Nokiaは3日(現地時間)、ドイツの高級車メーカー3社との間で進められていたNokiaの地図事業「HERE」の売却交渉が合意に至ったと発表しました。
国際的なドイツの高級車メーカーであるBMW、アウディ、ダイムラー(以下:連合)が共同で、Nokiaの所有する地図事業を買収するために交渉合戦を繰り広げていたことは、これまでにも報じられてきたところです(過去記事[1]、[2])。
先日には、およそ「27億ドル(約3,350億円)」で交渉が合意に至り、近日中にもそれに関連する発表が行われる可能性も指摘されていました(過去記事)。しかし今回、Nokiaが発表したところによると、同社と連合は最終的に「28億ユーロ(約3,800億円)」で売却交渉を成立させ、2016年第1四半期中にも契約を締結させる予定とのことです。
新CEOラジーブ・スリ氏主導の下に経営改革を推し進めるNokiaですが、仮に今回の情報が事実だとするならば、新たに4,000億円近い資金を入手することになります。先日には “デジタルメディアおよびデジタルヘルスケア” に注力する戦略も公言されており、今後のNokiaの動向には要注目です。
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
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