」
賢者「あなた達は知らず知らずの内に側近を拷問してたって訳ね」
戦士「ひえぇ…」
武道家「武の道を行く者が拷問なぞ…不覚…」
バトルマスター「末恐ろしいわぁ…」
勇者「ん?待てよ?それじゃあ側近は…」
賢者「ええ。あなた達の敵じゃないわ。恐らく魔王もね」
賢者「そろそろ寝ましょう。少し疲れたわ」チラッ
僧侶「」zzZ
勇者「む、そうだな。」
勇者「では…解散ッ!」
僧侶「」ビックゥ
賢者「ちょっと!」
勇者「すまん。」
84: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)02:19:01 ID:xg4
─────────────────────────────
─────────────────
宿屋
勇者「おはよう諸君。昨日はよく眠れたか」
バトルマスター「ああそりゃあもう。」
僧侶「はい!もうばっちり!」
勇者「それは良かった」
賢者「挨拶もそこそこにしてこれからどうするか決めましょう」
武道家「今日にでも魔王城に乗り込んで魔王を討つべきでは?」
戦士「ああ。早いに越したことはない」
バトルマスター「意義無し」
勇者「うむ。そうだな…」
勇者「では大事を取って今日は一日休みとする。各自最後の戦いに備えるなり、心の準備をするなり、筋肉を愛でるなり、筋トレするなりして過ごしてくれ」
武道家「それもそうだな…体の調整をせねば」
戦士「了解」
勇者「では。少し早いが解散とする!ほら!散った!散った!」
野郎共「ウェーィッス」
賢者「(なんか…ノリが軽いなぁ…)」
僧侶「賢者さ〜ん!一日自由ですって!どうしましょお〜!」
賢者「そうね…どうしましょうか」なでなで
85: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)02:29:51 ID:xg4
勇者side
何故か魔界にある町 〜広場〜
勇者「ハァァァッッ」ムキムキムキッ!
勇者「おぉうどうだーい?」
子供達「「半端ねぇ!!」」ワイワイ!ワイワイ!
子供「上腕三頭筋がすげぇーよ!!」キャッキャ!キャッキャ!
勇者「お、君なかなかお目が高いじゃないか。どれ!一つお兄さんと筋トレするか!」
子供「僕もおいたん見たいなマッチョメンになれる?」
勇者「勿論だ!この始まりの大地王国第一勇者が保証しよう!!」ドンッ!
子供達「やるやる!筋トレやる!!」キャッキャ!キャッキャ!
勇者「そうこなくちゃ!」
勇者「いいかい?まずは筋肉に手を当てて動きを感じるんだ…そう、そうだ
─────────────────────────────
───────────────
86: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)02:41:12 ID:xg4
武道家side
何故か魔界にある町 〜道具屋〜
武道家「おやじさん。特薬草を見せてくれないか」
店主「お客さん冒険家かい?」ゴソゴソ
武道家「良く分かったな。その通りだ」
店主「そりゃあ特薬草なんて買うのは大体冒険家ですからね」
店主「はいよ!特薬草だ。それに、その筋肉を見りゃ嫌でも分かる」
武道家「いくらです?」
店主「お兄さんは魔王討伐の旅をしてるんだろ?」
武道家「如何にも。明日魔王城に向けて出発する」
店主「やはりそうか。どれ!世界の為だ!一つ50Gでくれてやる!」
武道家「なにぃ!?それはまことか!!」
店主「男に二言はねぇ!さ!気が変わる前に買った買った!」
武道家「恩にきる!(どっちなんだよ)」
武道家「とりあえず…100個くれ!」
──────────────────────────────
─────────────
90: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)22:26:12 ID:xg4
戦士side
何故か魔界にある町 〜町外れ〜
勇者「なんだ戦士よ、こんな所に呼び出して」
戦士「筋トレ講座はもう終わったのか?」
勇者「ああ、中々筋の良い子達だったよ。筋肉だけにね」HAHAHAHAHA
戦士「そうかそれは将来が楽しみだな」
勇者「して、何故この様な場所に呼びつけたのだ戦士よ」
戦士「…」
戦士「覚えているか勇者よ。俺たちがまだ武器を使って戦っていた時の事を」
勇者「また随分懐かしい事を」
戦士「こう見えても俺は戦士、お前は勇者だ。伝説の剣とかなんかそんな感じの剣も貰っていたじゃないか」
勇者「懐かしいな……賢者と僧侶がパーティーを抜けて回復が出来なかったからよろず屋に売ったんだっけか」
戦士「そうだ。それを期に俺達は筋肉を鍛え、レベルにものを言わせる様になってきた」
91: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)22:39:35 ID:xg4
勇者「要領を得ないな、昔話をするために呼んだ訳じゃあるまい 用件を言え。」
戦士「ああ、すまん」
戦士「昔の事が懐かしくて武器屋に入って見たら手頃な剣が二本売ってあってな」
勇者「何が言いたい」
戦士「手合わせしてくれんか勇者よ。剣を扱える者がパーティーにお前しか居なくてな」
勇者「一応明日は魔王城に乗り込むんだぞ?」
戦士「分かっているとも、だから軽くで良い たまには剣を振るのも良いだろう」
勇者「ホンとに軽く流すだけにしろよ?」
戦士「って事は」
勇者「ああ、相手をしてやる。剣をくれ」
戦士「そうこなくちゃ面白くない!」ポイッ
勇者「行くぞ」スチャ
戦士「来い!」カチャ
<ヲヲヲヲヲ!!(ガキィィン
<ゼエアアアア!!(ギィィイン
<アアアアアア!!(キィィイイン
〜広場〜
子供「ヤバイよママ!これ絶対魔物侵入してるって!この音おかしいって!」
ママ「落ち着きなさい坊。魔物は剣なんて使わないわ」
子供「いやでもこれ!これ音おかしいって!」
──────────────────────────
─────────────
92: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)22:49:40 ID:xg4
バトルマスターside
何故か魔界にある町 〜宿屋〜
バトルマスター「今日も薬草が旨い」ムシャムシャ
─────────────────────────
─────────────
93: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)23:02:33 ID:xg4
賢者、僧侶side
〜宿屋〜
僧侶「どうします?賢者さん。一日自由って言ってましたけど」
賢者「そうね…その辺散歩でもしましょうか」なでなで
僧侶「散歩、ですか」
賢者「散歩よ」なでなで
賢者「ほら!出かける用意しなきゃ!立った立った!」
僧侶「は〜い」
・・・・・・・・・・
賢者「準備出来た?」
僧侶「ええ!ばっちりです!」
賢者「よし!それじゃ出発!」
僧侶「おー!」
賢者「(う〜ん可愛い)」なでなで
94: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)23:12:38 ID:xg4
何故か魔界にある町 〜大通り〜
賢者「それにしても良い天気ね〜」トコトコ
僧侶「魔界にも天気ってあるんですねぇ」トコトコ
賢者「ねー」トコトコ
ズシン…ズシン…
賢者「この足音…」ピタッ
僧侶「どうしたんですか賢者さn くさっ!青くさっ!」ケホッケホッ
武道家「なかなか言ってくれるじゃないか僧侶よ」
賢者「やっぱりあなたなのね。てかその袋にぎちぎちに詰まってる草は何?」
武道家「む、これか?これは特薬草だ。特売だったんでつい」
僧侶「つい、じゃないですよ!回復は私がするってあれほど…」
武道家「すまん。つい昔の癖で」
賢者「とりあえず、その草宿屋に置いて来なさいよ。酷く臭うわよ」
武道家「そんなに臭うか… 」ズシン… ズシン…
95: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)23:24:25 ID:xg4
──────────
───
僧侶「」ピキーン
僧侶「ちょっと防具屋さんよって行きません?」
賢者「良いわよ〜 何か欲しい物でも目に入ったの?」
僧侶「鋭いですね賢者さん」
〜防具屋〜
賢者「それで何が欲しいの?」
僧侶「それがですね…あ!」
賢者「?」
僧侶「ちょっと賢者さんアッチ見ててください!」
賢者「あらあらうふふ」クルリ
僧侶「いいって言うまでそっち向いててくださいよ〜」
賢者「はいはい(う〜ん可愛い)」
僧侶「えーっと、こうかな?」スチャ
僧侶「もういいですよ!」
賢者「どれどれ」クルリ
96: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)23:36:16 ID:xg4
僧侶「ふっふ〜ん!どうです?」E.〔銀の髪飾り〕
賢者「あら可愛い」
僧侶「でしょでしょ?」E.〔銀の髪飾り〕
賢者「それにしても似合うわね」
僧侶「そんな〜照れますよ〜//」テレテレ E.〔銀の髪飾り〕
賢者「ちなみに値段はどれくらいなの?」
僧侶「ちょっと待って下さい今確認しますから どれどれ…」
僧侶「え〜、っと…」
僧侶「8000G……って高っ!」
賢者「なかなかするのね…」
僧侶「うぅ…ここは悲しいですが見送りましょう…」
賢者「……」
97: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)23:43:57 ID:xg4
賢者「ちなみに今どのくらい、その…お金持ってるの?」
僧侶「え?えっと5042G位ですけど…?」
賢者「ふむ…」
賢者「なら私も半分出してあげるわ!それなら買えるでしょ?」
僧侶「え、悪いですよ…」
賢者「いいのよ〜少し前まで王都勤めのエリートだったんだからお金ならあるしね」
僧侶「ホンとに良いんですか…?」
賢者「ふふふ…後で やっぱり返して〜 なんて言わないから安心しなさい」
僧侶「ありがとうございます!大事に使いますね!」キラキラ…
賢者「いいのよ〜(眩しい笑顔だわぁ…)」なでなで
<アノ,コレクダサイ
<ハイヨ!マイドアリー!
98: 名無しさん@おーぷん 2015/07/30(木)23:54:32 ID:xg4
・・・・・・・・
賢者「あらかた町も歩いたし、そろそろ帰りましょうか」トコトコ
僧侶「そうですね〜、少し疲れました」E.〔銀の髪飾り〕
賢者「それにしても綺麗ね〜その髪飾り」トコトコ
僧侶「私の目に狂いはありませんからね!」フフン! E.〔銀の髪飾り〕
賢者「ふふふ…よく似合ってるわ〜」トコトコ
僧侶「ンフフ ありがとうございます」テレテレ E.〔銀の髪飾り〕
賢者「あ、宿屋が見えて来たわ」トコトコ
僧侶「今日はありがとうございました!また一緒に出掛けましょうね!」トコトコ
賢者「もちろん!その時は私の買い物に付き合ってもらおうかしら」トコトコ
<ウフフフ
<エヘヘ
────────────────────────────────
────────────────
101: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)00:04:24 ID:AQa
何故か魔界にある町 〜宿屋〜
バトルマスター「いいか?薬草ってのはな?煮て旨い、炒めて旨い、煎じて旨いと万能なんだ」
武道家「ふむ。ただそのまま飲めば良いと言う訳では無いのだな」
バトルマスター「あたぼうよ」
武道家「勉強になる」
バトルマスター「それに薬草はなんと食うと傷が癒えるんだ。」
武道家「なにぃ!?風邪や病だけに留まらず傷すらも治すだとぉ!?」
バトルマスター「おいおい、落ち着け武道家よ。とりあえず座ろうぜ」
武道家「む、すまん」
ガチャッ
僧侶「ただいま戻りました〜」
賢者「ただいま〜」
バトルマスター「ああ、帰ったか。君たちも薬草について話すか?」
賢者「なにそれ、遠慮しておくわ」
武道家「む、そうか残念だ。僧侶はどうする」
僧侶「私もちょっと今日は疲れてるので…」
武道家「む、それは残念だ。どれひとつ薬草でも煎じてやろうか?」
僧侶「あ、えっと」
バトルマスター「遠慮するでない僧侶よ。」
僧侶「え、えぇ…じゃあ…お願いします…」
武道家「そうこなくっちゃ」
102: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)00:10:55 ID:AQa
バトルマスター「ハァァァァァァァアアアアアアア!!!!!!」ゴリゴリゴリゴリゴリゴリ!!
武道家「ヌウウウウウウアアアアアアアア!!!!!」ゴリゴリゴリゴリゴリゴリ!!
僧侶「す、スゴい…(ゴクリ)」
賢者「(大男が二人そろって石臼をゴリゴリしてる……ふふw)」
・・・・・・・・・・
バトルマスター「これでハァ…ハァ…完成ハァ…ハァ…完成だ…」コトッ
武道家「熱いからハァーッ…ハァーッ…気をハァーッ…ハァーッ…気を付けろよ…ゴッホゴホ…」
僧侶「え?お湯なんて沸かしてましたっけ…?」
バトルマスター「何を言う僧侶よ、摩擦熱だ。」フゥー…
賢者「すげぇ」
103: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)00:24:15 ID:AQa
賢者「そう言えば勇者と戦士はまだ帰ってないの?」
武道家「じきに帰ってくるだろう」
バトルマスター「そうだ、心配無用だ。
して僧侶よ、特製筋肉薬草茶の味はどうだ」
僧侶「(うわぁスゴい草特有の臭いがする…)」ズズ…
僧侶「」ブフォ!
僧侶「にがっ!これこの世の成せる苦味の範囲を越えてる!!
だ、誰か!!誰か牛乳を!牛乳を下さい!!!」
武道家「良薬口に苦しと言うものだ」
バトルマスター「うむうむ。」
ガチャリ
勇者「ただいま戻った」ポタッ…ポタッ…
戦士「遅くなってすまない」ボロッ…
賢者「ちょっと!その傷どうしたの!?」
<ソウリョヨ、ギュウニュウダ。
<アリガトウゴザイマス…
勇者「いや…まぁ…ちょっと」ポタッ…ポタッ…
戦士「羽目を外し過ぎたと言うかなんと言うか…」ボロッ…
勇者「ばっ!おまそれ言うなよ!」ポタッ…ポタッ…
賢者「とりあえず血を拭いて。話はそれからよ」
104: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)00:33:29 ID:AQa
──────────────────────────
───────────
勇者「……と、言うわけだ」
賢者「馬鹿じゃねーの!?」プンスコ
戦士「すまぬ…すまぬ…」
バトルマスター「まぁそう怒ってやるな賢者よ」
賢者「でも!」
武道家「なに、特製筋肉薬草茶を飲めばたちまち元通りさ」
バトルマスター「武道家の言う通りだ」
賢者「」プンスコ
武道家「さ、飲め勇者、戦士よ。」コトッ
バトルマスター「これは効くぞ」コトッ
勇者「(うわくっせえ)」
戦士「あの、出来れば僧侶にベホイミをk
バトルマスター「私の淹れた茶が飲めないと、そう言うことかね戦士よ」ズゴゴ…
戦士「喜んで飲ませて頂きます。」ゴキュッゴキュッゴキュッ
戦士「〜〜!?!?、!?」ガタガタガタ…
勇者「(戦士、お前の事は忘れないよ)」ソロリ…
武道家「勇者よ。お前も飲むのだ」ガシッ
勇者「神の加護があらんことを」ゴキュッゴキュッゴキュッ
勇者「〜〜!?!?、!?!?(ああ、俺…死ぬんだな…)」パタリ
105: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)00:43:31 ID:AQa
勇者「 ッハア!!!」ハァ…ハァ
勇者「あ、生きてる。」ペタペタ
勇者「傷がない……夢…だったのか?」
<この感じ…筋肉が大幅に成長してる!!!!
勇者「この声…戦士か」ノソリ
がチャリ
勇者「おはよう諸君」
戦士「やっと起きたか勇者よ!!見ろ!!この筋肉!!」
勇者「おー。何時にもましてナイスマッスルだな戦士よ」
バトルマスター「む、起きたか。傷の」
106: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)00:45:23 ID:AQa
勇者「 ッハア!!!」ハァ…ハァ
勇者「あ、生きてる。」ペタペタ
勇者「傷がない……夢…だったのか?」
<この感じ…筋肉が大幅に成長してる!!!!
勇者「この声…戦士か」ノソリ
がチャリ
勇者「おはよう諸君」
戦士「やっと起きたか勇者よ!!見ろ!!この筋肉!!」
勇者「おー。何時にもましてナイスマッスルだな戦士よ」
バトルマスター「む、起きたか。傷の調子はどうだ」
勇者「傷?」
武道家「昨日戦士と手合わせしたときの傷だよ。忘れた訳ではあるまいて」
勇者「え?あれ夢じゃないのか?」
賢者「まだ寝ぼけてるの?」
僧侶「まさか記憶障害じゃ…」
勇者「ないない。ないから安心しろ」
107: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)00:51:22 ID:AQa
・・・・・・・
勇者「はー。あの糞茶飲んだ直後に倒れたのか俺。」
バトルマスター「糞茶…?」ピクリ
勇者「あの特製筋肉薬草茶を飲んだ後に倒れたのか俺。」
賢者「ホンとびっくりしたんだから」
僧侶「体調はどうです?」
勇者「この通り…ぬぅぅん!!」ムキィッ!
勇者「上々だ」
武道家「それは良かった、魔王城に殴り込みに行くのに勇者が体調不良じゃしまらないからな」
バトルマスター「いよいよだな…長い旅だった…」ホロリ
勇者「えーでは30分後にここを出る。各自準備をしておくように!」
108: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)00:52:08 ID:f7B
というかこいつら素手だったのかよ
109: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)00:52:45 ID:AQa
>>108
せやで
握り拳もしくは手刀や
110: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)00:53:24 ID:f7B
「この勇者に武器など不要」
111: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)00:56:57 ID:AQa
────────────────────
─────────
勇者「諸君。忘れ物は無いか」
戦士「勇者よ、えn
勇者「無いな。よし!!いざ行かん!!畜生魔王を討ちに!!!」
野郎共「ウオオオォオォォオオオオオーーーーッ!!!!!」
僧侶「おー!」
賢者「(私たちってついて行く必要あるのかしら…?)」
112: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)00:59:22 ID:8IC
僧侶がいちいちカワイイなぁ
113: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)01:00:00 ID:AQa
キング・クリムゾンッ!
・
・
・
114: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)01:02:31 ID:f7B
僧侶欲しいなぁ
115: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)01:05:56 ID:AQa
─────魔王城前
勇者「諸君。恐らくこれが最後の戦いになるだろう」
勇者「苦節10年、良く私について来てくれた。感謝してもしきれん」
戦士「喜ぶのは魔王に勝ってからにしよう勇者よ」
勇者「む、それもそうだな」
勇者「これを言うのも最後かと思うと少しばかり寂しいが謹んで言わせてもらう………」
勇者「ん ん ん ゛」
勇者「突撃!!!!!突撃ィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!」ズダダダ!
野郎共「ヒャァァァァァァァァァッッッッハアアアアアアアアアアアア!!!!!」ドドドドドドド!!!
僧侶「ひゃっはー!」タッタッタッ
賢者「(ああ…ダメよ僧侶…そんな汚い言葉…)」ホロリ
116: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)01:08:14 ID:f7B
僧侶が壊れた(泣
117: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)01:13:43 ID:AQa
────魔王城内
雑魚モンス「敵襲!!!!敵襲ウウウウウウウウウ!!!!!総員戦闘配置に付けえええええ!!!」
雑魚モンス「繰り返す!!!敵襲!!!敵s」グチャッ
勇者「一匹足りとも殺し損ねるなああああ!!!!!皆殺しだ野郎共おおお!!!!!」
バトルマスター「ホンと戦場は地獄だぜ!フゥハハァハァー!!」ドゴドゴドゴドゴっ!
雑魚A「んひぃ」グッチャア
雑魚B「らめぇ」ジュワッ
雑魚C「壊れちゃうぅ」メキメキメキ…グチャッ
その他雑魚「「「「あぁん//」」」」ググッ……パァン(破裂音
賢者「見ちゃダメよ僧侶」
僧侶「ひえぇ……断末魔が…ひえぇぇ…」ガクブル
118: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)01:23:13 ID:AQa
なんやかんやあって所見の間
勇者「たのもおおおおおおおおう!!!!」ダァン!
側近「ホンと勘弁して!お願いします命だけは!命だけはああああああ!!」
戦士「ヌン」シュバッ…!
側近「あ、、、、」ピシュッ…
側近「え…?」ボトリ
僧侶「あっ、ああ、くくっ、首、首がっ、くっ首っ」
賢者「大丈夫よ僧侶…大丈夫よ…」なでなで
戦士「剣もよいものだな」
バトルマスター「お前最高に輝いてたぞ」
武道家「流石は戦士だ」
勇者「(俺もあれ出来るかな)」
119: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)01:35:57 ID:AQa
───────城主の間前
勇者「いよいよこの奥に魔王が控えてる」
バトルマスター「ちゃっちゃと片付けて帰ろうぜ」
武道家「流石に緊張するな」
戦士「口ほどにもない事を…」
野郎共「「「「HAHAHAHAHA!!!」」」」
僧侶「」ヒック…グスグス…
賢者「どーどーどー」なでなで
120: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)01:48:30 ID:AQa
勇者「扉、開くぞ」
戦士「いよいよだな…」
バトルマスター「魔王を地獄に郵送してやるぜ」
武道家「特薬草、よし。」
僧侶「かっ、かか回復なら私にっ」
賢者「無理しなくて良いのよ」サスサス
勇者「よし。」ガチャン…
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・ ・ ・ ・ ・
122: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)02:09:42 ID:AQa
──────────城主の間
勇者「始まりの大地王国第一魔王討伐隊!!!!貴殿の首を貰いに参った!!!!!」ドドン!!
魔王「・・・・・」
戦士「怖じ気づいて声すら出ないか……
安心しろ魔王よ。痛みは無い…!すぐに地獄に送ってやる…!!」ズアアアア…!!
魔王「・・・・・・待ちわびたぞ勇者諸君。」cv.若本規夫
武道家「ご託はいい…構えろ」
魔王「その威勢・・・何時まで持つか・・・」
バトルマスター「死ねえええええええええいいい!!!!!」ズ ボ ゛ッ
魔王「グフッ…ヌハァ……」グチャリ
僧侶「ひえっ」
賢者「おぉう…よーしよしよし」なでなで
魔王「不意打ちとは…やってくれるじゃないか…ごふっ」
バトルマスター「まだ喋る気力があるのか。大した奴だ…ヌンッ!!」ズドッ
魔王「こふっ…じじいの姿ではやはり貴様等の動きに対応出来んか……」
魔王「どれ…本気で行かせてもらおう……カアッ!!!!!!」
123: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)02:19:14 ID:AQa
勇者「!?!?」
戦士「な、なんだ!?あのデタラメな筋肉は!!」
武道家「なんて禍々しい…!」
魔王「側近から度々貴様等の話を耳にはさんでいた・・・筋肉を纏いし悪魔四人がいる…と」
バトルマスター「何が言いたい」
魔王「以前の私では貴様等とは渡りあえない事は明白だった・・・」
魔王「だが!!!対策を取らないほど馬鹿な私では無い!!!」
魔王「相手が筋肉を纏うなら!!私は!!貴様等より筋肉を纏えばいい!!」
賢者「(馬鹿かコイツ)」
魔王「それ以来は朝にササミ!!昼にササミぃ!!!夜にササミィィイ!!!!!」
魔王「そしてプロテインを飲み漁ったぁぁアああ!!!!!」
魔王「そして私は手に入れた・・・究極の肉体を・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
武道家「加減ってものは無いのか貴様」
勇者「プロテインが泣いておるわ」
124: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)02:42:55 ID:AQa
魔王「どうとでも言え!!」
魔王「さぁこい!!相手をしてやる…」
魔王「最初に死ぬのは誰だ…?勇者か?武道家か?戦士か?バトルマスターか?
それとも…全員纏めて相手をしてやろうか…!」ゴオオッ!!
勇者「黙って聞いていれば…!」
勇者「相手をしてやれ野郎共!!塵ひとつ残さず叩きのめせえええ!!!」ダッ
戦士「ヲヲオオオ ゛オ ゛! ! ! ! 」ドッゴォン ゛ン ゛
武道家「ゼエエ エ ゛ア ゛ア ゛! ! 」ドグォ ゛ッ
バトルマスター「エエエエエエ゛エ ゛イ ゛イ ゛イ ゛」ス゛ドン ゛
魔王「無駄ぁアアアアアああ!!!!!」ゴオオオッ!!
戦士「なにぃ!?あれだけの攻撃を受けて無傷だと!?」
武道家「ば、馬鹿なッ!」
勇者「狼狽えるなああああ!!!ボディを打ち続けろ!!!スタミナを削れええ!!!」
魔王「おおっと、お前らのターンは終了だ。こっからは私の…
ターンだ…!」スッ…
戦士「消えた!?」
勇者「反撃来るぞ!!構えを崩すな!!!」クワッ!
126: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)06:06:12 ID:A3E
魔王つえーwwww
乙ー
127: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)07:12:00 ID:klA
コレはワンダ○アしかやってない俺は
一瞬で塵にされる筋肉レベルだはww
乙ー
129: 名無しさん@おーぷん 2015/07/31(金)23:56:51 ID:AQa
勇者「(どこだ…どこから来る…!)」バクバクバクバク
戦士「(落ち着け…!落ち着け…!
魔法を使っている訳では無い…!全て筋肉の所業…!なら打開出来るハズだ……!)」ドクンドクンドクン
武道家「(消えた…?いや、恐らく超高速で動き回っているだけだ…その証に風の動きを感じる…)」バクバク
賢者「ブツブツ…(間に合え…間に合え…)」バクバクバクバク
僧侶「ブツブツ…(大丈夫…このスピードなら間に合うハズ…)」
魔王「隙ありぃぃぃいいいいい!!!」ビュオッ!
勇者「(不味い!!俺狙いか!!避けられない!!
せめて衝撃を和らげる構えを…! 駄目だ!これも間に合わない!)」バクバクバクバクバク
賢者「(よし!!詠唱終わった!!)」スゥー…
僧侶「(よし…!よしよしよし…!)」スゥー…
魔王「死ねえええええええええあああああああ!!!!!!」ズオオッ
勇者「くっそおおおおおおおおおおおおお!!!!!!ちくしょおおおおおおお!!!!」
賢者&僧侶「「スクルト!!!!」」ピロピロピロン
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃野郎共の守備力がかなりあがった! ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
魔王「アアアアアア!!!」ドゴッバキッドゴッズドッメキッ
勇者「ぐううううう……!!(思ったよりダメージが少ない…?)」
魔王「ア ア ゛ア ゛」ズ ム ッ
勇者「がっ は ァ 」ドッッゴォォオン!
130: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)00:09:03 ID:tTz
勇者「コヒュー…コヒュー…ぐふっ……」
魔王「まだ息があるか。しぶとい奴だ」ハァ…ハァ…
戦士「大丈夫か勇者!食え!特薬草だ!」
勇者「助かる…」ムシャムシャパクパク…
武道家「(動きが予測できない…
そしていきなり目の前に現れるとなれば対処が取れない…!どうすればいい…考えろ…考えろ…!)」
勇者「フゥー…ハァー… 中々やってくれるじゃないか魔王…特薬草が無ければ即死だったぞ…!!」
賢者「」ギロリ
勇者「スクルトと特薬草が無ければ即死だったぞ」
魔王「運の良い野郎だ…だか次はそうはいかんぞ…」スッ…
バトルマスター「なにぃ!?また消えただとぉ!?」
勇者「次は俺たちのターンだろ!!」
「「「フハハハハハ!!せいぜい吠えるがいい!然れど貴様等には"死"あるのみ!!!」」」
131: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)00:27:18 ID:tTz
武道家「(いたるところから声が聞こえる…恐らく俺の予想は合っているだろうだが分かった所で)」ググ…
魔王「「「次は貴様だ!!」」」ヒュン…ヒュン ヒュン
武道家「なっ!?(魔王が複数!?)」ジリジリ
魔王「セイッッ!!」バ キ ゛ッ !
魔王「ハァアア!!」ドゴ ッ !
魔王「ンンンアアアア!!」ドッゴッッンン
武道家「…ッ!ごふっ がひっ ぐばあああ!!」
バトルマスター「くそっ!!(魔王の攻撃を邪魔しようにも動きが速すぎて対応出来ない!!)」
魔王「「「さぁ!!次は誰だ!!!」」」ヒュンヒュンヒュン
勇者「(何かしら動きに法則性があるはずだ!考えろ…考えろ…!)」
魔王「「「誰も名乗りを上げないか…良いだろう!私が直々に選んでやる……次は戦士…
貴様だ!!!」」」ヒュババババ
勇者「(見つけた!!)」
勇者「聞け野郎共!!!!奴の動きには連動性がある!!!
けっして個々が独立して動いている訳では無い!!!動きを読み取れ!!!!」クワッ!
132: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)00:39:09 ID:tTz
戦士「なるほど!そう言うことか!!」
魔王「「「それに気づいた所で私のスピードには対応出来まいて!!」」」ズバババ
戦士「私一人ではそうだがこちら六人!!何とか対応出来ない事もない!」
バトルマスター「魔王の動きを予測してそこに攻撃を仕掛けろ!!自由に動かせるな!!」ブォオ゛ン゛
バトルマスター「攻撃を当てる事に重点を置くな!!進路を断つ事を意識しろ!!」ズビュッ!
勇者「賢者は氷魔法で魔王の進路を制限しろ!!
僧侶は負傷者をすぐに回復出来るように準備しててくれ!!」
「「「「了解!!!」」」」
133: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)01:06:36 ID:tTz
戦士「被弾が格段に減ってる!!」シュバッ
勇者「賢者!!呪文はまだか!!」ズ ア ッ
賢者「もう少しだから!」ブツブツ…
魔王「「「そうはさせん!!!」」」ヒュンヒュンヒュン…
武道家「不味いぞ!」
バトルマスター「賢者の元に行かせるな!!」
勇者「分かってる!!」
武道家「爆裂拳ンンンンンンン!!!!!!」ズビビビビビッ!!
戦士「鉄の味を喰らえええ!!」ザシュッズシュッビシュッ!!
魔王「ええい!!猪口才な!!!」
勇者「魔王の動きが止まったぞ!!!やれ賢者!!!」
賢者「分かってるわよ!
ヒャダルコ!!」ピロピロピロン
魔王「グヌゥゥゥウウ………!! 足が!!!クッッソォォ!!!やられた!!!!」カチンコチン
134: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)01:07:05 ID:tTz
一発ヌいてくるわ
135: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)01:34:51 ID:tTz
勇者「武道家!戦士!バトルマスター!!
お前らは氷を破壊しないように注意しながら魔王に攻撃しろ!!」
「「「了解!!」」」
勇者「賢者!お前は魔王を丸ごと覆う位の氷魔法をかけてくれ!!」
賢者「分かったわ!」ブツブツ…
勇者「僧侶!!お前は俺にスカラを出来る限り重ねがけしてくれ!!」
僧侶「了解です!」ブツブツ…スカラ…!ブツブツ…スカラ…!ブツブツ…
136: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)01:38:19 ID:tTz
魔王「クソ!!クソ!!クソ!!!なぜ砕けない!!」ガキン!…ガキン!
戦士「無駄だ!魔法で造られた氷や炎はそうそう壊れん!!」ザシュ ゛ッ !
バトルマスター「それに高位職の造った氷となると一層頑丈に出来てる!」ドゴォオン!!
武道家「大人しく殴られていろおおお!!!」バキッ!ドゴッ!ズグォッ!
魔王「ヌウウウウウウウアアアアアアアア!!!!」ピシッピシピシ…ッ
勇者「呪文はまだか賢者!!」ドゴッ!メキッ!
賢者「もう少し待って!」ブツブツ…
勇者「まだスカラをかけれそうか僧侶!」ドガァ ッ !
僧侶「はい…!大丈夫です!」ブツブツ…スカラ! ブツブツ…スカラ…ブツブツ…
137: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)01:44:14 ID:tTz
戦士「氷が砕ける!!追加はまだか!!」ズバ ッ
魔王「ガアアアアアアアア!!!」ピシッ!パキパキッ!
賢者「今終わったわ!!」スゥー…
魔王「ンンンンアアアアアアアア!!!!」パリッ…バリパリッ
賢者「マヒャド!!」ピロピロピロン
魔王「!? ちくしょお…!!ちくしょおおおおおおおおおおおおお!!!!」
魔王「」ガチンゴチン…
勇者「フゥ…ハァ…なんとか間に合ったようだな…」
戦士「まるで氷像だな」
僧侶「ゼェ…ゼェ…かけられるだけ…かけましたよ勇者さん…」
勇者「ありがとう僧侶。もう休んでくれて構わん」
138: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)01:52:05 ID:tTz
バトルマスター「して勇者よ。これからどうするのだ」
武道家「氷漬けにしたところで魔王は死にはしないぞ」
勇者「それについてはもう考えてある」
賢者「まさか氷ごと砕くとか言わないわよね」
勇者「怖いくらい鋭いなお前。そのまさかだ」
戦士「勇者よ…先にも言ったが魔法で造られた氷はそうそうの事では砕けないぞ」
勇者「ならそうそうの事をすれば良いだけだ。そうだろう?」
僧侶「ちょっと無茶じゃないですか…?」
勇者「まぁ聞いてくれみんな」
139: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)01:59:57 ID:tTz
勇者「氷を砕く方法には俺の編み出した必殺技、パンプアップ。
それと唯一俺の覚えているルーラを使って砕くつもりだ。何か質問はあるか」
武道家「パンプアップはまだしもルーラでどうすると言うのだ勇者よ」
勇者「良い質問だ武道家」
勇者「ルーラと言う呪文は実に不思議な呪文だ。
どんな距離でも一定のMPで、しかもほぼ同じ時間で移動する」
戦士「それがどうしたと言うのだ」
勇者「まだ分からんか。ルーラを使わないお前らには分からんだろうが
ルーラは上に飛ぶだけでは無く横にも飛べるハズだ」
勇者「つまり目的地を魔王城から一番遠くに設定し、
そして横に飛ぶ様に加減して魔王に勢いそのまま突っ込む」
勇者「そうすれば恐らくだが賢者の造った氷も、そして中の魔王も砕けるハズだ」
賢者「ハズって…」
140: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)02:14:11 ID:tTz
勇者「まぁやって見る価値はあるだろう」
僧侶「でもルーラって体にかなり負担がかかりますよ?それにパンプアップも併用して使うとなると…」
勇者「その為に僧侶、君にスカラを目一杯かけてもらったんだ」
僧侶「それでも…」
勇者「心配はいらない。僧侶の回復にバトルマスターの特製筋肉薬草茶もある」
バトルマスター「中々お目が高いじゃないか 」
勇者「出来たら飲みたく無いがな」
勇者「ま、そう言う事だ。もし砕ききれなかったその時は…
戦士、武道家、バトルマスター。頼んだぞ」
武道家「物騒な事言うんじゃない」
戦士「任せてくれ、その時は氷ごと魔王を切り刻んでやろう」
バトルマスター「その時は粉々に砕いてやるよ」
勇者「あ、っとそれと僧侶」
僧侶「なんです?」
勇者「俺が魔王に突っ込んだその直後に回復をかけてくれんか」
僧侶「はい。分かりましたそのくらいなら任せて下さいます」
勇者「賢者、もしも魔王を砕き損ねてもう打つ手が無い場合にリレミトでここから即座に脱出してくれ」
賢者「分かったわ。」
141: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)02:25:50 ID:tTz
勇者「よぅーし。それじゃあ作戦名その名も【筋肉と魔法の融合】開始だ!!」
勇者「グヌヌヌヌヌヌヌ…………………………
パ ン プ ア ッ プ ? ! ! 」
勇者「Fuuuuuuuuuuuu……………」ムキムキムキ……ッッ!!
武道家「いつ見ても素晴らしい筋肉だな」
戦士「惚れ惚れするよ全く」
バトルマスター「肩がすげぇーや」
賢者「僧侶、そろそろ詠唱を始めた方がいいんじゃない?」
僧侶「そうですね」ブツブツ…
142: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)03:46:51 ID:tTz
勇者「ググ…ギギギ…(目的地を始まりの大地王国に設定して…)」ググ…
勇者「グギギギ……(角度は…これくらいか…)」ギチギチ…
勇者「ガアアアアアアアア!!!(飛べよぉぉぉぉぉぉおお!!!)」ピロピロピロン
勇者「(よし!ちゃんと地面と平行に飛べてる!)」ビュォォォォォォォォォオオオオ…!
魔王「」ガチンゴチン
──────────ギィィイィィイィィィイイイイインン……!!!
魔王「」ピキピキ…バキッ…
勇者「ギギギギ……!!(あ、いってぇ…くっそ硬いし…これもう一度するのか…)」
勇者「(早く……回復してくれ……)」ガクガクガク……
僧侶「ブツブツ……ベホマ!」ピロピロピロン
勇者「Fuuuuuuuuuuuu…………(ふぅ……痛みが引いてく…よし!いっちょやるか!)」ググググ…
勇者「(ルーラ!!!)」ピロピロピロン…
勇者「Aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!」ビュォォォォォォォォォオオオオ……
魔王「」
────────────────ゴッッッッシャァァァ……
143: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)03:46:59 ID:tTz
魔王「」パリ ィ ィ ィ ィ ィ ィ イ イ イ イ ン ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
グチャァ…
魔王だったもの「」
戦士「どうやら…勝ったようだな」
武道家「流石勇者だ。神に選ばれただけある」
バトルマスター「ほんとにな…」
賢者「うわっ氷が溶けてえらいことになってる…見ちゃダメよ僧侶」
僧侶「は、はい…」
勇者「グギギギ…(はぁ〜痛ぇー……萎えるわぁ……)」ギチギチギチ…ズムン
武道家「おい!パンプアップが解除されたぞ!」
戦士「よし…一先ず勇者を連れてここを脱出するぞ!」
バトルマスター「賢者、頼めるか」
賢者「分かったわ」ピロピロピロン
────────────────────────────
─────────────
─────
144: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)04:14:31 ID:tTz
それから本当にいろんな事があった
捨てられたハズの祖国に英雄と囃し立てられたり
祖国の都に私達の巨像が建てられたり
教科書や歴史にも名を連ねる偉人達の仲間入りもした
戦士は祖国の軍をまとめ上げる軍師にまで上り詰めた
武道家は鍛練の旅に出ている、今でも時々世界各地の土産物が送られてくる
バトルマスターは闘いを極めし者として各地に飛んで道場を開いているらしい
僧侶は世界各地を転々としながら魔王軍との戦いで傷ついた人達を得意の回復魔法で癒す旅に出た
賢者はその旅に同行してる、何でも僧侶一人じゃ心配らしい
───────────────私は
145: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)04:44:51 ID:tTz
祖国の姫君から求婚されたりもしたが断った
何故なら私には筋肉の可能性を世に説くと言う使命があるからだ
この旅が終われば結婚に向けて本腰を入れていくつもりだ
姫君がまだその気で居てくれたら良いが・・・
────────どこかの町 〜講堂〜
勇者「かの忌々しい魔王も筋トレをして手に入れた肉体で私達のパーティーを大いに苦しめた」
勇者「いいですか皆さん。筋肉は無限の可能性を秘めている」
勇者「それを生かすも殺すもあなた達の決める事です」
勇者「ただ一つだけ、男性が筋肉を付けて細マッチョやゴリマッチョになれば大いに異性にモテる」
勇者「それは女性にも当てはまる事です。
女性のしなやかで美しい筋肉は世の男達の目をさぞ惹き付けるでしょう」
勇者「最後にもう一度、それを生かすも殺すもあなた達の決める事です」
勇者「以上を持ちまして演説を終了とさせて頂きます」
観衆「「「う、うおおおおおおおお勇者かっけえええ!」」」
観衆「「「素敵いい!!抱いてええ!!」」」
勇者「おっと!押さないで押さないで!勇者式筋肉トレーニングの受け付けは逃げないよ!」
勇者「今なら特別価格の一回5000Gだ!一度に見れる人数は限りがあるから決断はお早めにね!」
〜Fin〜
146: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)04:45:06 ID:tTz
お前らに筋肉の素晴らしさを知って貰いたくて深夜のテンションそのままに書いた
後悔しかない
お前らも深夜のテンションには気を付けろよ。
147: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)07:41:06 ID:9X6
乙
面白かった
148: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)11:55:01 ID:4Th
乙
筋肉こそ至強
149: 名無しさん@おーぷん 2015/08/01(土)13:01:10 ID:iYm
おもしろかった乙
筋トレしてくる
・ ニュー速VIP@おーぷん2ちゃんねる に投稿されたスレッドの紹介でした
勇者「うおおおおおおおりゃあああああ!!!」ドッパァァァァン
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