『月刊ヒーローズ』連載、「仮面ライダークウガ」のEPISODE.10
殺人ゲーム・ゲゲルの最初のプレイヤーだったバッタ怪人「ズ・バヅー･バ」は赤くなったクウガによって倒された。次なるプレイヤーに選ばれたのはヒョウ怪人「ズ・メビオ･ダ」(通称 メビオ)。「2日で30人を殺す」ことがノルマだそうで、ハチ怪人「メ・バヂス･バ」に対して「これで私も お前と同じ『メ』(という位)に昇格する！」とライバル心をムキ出しにします。
スピードを得意とするメビオは車に並走してドライバーの首筋に手刀を突き刺すなど、早くも二人を殺害。このままでは思った以上に早くノルマを達成してしまうのか？

警視庁は未確認生命体による事件多発のため、それ専用の対策本部を立ち上げることになった。一条と杉田、これに女性の笹山さんが参加に名乗りを上げる。笹山さんは「二人についていく」なんて言ってますけど、実際のところは一条だけが目当てなことは語るまでもありません。
杉田は五代への対処をどうすべきか一条に相談する。二人は五代が味方だと知っていても、対策本部としてどう判断するのかわからないからです。更にもう一つ。あの男が帰ってくると──

駿河徹也？　前回「テツヤ」との名前だったので てっきり「アギト」の沢木哲也だと思ってましたが、実際のところは駿河徹也という人物でした。この名前を聞いてから少なからず不機嫌な一条。どうやら駿河は評判の悪い刑事だったらしく、その為に一条の妹が現在も入院中となってるみたい。

その駿河が日本に戻ってきました。正規のルートは何かと面倒だからと、裏ルートで帰還とはこれでも警察官かよ。協力者である これまた謎の女性から、科警研の榎田女史から扱っていた荷物を渡されました。その荷物とは特製ライフル！　榎田女史は駿河の数少ない理解者なことから渡したのでしょう。

傭兵をやめて日本に戻ったのは未確認生命体と戦うためだと思っていたら、一条薫に会うためと吐露。それどころか一条とは殺し合うか 愛し合うかだなんて言っちゃ腐女子が大喜びしそうですよ。

メビオは更に殺人を重ねて五代が登場。クウガに変身しましたが、その足の速さについていけません。五代が通常時に乗っているバイクに乗ってもです。ははーん、これがトライチェイサーを手に入れるきっかけになるんですね。
交差点で始まった二人の戦いに、駿河が早速 参戦を。榎田女史から渡された新型ライフルをメビオに向けて発射！

右目を直撃ーっ！　本人にとってみれば予想外の出来事でしょうな。今度はその銃口がクウガに向けられた。このままではクウガも手傷を負うことになってしまうのですが…果たして!?　 つづく