内部告発サイト「ウィキリークス」で、アメリカ政府日本機密情報

などを盗聴していたと公表されています。

画像:【オバマ大統領】 
オバマ大統領
http://www.fixthisnation.com/conservative-breaking-news/the-spy-clause-nsas-intrusion-now-fully-legal/

「ウィキリークス」
…2006年、オーストラリア生まれの元ハッカー、ジュリアン・アサンジ氏が創設。
各国の機密文書や隠ぺいされた情報を独自入手し、公表する独立系内部告発サイト。
匿名を保証した情報提供窓口を持ち、世界にいる約1200人のボランティアにより運営されています。
しかし、アメリカで外交公電約25万件を公表した際には情報提供者の名前を削らず、匿名性が欠けていたことで批判を受けたり、創設者のアサンジ氏が性犯罪容疑で逮捕される(※見せしめによる冤罪説もあり)などの騒動も起きていますが、各国の要人にもブラジルのルイス大統領、ロシアのドミートリー大統領、国連報道官フランク氏など、支援者・支持者が複数います。

1日に報じられたもので、同サイトによるとNSA(米情報機関・国家安全保障局)は2008~

2011年にかけ、日本の温暖化対策に関する政策、内閣府や経済産業省などの中央省庁

日本銀行、三菱、三井など大手企業の天然ガス・石油に関する経済動向、WTO(世界

貿易機関)への提案、商交渉、安倍総理や政府高官の監視など、自国の利益に関わる

情報を目的別に計35回線で盗聴して、報告書を作成していたのこと。

盗聴
http://www.cagle.com/2013/10/us-eavesdropping/

報道を受け、経済産業省の幹部は

「やっぱりか。想定内でいまや盗聴対象として狙われるのは常識と言ってもいい。
特にアメリカには昔から警戒しているが、完全に防ぐのは難しい」

外務省は

「知りません。聞いていません」

総理の周囲は

「お互いの信頼関係を崩すようなことはないと思っています」

と、それぞれ語っていますが、日本政府関係者は

「盗聴が事実ならば、抗議する」

との構え。

今回の盗聴疑惑にアメリカ政府・米国務省のトナー副報道官は明言を避け、

「日本は米国の強力な同盟国であり、日米関係はアジア太平洋地域の平和と安定の礎石だ。
これは変わらない」

と語っています。

なお、2013年にもアメリカ政府は国民のインターネットに関する個人情報を秘密裏に収集していた

とCIA(米中央情報局)のスノーデン元職員から、ウィキリークスに告発され、今年6月にも歴代フラ

ンス大統領の会話を盗聴していたことが発覚。

安全保障上やむをえない限り、友好国や同盟国の指導者に対して盗聴はしないと表明し、電話通

信記録の収集を禁止するなどの内容が盛り込まれた法改正もなされました。

アメリカは日本にとって欠かせない状況にありますが、大きな不信感が芽生えますね・・Whew